コクヨ7984
KOKUYO CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが学生時代に使っていた『Campusノート』、あれはコクヨの製品です。実は、普段オフィスで座っている椅子や使っているデスク、会議室の設計なども手がけているかもしれません。コクヨは文房具だけでなく、人々が快適に働いたり学んだりできる『空間』そのものをつくっています。最近では、あなたが使っているかもしれない勉強ノート共有アプリ『Clear』もグループに加わり、デジタルな学びの場も支えているのです。
文具・オフィス家具の国内最大手。2025期は売上高3,598.8億円、営業利益262.47億円と堅調に推移しています。オフィス需要の回復を追い風にファニチャー事業が成長を牽引し、ベトナム大手買収など東南アジア市場の開拓を加速させています。長期ビジョン達成に向け、M&AやITベンチャーとの提携を通じ、単なるメーカーから「働く・学ぶ」環境を総合的に提案する企業への変革を進めています。
会社概要
- 業種
- その他製品
- 決算期
- 12月
- 本社
- 大阪市東成区大今里南六丁目1番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 6.0% | 4.2% | - |
| 2022/12期 | 7.8% | 5.5% | - |
| 2023/12期 | 7.7% | 5.5% | - |
| 2024/12期 | 8.4% | 6.0% | 6.6% |
| 2025/12期 | 8.3% | 6.0% | 7.3% |
| 2025/12期 | 8.9% | 6.0% | 7.3% |
収益性については、営業利益率は6%台から7%台で推移し、経営効率の改善が進んでいることが示されています。ROE(自己資本利益率)は8%台まで向上しており、資本効率を意識した経営が浸透しつつあります。高シェアを誇る文具分野のブランド力と、オフィス家具領域での空間デザイン力という強みを活かし、着実な利益成長を実現しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 3,202億円 | — | 137億円 | 29.2円 | - |
| 2022/12期 | 3,009億円 | — | 182億円 | 39.4円 | -6.0% |
| 2023/12期 | 3,288億円 | — | 191億円 | 41.4円 | +9.2% |
| 2024/12期 | 3,388億円 | 225億円 | 218億円 | 48.0円 | +3.1% |
| 2025/12期 | 3,599億円 | 262億円 | 215億円 | 48.3円 | +6.2% |
コクヨは文具およびオフィス家具事業の安定的な成長を背景に、売上高は2021/03期の約3,202億円から2026/03期には約3,900億円まで堅調に拡大しています。デジタル化の進展や働き方改革に伴うオフィス空間需要の変化を捉え、高付加価値な製品・サービスを展開することで利益面でも増益基調を維持しています。今後はグローバル展開の加速とポートフォリオ変革により、さらなる売上成長と収益性の向上が期待されます。 【2025/12期実績】売上3599億円(前期比6.2%)、営業利益262億円、純利益215億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
その他製品の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
コクヨの収益構造は、文具・事務用品に加えてオフィス家具や空間デザイン事業が大きな柱となっており、特にファニチャー事業の好調さが近年の増収増益を牽引しています。リスク要因として、原材料価格の高騰やデジタル化によるペーパーレス化、激しい価格競争が挙げられており、これらの外部環境変化に対する成長戦略の実行が重要視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 3,900億円 | — | 3,599億円 | -7.7% |
| 2024期 | 3,550億円 | — | 3,382億円 | -4.7% |
| 2023期 | 3,370億円 | — | 3,288億円 | -2.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 270億円 | — | 262億円 | -2.8% |
| 2024期 | 245億円 | — | 220億円 | -10.1% |
| 2023期 | 200億円 | — | 238億円 | +19.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2025年から新中期経営計画「Unite for Growth 2027」を開始し、2027年度に売上高4,300億円、EBITDA430億円という野心的な目標を掲げています。特に、ベトナム企業の買収などを通じて海外売上高比率を20%まで高める計画で、グローバル展開への強い意志がうかがえます。一方で、過去数年の業績予想は売上高・営業利益ともに期初計画を下回るケースが散見されるため、計画の実行力と進捗が今後の評価の鍵となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
資本効率の向上を目的とした自己株式取得の決定を発表しました。
2025期決算にて、売上高3598.8億円、営業利益262.47億円を達成し持続的な成長を証明しました。
創業120周年を機に、初のコーポレートメッセージを策定しロゴの刷新を断行しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は約71%と非常に強固な水準を維持しています。これまで有利子負債はゼロに近い状態でしたが、近年は成長投資のための戦略的な資金調達を行っており、バランスシートを機動的に活用しています。潤沢なネットキャッシュを背景に、M&Aや自社株買いなど、株主価値の最大化に向けた投資余力も十分に確保されています。 【2025/12期】総資産3550億円、純資産2555億円、自己資本比率67.1%、有利子負債35億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 218億円 | 25.6億円 | 151億円 | 244億円 |
| 2022/12期 | 95.8億円 | 33.2億円 | 89.9億円 | 62.6億円 |
| 2023/12期 | 347億円 | 38.0億円 | 144億円 | 309億円 |
| 2024/12期 | 164億円 | 123億円 | 156億円 | 286億円 |
| 2025/12期 | 144億円 | 46.1億円 | 316億円 | 97.6億円 |
営業キャッシュフローは安定的にプラスを維持しており、事業からの稼ぐ力は健在です。FCF(フリーキャッシュフロー)は投資活動やM&Aの影響で変動するものの、高い財務基盤により成長投資を支える水準を確保しています。財務キャッシュフローのマイナスは配当支払いや自社株買いによる株主還元を積極的に行っている証であり、キャッシュの適切な配分がなされています。
この会社のガバナンスは?
同社は女性役員比率が25.0%と高く、多様な視点を取り入れたガバナンス体制を積極的に構築しています。監査体制においても1億4,000万円という大規模な監査報酬を支払っており、28社の連結子会社を抱える大企業として、健全かつ厳格な経営監視機能を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 786万円 | 8,079人 | - |
従業員の平均年収は786万円と、事務用品業界の中では非常に高い水準を維持しており、長年の安定した収益基盤と高いブランド力が社員への高水準な還元を実現しています。業界全体の平均と比較しても上位に位置しており、専門性の高い人材確保を可能にする強力な動機付けとなっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
コクヨのTSR(株主総利回り)は、2021期から2025期にかけて5期連続でTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。これは、安定した業績成長と積極的な株主還元策(増配や自社株買い)が評価された結果です。特にファニチャー事業の好調や海外展開への期待が株価を押し上げ、配当利回りと合わせた総合的なリターンが市場平均を上回る要因となっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 22円 | 21.4% |
| 2017/12期 | 29円 | 22.9% |
| 2018/12期 | 32円 | 26.6% |
| 2019/12期 | 39円 | 30.1% |
| 2020/12期 | 39円 | 55.6% |
| 2021/12期 | 47円 | 40.3% |
| 2022/12期 | 57円 | 35.9% |
| 2023/12期 | 66.5円 | 40.2% |
| 2024/12期 | 20.2円 | 40.1% |
| 権利確定月 | 12月 |
同社は配当性向40%を目安とした安定的な株主還元を方針として掲げています。業績の成長に合わせて一株あたりの配当金も着実に増額しており、株主を重視した還元姿勢が鮮明です。今後も連結業績の拡大とともに、配当と自社株買いを組み合わせた総還元性向の高い還元が継続される見通しです。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 126.1万円 | 26.1万円 | 26.1% |
| 2022期 | 140.4万円 | 40.4万円 | 40.4% |
| 2023期 | 176.4万円 | 76.4万円 | 76.4% |
| 2024期 | 217.9万円 | 117.9万円 | 117.9% |
| 2025期 | 275.5万円 | 175.5万円 | 175.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.72倍と売り残が買い残を上回る「貸借倍率好転」の状態で、将来的な株価上昇を見込んだ買い戻し(踏み上げ)が期待される一方、下落圧力も示唆します。PER・PBRは業界平均並みで、市場からは成熟企業として標準的な評価を受けていると言えます。時価総額は同業のオカムラやプラスと比較してもトップクラスであり、業界内での安定した地位を反映しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 164億円 | 27.1億円 | 16.5% |
| 2022/12期 | 212億円 | 29.2億円 | 13.8% |
| 2023/12期 | 260億円 | 69.2億円 | 26.6% |
| 2024/12期 | 244億円 | 26.2億円 | 10.7% |
| 2025/12期 | 272億円 | 57.5億円 | 21.1% |
法人税等の実効税率は年度によって変動が見られますが、これは連結子会社の業績変動や税効果会計の適用、一時的な税務上の調整などが影響しています。概ね20%〜25%の範囲で収まる年度が多く、通常の事業運営に伴う納税が安定的に実施されています。将来の業績見通しに基づく予想税率も25%前後となっており、税務上の大きな懸念点はありません。
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コクヨ まとめ
「誰もが知る『Campusノート』の巨人が、オフィス空間デザインと海外M&Aで『知のインフラ』企業へと脱皮中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。