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タカラスタンダード

TAKARA STANDARD CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE5.7%
BPS289.2円
自己資本比率70.2%
FY2025/3 有報データ

独自技術「高品位ホーロー」で暮らしを彩る、水回り設備のトップメーカー

独自性を追求し、特別な価値を提供することで、お客様の暮らしを豊かにする「水回りナンバーワン」企業となることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが毎日使うキッチンやお風呂、洗面台。実はその裏側でタカラスタンダードが活躍しています。特に、磁石がくっついてお手入れも簡単な「ホーロー」製のキッチンパネルは同社の代名詞で、新築マンションなどではトップクラスのシェアを誇ります。もしあなたがマイホームの購入やリフォームを考えたことがあるなら、ショールームで同社の製品を目にしたことがあるかもしれません。あなたの快適な水回り空間を、タカラスタンダードが支えています。

2025年3月期は売上高2,433.8億円、営業利益156.35億円と増収増益を達成しました。独自の「高品位ホーロー」技術を武器にシステムキッチンで国内首位を誇り、安定した収益基盤を持っています。近年はROE8%を目標に掲げて株主還元を強化しており、長年の課題であったPBR1倍割れからの脱却が目前に迫っています。今後は家事代行サービスへの参入など、周辺領域への事業拡大による新たな成長が期待されます。

その他製品プライム市場

会社概要

業種
その他製品
決算期
3月
本社
大阪市城東区鴫野東1丁目2番1号
公式
www.takara-standard.co.jp

社長プロフィール

井東 洋司
井東 洋司
代表取締役社長
挑戦者
当社独自の強みである「高品位ホーロー」を軸に、お客様の期待を超える価値を提供し続けます。収益構造改革と積極的な株主還元を両立させ、水回りナンバーワン企業を目指し、持続的な成長を実現してまいります。

この会社のストーリー

1912
創業

日本エナメル株式会社として創業。ホーロー(琺瑯)加工技術の研究と製造を開始し、100年以上にわたる歴史の第一歩を踏み出す。

1962
世界初のホーローキッチンの開発

長年培ったホーロー技術を結集し、世界で初めてホーローキッチンの開発に成功。耐久性と清掃性に優れた製品で、日本の台所文化に革命をもたらした。

1971
タカラスタンダード株式会社へ社名変更

事業の拡大とブランドイメージの確立を目指し、現社名である「タカラスタンダード株式会社」に変更。総合住宅設備機器メーカーとしての地位を固める。

2020
日本フリット株式会社を吸収合併

ホーローの原料「フリット」を製造する完全子会社を吸収合併。素材開発から製品製造までの一貫体制を強化し、品質と開発力をさらに向上させた。

2024
新中期経営計画と株主還元方針の発表

「中期経営計画2026」を策定し、収益構造改革と財務戦略を推進。市場との対話を重視し、ROE8%目標や増配、大規模な自己株式取得を発表し、株価は29年ぶりの高値圏へ。

2025
宇宙関連事業への挑戦

独自のホーロー技術を応用し、宇宙船の内壁材などを開発する宇宙関連事業への参入を発表。地上から宇宙へと、技術の新たな可能性を切り拓く。

2026
新サービス「saikou!」の開始

家事代行サービスのベアーズ社と提携し、リフォーム顧客向けに専門知識を持つスタッフによる家事代行サービスを開始。モノの提供からコトの提供へと事業領域を拡大する。

注目ポイント

オンリーワンの「高品位ホーロー」技術

熱や傷、汚れに強く、美しさが長持ちする独自素材「高品位ホーロー」が最大の強み。他社が真似できない技術力で、キッチン国内シェアNo.1を誇ります。

株主への還元意識が急上昇中!

安定配当に加え、2024年に発表した新方針で大幅な増配と最大110億円の自社株買いを決定。PBR1倍割れからの脱却を目指し、株主価値向上に本気です。

宇宙へも挑む、未来への成長戦略

住宅設備にとどまらず、ホーロー技術を宇宙船の素材開発に応用する挑戦を開始。既存事業の改革と新規領域への投資で、未来の成長エンジンを創出しています。

サービスの実績は?

1
システムキッチン国内シェア
2024年時点
業界首位
78
1株当たり配当金
FY2025実績
+44.4% YoY
2,433.8億円
売上高
FY2025実績
+3.7% YoY
156.35億円
営業利益
FY2025実績
+25.8% YoY
110億円
自己株式取得枠
2025年5月〜2026年2月
株主還元強化

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 78円
安全性
安定
自己資本比率 70.2%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
78
方針: 配当性向35%以上を目安としつつ、自己株式取得を含めた積極的な株主還元を実施
1株配当配当性向
FY2021/33432.8%
FY2022/35234.9%
FY2023/35244.1%
FY2024/35439.3%
FY2025/37847.8%
2期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は設けておりません。

配当方針として安定的な還元を重視しており、利益成長に応じた積極的な増配を継続しています。配当性向の目標を掲げつつ、強固な財務体質を活用した総還元性向の引き上げにも注力しています。今後も長期的な株主価値の向上を目指し、持続可能な配当政策を推進していく方針です。

同業比較(収益性)

その他製品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.7%
業界平均
9.1%
営業利益率下回る
この会社
6.4%
業界平均
10.0%
自己資本比率上回る
この会社
70.2%
業界平均
65.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32,116億円
FY2023/32,274億円
FY2024/32,347億円
FY2025/32,434億円
営業利益
FY2022/3144億円
FY2023/3109億円
FY2024/3124億円
FY2025/3156億円

タカラスタンダードは、独自の高品位ホーロー技術を軸とした住宅設備機器事業の強みを背景に、売上高が堅調に推移しています。FY2025/3には売上高が約2,434億円、営業利益が約156億円に達し、新築およびリフォーム市場での安定した需要が収益を下支えしました。今期以降も継続的な製品ラインナップの刷新と生産効率の向上により、さらなる利益成長を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/34.3%2.9%5.7%
FY2022/36.0%3.9%6.8%
FY2023/34.6%3.0%4.8%
FY2024/35.1%3.5%5.3%
FY2025/35.7%4.0%6.4%

営業利益率は近年5%台で推移していましたが、収益構造改革の効果が表れ、FY2025/3には6.4%まで改善しました。ROE(自己資本利益率)も5%台へ向上しており、経営陣はROE8%の早期達成を掲げて効率化を推進しています。今後は高付加価値製品の販売比率を高めることで、さらなる利益率の底上げを目指す方針です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率70.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
135億円
会社の純資産
1,945億円

同社は無借金経営に近い強固な財務体質を維持しており、自己資本比率は70.2%と非常に高い健全性を誇ります。FY2024/3以降は成長投資や株主還元を目的とした調達により有利子負債を一時的に計上していますが、潤沢な現預金水準と比較しても財務リスクは極めて低いです。厚い純資産を背景に、安定的な事業運営を支える盤石な基盤が構築されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+234億円
営業CF
投資に使ったお金
-84.7億円
投資CF
借入・返済など
-65.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+149億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/379.5億円-53.8億円-24.9億円25.7億円
FY2022/3197億円-30.9億円-27.1億円166億円
FY2023/366.0億円-53.9億円-94.5億円12.2億円
FY2024/3-13.1億円-117億円-77.3億円-130億円
FY2025/3234億円-84.7億円-65.1億円149億円

本業での稼ぎを示す営業キャッシュフローは、FY2025/3には約234億円のプラスを記録し、高い収益獲得能力を実証しました。FY2024/3は投資が一時的に嵩みFCFがマイナスとなりましたが、全期間を通じ設備投資と株主還元を安定的に実施しています。今後も強固な本業のキャッシュ創出力を活かし、持続的な投資と還元を両立させる計画です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであり、発生する可能性、経営に与える影響度等を考慮し、リスク対策に取り組んでおります
2なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
3また、本記載は将来発生しうる全てのリスクを必ずしも網羅したものではありません
4(1)業界動向等について 新設住宅着工戸数や持家着工数、リフォーム需要が著しく減少した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
5これらに対し、当社グループでは、新築向け・リフォーム向けそれぞれの商品展開を充実させることにより対応してまいります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3114億円38.0億円33.4%
FY2022/3149億円39.5億円26.6%
FY2023/3115億円30.7億円26.7%
FY2024/3128億円32.9億円25.7%
FY2025/3160億円49.1億円30.7%

実効税率は概ね25%から30%台で推移しており、業績に応じた適正な納税が行われています。FY2025/3は税引前利益が約160億円に対し約49億円の法人税等を計上しました。特別損益や税制優遇の影響で年度により変動が見られますが、安定した税負担率を維持しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
609万円
従業員数
6,560
平均年齢
40歳
平均年収従業員数前年比
当期609万円6,560-

従業員の平均年収は609万円となっており、メーカーとして堅実な水準を維持しています。近年は収益構造改革による利益率の改善が進んでおり、業績連動報酬や従業員への還元策による中長期的な処遇向上が期待される環境です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主61.9%
浮動株38.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関35.6%
事業法人等26.3%
外国法人等13.4%
個人その他23.6%
証券会社1.1%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主はタカラベルモントアセットマネジメント・タカラスタンダード持株会・タカラスタンダード社員持株会。

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(6,883,000株)10.24%
タカラベルモントアセットマネジメント㈱(6,500,000株)9.67%
タカラスタンダード持株会(5,836,000株)8.68%
タカラスタンダード社員持株会(3,901,000株)5.8%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(2,984,000株)4.44%
㈱横浜銀行(2,723,000株)4.05%
日本生命保険(相)(2,045,000株)3.04%
㈱みずほ銀行(1,673,000株)2.49%
㈱常陽銀行(1,620,000株)2.41%
明治安田生命保険(相)(1,237,000株)1.84%

上位株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が名を連ねており、機関投資家の関心の高さが伺えます。また、タカラベルモントアセットマネジメントや社員持株会による安定株主の存在が、経営の長期的な安定性に寄与している構成といえます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,600万円
取締役6名の合計

住宅設備機器メーカーとしてキッチンやバスルームを主力に展開しており、独自素材である高品位ホーロー技術を核とした強固な製品ポートフォリオを構築しています。事業リスクとしては、原材料価格の変動や国内の新設住宅着工件数の動向が業績に影響を与える可能性がある点が開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 2名(15.4% 男性 11
15%
85%
監査報酬
3,500万円
連結子会社数
2
設備投資額
109.1億円
平均勤続年数(従業員)
14
臨時従業員数
650

女性役員比率は15.4%となっており、さらなる多様性の推進が期待される段階です。社外取締役を登用した経営体制を敷いており、監査報酬の適切な支出とともに、透明性の高い企業統治に向けたガバナンス強化が継続的に図られています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
ROE目標達成に向けた株主還元策は評価できるが、利益計画の進捗にはやや課題が見られる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2026
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 2,510億円 順調 (2,433.8億円)
96.96%
営業利益: 目標 178億円 順調 (156.35億円)
87.83%
ROE: 目標 8.0% 順調 (6.2%)
77.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,470億円2,434億円-1.5%
FY20242,353億円2,347億円-0.2%
FY20232,176億円2,274億円+4.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025172億円156億円-9.1%
FY2024141億円124億円-11.9%
FY2023123億円109億円-11.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の「中期経営計画2026」では、最終年度(2027年3月期)に売上高2,510億円、営業利益178億円を目標に掲げています。特に重視しているのがROE(自己資本利益率)8%以上の達成で、増配や110億円規模の自己株式取得など、具体的な株主還元策を打ち出しています。初年度の実績は目標に対して売上高・利益ともに進行中ですが、近年は期初予想を下回る傾向もあり、目標達成に向けた収益性改善が今後の焦点となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年でTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、同社の株価が長らく市場平均と比べて低迷していたことを示しています。しかし、2024年以降の株主還元強化策と業績改善への期待から株価は上昇基調に転じており、今後のTSR改善が期待される局面です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+22.3%
100万円 →122.3万円
22.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021102.6万円+2.6万円2.6%
FY202281.7万円-18.3万円-18.3%
FY202396.9万円-3.1万円-3.1%
FY2024129.4万円+29.4万円29.4%
FY2025122.3万円+22.3万円22.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残92,200株
売り残54,600株
信用倍率1.69倍
2026年3月13日時点
今後の予定
FY2027 第1四半期決算発表2026年8月上旬
FY2027 第2四半期決算発表2026年11月上旬
FY2027 第3四半期決算発表2027年2月上旬

信用倍率は1.69倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。業界平均と比較すると、PER・PBRは依然として割安な水準にありますが、配当利回りは平均を上回っており、株主還元への評価がうかがえます。時価総額は業界内で大きい部類に入り、安定した大手企業としてのポジションを確立しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日刊工業新聞
業界内ランキング
上位 15%
その他製品業界 120社中 18位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
事業提携・新サービス25%
株価・IR情報20%
技術・生産戦略10%

最近の出来事

2026年4月事業提携

家事代行ベアーズと提携し、リフォーム客専用サービス「saikou!」を本格始動。

2026年2月決算好調

第3四半期累計で営業利益が前年同期比25.4%増の161.42億円に到達し、大幅な増益を達成。

2025年11月上方修正

通期経常利益計画を2%上方修正し、市場予想を上回る最高益水準を維持。

タカラスタンダード まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 78円
安全性
安定
自己資本比率 70.2%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「『ホーローの王様』がPBR1倍回復を掲げ、宇宙開発から家事代行まで触手を伸ばす変革期」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU