8016プライム

オンワードホールディングス

ONWARD HOLDINGS CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE10.4%
BPS620.4円
自己資本比率47.0%
FY2025/3 有報データ

伝統と革新で未来を織りなす、世代を超えるライフスタイル創造企業

ファッションを核に、人々の感性に潤いと彩りを与える新たな価値を創造し、心豊かな生活に貢献し続ける企業グループを目指します。

この会社ってなに?

あなたが普段、デパートやショッピングモールで見かける『23区』や『自由区』。実はこれらはオンワードのブランドです。少し上の世代向けというイメージがあるかもしれませんが、最近では若者に人気のファッションブランド『WEGO』も仲間入りしました。また、公式オンラインストア「オンワード・クローゼット」で買い物をしたことがあるかもしれませんね。あなたのクローゼットの中にも、気づかないうちにオンワードグループの服が一着はあるかもしれません。

オンワードホールディングスは、コロナ禍の赤字からV字回復を遂げ、構造改革の成果が着実に表れているアパレル大手です。2025年2月期は売上高2083.9億円、営業利益101.53億円を達成し、続く2026年2月期は売上高2300億円、営業利益115億円を見込んでいます。中期経営計画で掲げた純利益100億円の目標を1年前倒しで達成する見通しであり、Z世代に人気の「WEGO」の完全子会社化や化粧品販売会社の買収など、M&Aを通じて事業ポートフォリオの若返りと多角化を加速させています。

繊維製品プライム市場

会社概要

業種
繊維製品
決算期
2月
本社
東京都中央区日本橋3丁目10番5号 オンワードパークビルディング
公式
www.onward-hd.co.jp

社長プロフィール

保元 道宣
保元 道宣
代表取締役社長
挑戦者
当社は、創業以来の精神を受け継ぎながら、ファッションを核としたライフスタイル提案を通じて、お客様の毎日を豊かに彩ることを目指しています。デジタルとリアルを融合させた顧客体験の向上、積極的なM&Aによる事業領域の拡大を進め、あらゆる世代に愛される企業として持続的な成長を実現してまいります。

この会社のストーリー

1927
樫山商店の創業

創業者である樫山純三が大阪市で樫山商店を創業。紳士服の製造・販売を開始し、オンワードの歴史が始まる。

1960
「オンワード」ブランドの誕生と成長

既製服ブランド「オンワード」を発表。テレビCMなどを活用し、ナショナルブランドとしての地位を確立していく。

2007
ホールディングス体制への移行

グループ全体の経営効率化と事業拡大を目指し、持株会社「株式会社オンワードホールディングス」を設立する。

2019
デジタルシフトの本格化とD2Cブランドの開始

顧客の購買行動の変化に対応するため、ECサイト「ONWARD CROSSET」を強化。D2C(DtoC)ブランドの展開も本格的に開始する。

2020
コロナ禍による経営危機と構造改革

新型コロナウイルスの影響で業績が悪化。不採算店舗の大量閉鎖など、大胆な事業構造改革を断行する。

2023
WEGOとの資本業務提携

若者向けアパレルブランド「WEGO」と資本業務提携。Z世代へのアプローチを強化し、新たな顧客層の開拓を目指す。

2024
WEGOの完全子会社化とM&A戦略の加速

WEGOを完全子会社化し、グループ連携を強化。さらにコスメ・デ・ボーテを買収するなど、ファッション領域以外へも事業を拡大する。

2025
中期経営計画目標の前倒し達成へ

構造改革と成長戦略が奏功し、2027年2月期を最終年度とする中期経営計画の純利益100億円の目標を1年前倒しで達成する見通しを発表。

注目ポイント

V字回復からの成長加速

コロナ禍での苦境から大胆な構造改革を経て、見事なV字回復を達成。中期経営計画の目標を1年前倒しで達成する見通しで、力強い成長軌道に乗っています。

積極的なM&Aで未来へ投資

若者向けブランド「WEGO」や化粧品販売会社などを次々と子会社化。既存のブランド力に加え、新たな顧客層と事業領域を獲得し、総合ライフスタイル企業へと進化中です。

魅力的な株主還元

業績好調を背景に3期連続の増配を発表。配当性向40%以上を目標に掲げており、株主への利益還元に積極的な姿勢が魅力です。

サービスの実績は?

26
1株当たり配当金
2025年2月期実績
+30% YoY
9.9%
売上高成長率
2025年2月期実績 (YoY)
23.4%
国内EC売上構成比
2025年2月期第3四半期時点
5,417
従業員数(連結)
2025年2月28日時点
2
当期の主なM&A
2025年2月期
WEGO、コスメ・デ・ボーテ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 26円
安全性
普通
自己資本比率 47.0%
稼ぐ力
高い
ROE 10.4%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
26
1株配当配当性向
FY2016/32484.9%
FY2017/32476.3%
FY2018/32464.9%
FY2019/32468.1%
FY2020/324-
FY2021/312-
FY2022/31219.0%
FY2023/31253.2%
FY2024/32041.1%
FY2025/32641.4%
4期連続増配
株主優待
なし

同業比較(収益性)

繊維製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
10.4%
業界平均
2.0%
営業利益率下回る
この会社
4.9%
業界平均
6.4%
自己資本比率下回る
この会社
47.0%
業界平均
54.4%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/31,685億円
FY2023/31,761億円
FY2024/31,896億円
FY2025/32,084億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3113億円
FY2025/3102億円

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-31.6%-11.8%-
FY2022/313.9%5.4%-
FY2023/34.3%1.9%-
FY2024/38.6%3.9%5.9%
FY2025/310.4%4.8%4.9%

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率47.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
667億円
会社の純資産
843億円

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+31.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-53.9億円
投資CF
借入・返済など
+36.1億円
財務CF
手元に残ったお金
-22.7億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-196億円60.9億円58.6億円-135億円
FY2022/378.1億円217億円-362億円295億円
FY2023/356.9億円43.9億円-120億円101億円
FY2024/340.0億円-43.2億円2.6億円-3.2億円
FY2025/331.2億円-53.9億円36.1億円-22.7億円

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1取引先に関するリスク当社グループは取引先の経営状況ならびに信頼度を定期的に確認する内部体制を強化していますが、取引先の信用不安による貸倒れや大型商業施設の予期せぬ経営破綻などにより、損失が発生するおそれがあるため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-202億円0円-
FY2022/35.1億円0円0.0%
FY2023/353.2億円22.6億円42.5%
FY2024/3101億円35.1億円34.7%
FY2025/3101億円15.7億円15.5%

社員の給料はどのくらい?

平均年収
678万円
従業員数
6,253
平均年齢
45.8歳
平均年収従業員数前年比
当期678万円6,253-

従業員の平均年収は678万円となっており、アパレル業界の平均と比較しても堅調な水準を維持しています。長年培ったブランド力と堅実な経営により、従業員への安定した還元が行われていることが推察されます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主34.5%
浮動株65.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関22.5%
事業法人等12%
外国法人等11.1%
個人その他50.4%
証券会社4%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は公益財団法人樫山奨学財団・オンワードホールディングス取引先持株会・日本生命保険相互会社。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口)(16,581,000株)12.21%
公益財団法人樫山奨学財団(8,710,000株)6.41%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)(5,423,000株)3.99%
オンワードホールディングス取引先持株会(5,385,000株)3.96%
日本生命保険相互会社(4,671,000株)3.44%
JPモルガン証券株式会社(2,529,000株)1.86%
株式会社三井住友銀行(1,954,000株)1.43%
株式会社三越伊勢丹(1,799,000株)1.32%
THE NOMURA TRUST AND BANKING CO.,LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部長 石川 潤)(1,773,000株)1.3%
GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部長 石川 潤)(1,750,000株)1.28%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行などの信託口が上位を占め、機関投資家の保有比率が高い構造です。また、公益財団法人樫山奨学財団や取引先持株会などの安定株主の存在が、経営の安定性を支える基盤となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億8,400万円
取締役5名の合計

グループ連結子会社40社を抱え、紳士・婦人服の企画・製造・販売を主軸に展開しています。事業リスクとしては、アパレル需要の流行変化や原材料価格の高騰、および為替変動の影響を大きく受ける点が主要な経営課題として認識されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
1億5,700万円
連結子会社数
40
設備投資額
55.6億円
平均勤続年数(従業員)
19.4
臨時従業員数
2470

女性役員比率は20.0%に達しており、ダイバーシティ推進が一定程度進展しています。監査体制としては1億5,700万円の監査報酬を投じており、連結子会社40社を統括する持ち株会社として、強固な監視・監督体制を構築しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
主要目標の前倒し達成見込みは高評価。利益予想の下振れは課題だが改革は順調。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2025〜FY2027
当期純利益: 目標 100億円以上 前倒し達成 (100億円(FY2026見通し))
100%
ROE(自己資本利益率): 目標 10%以上 順調 (8.23%(FY2025実績))
82.3%
配当性向: 目標 40%以上 達成 (41.5%(FY2025実績))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,000億円2,084億円+4.2%
FY20241,850億円1,896億円+2.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025125億円102億円-18.8%
FY202470億円113億円+60.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、最終年度(2027年2月期)の目標としていた当期純利益100億円を1年前倒しで達成する見込みであり、計画は順調に進捗しています。株主還元目標である配当性向40%以上も達成済みです。一方で、近年の業績予想は売上高が上振れる一方、営業利益は計画を下回る傾向があり、収益性の安定が今後の課題と言えるでしょう。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年で市場平均であるTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、コロナ禍における大幅な業績悪化とそれに伴う株価の長期低迷が主な要因です。ただし、FY2024以降は株価が回復基調にあり、増配も実施しているため、TOPIXとの差は縮小傾向にあります。今後のTSR改善には、進行中の事業構造改革による持続的な利益成長と、それを通じた株価のさらなる上昇が鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+18.7%
100万円 →118.7万円
18.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202150.5万円-49.5万円-49.5%
FY202257.6万円-42.4万円-42.4%
FY202372.1万円-27.9万円-27.9%
FY2024108.8万円+8.8万円8.8%
FY2025118.7万円+18.7万円18.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残734,000株
売り残83,100株
信用倍率8.83倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年2月期 通期決算発表2026年4月上旬(予定)
定時株主総会2026年5月(予定)

PERは9.9倍と業界平均(約15倍)に比べて割安感があります。一方で、配当利回りは4.09%と業界平均を大きく上回り、高配当銘柄としての魅力も備えています。信用倍率は8.83倍とやや高めで、将来の株価上昇を見込んだ信用買い残が積み上がっており、短期的な需給の重しとなる可能性には注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +15.4%
メディア数
48
日本経済新聞, WWD, 株探, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 12%
繊維製品 56社中 7位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・中期経営計画40%
M&A・事業提携30%
株主還元・配当20%
その他10%

最近の出来事

2025年9月連結子会社化

ウィゴーを完全子会社化し、Z世代向けブランドの取り込みとDX推進を加速。

2026年2月目標達成

中期経営計画に掲げた純利益100億円の目標を、1年前倒しで達成する見通し。

2026年3月事業拡大

コスメ・デ・ボーテの完全子会社化を発表し、ネイル事業等の新規成長領域への本格参入を決定。

オンワードホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 26円
安全性
普通
自己資本比率 47.0%
稼ぐ力
高い
ROE 10.4%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「老舗アパレルが『WEGO』買収で若返りを図り、コスメ事業にも進出する攻めの構造改革」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/09 / データ提供: OSHIKABU