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イトーキ7972

ITOKI CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
普通
自己資本比率 41.4%
稼ぐ力
高い
ROE 18.5%
話題性
好評
ポジ 75%

この会社ってなに?

あなたが普段オフィスで仕事をしているなら、座っている椅子や使っているデスクは、もしかしたらイトーキ製かもしれません。最近よく見かけるようになった、自由に席を選べるフリーアドレスのオフィスや、おしゃれなカフェのような共有スペースの裏側で、イトーキは快適で生産性の高い働き方を支える空間全体をデザインしています。実はオフィスだけでなく、病院の待合室、大学の講義室、図書館の書架、さらには物流倉庫を自動で動かすシステムまで手掛けており、あなたが気づかない様々な場所で社会のインフラを支えている会社なのです。

オフィス家具大手のイトーキは、コロナ禍以降の働き方の多様化を追い風に、V字回復を遂げています。2025年12月期決算では売上高1,536.8億円、営業利益136.85億円を達成し、4期連続で過去最高益を更新。AIを活用したオフィス移転・集約提案サービスなど、単なる家具メーカーから「働く環境」を総合的にデザインするソリューション企業へと変貌を遂げたことが成長を牽引しています。株価は約4年で10倍以上になる「テンバガー」を達成し、市場の評価も非常に高い状況です。

その他製品プライム市場

会社概要

業種
その他製品
決算期
12月
本社
日本橋2-5-1 日本橋髙島屋三井ビルディング

サービスの実績は?

11.0%
売上高成長率
2025年12月期実績 (YoY)
前年比+7.6pt
35.8%
営業利益成長率
2025年12月期実績 (YoY)
前年比+18.5pt
75
1株当たり配当金
2025年12月期実績
+36.4% YoY
6,332万円
従業員一人当たり売上高
2025年12月期実績
7
iFデザイン賞受賞数
2026年実績
10年連続
健康経営優良法人認定
2026年時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
18.5%
株主資本の利回り
ROA
7.5%
総資産の活用度
Op. Margin
8.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期2.6%1.1%-
2022/12期11.1%4.8%-
2023/12期11.3%5.1%-
2024/12期13.8%6.0%7.3%
2025/12期17.7%7.5%8.9%
2025/12期18.5%7.5%8.9%

収益性の指標は劇的に向上しており、ROEは2021年3月期の2.6%から直近では16.5%へと飛躍的な改善を遂げました。営業利益率も約9%水準まで上昇しており、製販一貫体制の強化によるコスト効率の改善が奏功しています。これは同社が単なる製造業から、高利益率なソリューション提供型企業へと着実に変貌を遂げていることを裏付けています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期1,159億円11.7億円25.8円-
2022/12期1,233億円52.9億円117.0円+6.4%
2023/12期1,330億円59.0億円130.3円+7.8%
2024/12期1,385億円101億円71.8億円147.0円+4.1%
2025/12期1,537億円137億円93.8億円190.2円+11.0%

イトーキは、オフィス需要の回復と高付加価値製品への転換により業績を大幅に伸長させており、営業利益は直近4年間で約5倍の136億円まで急拡大しました。売上高も右肩上がりで推移し、今期は過去最高レベルの成長を見込んでいます。単なる家具販売から空間デザインや運用コンサルティングまで事業領域を広げたことが、収益構造の抜本的な改善に大きく寄与しました。 【2025/12期実績】売上1537億円(前期比11.0%)、営業利益137億円、純利益94億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

その他製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
18.5%
業界平均
9.1%
営業利益率下回る
この会社
8.9%
業界平均
9.6%
自己資本比率下回る
この会社
41.4%
業界平均
61.0%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億8,800万円
取締役5名の合計

主力はオフィス家具の製造販売ですが、AIを活用した空間分析や物流ロボットなどの新領域へも注力し、製販一貫体制で収益性を向上させています。一方で、原材料価格の高騰や労働力不足といった製造業特有の構造的な事業リスクを抱えており、それらを高付加価値なサービス提供により克服する戦略を採っています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
過去計画を大幅超過達成し、現行計画も1年前倒しでの達成が濃厚なため、最高評価。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」
2024期〜2026期
売上高: 目標 1,500億円 前倒し達成 (1,536.8億円)
102.4%
営業利益: 目標 120億円 前倒し達成 (136.85億円)
114%
営業利益率: 目標 7.9% 前倒し達成 (8.9%)
112.7%
配当性向: 目標 40% 順調 (39.4%)
98.7%
(旧)中期経営計画「ITOKI 2023」
2021期〜2023期
売上高: 目標 1,330億円 未達 (1,329.8億円)
99.9%
営業利益: 目標 60億円 達成 (85.23億円)
142.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期115億円137億円+19.0%
2024期100億円101億円+0.8%
2023期65億円85億円+31.1%
2022期30億円46億円+52.7%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,450億円1,537億円+6.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前中計「ITOKI 2023」は売上こそ僅かに未達でしたが、営業利益目標を42%も上回り、収益構造の改善を証明しました。現行の中計「RISE TO GROWTH 2026」では、最終年度の売上・利益目標を2025年12月期に1年前倒しで達成する見込みです。業績予想は保守的に出す傾向があり、特に利益面で大幅に上振れて着地することが多く、経営陣の計画遂行能力は極めて高いと評価できます。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
新製品・サービス30%
株主還元・IR15%
拠点改革・その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
84
日本経済新聞, 株探, 東洋経済オンライン, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 15%
その他製品業界 450社中 68位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月4期連続最高益

2025年12月期決算にて4期連続最高益を達成し、配当増額を発表。

2026年1月工場刷新

滋賀工場を全面改修し「ITOKI DESIGN HOUSE SHIGA」としてリニューアル。

2024年10月新サービス

AIとデータ活用による会議室不足解消ソリューション「Reserve Any」を発表。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率41.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
279億円
借金(有利子負債)
Net Assets
568億円
会社の純資産

財務健全性は、有利子負債のコントロールを軸に安定的な推移を見せています。自己資本比率は40%台を維持しており、強固な財務基盤を背景に成長投資と株主還元の両立が可能な体制を構築しました。今後は、さらなる資本効率の向上と借入金の適切な管理により、持続的な企業価値の増大を目指しています。 【2025/12期】総資産1307億円、純資産568億円、自己資本比率41.4%、有利子負債279億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+89.4億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-38.5億円
投資に使ったお金
Financing CF
-59.4億円
借入・返済など
Free CF
+51.0億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期27.7億円11.7億円26.6億円16.0億円
2022/12期58.0億円49.2億円14.3億円107億円
2023/12期63.2億円40.1億円41.5億円23.1億円
2024/12期10.0億円71.1億円59.0億円81.1億円
2025/12期89.4億円38.5億円59.4億円51.0億円

営業キャッシュフローは本業の好調さを反映して力強いプラスを維持しており、安定的な事業収益が強固なキャッシュ創出力を支えています。投資キャッシュフローについては、成長に向けた設備投資やM&Aなどを適宜実行しつつも、全体としては健全な資金循環を継続しています。一時的にフリーキャッシュフローがマイナスとなる期もありますが、これは将来の成長に向けた戦略的な投資の結果であると捉えられます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7% 男性 10
17%
83%
監査報酬
1億200万円
連結子会社数
32
設備投資額
69.2億円
平均勤続年数(従業員)
13

女性役員比率は16.6%で、多様性の確保に向けた取り組みを継続しています。32社の連結子会社を擁する大企業として強固な監査体制を構築しており、1億円を超える監査報酬を支払うなど、外部監視機能とコンプライアンス遵守を最優先する経営体制を確立しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主39.6%
浮動株60.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関29.3%
事業法人等10.3%
外国法人等19%
個人その他40.2%
証券会社1.3%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は日本生命保険相互会社・アシスト。

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(5,979,000株)12.15%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(3,467,000株)7.04%
日本生命保険相互会社(2,225,000株)4.52%
㈱アシスト(1,609,000株)3.27%
イトーキ協力会社持株会(1,456,000株)2.96%
GOLDMAN,SACHS&CO.REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(1,293,000株)2.62%
㈱みずほ銀行(1,121,000株)2.27%
㈱三井住友銀行(1,069,000株)2.17%
GOLDMAN SACHSINTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(891,000株)1.81%
山田 匡通(851,000株)1.73%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行(12.15%)や日本カストディ銀行(7.04%)といった信託口が上位を占めており、機関投資家による保有比率が高い構成です。日本生命やみずほ・三井住友銀行といった金融機関との強固な関係も維持されており、創業家に関連する個人名や持株会も一定の影響力を保持しつつ、市場での流通性が担保されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1重大労働災害の発生に関わるリスク当社グループは、労働災害の発生を防止するため、安全診断の実施、改善活動及び安全衛生教育の推進など安全管理に関わる取り組みを実施しておりますが、重大な労働災害が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります
2繰延税金資産当社グループでは繰延税金資産について、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断して計上しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
706万円
従業員数
3,957
平均年齢
42歳
平均年収従業員数前年比
当期706万円3,957-

従業員の平均年収は706万円と、日本の製造業およびオフィス家具業界の中でも安定して高水準を維持しています。近年は過去最高益を更新する業績成長が続いており、中長期的な給与ベースアップや働き方改革による職場環境の改善が年収の底上げに寄与しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。イトーキのTSRは2023期からTOPIXを上回り始め、2025期には336.9%と、TOPIX(182.5%)を大幅にアウトパフォームしています。これは、積極的な増配姿勢に加え、事業構造改革による業績のV字回復が市場に評価され、株価が劇的に上昇したことが主な要因です。株主還元と企業成長の両輪がうまく機能していることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
75
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
2016/12期1332.4%
2017/12期1324.6%
2018/12期1334.4%
2019/12期13-
2020/12期13-
2021/12期1558.1%
2022/12期3731.6%
2023/12期4232.2%
2024/12期5537.4%
2025/12期7539.4%
9期連続増配
株主優待
あり
権利確定月6月

イトーキは株主還元を重視しており、連結配当性向40%を目途とした積極的な増配を継続しています。業績の成長に合わせた配当引き上げにより、投資家に対する還元意識を高めています。今後も安定した事業運営により、持続的な利益還元を行う方針を掲げています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 336.9万円 になりました (236.9万円)
+236.9%
年度末時点評価額損益TSR
2021期64.6万円35.4万円-35.4%
2022期71.7万円28.3万円-28.3%
2023期121.4万円21.4万円21.4%
2024期270.8万円170.8万円170.8%
2025期336.9万円236.9万円236.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残95,500株
売り残46,600株
信用倍率2.05倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
定時株主総会2026年3月25日
通期決算発表2027年2月中旬

信用倍率は2.05倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。PER、PBRともに業界平均をやや下回っており、業績の急成長と比較すると株価にはまだ割安感があると判断できます。同業のコクヨやオカムラとの比較においても、今後の成長余地を織り込む投資家の買い意欲は継続する可能性があります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期24.4億円12.7億円52.2%
2022/12期41.8億円0円0.0%
2023/12期85.5億円26.5億円31.0%
2024/12期100億円28.2億円28.2%
2025/12期137億円43.6億円31.7%

法人税等の支払いは、連結業績の向上に伴い着実に増加しています。過去には税効果会計の影響等により実効税率が変動する局面もありましたが、直近では税引前利益に対して概ね妥当な水準で推移しています。将来の納税予測においても安定した利益創出を見越した水準となっており、健全な納税義務を果たしています。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

イトーキ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
普通
自己資本比率 41.4%
稼ぐ力
高い
ROE 18.5%
話題性
好評
ポジ 75%

「老舗オフィス家具メーカーが、DXと空間デザインで『働き方改革』の主役へと返り咲いた物語」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU