JUMP

ワールド3612

WORLD CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/27
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 109円
安全性
普通
自己資本比率 33.8%
稼ぐ力
高い
ROE 13.1%
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたがショッピングモールや百貨店を歩いていると、「UNTITLED(アンタイトル)」や「TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)」といったブランドをよく見かけませんか?実はこれらの人気ブランドは、ワールドが展開しています。同社は他にも多くのブランドを手がけており、きれいめなオフィスウェアからカジュアルな普段着まで、様々なファッションアイテムを提供しています。あなたが普段利用しているオンラインストアの裏側でも、ワールドの製品が販売されているかもしれません。次に洋服を選ぶときは、タグを見てみてください。もしかしたら、それはワールドの製品かもしれませんよ。

総合アパレル大手のワールドは、コロナ禍からの回復を背景に業績を伸ばしています。2025期実績では売上高2,256.6億円、営業利益167.96億円と増収増益を達成しました。さらに2026期には売上高3,000億円、営業利益195億円という意欲的な目標を掲げています。同社はライトオンの完全子会社化や生成AI企業の子会社化など、M&Aを積極的に活用した事業ポートフォリオの再構築と成長戦略を推進しており、今後のシナジー創出が注目されます。

繊維製品プライム市場

会社概要

業種
繊維製品
決算期
2月
本社
兵庫県神戸市中央区港島中町6-8-1

サービスの実績は?

69ブランド
展開ブランド数
2025年時点
2,200店舗
国内店舗数
2025年時点
80
1株当たり配当金
2025期実績
+42.9% YoY
11.5%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
39.9%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.1%
株主資本の利回り
ROA
4.3%
総資産の活用度
Op. Margin
5.6%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2019/02期11.8%4.3%5.9%
2020/02期10.0%3.4%5.2%
2021/02期21.0%6.8%12.0%
2022/02期0.3%0.1%1.3%
2023/02期6.7%2.3%5.5%
2024/02期7.6%2.8%5.9%
2025/02期12.7%4.3%7.4%
2026/02期13.1%4.3%5.6%
2026/02期13.1%4.3%5.6%

赤字期を経て、現在は売上営業利益率が7%台まで改善するなど、筋肉質な収益体質への転換に成功しています。ROE(自己資本利益率)も12.8%まで向上しており、資本効率の改善が着実に進んでいることを示しています。高付加価値化とDX推進により、アパレル専業からの脱皮と収益性の向上が両立されています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2022/02期1,713億円22.0億円2.4億円-3.6円-5.0%
2023/02期2,142億円117億円56.9億円71.3円+25.0%
2024/02期2,023億円120億円67.6億円87.4円-5.6%
2025/02期2,257億円168億円111億円148.9円+11.5%
2026/02期2,840億円160億円120億円171.4円+25.9%

2021年3月期にはコロナ禍の影響で営業赤字に転落しましたが、その後は構造改革と不採算店舗の整理により業績は力強く回復しています。2025年3月期は売上収益2,257億円、当期純利益111億円を達成し、積極的なM&Aやデジタル領域の強化が寄与しました。2026年3月期は売上収益3,000億円を見込むなど、成長軌道への回帰を鮮明にしています。 【2026/02期実績】売上2840億円(前期比25.9%)、営業利益160億円、純利益119億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

繊維製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.1%
業界平均
2.1%
営業利益率下回る
この会社
5.6%
業界平均
6.4%
自己資本比率下回る
この会社
33.8%
業界平均
48.0%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億3,100万円
取締役4名の合計

事業リスクとして、個人消費の動向や天候不順、さらには原材料価格の変動が挙げられます。多ブランド展開によるリスク分散を図りつつ、店舗販売とECのハイブリッドモデルの強化により、収益基盤の安定化を最優先事項として掲げています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
コロナ禍の未達を経て、近年は計画超えの着地が増加。予想精度は改善傾向にある。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 業績目標
2026期
売上高: 目標 3,000億円 順調 (2,256.6億円)
75.2%
営業利益: 目標 195億円 順調 (167.96億円)
86.1%
当期純利益: 目標 112億円 順調 (111.05億円)
99.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期64億円22億円-65.4%
2023期109億円117億円+7.2%
2024期110億円120億円+9.1%
2025期155億円168億円+8.4%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期2,001億円2,023億円+1.1%
2025期2,300億円2,257億円-1.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ワールドは明確な中期経営計画を開示していませんが、通期の業績予想を実質的な経営目標としています。2022期はコロナ影響で期初予想を大幅に下回りましたが、近年は経済活動の正常化を追い風に、期初予想を上回る実績を出すケースが増えています。特に利益面での上振れが目立ち、収益性改善への取り組みが成果を上げていることがうかがえます。2026期に向けても売上高3,000億円という高い目標を掲げており、M&Aによる上乗せ効果を含め、達成に向けた実行力が問われます。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・提携30%
経営戦略20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
24
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 日本M&Aセンター
業界内ランキング
上位 15%
繊維製品業界 45社中 7位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年1月連結子会社化

生成AIサービスを展開するOpenFashion社を連結子会社化し、ファッションDXを加速。

2025年12月海外展開

アジア市場への本格展開に向け、香港現地法人を新たに設立。

2026年3月資本提携

ニットブランド「CFCL」と資本提携し、デザイナーブランドの海外展開支援を強化。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率33.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
818億円
借金(有利子負債)
Net Assets
963億円
会社の純資産

2024年以降は有利子負債が増加傾向にありますが、これは成長投資やM&Aを加速させるための戦略的な調達によるものです。自己資本比率は約30%を維持しており、一定の財務規律を保ちつつ将来の成長原資を確保しています。資産規模も約2,739億円へと拡大しており、企業基盤の安定性は確保されているといえます。 【2026/02期】総資産2801億円、純資産963億円、自己資本比率33.8%、有利子負債818億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+310億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-41.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-309億円
借入・返済など
Free CF
+269億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2019/02期125億円172億円34.5億円47.2億円
2020/02期269億円79.4億円182億円189億円
2021/02期41.5億円26.8億円11.4億円14.8億円
2022/02期173億円20.4億円148億円153億円
2023/02期254億円43.8億円218億円210億円
2024/02期275億円19.6億円255億円255億円
2025/02期320億円103億円208億円217億円
2026/02期310億円41.3億円309億円269億円

営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、継続的に300億円規模を稼ぎ出す高い創出力を維持しています。投資キャッシュフローのマイナス幅拡大は、将来成長を見据えた積極的なM&Aや設備投資の結果であり、健全な投資活動の表れです。営業CFの範囲内で必要な投資を賄いつつ、借入金返済などの財務活動にも十分な余裕を持って対応できています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 3名(33.3% 男性 6
33%
67%
監査報酬
7,100万円
設備投資額
74.1億円
平均勤続年数(従業員)
16.3
臨時従業員数
4077

女性役員比率が33.0%と非常に高く、多様性を重視した経営体制が構築されています。監査報酬も適切に支払われており、強固な監査体制を通じて企業規模に見合った透明性の高いガバナンスが機能しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主32.7%
浮動株67.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関19%
事業法人等13.7%
外国法人等15.3%
個人その他47.3%
証券会社4.6%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,403,000株)12.9%
寺井 秀藏(2,345,000株)6.9%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,563,000株)4.6%
合同会社エイ・ティ興産(1,000,000株)2.9%
合同会社ケイ・エム興産(1,000,000株)2.9%
合同会社ワイ・アール興産(1,000,000株)2.9%
合同会社イー・エイチ興産(840,000株)2.5%
上山 健二(695,000株)2%
畑崎 重雄(600,000株)1.8%
野村證券株式会社(535,000株)1.6%

筆頭株主である日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が12.9%を保有し、次いで創業家や関係会社が上位を占める構成です。機関投資家の保有比率が高い一方で、創業関係者による安定株主の存在感が強く、経営の安定性が確保された資本構造と言えます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1連結財務諸表 連結財務諸表注記 13.無形資産」を参照下さい
2気候変動がもたらすリスク 当社グループは、気候変動に関わる課題を当社グループの経営に重要な影響を与える主要なリスクのひとつとして認識しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
519万円
従業員数
7,225
平均年齢
43.7歳
平均年収従業員数前年比
当期519万円7,225-

従業員平均年収は519万円であり、アパレル業界の平均的な水準に位置しています。店舗網の再編やDX推進に伴う人材獲得の重要性が増しており、生産性向上と連動した着実な賃金改善が今後の焦点となっています。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

ワールドのTSR(株主総利回り)は、過去5年間にわたりTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」が続いています。特にコロナ禍で業績が悪化した2022期にはTOPIXとの差が大きく開きました。これは、再上場後の株価が公開価格を大きく下回り、長期的に低迷していることが主な要因です。業績回復に伴い2025期にはTSRが169.1%と大幅に改善しましたが、同期間のTOPIXの上昇には及んでいません。株価が割安に放置されている現状を打破し、持続的な成長を実現することで、TSRをTOPIX以上に引き上げることが経営の重要課題です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
109
方針: 連結配当性向30%目標
1株配当配当性向
2019/02期5014.1%
2020/02期24.721.9%
2021/02期00.0%
2022/02期27-
2023/02期4831.4%
2024/02期5629.9%
2025/02期8025.1%
2026/02期10963.6%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月2月・8月

株主還元を重要な経営課題と位置づけ、連結配当性向30%を意識した安定的な配当を基本方針としています。近年は業績の回復に合わせて増配を継続しており、高い利回り水準を維持しています。株主優待と合わせたトータルリターンを重視し、中長期的な株主価値の向上を目指しています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 169.1万円 になりました (69.1万円)
+69.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期71.1万円28.9万円-28.9%
2022期61.6万円38.4万円-38.4%
2023期74.6万円25.4万円-25.4%
2024期95.2万円4.8万円-4.8%
2025期169.1万円69.1万円69.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残162,400株
売り残12,500株
信用倍率12.99倍
2026年3月19日時点
今後の予定
通期本決算 発表予定2026年4月3日
2027年2月期 第1四半期決算 発表予定2026年7月上旬

マーケットデータを見ると、ワールドの株価は業界平均と比較してPER4.5倍、PBR0.62倍と極めて割安な水準にあります。これは市場が同社の将来の成長性に対して慎重な見方をしていることを示唆しています。一方で、配当利回りは5.41%と高く、インカムゲインを重視する投資家にとっては魅力的です。信用倍率は12.99倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する個人投資家が多い一方で、需給面での重しとなる可能性も秘めています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率

過去には赤字による繰越欠損金の影響で税負担が変動した時期がありましたが、現在は安定した利益計上に伴い、実効税率は標準的な水準へ向かっています。一時的に高水準の税率が見られるのは、評価性引当金の取り崩しや繰延税金資産の影響を反映しているためです。今後の業績拡大に伴い、課税所得は着実に増加し、それに連動して適正な納税が行われる見通しです。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

ワールド まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 109円
安全性
普通
自己資本比率 33.8%
稼ぐ力
高い
ROE 13.1%
話題性
好評
ポジ 65%

「『UNTITLED』など多数のブランドを抱え、M&Aで不振アパレルを再生する『業界の再編請負人』」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU