バンダイナムコHD
Bandai Namco Holdings Inc.
最終更新日: 2026年3月20日
IPの力で世界中のファンとつながる、日本発の総合エンターテインメント企業
世界中のIPファン、あらゆるパートナー、グループ社員、そして社会と広く、深く、複雑につながる存在になること。
この会社ってなに?
あなたが遊んだことのあるゲームや、子どもの頃に夢中になったアニメキャラクターの裏側にいるのがこの会社。ガンプラ、たまごっち、太鼓の達人、アイマスなど、誰もが一度は触れたことのあるエンタメを生み出し続けています。推しIPがある人にとっては、株主優待でグループのポイントがもらえるのも嬉しいポイントです。
バンダイナムコHDは、ガンダムやドラゴンボール、ワンピースなど強力なキャラクターIPを軸に、玩具・ゲーム・アミューズメント・映像を多角展開する日本最大級のエンタメ企業です。FY2025/3期は売上高約1兆2,415億円・営業利益約1,802億円と過去最高水準を達成。ソニーグループとの戦略的業務提携によるアニメIPのグローバル展開加速や、新中期計画でFY2028/3期に売上高1兆4,500億円・営業利益2,000億円を掲げるなど、成長への布石を着々と打っています。
会社概要
- 業種
- その他製品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区芝5-37-8 バンダイナムコ未来研究所
- 公式
- www.bandainamco.co.jp
社長プロフィール
私たちは「Connect with Fans」というビジョンのもと、IP(知的財産)を軸とした多彩なエンターテインメントを世界中に展開しています。世界中のファンと広く、深くつながり、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
玩具大手のバンダイとゲーム大手のナムコが経営統合。世界屈指のエンターテインメント企業として新たなスタートを切る。
トイホビー、ゲームコンテンツ、アミューズメント施設など、両社の強みを活かした多角的な事業展開を本格化。
市場環境の変化に立ち向かうため、特定のIP(キャラクターなどの知的財産)をグループのあらゆる事業で最適に展開する「IP軸戦略」を強化。
海外市場での成長を目指し、北米やアジア、欧州での事業体制を強化。日本発のIPを世界に届ける土台を固める。
「Fun for All into the Future」をパーパスに制定。エンターテインメントを通じた持続可能な社会の実現にもコミットする。
IPを通じたファンとの深いつながりを重視し、デジタル事業やトイホビー事業が大きく伸長。過去最高の業績レベルを達成。
ソニーグループなどと戦略的な業務提携を締結。アニメ領域などを中心に、急速に拡大するグローバルなIPファンコミュニティの開拓に挑む。
海外売上高比率の早期50%達成を目指し、新規IP創出や次世代エンタメ基盤への大規模な戦略投資を推進していく。
注目ポイント
ひとつのキャラクターや作品(IP)を、ゲーム、おもちゃ、アニメ、アミューズメント施設など複数の分野で展開。安定して高い収益を生み出す独自のビジネスモデルが最大の強みです。
日本のゲームやアニメへの熱狂は世界中で拡大中。同社は中期計画で海外売上高比率の大幅な引き上げを掲げており、グローバル市場での大きな成長余地が魅力です。
業績に連動した配当方針に加え、こども商品券や自社サービスで使えるポイントなど、エンタメ企業ならではのワクワクする株主優待が投資初心者に人気です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 52円 | 33.0% |
| FY2017/3 | 82円 | 40.8% |
| FY2018/3 | 123円 | 49.9% |
| FY2019/3 | 145円 | 50.3% |
| FY2020/3 | 132円 | 50.3% |
| FY2021/3 | 112円 | 50.3% |
| FY2022/3 | 212円 | 50.2% |
| FY2023/3 | 206円 | 150.5% |
| FY2024/3 | 60円 | 39.0% |
| FY2025/3 | 71円 | 35.9% |
| 必要株数 | 100株以上(約42万円) |
| 金額相当 | 約1,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
FY2023/3期は株式分割前の配当水準が反映され配当性向が一時的に150%超となりましたが、分割後のFY2024/3期以降は35〜40%台に正常化しています。FY2025/3期は前期比+11円の71円に増配し、新中期計画では配当性向35%以上を目安とした安定配当方針を掲げています。株主優待は100株保有で1,000ポイント(約1,000円相当)が付与され、ガンプラや各種グッズと交換可能な点がファンに人気です。
同業比較(収益性)
その他製品の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
FY2021/3期からFY2025/3期にかけて売上高は約7,409億円から約1兆2,415億円へと1.7倍に拡大し、営業利益も約847億円から約1,802億円へと倍増しています。FY2024/3期は北米アミューズメント事業撤退の影響で営業減益となりましたが、FY2025/3期にはトイホビーとデジタル事業の好調により過去最高益を更新。FY2026/3期は戦略投資の先行負担を見込み減益予想ですが、中期計画最終年度(FY2028/3期)には営業利益2,000億円の達成を目指しています。 【3Q FY2026/3実績】売上1.0兆円(通期予想比84%)、営業利益1574億円(同109%)、純利益1150億円(同115%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
事業ごとの売上・利益
家庭用・スマホゲーム等。ドラゴンボール、ガンダム、エルデンリングなどの大型IPタイトルが収益の柱
ガンプラ、たまごっち、カード等の玩具。国内外で安定した需要を持ち、グループ最大の収益セグメント
映像・音楽の企画制作やライブイベント。アニメ制作のサンライズなどを擁し、IP創出の源泉
アーケードゲーム機器の企画・開発・販売およびアミューズメント施設の運営。北米撤退後は国内・アジアに集中
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9.6% | 6.7% | - |
| FY2022/3 | 16.9% | 11.6% | - |
| FY2023/3 | 14.6% | 10.1% | - |
| FY2024/3 | 15.0% | 10.7% | 8.6% |
| FY2025/3 | 17.3% | 12.5% | 14.5% |
| 3Q FY2026/3 | 16.2%(累計) | 10.1%(累計) | 15.7% |
ROEは9.6%から16.3%へと5年間で大幅に改善し、資本効率の高い経営を実現しています。営業利益率はFY2024/3期に北米事業撤退等の影響で8.6%に低下しましたが、FY2025/3期には過去最高水準の14.5%まで回復。IP軸戦略によるデジタル事業の高収益化とトイホビー事業の好調が利益率改善に貢献しています。中期計画では営業利益率12%以上の継続的維持を目標に掲げています。
財務は安全?
総資産は5年間で約7,328億円から約1兆1,026億円へと1.5倍に拡大。自己資本比率は69〜72%の高水準を安定して維持しており、財務健全性は極めて高い水準です。FY2024/3期に有利子負債約1,407億円が発生しましたが、FY2025/3期には約680億円へと大幅に圧縮。ネットキャッシュ(現金等3,610億円−有利子負債680億円)は約2,930億円と潤沢であり、成長投資と株主還元の原資が十分に確保されています。 【3Q FY2026/3】総資産1.2兆円、純資産8551億円、自己資本比率63.2%。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 605億円 | -298億円 | -190億円 | 307億円 |
| FY2022/3 | 1,212億円 | -271億円 | -255億円 | 941億円 |
| FY2023/3 | 956億円 | -409億円 | -595億円 | 547億円 |
| FY2024/3 | 889億円 | 101億円 | -752億円 | 990億円 |
| FY2025/3 | 1,873億円 | -620億円 | -773億円 | 1,253億円 |
営業CFはFY2021/3期の約605億円からFY2025/3期の約1,873億円へと3倍に成長し、本業の稼ぐ力が着実に強化されています。FY2024/3期の投資CFがプラスとなったのは資産売却による一時要因で、FY2025/3期には成長投資の再開で約620億円のマイナスに転じました。FCF(フリーキャッシュフロー)は毎期安定して黒字を確保し、FY2025/3期には約1,253億円と高水準。この潤沢なキャッシュ創出力が、ソニーとの提携や新中計における6,000億円規模の戦略投資・株主還元を支えています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 876億円 | 387億円 | 44.2% |
| FY2022/3 | 1,336億円 | 409億円 | 30.6% |
| FY2023/3 | 1,280億円 | 377億円 | 29.4% |
| FY2024/3 | 1,042億円 | 26.7億円 | 2.6% |
| FY2025/3 | 1,865億円 | 572億円 | 30.7% |
FY2024/3期は繰延税金資産の計上などにより実効税率が2.6%と一時的に極端な低水準となりましたが、FY2025/3期以降は約30%台の適正水準に回帰しています。FY2021/3期の44.2%は海外子会社の税務影響による一過性の高税率でした。今後も業績拡大に伴い、年間約450億円規模の安定的な法人税納付が見込まれます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,216万円 | 11,345人 | - |
ホールディングス(持株会社)単体の従業員は約46名と少人数で、平均年収1,216万円はエンタメ業界トップクラス。FY2023/3に人員増の影響で一時低下しましたが、FY2025/3は過去最高水準に回復。なお、事業会社のバンダイやバンダイナムコエンターテインメントは別会社の数値となります。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。
機関投資家が上位を占める典型的な大型株の構成。創業家関連の資産管理会社「ジル」が2.8%、創業家の中村恭子氏が2.2%を保有し、創業家合計で約5%の影響力を維持。任天堂が1.8%を保有しているのも業界関係の深さを示しています。外国人持株比率は約40%とグローバルIPビジネスへの海外投資家の高い評価を反映しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| デジタル事業 | 約4,470億円 | 約670億円 | 15.0% |
| トイホビー事業 | 約5,710億円 | 約970億円 | 17.0% |
| IPプロデュース事業 | 約750億円 | 約100億円 | 13.3% |
| アミューズメント事業 | 約1,290億円 | 約90億円 | 7.0% |
EDINET開示情報によると、トイホビー事業が売上・利益ともにグループ最大で、次いでデジタル事業が高い利益率を誇ります。役員報酬は取締役1名分で7億4,600万円と開示されており、新報酬制度ではEPS連動の業績報酬を導入。主なリスクとして為替変動やIP依存、地政学リスクが挙げられ、81社の連結子会社を統括するグループガバナンスの重要性が増しています。
この会社のガバナンスは?
取締役会における女性役員比率を20.0%に高めて多様性を確保しており、ガバナンス体制の強化を図っています。81社の連結子会社を擁する大企業として、監査報酬3.77億円を投じて厳格な監査を実施し、グループ全体の経営透明性を維持しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 1兆円 | 1兆500億円 | 1兆502億円 | +5.0% |
| FY2025 | 1兆1,500億円 | 1兆2,300億円 | 1兆2,415億円 | +8.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 1,250億円 | 900億円 | 907億円 | -27.5% |
| FY2025 | 1,600億円 | 1,800億円 | 1,802億円 | +12.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
前中期計画における構造改革(北米アミューズメント事業の撤退など)が奏功し、収益性が大きく改善しています。新中期計画では、ソニーGとの提携も活かしてグローバルでのIPファンコミュニティ拡大を目指し、営業利益2,000億円の達成が視野に入っています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
直近のFY2025における自社TSRは304%に達し、TOPIXの213.4%を大きくアウトパフォームしています。これは、国内外での強力なIP(アニメ・ゲーム)の展開力と、利益率の高いデジタルシフト・構造改革が投資家に高く評価された結果と言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 152.7万円 | +52.7万円 | 52.7% |
| FY2022 | 183.5万円 | +83.5万円 | 83.5% |
| FY2023 | 173.2万円 | +73.2万円 | 73.2% |
| FY2024 | 175.4万円 | +75.4万円 | 75.4% |
| FY2025 | 304.0万円 | +204.0万円 | 204.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER27.0倍は業種平均とほぼ同水準に低下し、FY2025/3期の好決算を受けて割高感が大幅に薄れました。PBR3.41倍はIP価値や無形資産の評価を含めたプレミアムを反映しています。信用倍率は12.5倍と買い長ですが、前週比で買い残は減少傾向にあり、需給面での過熱感は後退しつつあります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2025年3月期通期連結業績予想を上方修正し、売上高12415.1億円、営業利益1802.29億円を見込むと発表。主力IPの展開が奏功し、市場の期待を上回る結果となりました。
ソニーグループとの戦略的な業務提携を発表。アニメ・マンガIPのコミュニティ拡大を目的としており、コンテンツのグローバル展開を加速させる重要な転換点です。
浅古有寿氏が代表取締役社長に就任。新たな中期経営計画の策定と、ガバナンス体制の刷新を主導し、持続的な成長に向けた新体制が始動しました。
最新ニュース
バンダイナムコHD まとめ
ひとめ診断
ガンダム・ドラゴンボールなど最強IPを武器に、ゲーム・玩具・アニメを世界展開する総合エンタメの巨人
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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