コメダホールディングス
KOMEDA Holdings Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月27日
街の“リビングルーム”で、心もお腹も満たす安定成長企業
すべての人の“心を満たす”存在となることを目指し、お客様にとって地域でいちばんお気に入りの場所であり続けます。
この会社ってなに?
街で「コメダ珈琲店」の看板を見かけたことはありませんか?あなたが休日にモーニングを楽しんだり、名物のシロノワールを食べながら友人と語らったりする、あの居心地の良い空間を提供しているのがコメダホールディングスです。実は、コメダはほとんどのお店をフランチャイズ方式で運営しており、全国のオーナーさんをサポートすることで収益を上げています。普段何気なく利用している「街のリビングルーム」の裏側で、非常に安定したビジネスモデルを築いている会社なのです。
コメダホールディングスは、FC(フランチャイズ)中心の喫茶店「コメダ珈琲店」を全国展開し、安定的な成長を続けています。FY2025の実績は売上高470.6億円(前期比8.8%増)、営業利益88.20億円(同5.7%減)と、原材料費高騰の影響で増収減益となりました。中期経営計画では2026年2月期末までに国内1200店舗体制を目指し出店を加速しており、安定したFCロイヤリティ収入を基盤とした高収益体質と継続的な増配姿勢が投資家から評価されています。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 愛知県名古屋市東区葵三丁目12番23号
- 公式
- komeda-holdings.co.jp
社長プロフィール

コメダが目指すのは、お客様の心を満たす“くつろぐ、いちばんいいところ”です。お客様、フランチャイズ加盟店、株主様、社会にとって良い「四方良し」の経営を大切に、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。
この会社のストーリー
創業者・加藤太郎が名古屋市に最初の「コメダ珈琲店」を開店。個人経営の喫茶店としてスタートしました。
独自のフランチャイズシステムを構築し、多店舗展開を開始。地域に根差した「くつろぎの空間」を広げていきました。
温かいデニッシュパンに冷たいソフトクリームをのせた看板メニュー「シロノワール」が誕生し、多くのファンを獲得しました。
投資ファンドのアドバンテッジパートナーズが経営権を取得。全国展開を加速させるための経営基盤が強化されました。
全国展開が軌道に乗り、国内500店舗を達成。同年、初の海外店舗を中国・上海にオープンし、グローバル展開へ挑戦を開始しました。
株式会社コメダホールディングスとして東証一部(現プライム市場)に上場。さらなる成長と社会的信用の向上を目指します。
持続的な成長を目指し、三菱商事と資本業務提携を締結。海外展開の加速やサステナビリティの推進に取り組みます。
2026年2月期末までに国内1,200店舗体制を目指す中期経営計画を推進。持続可能な社会への貢献と企業価値向上を両立させます。
注目ポイント
加盟店に食材を卸売りすることで安定した収益を確保する独自のフランチャイズモデルが強み。コロナ禍でも黒字を維持した高い利益率を誇ります。
年2回、店舗で使える電子マネー「KOMECA」に1,000円分がチャージされる株主優待が人気。長期保有で優待額が増える特典もあります。
中部地方から全国へ、そして海外へも店舗網を拡大中。中期経営計画では2026年2月期末までに国内1200店舗を目指し、成長を続けています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2017/3 | 50円 | 48.7% |
| FY2018/3 | 50円 | 45.6% |
| FY2019/3 | 50円 | 44.1% |
| FY2020/3 | 51円 | 43.5% |
| FY2021/3 | 39円 | 50.1% |
| FY2022/3 | 51円 | 47.7% |
| FY2023/3 | 52円 | 44.2% |
| FY2024/3 | 53円 | 40.7% |
| FY2025/3 | 54円 | 42.3% |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
コメダホールディングスは配当性向40%を目安とした株主還元を基本方針としており、業績の成長に合わせて着実に増配を続けています。安定した収益力から得られるキャッシュを原資に、配当と株主優待を組み合わせた総合的な還元を行っている点が特徴です。今後も成長を維持しつつ、株主に対して着実な利益分配を行う姿勢が明確です。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
コメダホールディングスは、フランチャイズ展開による安定的な収益モデルを強みに、売上収益がFY2021/3の約288億円からFY2025/3には約471億円へと順調に拡大を続けています。FC店舗の出店戦略と店舗運営の効率化が奏功し、純利益もFY2021/3の約36億円からFY2025/3には約58億円へと着実な成長を達成しました。FY2026/3予想においても増収増益を見込んでおり、強固なブランド力を背景にした持続的な成長トレンドが継続しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 18.2% | 4.9% | 19.1% |
| FY2022/3 | 9.4% | 7.4% | 21.9% |
| FY2023/3 | 15.4% | 8.0% | 21.2% |
| FY2024/3 | 15.9% | 8.5% | 20.2% |
| FY2025/3 | 16.7% | 8.1% | 18.7% |
同社は効率的なビジネスモデルを維持しており、営業利益率は20%前後の高い水準で推移しています。自己資本利益率(ROE)も12~14%台と資本を効率的に活用する高い収益性を示しており、飲食店経営の枠を超えた経営効率の良さが際立っています。FY2025/3にかけて若干の低下が見られるものの、引き続き競合他社と比較しても優れた収益性を維持しています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は40%を超え、無借金に近い非常に強固なバランスシートを保持しています。長年蓄積された利益剰余金により純資産は着実に積み上がり、FY2025/3時点で純資産は約456億円に達しました。今後の事業拡大や新規出店に向けた十分な資金余力を備えており、経営基盤の安全性は非常に高いと言えます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2022/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2023/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2024/3 | 114億円 | -19.6億円 | -82.4億円 | 94.8億円 |
| FY2025/3 | 112億円 | 6.4億円 | -95.0億円 | 119億円 |
営業活動によるキャッシュフローは安定して年間100億円を超える水準を確保しており、強固な本業の稼ぐ力を証明しています。投資活動は抑制的であり、安定した営業キャッシュフローを背景に配当や自己資本の充実に資金を割り当てる健全なキャッシュマネジメントを行っています。フリーキャッシュフローもプラスを維持し、安定成長と株主還元を両立できる財務環境を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 35.0億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 18.9億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 31.2億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 32.3億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 33.4億円 | 0円 | 0.0% |
法人税等の支払額は税引前利益の伸びに伴って増加傾向にあり、概ね30%から35%前後の実効税率で推移しています。これは日本の標準的な税率水準と一致しており、適正な納税が行われています。特別な税制上の優遇措置や多額の繰延税金資産の取り崩し等は発生しておらず、業績に応じた予測可能な納税状況です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,075万円 | 565人 | - |
従業員平均年収1,075万円は、外食業界の平均水準と比較して突出して高い水準です。これは、直営店運営だけでなくフランチャイズ本部の機能に特化した少数精鋭のビジネスモデルにより、一人あたりの高い付加価値が生み出されていることが背景にあります。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。
株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占める機関投資家主体の安定的な構造です。創業家などの特定株主の影響力は限定的であり、高い流動性と市場からの監視機能が効いた透明性の高いガバナンス体制が維持されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によれば、事業の柱はフルサービス型喫茶店「コメダ珈琲店」のフランチャイズ運営です。主なリスク要因として原材料価格の高騰や店舗網の拡大に伴う品質維持の重要性が挙げられており、効率的なコスト管理とブランド維持が業績を左右する構造となっています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率28.6%を達成しており、ジェンダーダイバーシティと経営の透明性確保に積極的な姿勢を示しています。監査体制についても独立性の高い監査役が機能しており、上場企業として強固なガバナンス体制が構築されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 455億円 | — | 471億円 | +3.5% |
| FY2024 | 425億円 | — | 432億円 | +1.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 94億円 | — | 88億円 | -5.7% |
| FY2024 | 87億円 | — | 87億円 | +0.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「VALUES 2025」では、2026年2月期末までに1,200店舗という積極的な出店目標を掲げています。店舗数の進捗は順調ですが、近年の原材料費や人件費の高騰が利益を圧迫しており、EPS(1株当たり利益)の成長目標達成には課題が残ります。業績予想は売上高こそ上回る傾向にあるものの、利益面では予想を下回るケースも見られ、コストコントロールが今後の焦点となりそうです。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当金を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間の実績を見ると、コメダHDのTSRは一貫して市場平均であるTOPIXの利回りを下回って(アンダーパフォームして)います。これは、同社の株価が安定的に推移している一方で、TOPIXがハイテク株などを中心に大きく上昇した時期と重なったことが背景にあります。安定成長株としての側面が強く、爆発的な株価上昇よりも、安定配当を重視する投資家向けの銘柄であると言えるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 106.2万円 | +6.2万円 | 6.2% |
| FY2022 | 120.5万円 | +20.5万円 | 20.5% |
| FY2023 | 136.5万円 | +36.5万円 | 36.5% |
| FY2024 | 160.0万円 | +60.0万円 | 60.0% |
| FY2025 | 162.5万円 | +62.5万円 | 62.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PERは業界平均よりやや割安な水準ですが、PBRは資産価値に対してやや割高と評価されています。信用取引の買い残が売り残を上回っており、株価上昇を期待する投資家が多いものの、将来的な売り圧力になる可能性も需給面の注意点です。今後は四半期ごとの決算発表で、コスト増を吸収し利益成長を維持できるかが株価の鍵を握るでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
三義総業株式会社の飲食店事業を傘下に収め、外食ポートフォリオの多角化を推進しました。
2025年3〜8月期において、純利益が前年同期比6%増の31億円を達成し、過去最高益を記録しました。
年初来高値となる3,230円を記録し、市場からの高い成長期待と安定した業績が再評価されました。
最新ニュース
コメダホールディングス まとめ
ひとめ診断
「『街のリビングルーム』をFC展開し、驚異的な利益率を叩き出す喫茶店チェーンの雄」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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