グローブライド
GLOBERIDE,Inc.
最終更新日: 2026年3月29日
世界トップの釣り具ブランド『DAIWA』で、人々の生涯スポーツを支える企業
自然とふれあい、心躍る瞬間を世界中の人々に提供し、豊かで健康的なライフスタイルの創造に貢献する。
この会社ってなに?
あなたが週末に釣りを楽しむとき、手にしているリールや釣竿は、もしかしたらこの会社の「DAIWA」ブランドかもしれません。DAIWAは、初心者からプロまで世界中の釣り人に愛用されているトップブランドです。また、ゴルフ場で「ONOFF」というロゴのクラブを見かけたり、テニスコートで友人が「Prince」のラケットを使っていたりしませんか?それらもグローブライドが手掛ける製品です。私たちの趣味やレジャーの時間を、より豊かにしてくれる製品を世界中に届けている会社なのです。
世界的な釣り具ブランド「DAIWA」を擁するグローブライドは、コロナ禍のアウトドアブームで業績を急拡大させましたが、足元ではその反動に直面しています。2025年3月期は売上高1,239.8億円、営業利益65.08億円と2期連続の減収減益となりました。しかし、2026年3月期は売上高1,300億円、営業利益70億円への回復を見込んでいます。「新・中期経営計画2026」を始動させ、在庫調整の終了と高付加価値製品への注力で、収益力の再強化を図るフェーズに入っています。
会社概要
- 業種
- その他製品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号
- 公式
- www.globeride.co.jp
社長プロフィール

「A Lifetime Sports Company」を企業理念に掲げ、世界中の人々に生涯にわたって感動を与えられる企業を目指しています。新中期経営計画では、売上成長と収益力向上に取り組み、持続的な成長を実現するとともに、安定的かつ継続的な増配を通じて株主様への還元を強化してまいります。
この会社のストーリー
リールの輸出製造を目的として東京都中野区に会社を設立。これが後のグローブライドの始まりとなる。
国内市場への進出を果たし、自社ブランド『DAIWA』を立ち上げる。ここから世界的なブランドへと成長していく。
企業としての信頼性を高め、さらなる成長に向けた基盤を固めるために株式上場を果たす。
世界的な金融危機の影響を受け、2009年3月期決算では創業以来初の営業赤字・最終赤字を計上する厳しい時期を経験した。
創業50周年を機に「大和精工」から「グローブライド」へ社名を変更。フィッシングを中核に、総合スポーツレジャー企業としての新たな一歩を踏み出した。
コロナ禍のアウトドアブームを追い風に業績が拡大。株価は9,950円の上場来高値を記録し、市場からの高い評価を得た。
「資本コストや株価を意識した経営」を掲げ、売上高1400億円、営業利益100億円を目標とする新中期経営計画を策定。持続的成長と株主還元の強化を目指す。
注目ポイント
フィッシング事業で世界トップクラスのシェアを誇る『DAIWA』ブランドが最大の強み。革新的な技術と高い品質で、世界中の釣りファンから絶大な支持を得ています。
配当利回りは4%を超える水準で推移しており、株主優待としてQUOカードも提供。新中期経営計画では「安定的かつ継続的な増配」を掲げ、株主還元に積極的な姿勢を示しています。
主力事業で培ったカーボン加工技術などを応用し、ゴルフやテニス用品、さらには医療器具の開発といった新規分野へも挑戦。将来の成長に向けた種まきを進めています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 35円 | 16.8% |
| FY2023/3 | 30円 | 15.0% |
| FY2024/3 | 35円 | 28.8% |
| FY2025/3 | 40円 | 38.4% |
| 権利確定月 | 3月 |
当社は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、安定的かつ継続的な増配を目指す配当方針を掲げています。直近では業績が軟調な局面でも配当を維持・増額しており、株主還元への姿勢を強めています。今後は、さらなる資本効率の向上と利益成長を伴った配当拡大が期待されます。
同業比較(収益性)
その他製品の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、2022年3月期から2023年3月期にかけて売上高が拡大しましたが、以降は市場環境の厳しさから減収基調が続いています。特に利益面では、人件費やIT関連費用の増加が重しとなり、直近の2025年3月期には営業利益が約65億円まで減少しました。2026年3月期は、生産性向上による粗利改善を背景に、売上高1,300億円、営業利益70億円規模への緩やかな業績回復を計画しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 17.4% | 6.2% | 7.4% |
| FY2022/3 | 25.5% | 10.6% | 10.2% |
| FY2023/3 | 19.3% | 8.4% | 9.0% |
| FY2024/3 | 10.2% | 5.1% | 5.9% |
| FY2025/3 | 7.8% | 4.2% | 5.2% |
収益性については、2022年3月期にROE(自己資本利益率)が25.5%、営業利益率が10.2%と高水準を記録しましたが、その後は利益率の低下に伴いROEも7.8%まで水準を切り下げています。これは売上拡大に向けた先行投資や費用負担の増加が要因と考えられます。今後の課題は、原価率の抑制と効率的な経営管理を徹底することで、かつての高い資本効率を取り戻せるかにあります。
財務は安全?
財務健全性は、自己資本比率が直近で53.5%まで向上し、長期的な視点で資産構成の改善が進んでいます。一方で、有利子負債については直近2年間で急増しており、2025年3月期時点では約2,843億円と高い水準にある点は注意が必要です。負債の増加は事業拡大や戦略的投資を反映していますが、今後はキャッシュフローによる借入金の返済能力が重視される局面となります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 158億円 | -33.8億円 | -83.6億円 | 125億円 |
| FY2022/3 | 69.6億円 | -68.5億円 | -24.7億円 | 1.1億円 |
| FY2023/3 | 41.6億円 | -38.7億円 | 46.5億円 | 2.9億円 |
| FY2024/3 | 124億円 | -63.1億円 | -63.8億円 | 60.9億円 |
| FY2025/3 | 20.4億円 | -41.9億円 | 10.1億円 | -21.4億円 |
営業キャッシュフローは毎期プラスを確保しているものの、事業環境の変化により変動幅が大きくなっています。2024年3月期には約124億円の営業キャッシュを創出しましたが、2025年3月期は利益減少の影響で約20億円まで縮小し、フリーキャッシュフローはマイナスに転じました。今後も継続的な設備投資が見込まれるため、本業による稼ぐ力の安定化が重要な焦点となります。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 71.5億円 | 23.5億円 | 32.9% |
| FY2022/3 | 130億円 | 34.3億円 | 26.4% |
| FY2023/3 | 127億円 | 34.7億円 | 27.4% |
| FY2024/3 | 83.8億円 | 27.9億円 | 33.3% |
| FY2025/3 | 64.9億円 | 17.1億円 | 26.3% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増減に合わせて変動しています。実効税率は概ね26%から33%の範囲で推移しており、業績に応じた適切な納税が行われています。税負担の増減は主に当期の利益水準に依存しており、特異な税務事象による大きな変動は見られません。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 723万円 | 6,994人 | - |
平均年収は723万円で、製造業としては比較的高水準を維持しています。釣具市場で世界トップブランドの「DAIWA」を擁する強固な収益基盤と、ゴルフやテニスなど多角的な事業展開が従業員の安定した待遇を支える背景となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は丸紅・三井住友銀行・グローブライド取引先持株会。
金融機関や事業会社が大株主の過半を占めており、長期的な関係を重視する安定的な株主構成です。日本マスタートラスト信託銀行が筆頭株主であるほか、丸紅や三井住友銀行など主要な取引先が名を連ねており、創業家の影響力とともに堅実な経営体制が維持されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
売上高の大部分をフィッシング事業が占める一方、ゴルフやラケットスポーツ等のライフスタイル関連事業も展開しています。市場回復の遅れや原材料費・人件費の増加が利益を圧迫するリスクを抱えており、原価率の良化や生産性向上による収益構造の強化が不可欠な状況です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は10.0%であり、今後さらなる登用が期待されます。監査体制については監査等委員会設置会社を採用し、連結子会社26社を統括する経営体制において透明性の確保に努めています。グローバルな事業規模拡大に向けたガバナンス強化が継続的な課題です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,270億円 | — | 1,240億円 | -2.4% |
| FY2024 | 1,360億円 | — | 1,260億円 | -7.4% |
| FY2023 | 1,290億円 | — | 1,346億円 | +4.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 55億円 | — | 65億円 | +18.3% |
| FY2024 | 122億円 | — | 75億円 | -38.6% |
| FY2023 | 119億円 | — | 121億円 | +1.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
コロナ特需で過去の中計は前倒しで達成するなど、計画遂行能力は高い評価を得ていました。しかし、FY2024は特需の反動を見誤り、大幅な下方修正を余儀なくされました。現在進行中の「新・中期経営計画2026」では、FY2027に売上高1,400億円、営業利益95億円という挑戦的な目標を掲げています。初年度(FY2025)は利益面で予想を上回りましたが、売上は未達であり、今後の市場回復と収益性改善が計画達成の鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
同社のTSR(株主総利回り)は、過去5年間にわたりTOPIXを一貫してアウトパフォームしています。特にコロナ禍で業績が急拡大したFY2022には318.9%という高いリターンを記録し、TOPIX(145%)を大きく引き離しました。足元では株価が調整したことでTSRも低下していますが、それでもTOPIXを上回る水準を維持しています。これは、業績成長と積極的な増配姿勢が株主に評価され続けていることを示唆しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 232.2万円 | +132.2万円 | 132.2% |
| FY2022 | 318.9万円 | +218.9万円 | 218.9% |
| FY2023 | 279.9万円 | +179.9万円 | 179.9% |
| FY2024 | 240.1万円 | +140.1万円 | 140.1% |
| FY2025 | 236.8万円 | +136.8万円 | 136.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
競合他社が含まれるその他製品セクターの平均と比較して、PER・PBRともに割安な水準にあります。一方で配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識が評価されている可能性があります。信用取引では売り残が買い残を上回る「信用倍率0.25倍」となっており、株価下落を見込む空売りが多い状況です。これは将来の買い戻し需要(踏み上げ)に繋がる可能性も秘めています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2025年3月期決算にて、人件費およびIT費用の増加を主因とする営業減益を発表。
生産体制強化に向けた新工場等の建設検討に関する適時開示をリリース。
第3四半期累計の経常利益が前年同期比1.9%増の66.6億円となる堅調な進捗を確認。
最新ニュース
グローブライド まとめ
ひとめ診断
「世界トップの釣り具王者が、コロナ特需の反動を乗り越え、再び成長の糸を垂らす」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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