7984プライム

コクヨ

KOKUYO CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE8.4%
BPS14.5円
自己資本比率70.9%
FY2025/3 有報データ

「Campusノート」でお馴染み!文具の枠を超え、人々の働き方・学び方を革新する好奇心創造企業

長期ビジョン「CCC2030」を掲げ、2030年までに売上高5000億円を達成し、ワークとライフの領域で新たな価値を提供し続けるグローバルライフスタイルブランドを目指します。

この会社ってなに?

あなたが学生時代に使っていた『Campusノート』、あれはコクヨの製品です。実は、普段オフィスで座っている椅子や使っているデスク、会議室の設計なども手がけているかもしれません。コクヨは文房具だけでなく、人々が快適に働いたり学んだりできる『空間』そのものをつくっています。最近では、あなたが使っているかもしれない勉強ノート共有アプリ『Clear』もグループに加わり、デジタルな学びの場も支えているのです。

文具・オフィス家具の国内最大手。FY2025は売上高3,598.8億円、営業利益262.47億円と堅調に推移しています。オフィス需要の回復を追い風にファニチャー事業が成長を牽引し、ベトナム大手買収など東南アジア市場の開拓を加速させています。長期ビジョン達成に向け、M&AやITベンチャーとの提携を通じ、単なるメーカーから「働く・学ぶ」環境を総合的に提案する企業への変革を進めています。

その他製品プライム市場

会社概要

業種
その他製品
決算期
12月
本社
大阪市東成区大今里南六丁目1番1号
公式
www.kokuyo.co.jp

社長プロフィール

黒田 英邦
黒田 英邦
代表執行役社長
ビジョナリー
私たちは、文具や家具の提供を通じて人々の知的活動を豊かにすることを目指してきました。これからは『好奇心を人生に』を新たなメッセージに掲げ、既存事業の成長はもちろん、M&Aやスタートアップとの連携を加速させ、新たな価値創造に挑戦し続けます。

この会社のストーリー

1905
創業

創業者・黒田善太郎が和式帳簿の表紙を製造する「黒田表紙店」を開業。これがコクヨの原点となる。

1971
株式上場

東京証券取引所、大阪証券取引所に株式を上場。企業として大きな成長段階に入る。

1975
「Campusノート」発売

現在まで続く大ベストセラー商品「Campusノート」を発売。学生の必需品として国民的ブランドを確立する。

2015
黒田英邦氏が社長就任

創業家4代目の黒田英邦氏が代表取締役社長に就任。「デザイン経営」を掲げ、新たな変革を推進する。

2019
ぺんてるへの買収提案

筆記具メーカーのぺんてるに対し、子会社化を目指した買収を提案。業界に大きな衝撃を与えたが、最終的に不成立となる。

2021
EdTechスタートアップ買収

ノート共有アプリ「Clear」を運営するCLEAR社を買収。デジタル領域での学びの支援を強化し、事業の多角化を加速させる。

2025
創業120周年とリブランディング

創業120周年を機にロゴを刷新し、新コーポレートメッセージ「好奇心を人生に」を設定。文具メーカーからライフスタイル企業への進化を宣言。

2027
中期経営計画目標

中期経営計画「Unite for Growth 2027」の最終年度。売上高4,300億円、海外売上高比率20%の達成を目指し、グローバル展開を加速する。

注目ポイント

文具からグローバルライフスタイル企業へ

「Campusノート」で国内圧倒的シェアを誇る一方、近年はベトナム大手文具メーカーの買収など海外展開を加速。2030年売上5000億円を目指し、世界の「働く・学ぶ」を進化させます。

スタートアップ連携で事業領域を拡大

EdTechやITベンチャーとの資本業務提携や買収を積極的に推進。伝統的なメーカーの枠を超え、デジタルの力で新たな価値を創造するイノベーション企業へと変貌を遂げています。

安定した株主還元

長年にわたり安定した配当を実施。さらに、株主優待では人気の自社製品セットがもらえ、個人投資家にとっても魅力的な銘柄です。

サービスの実績は?

20%
海外売上高比率(目標)
2027年度目標
現状約15%
25%以上
海外売上高比率(長期目標)
2030年度目標
700億円
成長投資額
第4次中計期間中
77
1株当たり配当金
FY2024実績
+15.8% YoY
6.2%増
売上高成長率
FY2025会社予想
16.5%増
営業利益成長率
FY2025会社予想

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 19.25円
安全性
安定
自己資本比率 70.9%
稼ぐ力
普通
ROE 8.4%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
19.25
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2021/311.7540.3%
FY2022/314.2535.9%
FY2023/316.6340.2%
FY2024/319.2540.1%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月12月

同社は配当性向40%を目安とした安定的な株主還元を方針として掲げています。業績の成長に合わせて一株あたりの配当金も着実に増額しており、株主を重視した還元姿勢が鮮明です。今後も連結業績の拡大とともに、配当と自社株買いを組み合わせた総還元性向の高い還元が継続される見通しです。

同業比較(収益性)

その他製品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.4%
業界平均
9.0%
営業利益率下回る
この会社
7.3%
業界平均
10.0%
自己資本比率上回る
この会社
70.9%
業界平均
65.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/33,009億円
FY2023/33,288億円
FY2024/33,382億円
FY2025/33,599億円
営業利益
FY2022/3193億円
FY2023/3238億円
FY2024/3220億円
FY2025/3262億円

コクヨは文具およびオフィス家具事業の安定的な成長を背景に、売上高はFY2021/3の約3,202億円からFY2026/3には約3,900億円まで堅調に拡大しています。デジタル化の進展や働き方改革に伴うオフィス空間需要の変化を捉え、高付加価値な製品・サービスを展開することで利益面でも増益基調を維持しています。今後はグローバル展開の加速とポートフォリオ変革により、さらなる売上成長と収益性の向上が期待されます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.0%4.2%6.2%
FY2022/37.7%5.4%6.4%
FY2023/37.5%5.3%7.2%
FY2024/38.3%6.0%6.5%
FY2025/38.4%6.0%7.3%

収益性については、営業利益率は6%台から7%台で推移し、経営効率の改善が進んでいることが示されています。ROE(自己資本利益率)は8%台まで向上しており、資本効率を意識した経営が浸透しつつあります。高シェアを誇る文具分野のブランド力と、オフィス家具領域での空間デザイン力という強みを活かし、着実な利益成長を実現しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率70.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
54.0億円
会社の純資産
2,555億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は約71%と非常に強固な水準を維持しています。これまで有利子負債はゼロに近い状態でしたが、近年は成長投資のための戦略的な資金調達を行っており、バランスシートを機動的に活用しています。潤沢なネットキャッシュを背景に、M&Aや自社株買いなど、株主価値の最大化に向けた投資余力も十分に確保されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+144億円
営業CF
投資に使ったお金
-46.1億円
投資CF
借入・返済など
-316億円
財務CF
手元に残ったお金
+97.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3218億円25.6億円-151億円244億円
FY2022/395.8億円-33.2億円-89.9億円62.6億円
FY2023/3347億円-38.0億円-144億円309億円
FY2024/3164億円123億円-156億円286億円
FY2025/3144億円-46.1億円-316億円97.6億円

営業キャッシュフローは安定的にプラスを維持しており、事業からの稼ぐ力は健在です。FCF(フリーキャッシュフロー)は投資活動やM&Aの影響で変動するものの、高い財務基盤により成長投資を支える水準を確保しています。財務キャッシュフローのマイナスは配当支払いや自社株買いによる株主還元を積極的に行っている証であり、キャッシュの適切な配分がなされています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 当社グループは、適切なリスクとリターンのバランスのもと、グループ全体のリスクを経営戦略と一体で総合的に管理し、ガバナンスや内部統制と一体的に整備及び運用することを図っています
2そして、内部統制の適切な整備、運用を図るため、代表執行役社長を委員長とする「全社内部統制委員会」を設置し、取締役会が定めた内部統制システムに関する基本方針に基づき、同委員会において内部統制システムに関する具体的な全社方針、規程を定めることとするとともに、内部統制システムの整備、運用状況をモニタリングすることとしました
3また、グループ全体のリスクマネジメント体制を強化するために、「リスクマネジメント本部」によるグループ全体のインシデント情報の集約化や発生事象別のリスクレベルに応じた適切な対応方針の策定と実行体制の構築を図っております
4有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
5また、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3164億円27.1億円16.5%
FY2022/3214億円29.8億円14.0%
FY2023/3260億円69.2億円26.6%
FY2024/3244億円26.2億円10.7%
FY2025/3272億円57.5億円21.1%

法人税等の実効税率は年度によって変動が見られますが、これは連結子会社の業績変動や税効果会計の適用、一時的な税務上の調整などが影響しています。概ね20%〜25%の範囲で収まる年度が多く、通常の事業運営に伴う納税が安定的に実施されています。将来の業績見通しに基づく予想税率も25%前後となっており、税務上の大きな懸念点はありません。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
786万円
従業員数
8,079
平均年齢
41.5歳
平均年収従業員数前年比
当期786万円8,079-

従業員の平均年収は786万円と、事務用品業界の中では非常に高い水準を維持しており、長年の安定した収益基盤と高いブランド力が社員への高水準な還元を実現しています。業界全体の平均と比較しても上位に位置しており、専門性の高い人材確保を可能にする強力な動機付けとなっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主38%
浮動株62%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関21.1%
事業法人等16.8%
外国法人等22%
個人その他37.1%
証券会社3%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 主な安定株主はKuroda&Sons。

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(54,719,000株)12.7%
コクヨ共栄会(39,308,000株)9.13%
㈱Kuroda&Sons(17,686,000株)4.11%
(公財)黒田緑化事業団(14,412,000株)3.35%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(14,243,000株)3.31%
コクヨ共和会(11,745,000株)2.73%
黒田 章裕(7,949,000株)1.85%
黒田 耕司(6,527,000株)1.52%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(6,294,000株)1.46%
黒田 康裕(6,204,000株)1.44%

コクヨは、日本マスタートラスト信託銀行などの機関投資家が上位を占めるほか、創業家に関連する法人や『コクヨ共栄会』といった持株会が安定株主として一定の影響力を維持しており、創業家主導の経営体制が色濃く残る構成となっています。流通株式比率は一定水準で確保されていますが、長期保有を前提とした安定的な株主構成が同社の経営に一定の安定感を与えています。

会社の公式開示情報

役員報酬

3,800万円
取締役1名の合計

コクヨの収益構造は、文具・事務用品に加えてオフィス家具や空間デザイン事業が大きな柱となっており、特にファニチャー事業の好調さが近年の増収増益を牽引しています。リスク要因として、原材料価格の高騰やデジタル化によるペーパーレス化、激しい価格競争が挙げられており、これらの外部環境変化に対する成長戦略の実行が重要視されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 2名(25.0% 男性 6
25%
75%
監査報酬
1億4,000万円
連結子会社数
28
設備投資額
134.3億円
平均勤続年数(従業員)
15.4
臨時従業員数
1370

同社は女性役員比率が25.0%と高く、多様な視点を取り入れたガバナンス体制を積極的に構築しています。監査体制においても1億4,000万円という大規模な監査報酬を支払っており、28社の連結子会社を抱える大企業として、健全かつ厳格な経営監視機能を維持しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
新中計は成長意欲が高いが、近年の業績予想はやや未達傾向が見られるため達成には規律が求められる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 4,300億円 順調 (3,598.8億円)
83.7%
EBITDA: 目標 430億円 順調 (302.5億円)
70.3%
海外売上高比率: 目標 20% 順調 (約15%)
75%
ROE: 目標 9%以上 順調 (9.1%)
100%
(参考)長期ビジョンCCC2030
〜FY2030
売上高: 目標 5,000億円 順調 (3,598.8億円)
72%
海外売上高比率: 目標 25%以上 やや遅れ (約15%)
60%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20253,900億円3,599億円-7.7%
FY20243,550億円3,382億円-4.7%
FY20233,370億円3,288億円-2.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025270億円262億円-2.8%
FY2024245億円220億円-10.1%
FY2023200億円238億円+19.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2025年から新中期経営計画「Unite for Growth 2027」を開始し、2027年度に売上高4,300億円、EBITDA430億円という野心的な目標を掲げています。特に、ベトナム企業の買収などを通じて海外売上高比率を20%まで高める計画で、グローバル展開への強い意志がうかがえます。一方で、過去数年の業績予想は売上高・営業利益ともに期初計画を下回るケースが散見されるため、計画の実行力と進捗が今後の評価の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

コクヨのTSR(株主総利回り)は、FY2021からFY2025にかけて5期連続でTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。これは、安定した業績成長と積極的な株主還元策(増配や自社株買い)が評価された結果です。特にファニチャー事業の好調や海外展開への期待が株価を押し上げ、配当利回りと合わせた総合的なリターンが市場平均を上回る要因となっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+175.5%
100万円 →275.5万円
175.5万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021126.1万円+26.1万円26.1%
FY2022140.4万円+40.4万円40.4%
FY2023176.4万円+76.4万円76.4%
FY2024217.9万円+117.9万円117.9%
FY2025275.5万円+175.5万円175.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残122,100株
売り残169,700株
信用倍率0.72倍
2026年3月20日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年4月下旬
第2四半期決算発表2026年7月下旬
期末配当権利確定日2026年12月29日

信用倍率は0.72倍と売り残が買い残を上回る「貸借倍率好転」の状態で、将来的な株価上昇を見込んだ買い戻し(踏み上げ)が期待される一方、下落圧力も示唆します。PER・PBRは業界平均並みで、市場からは成熟企業として標準的な評価を受けていると言えます。時価総額は同業のオカムラやプラスと比較してもトップクラスであり、業界内での安定した地位を反映しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
128
前月比 +12.5%
メディア数
42
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 15%
その他製品業種 420社中 63位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
事業戦略・提携30%
ブランディング・賞20%
その他10%

最近の出来事

2026年3月自社株買い

資本効率の向上を目的とした自己株式取得の決定を発表しました。

2026年2月本決算発表

FY2025決算にて、売上高3598.8億円、営業利益262.47億円を達成し持続的な成長を証明しました。

2025年12月リブランディング

創業120周年を機に、初のコーポレートメッセージを策定しロゴの刷新を断行しました。

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コクヨ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 19.25円
安全性
安定
自己資本比率 70.9%
稼ぐ力
普通
ROE 8.4%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「誰もが知る『Campusノート』の巨人が、オフィス空間デザインと海外M&Aで『知のインフラ』企業へと脱皮中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU