JUMP

兼松8020

KANEMATSU CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 105円
安全性
注意
自己資本比率 27.8%
稼ぐ力
高い
ROE 13.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

普段の生活の様々な場面で、兼松は活躍しています。例えば、あなたがファミリーレストランで食事をするとき、そのお米は兼松が全国の農家と協力して供給しているものかもしれません。また、スマートフォンやゲーム機に欠かせない半導体などの電子部品も、兼松が世界中から調達してメーカーに届けています。街で見かける建設機械や、私たちが乗る自動車の部品も、その裏側で兼松のグローバルネットワークが支えているのです。見えないところで、あなたの生活を豊かにするモノの流れを創り出している会社です。

非資源分野に特化した専門商社。2025期は売上高1兆509億円、純利益274億円と増収増益を達成し、3期連続で過去最高益を更新する見込みです。電子・デバイスや食料、鉄鋼・素材・プラントを主力事業とし、近年は半導体ウェハ商社の買収などM&Aを通じて成長領域を積極的に拡大しています。中期経営計画ではROE16~18%という高い資本効率を目標に掲げ、継続的な株主還元強化も魅力です。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都千代田区丸の内2丁目7番2号 JPタワー

サービスの実績は?

105
1株当たり配当金(年間)
2025期実績
+16.7% YoY
6.7%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
274.69億円
純利益
2025期実績
+18.3% YoY
16.1%
ROE(自己資本利益率)
2025期実績
8.0%
ROIC(投下資本利益率)
2025期実績(推定)
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
-
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期9.3%2.4%-
2022/03期10.5%2.7%-
2023/03期12.9%2.8%-
2024/03期16.1%3.3%4.4%
2025/03期16.5%3.9%4.0%
3Q FY2026/313.0%(累計)3.5%(累計)-

ROE(自己資本利益率)は2021/03期の7.4%から2025/03期には14.6%まで大きく上昇しており、資本効率の改善が著しいです。営業利益率も4%前後で安定的に推移しており、商社として効率的な経営を行っています。高付加価値ビジネスへのシフトや事業構造の適正化が、高い収益性を実現する鍵となっています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期6,491億円133億円159.4円-
2022/03期7,680億円160億円191.4円+18.3%
2023/03期9,114億円186億円222.4円+18.7%
2024/03期9,860億円439億円232億円277.9円+8.2%
2025/03期1.1兆円421億円275億円328.9円+6.6%

兼松の業績は、電子デバイスやICTソリューションを中心とした事業の多角的な成長により、5期連続の増収を達成しました。特に2024年3月期以降は売上高が1兆円の大台に乗り、強固な顧客基盤を背景に安定した収益を上げています。2026年3月期においても、さらなる純利益の拡大が見込まれるなど、成長基調を維持しています。 【3Q 2026/03期実績】売上7877億円(通期予想比72%)、純利益242億円(同81%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.0%(累計)
業界平均
7.9%
営業利益率
この会社: -業界平均: 3.6%
自己資本比率下回る
この会社
27.8%
業界平均
46.2%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,200万円
取締役4名の合計

食料、電子・デバイス、ICTソリューション等を主軸とする事業を展開し、特定の資源権益に依存しない堅実な経営体制を構築しています。リスク要因として、グローバルな経済環境の変化や半導体市場の変動が挙げられますが、多角的なポートフォリオにより安定的な収益基盤を維持しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
過去の中計は前倒しで達成、現行計画も主要KPIは順調に進捗しており、達成能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
2025期〜
当期利益: 目標 350億円 順調 (274.69億円)
78.48%
ROE: 目標 16.0% 順調 (16.1%)
100.63%
ROIC: 目標 8.0% 順調 (8.0%)
100%
ネットDER: 目標 1.0倍程度 順調 (不明)
100%
(旧)中期経営計画
2022期〜2024期
当期利益: 目標 220億円 達成 (232.18億円)
105.54%
ROE: 目標 13%以上 達成 (14.5%)
111.54%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1兆1,000億円N/A1兆509億円-4.5%
2024期9,600億円N/A9,860億円+2.7%
2023期8,500億円N/A9,114億円+7.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期500億円N/A421億円-15.9%
2024期405億円N/A439億円+8.3%
2023期315億円N/A389億円+23.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、最終年度の当期利益目標350億円、ROE16~18%を掲げています。2025期実績(当期利益274.69億円)に対する進捗率は約78%と順調です。特に資本効率を重視しており、ROEはすでに目標レンジ下限の16%を達成しています。過去の中計も前倒しで達成した実績があり、計画達成能力は高いと評価できます。ただし、2025期の期初予想はやや強気で未達となっており、今後の予想精度が注目されます。

最新ニュース

ポジティブ
11/25 · 日本経済新聞
中立
兼松、インドネシア食品加工拠点で太陽光発電導入
11/11 · 日本経済新聞
ポジティブ
新東亜交易が晃栄産業の全株式を取得
10/2 · M&Aニュース

どんな話題が多い?

M&A・事業戦略45%
決算・業績30%
サステナビリティ15%
株主還元10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, 日刊工業新聞, M&A Online ほか
業界内ランキング
上位 12%
卸売業 303社中 36位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年10月事業拡大

グループ会社の新東亜交易が晃栄産業を買収し、産業資材事業を強化。

2025年11月増配・分割

配当予想を修正し増配を発表。併せて株式分割を実施し、投資家層の拡大を図る。

2026年3月買収・譲受

半導体商社E&Mの買収およびメディカルニュース配信事業の譲受を実施し、上流領域へのシフトを鮮明化。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率27.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1,768億円
借金(有利子負債)
Net Assets
2,131億円
会社の純資産

総資産の拡大に伴い、有利子負債の活用による事業投資を積極的に行いつつも、自己資本比率は25%前後を維持し一定の財務健全性を確保しています。BPS(1株あたり純資産)も着実に上昇しており、株主資本の積み上げに成功しています。強固な資産基盤により、将来の成長投資に向けた安定性が保たれています。 【3Q 2026/03期】総資産7130億円、純資産2131億円、自己資本比率27.8%、有利子負債1768億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+583億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+13.6億円
投資に使ったお金
Financing CF
-547億円
借入・返済など
Free CF
+597億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期0円0円0円0円
2022/03期0円0円0円0円
2023/03期0円0円0円0円
2024/03期356億円124億円501億円232億円
2025/03期583億円13.6億円547億円597億円

営業キャッシュフローは概ねプラスで推移しており、本業による安定的な稼ぐ力を示しています。特に2025/03期は営業CFが約583億円と大きく伸び、投資と財務のバランスが取れた健全な状態です。大規模な株主還元や債務の返済に充てる資金余力が十分に確保されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2% 男性 9
18%
82%
監査報酬
3億6,800万円
設備投資額
11.2億円
平均勤続年数(従業員)
12.7
臨時従業員数
1829

女性役員比率は18.2%と、多様な視点を取り入れた経営体制の強化を推進しています。強固な監査体制を敷くとともに、連結従業員数8,644人を抱える大規模な専門商社として、人的資本経営への取り組みも積極的に開示しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主33.6%
浮動株66.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関28.7%
事業法人等5%
外国法人等36%
個人その他24.8%
証券会社5.6%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 (常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(14,490,000株)17.2%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(5,743,000株)6.81%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(3,643,000株)4.32%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(1,484,000株)1.76%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券㈱)(1,391,000株)1.65%
JPモルガン証券㈱(1,327,000株)1.57%
ステート ストリート バンク ウェスト クライアント トリーティー 505234 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(1,227,000株)1.45%
ザ バンク オブ ニューヨーク メロン 140044 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(1,206,000株)1.43%
ジェーピー モルガン チェース バンク 385781 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(1,159,000株)1.37%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505103 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(1,079,000株)1.28%

日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が上位を占めており、機関投資家による保有割合が高い構成となっています。特定の創業者一族による支配色は薄れており、資本の流動性は確保されつつ、安定的な長期株主が中心となっているのが特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1信用リスク管理」に記載しております
2地域別情報」に記載しております
3流動性リスク管理」に記載しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,143万円
従業員数
8,644
平均年齢
38.2歳
平均年収従業員数前年比
当期1,143万円8,644-

従業員平均年収は1143万円と、商社業界という性質上、他業種と比較しても非常に高水準な給与水準を維持しています。好調な業績を背景に、強固な顧客基盤を活かした専門商社としての利益還元が進んでいることが、この高い給与水準の背景にあります。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

同社のTSR(株主総利回り)は、2023期以降、市場平均であるTOPIXを一貫してアウトパフォームしています。特に2024期には自社TSRが259.9%(TOPIXは216.8%)と大きく上回りました。これは、非資源分野への集中による3期連続の最高益更新、積極的な増配といった業績・株主還元策が、株価上昇という形で株主に報いている結果と言えます。資本効率(ROE)を重視した経営方針が市場から高く評価され、株価プレミアムにつながっていることが背景にあります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
105
方針: 連結配当性向30%を目標とした安定的な利益還元
1株配当配当性向
2016/03期523.5%
2017/03期631.4%
2019/03期6030.3%
2020/03期6034.8%
2021/03期6037.6%
2022/03期6534.0%
2023/03期7533.7%
2024/03期9032.4%
2025/03期10531.9%
8期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、継続的な増配を積極的に実施しています。配当性向は30%強の範囲内で適切に管理されており、業績成長に伴う株主還元強化が明確です。株主還元策として、今後も安定的な増配が見込まれるため、長期投資家にとって魅力的な水準となっています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 262.7万円 になりました (162.7万円)
+162.7%
年度末時点評価額損益TSR
2021期139.4万円39.4万円39.4%
2022期132.3万円32.3万円32.3%
2023期166.1万円66.1万円66.1%
2024期259.9万円159.9万円159.9%
2025期262.7万円162.7万円162.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残512,000株
売り残107,300株
信用倍率4.77倍
2026年3月時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

PBR2.22倍は卸売業の平均を大きく上回っており、高い資本効率(ROE)が市場から評価されていることを示唆しています。配当利回りも4.51%と業界平均より高く、株主還元への積極姿勢がうかがえます。信用倍率は4.77倍と買い残が多く、株価上昇への期待が比較的高い状態ですが、需給の緩みを警戒する水準でもあります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期236億円103億円43.5%
2022/03期288億円128億円44.4%
2023/03期357億円171億円48.0%
2024/03期372億円140億円37.7%
2025/03期382億円108億円28.2%

実効税率は年度によって変動があり、過去には50%を超える水準もありましたが、直近では約35%から40%程度に落ち着いています。この変動は、繰延税金資産の取り崩しや海外子会社の税務処理などが影響していると考えられます。今後は概ね40%程度の水準で推移する見通しです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

兼松 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 105円
安全性
注意
自己資本比率 27.8%
稼ぐ力
高い
ROE 13.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「非資源100%の『堅実経営』で高ROEを叩き出し、専門商社へと変貌を遂げた創業130年超の老舗」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU