タカラトミー
TOMY COMPANY,LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
世代を超えて愛される『夢』を創る、日本の玩具王
私たちは、遊びを通じて、世界中の子どもたちの健やかな成長と、笑顔あふれる社会の実現を目指します。
この会社ってなに?
あなたが子供の頃、ミニカーの『トミカ』で街を作ったり、『プラレール』の青いレールを夢中で繋げた経験はありませんか?あるいは『リカちゃん』人形で遊んだ思い出があるかもしれません。これら国民的なおもちゃは、すべてタカラトミーが作っています。今でもおもちゃ屋さんの棚で輝きを放ち、世代を超えて子供たちの手に渡っています。街で見かける『ガチャ®』のカプセルトイや、人気のカードゲームの裏側にも、実はタカラトミーが関わっているのです。
2025年3月期決算で売上高2,502.3億円、営業利益248.7億円と過去最高業績を達成し、力強い成長を見せています。国内の定番ブランドが安定収益基盤となる中、『BEYBLADE X』やカードゲームといったIP(知的財産)を活用した商品が海外で大ヒットし、業績を牽引しました。会社は次期(2026年3月期)の業績予想として売上高2,600億円、営業利益220億円を掲げており、グローバル市場でのIP展開が今後の成長の鍵を握っています。
会社概要
- 業種
- その他製品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都葛飾区立石7-9-10
- 公式
- www.takaratomy.co.jp
社長プロフィール

私たちは、商品やサービスを通じて世界中の子どもたちに『夢』と『感動』を提供することを目指しています。デジタル化が進む現代だからこそ、リアルな体験価値を持つおもちゃの重要性は増しており、これからも新しい遊びの価値を創造し続けます。
この会社のストーリー
創業者の富山栄市郎が、葛飾区で富山玩具製作所を設立。日本の玩具産業の礎を築く一歩を踏み出す。
今なお愛され続けるロングセラー商品「プラスチック汽車・レールセット(後のプラレール)」を発売。手で転がして遊ぶ斬新なコンセプトが人気を博す。
着せ替え人形「リカちゃん」を発売。日本の女の子の憧れを形にし、国民的なキャラクターへと成長する。
国産車のミニカー「トミカ」を発売。精巧な作りと手頃な価格で、子どもから大人まで幅広い層のコレクター心をつかむ。
ライバルであった株式会社タカラと株式会社トミーが合併し、株式会社タカラトミーが誕生。日本を代表する総合玩具メーカーとして新たなスタートを切る。
米国の乳幼児玩具メーカーRC2社を買収。これにより、グローバル市場での競争力を強化し、海外展開を本格化させる。
1983年の発売以来、不動の人気を誇る組み立て玩具「ZOIDS」が40周年を迎える。IP(知的財産)の価値を再認識させ、グローバル展開をさらに加速させる。
VTuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLOR社と共同でカードゲームをリリース予定。デジタル世代に向けた新たなエンターテインメントの創出に挑戦する。
注目ポイント
「トミカ」「プラレール」「リカちゃん」など、世代を超えて愛される定番商品を多数保有。安定した収益基盤となり、企業の強みとなっています。
米国の玩具メーカー買収を足がかりに、世界市場での展開を加速。「ベイブレード」などが海外でも大ヒットし、さらなる成長を目指しています。
安定した配当に加え、保有期間に応じて割引率がアップする自社ECサイトの割引や、限定トミカがもらえるなど、個人投資家にとって魅力的な株主優待制度があります。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 17.5円 | 30.7% |
| FY2022/3 | 32.5円 | 33.1% |
| FY2023/3 | 32.5円 | 35.8% |
| FY2024/3 | 50円 | 46.4% |
| FY2025/3 | 64円 | 35.1% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
配当方針として安定的な還元を重視しており、利益成長に伴い増配を行うことで株主への還元額を順調に拡大しています。配当性向は30%から40%程度の範囲を意識した経営を行っており、株主優待と合わせたトータルリターンの向上に努めています。今後も業績連動をベースとしつつ、持続的かつ安定的な配当の維持・強化を目指しています。
同業比較(収益性)
その他製品の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
タカラトミーの業績は、主力ブランド『トミカ』や『プラレール』の安定した需要に加え、海外市場での積極的な展開が寄与し、売上高が堅調に拡大しています。FY2025/3には売上高が約2,502億円、純利益が約164億円に到達し、過去最高水準の成長を達成しました。今後はさらなるグローバル展開とヒット商品の創出により、持続的な収益基盤の強化を図る見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 7.7% | 3.6% | 5.0% |
| FY2022/3 | 11.5% | 5.8% | 7.5% |
| FY2023/3 | 9.5% | 5.2% | 7.0% |
| FY2024/3 | 9.8% | 5.9% | 9.0% |
| FY2025/3 | 15.4% | 9.9% | 9.9% |
収益性は近年向上傾向にあり、FY2025/3には営業利益率が9.9%まで改善しました。効率的な生産体制の構築とブランド力を活かした高付加価値戦略が功を奏し、ROE(自己資本利益率)は15.4%と資本効率の大幅な改善が見られます。販売管理費のコントロールが奏功し、売上高成長を上回る利益成長を実現している点が強みです。
財務は安全?
財務の健全性は非常に高く、FY2025/3時点での自己資本比率は64.2%と盤石な水準を維持しています。有利子負債を適切に管理しながらも、潤沢な現預金を背景とした安定した資産基盤を構築しています。これにより、将来的な新規事業投資や株主還元に対する余裕を十分に備えた財務体質と言えます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 181億円 | -86.1億円 | 68.2億円 | 94.6億円 |
| FY2022/3 | 164億円 | -24.9億円 | -130億円 | 139億円 |
| FY2023/3 | 162億円 | -21.3億円 | -137億円 | 141億円 |
| FY2024/3 | 292億円 | -53.2億円 | -271億円 | 239億円 |
| FY2025/3 | 170億円 | -81.0億円 | -168億円 | 89.0億円 |
本業の稼ぎを示す営業キャッシュフローは一貫してプラスを維持し、安定したキャッシュ創出能力を示しています。創出したキャッシュを積極的に財務活動に充当し、配当支払いや借入金返済を行うことで資本効率を高める好循環が形成されています。投資キャッシュフローは成長投資の規模に応じて変動していますが、全体として健全なフリーキャッシュフローの創出が続いています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 71.7億円 | 18.0億円 | 25.0% |
| FY2022/3 | 127億円 | 35.5億円 | 28.0% |
| FY2023/3 | 120億円 | 37.3億円 | 31.0% |
| FY2024/3 | 178億円 | 80.0億円 | 44.9% |
| FY2025/3 | 240億円 | 76.8億円 | 32.0% |
法人税等の支払いは税引前利益の増減に伴って適切に推移しています。FY2024/3は税負担率が一時的に44.9%へ上昇しましたが、これは特定の税務上の要因や調整によるものです。基本的には法定実効税率に近い範囲内で納税が行われており、税務上の大きな懸念点はありません。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 920万円 | 2,496人 | - |
従業員平均年収は920万円と、玩具業界の中でも非常に高い水準にあります。ヒット商品であるトミカやプラレールなどの安定した収益基盤と、海外展開による事業成長が、この厚遇を支える源泉となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は司不動産。
株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占めており、機関投資家の影響力が大きい構造です。一方で創業家関連と見られる司不動産なども大株主に名を連ねており、安定株主と市場からの投資資金がバランスよく構成されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社は玩具事業を軸に連結子会社35社を擁する多角的なビジネスを展開しています。為替変動や原材料価格の高騰といった外部リスクに対し、グローバルな販売網とブランド戦略で対応する経営体制が示されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が25.0%と一定の多様性を確保しており、取締役会の透明性と意思決定の多角化が図られています。35社の連結子会社を統括する監査体制も整備されており、企業規模に応じた強固なガバナンスが構築されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 200億円 | 200億円 | 249億円 | +24.4% |
| FY2024 | 135億円 | — | 188億円 | +39.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2,300億円 | 2,300億円 | 2,502億円 | +8.8% |
| FY2024 | 1,950億円 | — | 2,083億円 | +6.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
タカラトミーは現在、明確な中期経営計画を開示していませんが、毎期の連結業績予想が実質的な経営目標となります。直近2期(FY2024, FY2025)はいずれも期初予想を大幅に上回る増収増益を達成しており、特に営業利益の超過達成が目立ちます。これは『BEYBLADE X』など海外事業の爆発的な成長が想定を上回ったためで、市場の需要を的確に捉える企画・開発力が強みであることを示しています。FY2026予想は利益面で保守的ですが、過去の実績から上振れも期待されます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
タカラトミーのTSR(株主総利回り)は、FY2022以降TOPIXを一貫してアウトパフォームしており、特にFY2024には386.6%(TOPIXは209.1%)と、市場平均を大きく上回るリターンを株主にもたらしました。この背景には、好調な業績を背景とした株価上昇に加え、FY2024から配当金を32.5円から50円へ、さらにFY2025には64円へと大幅に増配した積極的な株主還元策があります。業績成長と株主還元の両輪が、高いTSRを実現する原動力となっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 134.2万円 | +34.2万円 | 34.2% |
| FY2022 | 166.8万円 | +66.8万円 | 66.8% |
| FY2023 | 205.2万円 | +105.2万円 | 105.2% |
| FY2024 | 386.6万円 | +286.6万円 | 286.6% |
| FY2025 | 480.6万円 | +380.6万円 | 380.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは17.7倍と玩具業界平均の約25倍と比較して割安な水準にあります。一方で、PBRは2.33倍と業界平均を上回っており、『トミカ』のような強力なブランド価値が資産として評価されていることを示唆しています。信用倍率は3.03倍と標準的な水準で、特定の需給の偏りはありません。今後は海外事業の成長が利益にどう反映され、PERが業界平均に近づいていくかが注目点です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
取締役に対する業績連動型株式報酬制度の一部改定を決定し、経営陣の意欲向上を図る。
第1四半期の連結経常利益が前年同期比35.6%増の49.6億円と大幅な増益を達成。
任天堂の人気タイトル「スーパーマリオ」とのコラボによる特別リカちゃんを発売。
最新ニュース
タカラトミー まとめ
ひとめ診断
「『トミカ』『リカちゃん』など国民的玩具ブランドを武器に、IPを活かして海外と大人市場を本気で攻略している会社」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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