JUMP

バンダイナムコHD7832

Bandai Namco Holdings Inc.

プライムUpdated 2026/05/18
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 73円
安全性
安定
自己資本比率 72.3%
稼ぐ力
高い
ROE 17.0%
話題性
好評
ポジ 62%

この会社ってなに?

週末に組み立てたガンプラ、子どもの頃に夢中になった「たまごっち」、最新ゲーム「ELDEN RING」、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズや「ワンピース」――こうした「日本のエンタメ」のかなりの部分を支えているのが、このバンダイナムコHDです。世界中で愛されるIP(キャラクター)を、ゲーム・玩具・アニメ・カプセルトイ・アーケード施設・カードなどあらゆる形に展開する独自の「IP軸戦略」で、2026/03期には売上1兆3,482億円・営業利益1,895億円の過去最高益を達成。連結子会社81社、海外売上比率は45%超でグローバルに成長を続けています。100株保有で年1回1,000ポイントの株主優待(ガンダムや人気IPのアート・コレクション、こども商品券、バンダイナムコ・コイン等から選択)がもらえるのもファンには嬉しいポイント。「ガンダム」シリーズだけでも年間1,272億円規模の事業に成長しており、推しIPがある人にとっては事業内容を理解しやすく、長期的に応援したくなる企業です。

バンダイナムコHDは、ガンダム・ドラゴンボール・ワンピース・たまごっち・アイドルマスター・ELDEN RING等の強力なIPを軸に、トイホビー・デジタル・映像音楽・アミューズメントの4事業を世界展開する日本最大級のエンタメ企業です。2026/03期本決算は売上高1兆3,482億円(前期比+8.6%)・営業利益1,895億円(+5.2%)・経常利益2,019億円(+8.3%)・純利益1,406億円(+8.8%)と全項目で過去最高を更新しました。トイホビー事業(売上6,740億円、営業利益+24.2%)が「ガンプラ」「一番くじ」「Tamagotchi Paradise」「トレーディングカード」等の好調で牽引し、映像音楽事業も新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のヒットで貢献。2027/03期予想は売上1兆3,500億円(+0.1%)・営業利益1,850億円(-2.4%)・純利益1,300億円(-7.6%)と一旦調整局面ですが、中期計画(2025-2027年度)では2028/03期に売上1兆4,500億円・営業利益2,000億円・海外売上比率50%以上を掲げ、IP価値の最大化を継続します。

その他製品プライム市場

注目ポイント

無敵の「IP軸戦略」と過去最高益更新

ガンダム・ドラゴンボール・ワンピース・たまごっち等の強力なIPを、ゲーム・玩具・アニメ・施設など複数の分野で同時展開する独自のビジネスモデルが最大の強み。2026/03期は売上1兆3,482億円・営業利益1,895億円・純利益1,406億円で過去最高益を更新

世界で広がる日本のエンタメ需要

映像配信の普及でグローバル市場における日本IPの人気が継続拡大。中期計画で2028/03期に海外売上比率50%以上を目標に掲げ、3カ年で約6,000億円の戦略投資を計画。Legendary Picturesとの実写ガンダム共同投資など、グローバル成長余地が魅力。

総還元性向50%超+エンタメ企業ならではの株主優待

新中計で総還元性向50%以上+DOE3.6%以上を新方針に。2026/03期は配当73円(3期連続増配)+自己株式600万株取得で総還元性向51.0%を実現。100株保有で年1回1,000ポイントの株主優待(ガンダムSEEDアート・コレクション、こども商品券、バンダイナムコ・コイン等)もファンに人気。

会社概要

業種
その他製品
決算期
3月
本社
東京都港区芝5-37-8 バンダイナムコ未来研究所
公式
www.bandainamco.co.jp

サービスの実績は?

13,482億円
連結売上高
2026/03期実績
+8.6% YoY
1,895億円
連結営業利益
2026/03期実績
+5.2% YoY・過去最高
81
連結子会社数
グローバルグループ体制
世界規模のIPネットワーク
1,000pt
株主優待ポイント
100株保有で年1回(3月末)
アート・コレクション等選択可
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

トイホビー事業
6,740億円46.9%)
デジタル事業
4,766億円33.1%)
映像音楽事業(旧IPプロデュース)
955億円6.6%)
アミューズメント事業
1,527億円10.6%)
その他事業
390億円2.7%)
トイホビー事業6,740億円
利益: 1,269億円利益率: 18.8%

ガンプラ・一番くじ・コレクターズフィギュア・トレーディングカード・ガシャポン・たまごっき等の玩具。2026/03期は売上+12.9%・営業利益+24.2%とグループ最大セグメントが大幅増益。Tamagotchi Paradiseがヒット。

デジタル事業4,766億円
利益: 567億円利益率: 11.9%

家庭用・スマホゲーム等。新作「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」「ELDEN RING NIGHTREIGN」等が好調。一方で前年同期とのタイトル編成差で営業利益-17.3%。

映像音楽事業(旧IPプロデュース)955億円
利益: 122億円利益率: 12.8%

新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」がヒットし劇場興行・映像配信・ライセンス展開で貢献。ラブライブ!シリーズ・「ワンパンマン」海外展開も安定。営業利益+3.4%。

アミューズメント事業1,527億円
利益: 101億円利益率: 6.6%

国内アミューズメント施設の既存店売上が前年同期比107.0%と好調。「バンダイナムコ Cross Store」「ガシャポンのデパート」等のグループ連携施設が牽引。営業利益+19.8%。

その他事業390億円
利益: 28億円利益率: 7.2%

グループ各社への物流事業・管理業務等のサポート関連。グループ事業の好調を反映し、営業利益+68.6%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
17.0%
株主資本の利回り
ROA
12.3%
総資産の活用度
Op. Margin
14.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期9.6%6.7%11.4%
2022/03期16.9%11.6%14.1%
2023/03期14.6%10.1%11.8%
2024/03期15.0%10.7%8.6%
2025/03期17.3%12.5%14.5%
2026/03期17.0%12.3%14.1%
3Q FY2026/316.2%(累計)10.1%(累計)15.7%

ROEは9.6%から17.0%へと6年で大幅に改善し、資本効率の高い経営を実現。営業利益率は2024/03期期に北米アミューズメント撤退等の影響で8.6%まで一時低下しましたが、2025/03期期に14.5%まで回復し、2026/03期期も14.1%と中期計画目標の「継続的に12%以上」を維持。中期計画ではエクイティスプレッド5%以上を継続目標に掲げ、EPSとROEの両軸での企業価値向上を目指しています。IP軸戦略によるデジタル事業の高収益化とトイホビー事業のグローバル展開が利益率水準を支えています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2022/03期8,893億円1,255億円928億円140.7円+20.0%
2023/03期9,901億円1,165億円903億円136.9円+11.3%
2024/03期1.1兆円907億円1,015億円153.8円+6.1%
2025/03期1.2兆円1,802億円1,293億円197.88円+18.2%
2026/03期1.3兆円1,895億円1,407億円217.49円+8.6%

2021/03期期から2026/03期期にかけて売上高は約7,409億円から約1兆3,482億円へと約1.8倍に拡大し、営業利益も約847億円から約1,895億円へと2.2倍超に成長しました。2024/03期期は北米アミューズメント事業撤退の影響で営業減益となりましたが、2025/03期期にトイホビーとデジタル事業の好調で過去最高益に回帰し、2026/03期期は売上+8.6%・営業利益+5.2%・純利益+8.8%で再び最高益を更新。2027/03期予想は売上1兆3,500億円(+0.1%)・営業利益1,850億円(-2.4%)とほぼ横ばいの計画ですが、中期計画最終年度の2028/03期には売上1兆4,500億円・営業利益2,000億円・海外売上比率50%以上を目標に掲げています。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

その他製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
17.0%
業界平均
10.2%
営業利益率上回る
この会社
14.1%
業界平均
10.1%
自己資本比率上回る
この会社
72.3%
業界平均
60.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

7億4,600万円
1名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
トイホビー事業6,740億円1,269億円18.8%
デジタル事業4,766億円567億円11.9%
映像音楽事業(旧IPプロデュース)955億円122億円12.8%
アミューズメント事業1,527億円101億円6.6%
その他事業390億円28億円7.2%

EDINET開示情報によると、トイホビー事業が売上6,740億円・営業利益1,269億円とグループ最大かつ最高収益性(18.8%)を誇り、ガンプラ・たまごっち・トレーディングカード等の好調が牽引。次いで映像音楽事業(営業利益率12.8%)、デジタル事業(11.9%)が高収益。新中期計画では3カ年で約6,000億円の成長投資を計画し、ゲーム・映像制作原価、金型等の設備投資、Connect with Fansに基づく360投資(全方位パートナーシップ)を3本柱とします。役員報酬は浅古CEO1名分で7億4,600万円。

会社の計画は順調?

A
総合評価
2026/03期本決算は売上+8.6%・営業利益+5.2%・純利益+8.8%で過去最高益を更新。期初予想(売上1兆2,500億円・営業利益1,650億円)に対し売上+7.9%・営業利益+14.9%の大幅上振れで着地し、計画達成能力の高さを示した。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

バンダイナムコHDは中期計画(2025-2027年度)で「さらなる事業規模の拡大」「新たな事業の柱の獲得」「長期利益を生み出す体制構築」を共通テーマに掲げる。最終年度2028/03期に売上1兆4,500億円・営業利益2,000億円・海外売上比率50%以上を目標。
FY2027/3 業績予想
2026年4月〜2027年3月
売上高: 目標 1兆3,500億円(前期比+0.1%) 期初前 (未発表(FY2027/3 期初))
期首実績待ち
営業利益: 目標 1,850億円(前期比-2.4%) 期初前 (未発表(FY2027/3 期初))
期首実績待ち
経常利益: 目標 1,900億円(前期比-5.9%) 期初前 (未発表(FY2027/3 期初))
期首実績待ち
親会社株主帰属純利益: 目標 1,300億円(前期比-7.6%) 期初前 (未発表(FY2027/3 期初))
期首実績待ち
中期経営計画(FY2028/3目標)
2026期-2028期
売上高(FY2028/3目標): 目標 1兆4,500億円 順調 (1兆3,482億円(FY2026/3実績))
93%
営業利益(FY2028/3目標): 目標 2,000億円 順調 (1,895億円(FY2026/3実績))
94.8%
海外売上比率(仕向地別): 目標 50%以上 順調 (約45%(FY2026/3推計))
90%
営業利益率(継続的目標): 目標 継続的に12%以上 達成 (14.1%(FY2026/3実績))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024/03期1兆円1兆500億円1兆502億円+5.0%
2025/03期1兆1,500億円1兆2,300億円1兆2,415億円+8.0%
2026/03期1兆2,500億円1兆3,000億円1兆3,482億円+7.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2024/03期1,250億円900億円907億円-27.4%
2025/03期1,600億円1,800億円1,802億円+12.6%
2026/03期1,650億円1,810億円1,895億円+14.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前中期計画期間における構造改革(北米アミューズメント事業の撤退等)が奏功し、2025/03期期以降は収益性が大きく改善。2026/03期期は期初予想(売上1兆2,500億・営利1,650億)を売上+7.9%・営利+14.9%で大幅上振れし、本決算で売上1兆3,482億円・営業利益1,895億円の過去最高益を更新しました。中期計画(2025-2027年度)では2028/03期に売上1兆4,500億円・営業利益2,000億円を掲げており、2026/03期実績で売上進捗率93.0%・営業利益進捗率94.8%と計画3年目を待たずに目標到達ペース。営業利益率12%以上の継続目標は既に14.1%で達成済みです。

最新ニュース

どんな話題が多い?

本決算・最高益更新40%
IP・新作タイトル25%
中期計画・成長戦略20%
株主還元・自己株取得15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
142
日本経済新聞, Gamebiz, ファミ通, Yahoo!ファイナンス, 株探, ロイター, 4Gamer, Musicman ほか
業界内ランキング
上位 5%
その他製品業 650社中 28位
報道のトーン
62%
好意的
30%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

2005年
バンダイナムコホールディングス設立

玩具大手のバンダイとゲーム大手のナムコが経営統合し、9月29日にバンダイナムコホールディングスを設立。世界屈指のエンターテインメント企業として新たなスタート。

2010年
IP軸戦略の確立

市場環境の変化に対応するため、特定のIP(キャラクター等の知的財産)をグループのあらゆる事業で最適に展開する「IP軸戦略」を本格的に強化。ガンダム・ドラゴンボール等の主力IPを軸とした事業モデルを確立。

2018年
パーパス「Fun for All into the Future」制定

グループの最上位概念として「Fun for All into the Future」を制定。エンターテインメントを通じた持続可能な社会の実現と、世界中のFansとのつながりを重視する経営方針を明確化。

2022年〜
前中期計画「Connect with Fans」始動

中長期ビジョン「Connect with Fans」のもと、IP軸戦略の深化とグローバル展開を加速。トイホビー事業のグローバル拡大、デジタル事業の収益基盤強化、北米アミューズメント事業からの撤退などの構造改革を実施。

2025年1月
ソニーグループと戦略的業務提携

ソニーグループとアニメ・マンガIP領域での戦略的業務提携を発表。グローバルIPファンコミュニティの開拓に向けた重要なパートナーシップを確立。

2025年4月
新中期計画(2025-2027年度)始動・浅古社長就任

浅古有寿氏が代表取締役社長CEOに就任(4月1日付)。新3カ年中期計画(2025-2027年度)をスタートし、4つのキーテーマ「いいものつくる」「もっとひろげる」「そだてつづける」「みがきふかめる」のもと、IP価値最大化と長期利益創造を加速。

2026年5月
過去最高益を更新・中計目標への布石

2026/03期本決算で売上1兆3,482億円(+8.6%)・営業利益1,895億円(+5.2%)・純利益1,406億円(+8.8%)で過去最高益を更新。トイホビー事業の好調と「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」等の話題作で全社業績を牽引。2028/03期の売上1兆4,500億円・営業利益2,000億円目標へ着実に進捗。

今後
海外売上比率50%・グローバル展開加速

2028/03期に海外売上比率(仕向地別)50%以上を目標に、3カ年で約6,000億円の戦略投資を実行予定。Legendary Picturesとの実写映画「機動戦士ガンダム」共同投資契約、デジタル事業のワールドワイドマーケティング強化等で日本発IPのグローバル展開を加速。

出来事の年表

2026年5月本決算最高益

2026/03期本決算を発表。売上高1兆3,482億円(+8.6%)・営業利益1,895億円(+5.2%)・純利益1,406億円(+8.8%)で過去最高益を更新。期末配当50円(中間23円+期末50円=年間73円)・自己株式600万株取得を実施し総還元性向51.0%。2027/03期は売上1兆3,500億円・営業利益1,850億円計画。

2026年2月業績上方修正

2026年3月期通期業績予想を売上高1兆3,000億円・営業利益1,810億円へ上方修正(従来1兆2,500億円・1,650億円)。トイホビーと映像音楽事業の好調を反映し、未定だった期末配当も2円増配の73円に決定。

2025年11月中間決算

2026年3月期2Q決算を発表。売上高6,517億円(+11.4%)・営業利益926億円(+19.3%)とトイホビー事業の好調で増収増益。「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」など主力IPのグループ連携が奏功。

2025年4月社長交代

浅古有寿氏が代表取締役社長CEOに就任(4月1日付)。前社長の川口勝氏は取締役会長へ。新中期計画(2025-2027年度)を主導し、IP価値最大化とグローバル成長を加速。

2025年2月中計発表

新3カ年中期計画(2025-2027年度)を発表。最終年度2028/03期に売上1兆4,500億円・営業利益2,000億円・海外売上比率50%以上を目標。総還元性向50%以上・DOE3.6%以上を新方針として開示。

2025年1月ソニーと提携

ソニーグループとの戦略的業務提携を発表。アニメ・マンガIPのグローバルコミュニティ拡大を目的としており、コンテンツのワールドワイド展開を加速させる転換点。

社長プロフィール

浅古 有寿
浅古 有寿
代表取締役社長CEO
IP戦略の継承者
私たちはパーパス「Fun for All into the Future」と中長期ビジョン「Connect with Fans」のもと、IP(知的財産)を軸とした多彩なエンターテインメントを世界中に展開しています。2026/03期期は売上1兆3,482億円・営業利益1,895億円と過去最高益を更新できましたが、これに満足することなく、「いいものつくる」「もっとひろげる」「そだてつづける」「みがきふかめる」の4つのキーテーマで世界中のFansと広く・深く・複雑につながり、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率72.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
8,614億円
会社の純資産

総資産は6年間で約7,328億円から約1兆1,905億円へと約1.6倍に拡大。自己資本比率は67〜72%の高水準を一貫して維持しており、2026/03期期は72.3%と過去最高水準、財務健全性は極めて高い水準です。有利子負債は実質ゼロで、現金及び現金同等物4,124億円・純資産8,614億円という盤石なネットキャッシュポジション。2026/03期期は自己株式600万株(247億円)を取得し、4月30日付で5,000,000株を消却するなど、株主還元と財務効率の両立を進めています。BPSは6年で775円→1,342円へ約1.7倍に増加。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+1,647億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-412億円
投資に使ったお金
Financing CF
-830億円
借入・返済など
Free CF
+1,236億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期605億円▲298億円▲190億円307億円
2022/03期1,212億円▲271億円▲255億円941億円
2023/03期956億円▲409億円▲595億円547億円
2024/03期889億円101億円▲752億円990億円
2025/03期1,873億円▲620億円▲773億円1,253億円
2026/03期1,647億円▲412億円▲830億円1,236億円

営業CFは2021/03期期の約605億円から2026/03期期の約1,647億円へと2.7倍に成長し、本業の稼ぐ力が着実に強化されています。2026/03期期は法人税等の支払額677億円(前期比+296億円)があったため営業CFは前期の1,873億円から1,647億円へやや減少しましたが、税金等調整前当期純利益が1,977億円(前期1,841億円)へと拡大した結果、依然として高水準。FCFは毎期安定して黒字を確保し、2026/03期期も約1,236億円と潤沢で、配当537億円・自己株式取得247億円という積極的な株主還元(総還元性向51.0%)の原資を支えています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 3名(20.0% 男性 12
20%
80%
監査報酬
3億7,700万円
連結子会社数
81
設備投資額
14.3億円
平均勤続年数(従業員)
19.3
臨時従業員数
9169

取締役会における女性役員比率を20.0%に高めて多様性を確保しており、ガバナンス体制の強化を図っています。81社の連結子会社を擁する大企業として、監査報酬3.77億円を投じて厳格な監査を実施し、グループ全体の経営透明性を維持しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主49.4%
浮動株50.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関35.8%
事業法人等11.4%
外国法人等38.9%
個人その他11.9%
証券会社2.1%

金融機関(信託銀行等)35.8%と事業法人11.4%(任天堂・創業家関連の資産管理会社「ジル」「マル」等を含む)を中心に安定株主が約49%。創業者・故 中村雅哉氏の親族関連保有(中村恭子氏 2.20%含む)を加算するとさらに長期保有層が厚みを増す構成。海外投資家比率38.9%とグローバルIP企業として海外投資家の評価も高い。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(129,384,000株)19.98%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(57,471,000株)8.88%
JP MORGAN CHASE BANK 380815 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(32,837,000株)5.07%
有限会社ジル(18,000,000株)2.78%
中村 恭子(14,272,000株)2.2%
野村信託銀行株式会社(退職給付信託三菱UFJ銀行口)(13,758,000株)2.13%
株式会社マル(13,200,000株)2.04%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(12,659,000株)1.96%
任天堂株式会社(11,537,000株)1.78%
KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SAMSUNG (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(10,046,000株)1.55%

機関投資家(日本マスタートラスト信託銀行20.0%・日本カストディ銀行8.9%)が上位を占める典型的な大型株の構成。創業者・故中村雅哉氏(ナムコ創業者)の親族関連と見られる中村恭子氏が2.20%、創業家関連の資産管理会社「ジル」が2.78%、「マル」が2.04%を保有し、創業家関連で約7%の影響力を維持。任天堂が1.78%を保有している点はゲーム業界での連携の深さを示唆します。外国人持株比率は約38.9%と、グローバルIPビジネスへの海外投資家の高い評価を反映しています(最新有価証券報告書時点)。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1IP依存リスク:特定の人気IP(ガンダム・ドラゴンボール・ワンピース等)への収益偏重が進んだ場合、当該IPの人気低下やライセンス契約変更が業績に大きく影響する
2為替変動リスク:海外売上比率が拡大しており、急激な円高は海外事業の円ベース収益を圧迫する
3情報セキュリティリスク:サイバー攻撃等による情報流出や事業システムへの影響、世界各国の個人情報保護法令への対応負担増
4サステナビリティ・気候変動リスク:プラスチック使用素材への環境規制、人権・サプライチェーン対応の強化負担
5アミューズメント・リアル事業の環境変化リスク:燃料価格上昇、人件費上昇、エンタメ多様化による施設集客の不確実性
6戦略投資の回収リスク:中期計画期間中の約6,000億円規模の成長投資・360投資について、期待リターンが得られない場合の業績影響

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,216万円
従業員数
11,345
平均年齢
46.7歳
平均年収従業員数前年比
当期1,216万円11,345-

ホールディングス(持株会社)単体の従業員は約46名と少人数で、平均年収1,216万円はエンタメ業界トップクラス。2023/03期に人員増の影響で一時低下しましたが、2025/03期は過去最高水準に回復。なお、事業会社のバンダイやバンダイナムコエンターテインメントは別会社の数値となります。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

2022期〜2026期の5年間累積TSRは+170.0%とTOPIX(+128.5%)を大きくアウトパフォーム。国内外での強力なIP(ガンダム・ドラゴンボール・たまごっち等)の展開力と、IP軸戦略によるトイホビー・デジタル事業の高収益化、構造改革による営業利益率の継続的向上が投資家に高く評価されました。直近2026期は上場来高値5,729円(2025年8月)からの調整局面で前年比やや低下していますが、2026/03期本決算の最高益更新を受けて再評価の余地があります。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
25
方針: 総還元性向50%以上 / DOE3.60%以上を下限とする長期安定配当(業績連動配当を含む)
1株配当配当性向
2017/03期8240.8%
2018/03期12349.9%
2019/03期14550.3%
2020/03期13250.3%
2021/03期11250.3%
2022/03期21250.2%
2023/03期206150.5%
2024/03期6039.0%
2025/03期7135.9%
2026/03期7333.6%
2027/03期(予想)2512.4%
3期連続増配
株主優待
あり
100株保有で1,000ポイント。プレミアムバンダイポイント・こども商品券・アート・コレクション(2026年テーマは「機動戦士ガンダムSEED」「コードギアス」)・バンダイナムコ・コイン等から選択可能。
必要株数100株以上(約36万円(100株×3,623円))
金額相当約1,000円相当(年間/100株)
権利確定月3月

2023/03期期は配当性向が一時的に150%超となりましたが、これは旧配当方針(連結配当性向50%基準)の最終期にあたり、業績悪化と配当維持が重なった結果です。2024/03期期以降は安定配当へ移行し、2026/03期期は前期比+2円の73円(中間23円+期末50円)・3期連続増配を達成。新中期計画では総還元性向50%以上+DOE3.6%以上を新方針に掲げ、2026/03期期は配当に加え自己株式600万株(247億円)を取得し総還元性向51.0%。2027/03期は中間配当25円(発表済)+期末配当は別途検討の方針で、上記表の2027/03期予想は確定済の中間配当25円のみを表示しています(期末配当は業績に応じて後日決定)。100株保有で年1回1,000ポイントの株主優待(2026年テーマはガンダムSEED・コードギアス)も人気で、ファンには嬉しい還元です。

もし5年前に投資していたら?

+
2022期初めに100万円を投資した場合
100万円が 270.0万円 になりました (170.0万円)
+170.0%
年度末時点評価額損益TSR
2022期183.5万円83.5万円83.5%
2023期173.2万円73.2万円73.2%
2024期175.4万円75.4万円75.4%
2025期304.0万円204.0万円204.0%
2026期270.0万円170.0万円170.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残640,300株
売り残45,800株
信用倍率13.98倍
2026年5月1日時点
今後の予定
2026/03期 本決算(発表済)2026年5月13日
定時株主総会2026年6月下旬予定
2027/03期 第1四半期決算2026年8月上旬予定

PER17.9倍は業種平均(約25倍)を下回り2026/03期期の本決算を経て割安感が出ています。PBR2.70倍はIP価値や無形資産プレミアムを反映した水準。信用倍率は13.98倍(買い長)で需給面では買い残主体ですが、買い残は前週比-1.6%と減少傾向。2027/03期は減益予想(営業利益-2.4%)が出ているため、当面は中期計画2028/03期目標(売上1兆4,500億円・営業利益2,000億円)への進捗とIP事業の成長率が株価モメンタムを決める展開です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期876億円387億円44.2%
2022/03期1,336億円409億円30.6%
2023/03期1,280億円377億円29.4%
2024/03期1,042億円26.7億円2.6%
2025/03期1,841億円548億円29.8%
2026/03期1,977億円570億円28.9%

2024/03期期は繰延税金資産の計上などにより実効税率が2.6%と一時的に極めて低水準となりましたが、2025/03期期以降は約29%前後の適正水準に回帰しています。2021/03期期の44.2%は海外子会社の税務影響等による一過性の高税率でした。2026/03期期は税引前利益1,977億円に対し法人税等570億円(実効税率28.9%)を計上し、業績拡大に伴い納税額も増加。なお、2026/03期期の法人税等支払額(CFベース)は677億円と前期(380億円)から大幅増となっています。

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バンダイナムコHD まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 73円
安全性
安定
自己資本比率 72.3%
稼ぐ力
高い
ROE 17.0%
話題性
好評
ポジ 62%

ガンダム・ドラゴンボール・ワンピース等の最強IPを束ね、2026/03期に売上1兆3,482億円・営業利益1,895億円で過去最高益を更新したIP軸戦略のリーディングカンパニー

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最終更新: 2026/06/14 / データ提供: OSHIKABU