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三菱鉛筆7976

MITSUBISHI PENCIL COMPANY,LIMITED

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
安定
自己資本比率 60.0%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが学生時代に愛用した、芯が回り続けてトガり続けるシャープペン「クルトガ」や、社会人になってから会議や手帳で使う、驚くほどなめらかな書き心地のボールペン「ジェットストリーム」。実はこれら全て三菱鉛筆の製品です。普段何気なく手に取っている文房具の多くは、同社が長年培ってきた技術の結晶。最近では、ドイツのオシャレなデザインで知られる「LAMY」も仲間入りしました。あなたの「書く」という日常的な行為のすぐそばで、三菱鉛筆は常に新しい価値を提供し続けているのです。

三菱鉛筆は、「ジェットストリーム」などのヒット商品で安定した収益基盤を持つ筆記具の代表的メーカーです。2025年12月期は売上高898.1億円(前期比1.1%増)と増収を確保したものの、営業利益は96.92億円(同20.5%減)と大幅な減益となりました。大きな転換点として、2024年にドイツの高級筆記具メーカー「LAMY」を買収し、グローバル市場での成長を加速させる戦略を打ち出しています。新たに策定した中期経営計画「2025-2027」では、2027年に売上高1,030億円、営業利益155億円という野心的な目標を掲げており、LAMYとのシナジー創出が今後の業績回復と成長の鍵を握ります。

その他製品プライム市場

会社概要

業種
その他製品
決算期
12月
本社
東京都品川区東大井5丁目23-37

サービスの実績は?

898.1億円
連結売上高
2025年12月期実績
+1.1% YoY
96.92億円
連結営業利益
2025年12月期実績
-20.5% YoY
52
1株当たり配当金
2025年12月期実績
+13.0% YoY
18.7%
売上高成長率
2024年12月期実績 (YoY)
45.5%
配当性向
2025年12月期実績
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.7%
株主資本の利回り
ROA
3.5%
総資産の活用度
Op. Margin
10.8%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期5.8%4.6%-
2022/12期6.9%5.5%-
2023/12期9.2%7.3%-
2024/12期9.1%7.0%13.7%
2025/12期4.6%3.5%10.8%
2025/12期5.7%3.5%10.8%

収益性については、強力なブランド力による高付加価値製品の販売によって、安定した営業利益率を確保しています。2023年3月期には営業利益率が15.8%まで上昇し高い収益力を示しましたが、近年は積極的な海外展開と研究開発投資に伴う費用発生から、一時的に利益率が10%台へ調整されています。今後は、子会社化したラミーとの相乗効果により、利益率の再改善が期待されています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期619億円56.6億円101.0円-
2022/12期690億円69.5億円125.7円+11.5%
2023/12期748億円102億円186.8円+8.4%
2024/12期888億円122億円113億円204.8円+18.7%
2025/12期898億円96.9億円62.4億円114.3円+1.1%

三菱鉛筆は、世界的な筆記具ブランド「uni」の堅調な販売に加え、独ラミー社の連結子会社化といった戦略的な事業拡大が寄与し、近年売上高を大きく伸ばしています。2024年3月期には過去最高水準の業績を達成しましたが、翌期はコスト増や一時的な要因により一時的な減益となりました。現在は中長期的な成長を目指し、製品ポートフォリオの最適化を進めることで、着実な収益回復基調を維持しています。 【2025/12期実績】売上898億円(前期比1.1%)、営業利益97億円、純利益62億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

その他製品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.7%
業界平均
9.5%
営業利益率上回る
この会社
10.8%
業界平均
9.5%
自己資本比率下回る
この会社
60.0%
業界平均
60.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億2,300万円
取締役6名の合計

主な事業として筆記具の製造販売を行っており、国内外に48社の連結子会社を展開するグローバル企業です。独ラミー社の買収によるブランドポートフォリオの強化が成長戦略の柱となっており、原材料価格の高騰やデジタル化の影響をリスク要因として注視しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
新中計は野心的だが、直近の業績予想は未達傾向。LAMY買収後のシナジー発揮が評価の分かれ目。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 2025-2027
2025期〜2027期
売上高: 目標 1,030億円 順調 (898.1億円)
87.2%
営業利益: 目標 155億円 やや遅れ (96.92億円)
62.5%
ROE: 目標 8%以上 順調
100%
PBR: 目標 1倍以上 順調
94%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期940億円898億円-4.5%
2024期930億円888億円-4.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期105億円97億円-7.7%
2024期131億円122億円-7.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2025年2月に発表された新中期経営計画では、2027年度に売上高1,030億円、営業利益155億円という高い目標を掲げています。これはドイツの高級筆記具メーカー「LAMY」の買収効果を織り込んだもので、グローバル展開とブランド価値向上への強い意志が伺えます。しかし、直近の2024期、2025期の業績は期初予想を下回っており、計画達成に向けた実行力が問われる局面です。ROE8%以上、PBR1倍以上という資本効率改善目標も設定しており、株主還元への意識も示されています。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
M&A・提携(LAMY)30%
新製品・イベント20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +15.4%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ダイヤモンド・オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 12%
その他製品業界 220社中 26位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月イベント

創業140周年を記念するイベント「Life is unique.」を銀座ロフトにて開催。

2026年2月決算発表

2025年12月期の業績発表および「中期経営計画2025-2027」を公表。

2025年1月事業拡大

独LAMY社との連携を本格化し、ジェットストリームインク搭載モデルを発売。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率60.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
149億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,404億円
会社の純資産

三菱鉛筆の財務状況は非常に強固で、長年実質無借金経営を続けてきた実績があります。2024年以降はM&Aの資金調達により有利子負債が発生しましたが、依然として70%を超える高い自己資本比率を維持しており、財務的な安全性は極めて高い水準にあります。強固な純資産を背景に、将来的な成長に向けた戦略的な投資を継続できる余力を十分に備えています。 【2025/12期】総資産1830億円、純資産1404億円、自己資本比率60.0%、有利子負債149億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+24.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-79.2億円
投資に使ったお金
Financing CF
-18.7億円
借入・返済など
Free CF
-55.1億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期83.7億円39.4億円27.5億円44.3億円
2022/12期72.8億円16.4億円39.0億円56.4億円
2023/12期118億円7,100万円37.2億円117億円
2024/12期64.7億円279億円41.1億円214億円
2025/12期24.1億円79.2億円18.7億円55.1億円

営業キャッシュフローは本業の安定した稼ぎによりプラスを維持していますが、2024年3月期以降は大型の投資活動が先行しています。これは独ラミー社を連結子会社化するための拠出によるもので、将来のグローバル成長に向けた布石として投資CFが大きくマイナスとなっています。今後は、これら投資先からの収益貢献により、フリーキャッシュフローの着実な改善が見込まれます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 2名(15.4% 男性 11
15%
85%
監査報酬
1億400万円
連結子会社数
48
設備投資額
50.8億円
平均勤続年数(従業員)
17.7
臨時従業員数
433

女性役員比率は15.4%となっており、多様な視点を取り入れた経営陣の構成が進められています。監査報酬1億400万円を投じた強固な監査体制に加え、連結48社という大規模な事業基盤を統制するガバナンス体制を整備しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主67.2%
浮動株32.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関42.5%
事業法人等24.7%
外国法人等10%
個人その他22.5%
証券会社0.3%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主は横浜銀行・三菱鉛筆取引先持株会・三井住友銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,632,400株)6.4%
株式会社横浜銀行(2,831,600株)4.99%
三菱鉛筆取引先持株会(2,450,700株)4.32%
株式会社三井住友銀行(2,407,700株)4.24%
三井住友信託銀行株式会社(2,375,000株)4.18%
大同生命保険株式会社(2,344,000株)4.13%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,041,200株)3.6%
明治安田生命保険相互会社(1,619,500株)2.85%
株式会社みずほ銀行(1,540,000株)2.71%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,497,400株)2.64%

筆頭株主の日本マスタートラスト信託銀行をはじめ、銀行や保険会社などの金融機関が上位を占めており、安定株主による強固な経営基盤が特徴です。創業家関連や取引先持株会の保有比率も高く、長期的な視点での経営体制が維持されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1人的資本 当社グループの持続的な成長のためには、多様な人材の活躍が不可欠と考えており、従業員一人ひとりの能力を最大限に活かすことができる職場環境の整備に努めております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
828万円
従業員数
2,871
平均年齢
40.9歳
平均年収従業員数前年比
当期828万円2,871-

文具業界における同社の給与水準は比較的高水準にあります。グローバル展開による収益力に加え、高付加価値商品である「ジェットストリーム」等のヒットによる安定した収益が、従業員への継続的な還元を支えています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2023期、2024期はTOPIXを上回るパフォーマンス(アウトパフォーム)を達成し、株価の回復と増配が株主価値向上に貢献しました。しかし、2025期には173.1%とTOPIXの213.2%を大きく下回り、アンダーパフォームに転じました。これは、同期間の市場全体の好調さに対し、三菱鉛筆の株価上昇が追いつかなかったことや、減益決算が影響したと考えられます。今後はLAMY買収のシナジーを早期に実現し、業績を回復させることが、TSR向上と市場平均を上回るリターンのためには不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
52
方針: 安定配当と業績連動の組み合わせによる継続的な配当
1株配当配当性向
2016/12期21.418.6%
2018/12期2928.9%
2019/12期3038.5%
2020/12期3145.9%
2021/12期3231.7%
2022/12期3527.8%
2023/12期4021.4%
2024/12期4622.5%
2025/12期5245.5%
8期連続増配
株主優待
あり
LAMY製品の文房具セット
必要株数100株以上(約23万円)
金額相当非公開
権利確定月6月

三菱鉛筆は、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、業績連動かつ安定的で継続的な配当の実施を基本方針としています。近年、連続増配の実績を重ねることで株主還元を強化しており、配当利回りも緩やかに上昇傾向にあります。今後は配当性向の向上も視野に入れつつ、成長投資と還元バランスの両立を目指す姿勢を鮮明にしています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 173.1万円 になりました (73.1万円)
+73.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期90.3万円9.7万円-9.7%
2022期108.9万円8.9万円8.9%
2023期159.4万円59.4万円59.4%
2024期178.4万円78.4万円78.4%
2025期173.1万円73.1万円73.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残145,400株
売り残123,800株
信用倍率1.17倍
2026年3月20日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
第2四半期決算発表2026年8月中旬
株主総会2027年3月下旬

PBRは0.94倍と、解散価値を示す1倍を割り込んでおり、資産価値の観点からは割安と判断される可能性があります。信用倍率は1.17倍と拮抗しており、短期的な需給の偏りは小さい状況です。業界平均と比較してPER・PBRは割安ですが、時価総額は平均を下回っており、中堅規模の企業と位置づけられます。配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への評価がうかがえます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期83.1億円26.5億円31.9%
2022/12期101億円31.8億円31.4%
2023/12期129億円27.2億円21.1%
2024/12期130億円16.8億円13.0%
2025/12期100億円37.9億円37.8%

実効税率は年によって変動が見られますが、これは税効果会計の影響や一時的な費用の計上が関与しています。特に2024/03期期は税負担が一時的に抑制されましたが、2025/03期期は通常水準に戻っています。概ね法定実効税率の範囲内で推移しており、会計上の利益と税務上の利益の差異は一時的なものと考えられます。

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もっと知る

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三菱鉛筆 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
安定
自己資本比率 60.0%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%
話題性
好評
ポジ 65%

「『ジェットストリーム』の稼ぎ頭が、ドイツの名門『LAMY』を買収してデザインと機能の融合で世界市場を狙う、攻めの老舗文具メーカー」

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DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU