タカラトミー7867
TOMY COMPANY,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが子供の頃、ミニカーの『トミカ』で街を作ったり、『プラレール』の青いレールを夢中で繋げた経験はありませんか?あるいは『リカちゃん』人形で遊んだ思い出があるかもしれません。これら国民的なおもちゃは、すべてタカラトミーが作っています。今でもおもちゃ屋さんの棚で輝きを放ち、世代を超えて子供たちの手に渡っています。街で見かける『ガチャ®』のカプセルトイや、人気のカードゲームの裏側にも、実はタカラトミーが関わっているのです。
2025年3月期決算で売上高2,502.3億円、営業利益248.7億円と過去最高業績を達成し、力強い成長を見せています。国内の定番ブランドが安定収益基盤となる中、『BEYBLADE X』やカードゲームといったIP(知的財産)を活用した商品が海外で大ヒットし、業績を牽引しました。会社は次期(2026年3月期)の業績予想として売上高2,600億円、営業利益220億円を掲げており、グローバル市場でのIP展開が今後の成長の鍵を握っています。
会社概要
- 業種
- その他製品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都葛飾区立石7-9-10
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 7.7% | 3.6% | - |
| 2022/03期 | 12.2% | 6.0% | - |
| 2023/03期 | 10.0% | 5.3% | - |
| 2024/03期 | 10.5% | 6.0% | 9.0% |
| 2025/03期 | 15.8% | 9.8% | 9.9% |
| 3Q FY2026/3 | 11.7%(累計) | 5.6%(累計) | 10.4% |
収益性は近年向上傾向にあり、2025/03期には営業利益率が9.9%まで改善しました。効率的な生産体制の構築とブランド力を活かした高付加価値戦略が功を奏し、ROE(自己資本利益率)は15.4%と資本効率の大幅な改善が見られます。販売管理費のコントロールが奏功し、売上高成長を上回る利益成長を実現している点が強みです。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,412億円 | — | 53.7億円 | 57.1円 | - |
| 2022/03期 | 1,654億円 | — | 91.1億円 | 98.2円 | +17.2% |
| 2023/03期 | 1,873億円 | — | 83.1億円 | 90.7円 | +13.2% |
| 2024/03期 | 2,083億円 | 188億円 | 98.1億円 | 107.7円 | +11.2% |
| 2025/03期 | 2,502億円 | 249億円 | 164億円 | 182.2円 | +20.1% |
タカラトミーの業績は、主力ブランド『トミカ』や『プラレール』の安定した需要に加え、海外市場での積極的な展開が寄与し、売上高が堅調に拡大しています。2025/03期には売上高が約2,502億円、純利益が約164億円に到達し、過去最高水準の成長を達成しました。今後はさらなるグローバル展開とヒット商品の創出により、持続的な収益基盤の強化を図る見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上2086億円(通期予想比80%)、営業利益216億円(同98%)、純利益95億円(同68%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
その他製品の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社は玩具事業を軸に連結子会社35社を擁する多角的なビジネスを展開しています。為替変動や原材料価格の高騰といった外部リスクに対し、グローバルな販売網とブランド戦略で対応する経営体制が示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 200億円 | 200億円 | 249億円 | +24.4% |
| 2024期 | 135億円 | — | 188億円 | +39.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 2,300億円 | 2,300億円 | 2,502億円 | +8.8% |
| 2024期 | 1,950億円 | — | 2,083億円 | +6.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
タカラトミーは現在、明確な中期経営計画を開示していませんが、毎期の連結業績予想が実質的な経営目標となります。直近2期(2024期, 2025期)はいずれも期初予想を大幅に上回る増収増益を達成しており、特に営業利益の超過達成が目立ちます。これは『BEYBLADE X』など海外事業の爆発的な成長が想定を上回ったためで、市場の需要を的確に捉える企画・開発力が強みであることを示しています。2026期予想は利益面で保守的ですが、過去の実績から上振れも期待されます。
最新ニュース
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
取締役に対する業績連動型株式報酬制度の一部改定を決定し、経営陣の意欲向上を図る。
第1四半期の連結経常利益が前年同期比35.6%増の49.6億円と大幅な増益を達成。
任天堂の人気タイトル「スーパーマリオ」とのコラボによる特別リカちゃんを発売。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務の健全性は非常に高く、2025/03期時点での自己資本比率は64.2%と盤石な水準を維持しています。有利子負債を適切に管理しながらも、潤沢な現預金を背景とした安定した資産基盤を構築しています。これにより、将来的な新規事業投資や株主還元に対する余裕を十分に備えた財務体質と言えます。 【3Q 2026/03期】総資産1764億円、純資産1109億円、自己資本比率46.6%、有利子負債14億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 181億円 | 86.1億円 | 68.2億円 | 94.6億円 |
| 2022/03期 | 164億円 | 24.9億円 | 130億円 | 139億円 |
| 2023/03期 | 162億円 | 21.3億円 | 137億円 | 141億円 |
| 2024/03期 | 292億円 | 53.2億円 | 271億円 | 239億円 |
| 2025/03期 | 170億円 | 81.0億円 | 168億円 | 89.0億円 |
本業の稼ぎを示す営業キャッシュフローは一貫してプラスを維持し、安定したキャッシュ創出能力を示しています。創出したキャッシュを積極的に財務活動に充当し、配当支払いや借入金返済を行うことで資本効率を高める好循環が形成されています。投資キャッシュフローは成長投資の規模に応じて変動していますが、全体として健全なフリーキャッシュフローの創出が続いています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が25.0%と一定の多様性を確保しており、取締役会の透明性と意思決定の多角化が図られています。35社の連結子会社を統括する監査体制も整備されており、企業規模に応じた強固なガバナンスが構築されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 920万円 | 2,496人 | - |
従業員平均年収は920万円と、玩具業界の中でも非常に高い水準にあります。ヒット商品であるトミカやプラレールなどの安定した収益基盤と、海外展開による事業成長が、この厚遇を支える源泉となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
タカラトミーのTSR(株主総利回り)は、2022期以降TOPIXを一貫してアウトパフォームしており、特に2024期には386.6%(TOPIXは209.1%)と、市場平均を大きく上回るリターンを株主にもたらしました。この背景には、好調な業績を背景とした株価上昇に加え、2024期から配当金を32.5円から50円へ、さらに2025期には64円へと大幅に増配した積極的な株主還元策があります。業績成長と株主還元の両輪が、高いTSRを実現する原動力となっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 10円 | - |
| 2017/03期 | 10円 | 16.2% |
| 2018/03期 | 14円 | 16.5% |
| 2019/03期 | 24円 | 24.5% |
| 2020/03期 | 30円 | 63.4% |
| 2021/03期 | 17.5円 | 30.7% |
| 2022/03期 | 32.5円 | 33.1% |
| 2023/03期 | 32.5円 | 35.8% |
| 2024/03期 | 50円 | 46.4% |
| 2025/03期 | 64円 | 35.1% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
配当方針として安定的な還元を重視しており、利益成長に伴い増配を行うことで株主への還元額を順調に拡大しています。配当性向は30%から40%程度の範囲を意識した経営を行っており、株主優待と合わせたトータルリターンの向上に努めています。今後も業績連動をベースとしつつ、持続的かつ安定的な配当の維持・強化を目指しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 134.2万円 | 34.2万円 | 34.2% |
| 2022期 | 166.8万円 | 66.8万円 | 66.8% |
| 2023期 | 205.2万円 | 105.2万円 | 105.2% |
| 2024期 | 386.6万円 | 286.6万円 | 286.6% |
| 2025期 | 480.6万円 | 380.6万円 | 380.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは17.7倍と玩具業界平均の約25倍と比較して割安な水準にあります。一方で、PBRは2.33倍と業界平均を上回っており、『トミカ』のような強力なブランド価値が資産として評価されていることを示唆しています。信用倍率は3.03倍と標準的な水準で、特定の需給の偏りはありません。今後は海外事業の成長が利益にどう反映され、PERが業界平均に近づいていくかが注目点です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 71.7億円 | 18.0億円 | 25.0% |
| 2022/03期 | 127億円 | 35.5億円 | 28.0% |
| 2023/03期 | 120億円 | 37.3億円 | 31.0% |
| 2024/03期 | 178億円 | 80.0億円 | 44.9% |
| 2025/03期 | 240億円 | 76.8億円 | 32.0% |
法人税等の支払いは税引前利益の増減に伴って適切に推移しています。2024/03期は税負担率が一時的に44.9%へ上昇しましたが、これは特定の税務上の要因や調整によるものです。基本的には法定実効税率に近い範囲内で納税が行われており、税務上の大きな懸念点はありません。
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タカラトミー まとめ
「『トミカ』『リカちゃん』など国民的玩具ブランドを武器に、IPを活かして海外と大人市場を本気で攻略している会社」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。