TAKARA & COMPANY
TAKARA & COMPANY LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
IR・ディスクロージャー支援のパイオニア、企業の"伝える"を革新する
すべてのステークホルダーから信頼される企業グループとして、お客様とともに成長し、企業価値を継続的に向上させる。
この会社ってなに?
あなたが応援したい企業の株を買うとき、その会社の業績や将来について書かれた『決算短信』や『有価証券報告書』といった書類を目にしますよね。実はその作成を裏側で専門的に支えているのが、このTAKARA & COMPANYです。上場企業が投資家に向けて正確な情報を届けるための、いわば「情報のインフラ」を担っています。また、国際会議やニュースで見る同時通訳のサービスも、同社のグループ会社が提供していることがあります。普段は表に出なくとも、企業と社会をつなぐ重要なコミュニケーションを支える、縁の下の力持ちのような存在なのです。
TAKARA & COMPANYは、上場企業の法定開示書類作成支援で国内トップクラスのシェアを誇る老舗企業です。FY2025には売上高296.8億円、営業利益40.48億円を達成し、安定した収益基盤を築いています。近年はM&Aに積極的で、通訳・翻訳事業を第二の柱に育成しており、売上構成比の約3割を占めるまで成長しました。株主還元にも積極的で、FY2025には年間配当120円と大幅な増配を実施しており、安定性と成長性を両立する経営戦略が注目されます。
会社概要
- 業種
- その他製品
- 決算期
- 5月
- 本社
- 東京都豊島区高田三丁目28番8号
- 公式
- www.takara-company.co.jp
社長プロフィール

当社グループは、創業以来ディスクロージャー&IRを主軸に、お客様の企業価値向上に貢献してまいりました。近年はM&Aも積極的に行い、通訳・翻訳事業を第二の柱として成長させています。今後も「情報」を基軸とした質の高いサービスを提供し、社会の持続的発展に貢献してまいります。
この会社のストーリー
創業者の堆金(ヒロガネ)一平が謄写印刷業を開始。企業の成長に不可欠な情報伝達のサポートという事業の原点が生まれる。
法人化し、宝印刷株式会社を設立。本格的にディスクロージャー(企業情報開示)支援事業へと舵を切る。
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。社会的な信用を高め、事業拡大への大きな一歩を踏み出す。
東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ指定。ディスクロージャー支援業界におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立する。
持株会社体制へ移行し、商号を「株式会社TAKARA & COMPANY」に変更。印刷会社の枠を超え、総合的な情報ソリューション企業への変革を誓う。
通訳・翻訳の老舗であるサイマル・インターナショナルをグループ会社化。ディスクロージャーのグローバル化に対応し、新たな収益の柱を構築。
中期経営計画の利益目標を計画より早く達成。積極的なM&Aと既存事業の成長が実を結び、高い収益力を証明する。
「新・中期経営計画2026」を推進。売上高330億円、営業利益44億円を目指し、M&AやAI活用を通じて企業価値の更なる向上に挑む。
注目ポイント
上場企業のIR・情報開示を支援する業界で、競合のプロネクサスと市場を二分する圧倒的なシェアを誇ります。安定した顧客基盤が強みです。
近年、通訳・翻訳の老舗「サイマル」や金融系コンサル会社などを買収。既存事業とのシナジーで、第2、第3の収益の柱を育てています。
高い収益性を背景に、財務基盤は盤石です。連続増配を実施するなど、株主への利益還元にも積極的な姿勢を見せています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 50円 | 51.6% |
| FY2017/3 | 50円 | 51.6% |
| FY2018/3 | 50円 | 50.3% |
| FY2019/3 | 50円 | 45.2% |
| FY2020/3 | 54円 | 38.8% |
| FY2021/3 | 54円 | 41.5% |
| FY2022/3 | 58円 | 33.9% |
| FY2023/3 | 70円 | 35.4% |
| FY2024/3 | 80円 | 34.5% |
| FY2025/3 | 120円 | 38.2% |
同社は株主優待制度を廃止しており、現在は実施していません。
配当政策として利益成長に応じた還元を重視しており、継続的な増配を通じて株主への利益還元を強化しています。配当性向は30%から40%前後の水準を安定して維持しており、業績拡大に伴う配当額の引き上げが投資家から高く評価されています。今後も強固な財務基盤を活かし、安定した配当の継続が期待される銘柄です。
同業比較(収益性)
その他製品の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
TAKARA & COMPANYは上場企業向けディスクロージャー関連事業を中核とし、堅調な需要を背景に売上高・営業利益ともに右肩上がりの成長を遂げています。FY2025/3には純利益が約40.8億円に達するなど収益性が向上しており、積極的なM&Aを通じて通訳・翻訳事業などのポートフォリオ拡充も進めています。2026年3月期は売上高330億円を目指すなど、安定した成長基盤を確立しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 8.5% | 6.0% | 10.7% |
| FY2017/3 | 7.8% | 5.8% | 9.7% |
| FY2018/3 | 7.6% | 5.6% | 9.7% |
| FY2019/3 | 8.0% | 5.6% | 9.7% |
| FY2020/3 | 9.4% | 5.9% | 11.8% |
| FY2021/3 | 7.3% | 5.3% | 10.9% |
| FY2022/3 | 9.6% | 7.3% | 14.1% |
| FY2023/3 | 10.3% | 7.8% | 13.8% |
| FY2024/3 | 10.8% | 8.3% | 14.5% |
| FY2025/3 | 13.3% | 10.2% | 13.6% |
営業利益率は13%から14%台の高い水準で推移しており、専門的知見を要する開示支援事業において安定した高収益体質を維持しています。資本効率を示すROEもFY2025/3には13.3%に向上しており、効率的な資産運用と利益創出の両立が確認できます。今後も本業のシェア維持と高付加価値サービスの提供により、収益性の高さが持続するものと予想されます。
財務は安全?
同社は有利子負債を一切持たない実質無借金経営を継続しており、極めて強固な財務基盤を有しています。自己資本比率は75%超と高水準を維持しつつ、資産規模をFY2021/3の約310億円からFY2025/3には約401億円へと順調に拡大させています。この潤沢な自己資本と手元流動性は、将来的な成長投資や株主還元を支える強力な裏付けとなっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 19.8億円 | -3.1億円 | -5.6億円 | 16.6億円 |
| FY2017/3 | 15.6億円 | -5.8億円 | -5.8億円 | 9.9億円 |
| FY2018/3 | 14.9億円 | -8.5億円 | -4.8億円 | 6.4億円 |
| FY2019/3 | 18.0億円 | -7.8億円 | -2,900万円 | 10.2億円 |
| FY2020/3 | 30.7億円 | -51.9億円 | 14.8億円 | -21.2億円 |
| FY2021/3 | 25.3億円 | -13.6億円 | 11.9億円 | 11.7億円 |
| FY2022/3 | 27.4億円 | -9.0億円 | -12.3億円 | 18.4億円 |
| FY2023/3 | 47.2億円 | -6.9億円 | -11.9億円 | 40.3億円 |
| FY2024/3 | 33.5億円 | -8.3億円 | -13.7億円 | 25.2億円 |
| FY2025/3 | 43.7億円 | 12.7億円 | -11.3億円 | 56.4億円 |
本業で着実にキャッシュを生み出す構造が確立されており、潤沢な営業キャッシュフローを背景に安定したフリーキャッシュフローを創出しています。投資キャッシュフローはM&Aなど成長投資のための支出が中心ですが、財務キャッシュフローでは配当支払いや自己株式取得を通じて株主還元を積極的に実施しています。手元資金の厚みは、今後の不透明な市場環境においても柔軟な戦略実行を可能にします。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 17.3億円 | 6.4億円 | 37.2% |
| FY2017/3 | 16.0億円 | 5.2億円 | 32.5% |
| FY2018/3 | 16.8億円 | 5.7億円 | 33.9% |
| FY2019/3 | 19.0億円 | 6.7億円 | 35.1% |
| FY2020/3 | 23.6億円 | 8.1億円 | 34.2% |
| FY2021/3 | 28.8億円 | 12.4億円 | 43.1% |
| FY2022/3 | 36.8億円 | 14.3億円 | 38.9% |
| FY2023/3 | 39.8億円 | 13.9億円 | 34.8% |
| FY2024/3 | 43.1億円 | 12.9億円 | 30.0% |
| FY2025/3 | 42.4億円 | 1.6億円 | 3.9% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益に基づき算出されています。FY2025/3においては特殊要因により実効税率が一時的に低下していますが、通常期においては標準的な税率水準に収まっています。会社側は業績予想に基づき適切な納税計画を維持しています。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によれば、事業は上場企業向けのディスクロージャー関連事業を中核とし、通訳・翻訳事業を第二の柱として展開しています。企業開示ニーズを独占的に取り込む強固なビジネスモデルを構築していますが、少子高齢化による顧客企業の減少や、AI技術の進化に伴う翻訳単価の下落といったリスク要因に対しても、積極的にM&Aを行い事業多角化で対応しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 300億円 | — | 297億円 | -1.1% |
| FY2024 | 288億円 | — | 293億円 | +1.7% |
| FY2023 | 270億円 | — | 276億円 | +2.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 43億円 | — | 40億円 | -5.9% |
| FY2024 | 39億円 | — | 42億円 | +8.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の「新・中期経営計画2026」では、最終年度に売上高330億円、営業利益44億円を目標としています。FY2025終了時点での進捗率は売上高で89.9%、営業利益で92.0%と順調に進んでいます。特に純利益目標31億円に対しては、FY2025実績が40.75億円と既に前倒しで大幅に達成しており、収益性の改善が際立っています。過去の業績予想も比較的精度が高く、経営陣の計画達成へのコミットメントがうかがえます。
株の売買状況と今後の予定
競合のプロネクサス(7893)と市場を二分しており、両社の動向が株価に影響を与えます。業界平均と比較すると、PERは割安ですが、PBRはやや割高と評価されています。一方、配当利回りは3.12%と業界平均を大きく上回っており、インカムゲインを重視する投資家からの資金流入が期待されます。信用倍率は1.61倍と拮抗しており、短期的な需給は安定しています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
金融機関向け支援を行うジェイ・トラストを買収し、ディスクロージャー関連事業を強化。
MIRI Capital Management LLCによる株式保有割合の増加が報告され、投資家の注目を集めた。
第3四半期累計経常利益は微増となったが、直近の12-2月期は減益となり市場は慎重に反応。
最新ニュース
TAKARA & COMPANY まとめ
ひとめ診断
「上場企業のIR担当者なら誰もが知る印刷会社が、翻訳・通訳事業のM&AとDXで成長を加速させるBtoBの隠れたガリバー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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