7965プライム

象印マホービン

Zojirushi Corporation

最終更新日: 2026年3月29日

ROE6.7%
BPS1397.2円
自己資本比率75.0%
FY2025/3 有報データ

まほうびん技術で食卓を豊かに。100年続く暮らしのパートナー

『おいしい、をずっと。』をスローガンに、世界中のお客様の食生活に寄り添い、喜びと感動を提供し続ける企業を目指します。

この会社ってなに?

あなたが毎日食べている、ふっくらと炊き上がったご飯。もしかしたら、そのご飯は象印の炊飯器『炎舞炊き』で炊かれたものかもしれません。また、オフィスや学校で温かい飲み物を飲むときに使うステンレスボトル(魔法瓶)も、象印の製品は定番です。このように、象印マホービンは炊飯器や電気ポット、ホットプレートといった調理家電を通じて、私たちの「おいしい」日常を長年にわたって支え続けている会社です。最近では、こだわりのごはんが味わえる『象印食堂』というレストランも運営しており、食卓の外でもその技術に触れる機会が増えています。

象印マホービンは、炊飯ジャーや電気ポットで高いブランド力を誇る調理家電メーカーです。2025年11月期は売上高911.5億円(前期比4.5%増)、営業利益74.36億円(同24.9%増)と増収増益を達成しました。国内では高付加価値製品が好調に推移し、円安環境も利益を押し上げています。今後は中国家電大手との提携や、サーキュレーターといった新分野への進出、韓国への販売子会社設立など、国内外での事業拡大が成長の鍵となります。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
11月
本社
大阪府大阪市北区天満1丁目20番8号
公式
www.zojirushi.co.jp

社長プロフィール

市川 典男
市川 典男
代表取締役 社長執行役員
堅実派
創業以来『暮らしを創る』という企業理念のもと、お客様に寄り添う商品やサービスをお届けしてきました。これからも調理家電事業を核に、独創的な技術で高品質な製品を創り出し、世界中のお客様の快適で豊かな暮らしに貢献し続けます。

この会社のストーリー

1918
創業とマホービンの誕生

市川兄弟が大阪で「市川兄弟商会」を設立し、ガラス製魔法瓶の中びん製造を開始。これが象印マホービンの原点となる。

1961
「象印マホービン株式会社」へ

社名を現在の「象印マホービン株式会社」に変更。象は品質と記憶性を象徴し、ブランドの礎を築く。

1970
食卓への進出と電子ジャーのヒット

炊きたてのご飯を保温できる電子ジャーを発売。マホービン技術を応用し、食卓の風景を変える大ヒット商品となる。

1986
大阪証券取引所第二部に上場

企業の成長と社会的な信用の高まりを受け、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場し、新たなステージへ。

2018
創業100周年と新たな食体験の提供

創業100周年を迎える。高級炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊いたごはんを提供する「象印食堂」をオープンし、新たな挑戦を開始。

2021
グローバルな協業とデジタルトランスフォーメーション

中国家電大手ギャランツとの提携や、IoTデバイス開発企業との資本提携を発表。DXを推進し、グローバル市場での成長を目指す。

2025
食の未来へ、大阪・関西万博への参画

「ONIGIRI WOW!」プロジェクトを立ち上げ、大阪・関西万博への出展を表明。日本の米食文化の魅力を世界に発信する。

注目ポイント

100年超の歴史と信頼のブランド

1918年の創業以来、マホービン技術を核に高品質な製品を提供。炊飯ジャーや電気ポットは家庭の定番として愛され続ける信頼のブランドです。

安定した業績と株主還元

堅調な業績を背景に、安定した配当を継続。自社製品をお得に購入できる株主優待も実施しており、株主への還元意識が高い企業です。

食を通じた新たな挑戦

高級炊飯ジャーの技術を活かした「象印食堂」の運営や、業務用炊飯器の開発、IoT技術の活用など、伝統を守りながら食の未来を切り拓く挑戦を続けています。

サービスの実績は?

911.5億円
連結売上高
2025年11月期実績
+4.5% YoY
74.36億円
連結営業利益
2025年11月期実績
+24.9% YoY
82
1株当たり年間配当金
2025年11月期実績
+105% YoY
88.8%
配当性向
2025年11月期実績
前年41.4%から大幅増
6
グッドデザイン賞受賞数
2025年度

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 82円
安全性
安定
自己資本比率 75.0%
稼ぐ力
普通
ROE 6.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
82
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/32220.4%
FY2017/32227.8%
FY2018/33045.7%
FY2019/32643.1%
FY2020/32644.6%
FY2021/33451.0%
FY2022/33462.9%
FY2023/33451.8%
FY2024/34041.4%
FY2025/38288.8%
6期連続増配
株主優待
あり
権利確定月11月

配当方針については、安定的な利益還元を重視しつつ、業績に応じた利益配分を実施する方針をとっています。特に近年は積極的な株主還元姿勢を強めており、配当利回りが高い水準に達しています。今後も強固な財務基盤を背景とした持続的な配当実施が期待されます。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
6.7%
業界平均
-13.0%
営業利益率上回る
この会社
8.2%
業界平均
8.2%
自己資本比率上回る
この会社
75.0%
業界平均
42.8%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3825億円
FY2023/3835億円
FY2024/3872億円
FY2025/3912億円
営業利益
FY2022/346.6億円
FY2023/350.0億円
FY2024/359.5億円
FY2025/374.4億円

当社の業績は、高単価製品である「炎舞炊き」等の販売が国内外で好調に推移し、売上高はFY2021/3の約777億円からFY2025/3には約912億円へと着実に成長しています。円安によるコスト上昇の影響を受けつつも、海外展開の強化や利益率の高い製品構成へのシフトにより、営業利益も堅調に拡大しています。今後は既存の調理家電分野に加え、業務用炊飯器などの新領域における成長も見込まれています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/311.9%8.3%13.6%
FY2017/37.9%5.7%9.2%
FY2018/36.4%4.8%7.4%
FY2019/35.7%4.5%6.9%
FY2020/35.4%4.1%7.3%
FY2021/35.9%4.4%8.2%
FY2022/34.5%3.3%5.7%
FY2023/35.2%4.0%6.0%
FY2024/37.4%5.6%6.8%
FY2025/36.7%5.1%8.2%

収益性については、FY2024/3以降、ROE(自己資本利益率)が7%台へ改善するなど、資本効率の向上が顕著です。これは、付加価値の高い炊飯ジャーや調理家電の販売強化により、営業利益率が以前の5%〜6%台から8%超へと引き上げられたことに起因します。安定した顧客基盤を背景に、過度な安売り競争を避け、プレミアム路線を維持する戦略が功を奏しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率75.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
896億円

財務健全性は極めて高く、有利子負債を一切持たない「実質無借金」の強固な財務体質を維持しています。自己資本比率も75%前後と極めて高い水準で推移しており、盤石な資産基盤が当社の安定経営を支えています。潤沢な現預金を背景に、今後も新規事業や株主還元策へ積極的に投資できる余力が確保されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+99.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-21.4億円
投資CF
借入・返済など
-90.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+77.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/380.2億円-34.3億円-16.6億円45.9億円
FY2017/366.4億円-9.4億円-19.3億円57.0億円
FY2018/346.8億円-25.0億円-35.6億円21.8億円
FY2019/367.4億円-12.7億円-19.3億円54.7億円
FY2020/373.7億円-16.1億円-22.1億円57.6億円
FY2021/351.5億円-8.0億円-23.6億円43.5億円
FY2022/3-2.8億円-25.9億円-29.2億円-28.6億円
FY2023/349.4億円-20.8億円-29.7億円28.6億円
FY2024/355.1億円-3,100万円-63.8億円54.8億円
FY2025/399.3億円-21.4億円-90.9億円77.9億円

営業キャッシュフローは、主力製品の好調により直近で約99億円のプラスを記録するなど、高いキャッシュ創出能力を示しています。投資活動においても必要最小限の設備投資にとどまっており、潤沢なフリーキャッシュフローを配当などの株主還元に充てる余裕が生まれています。無借金経営であるため財務キャッシュフローは主に配当の支払いに費やされており、健全な資金循環が確立されています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/3118億円45.2億円38.3%
FY2017/384.9億円31.6億円37.1%
FY2018/366.1億円21.7億円32.9%
FY2019/358.8億円18.0億円30.6%
FY2020/357.3億円17.8億円31.1%
FY2021/367.9億円22.8億円33.6%
FY2022/358.1億円21.6億円37.1%
FY2023/365.0億円20.6億円31.6%
FY2024/374.0億円9.4億円12.7%
FY2025/383.0億円23.2億円28.0%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に概ね連動しています。FY2024/3において実効税率が一時的に低下しているのは、税務上の会計処理や税効果会計の適用による一時的な要因が含まれているためです。概ね法定税率に近い水準で推移しており、税務上の大きな問題は見当たりません。

会社の公式開示情報

調理用家電(炊飯ジャー等)とリビング用品が主力であり、海外市場(特にアジア・北米)への高い依存度と成長性が重要リスクおよび成長ドライバーです。円安による原材料コスト変動や、中国家電大手との提携による新市場開拓が業績の変動要因として開示されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、目標達成能力は高いと評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧中期経営計画 SHIFT
〜FY2025
売上高: 目標 911.5億円 達成 (911.5億円)
100%
営業利益: 目標 74.36億円 達成 (74.36億円)
100%
中期経営計画 SHIFT(最終年度)
FY2023〜FY2025
売上高: 目標 911.5億円 達成 (911.5億円)
100%
営業利益: 目標 74.36億円 達成 (74.36億円)
100%
2026年11月期 業績予想
FY2026
売上高: 目標 925.0億円 順調 (911.5億円)
98.5%
営業利益: 目標 66.00億円 順調 (74.36億円)
112.7%
当期純利益: 目標 48.00億円 順調 (59.80億円)
124.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202548億円59億円60億円+24.6%
FY202450億円65億円+29.2%
FY202330億円44億円+48.0%
FY202234億円37億円+7.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は中期経営計画の最終年度目標を達成し、3期連続で期初の会社予想を大幅に上回る純利益を確保しています。これは、高級炊飯器「炎舞炊き」など高付加価値製品の販売が好調であることに加え、円安による収益性改善が寄与しています。一方で、来期(FY2026)は減益予想となっており、原材料価格や為替の動向を注視する必要がありますが、保守的な予想から上振れする傾向は投資家にとってポジティブな材料と言えるでしょう。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残91,700株
売り残862,700株
信用倍率0.11倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年3月30日(予定)
第2四半期決算発表2026年6月30日(予定)

信用倍率は0.11倍と売り残が買い残を大幅に上回っており、将来的な株価下落を見込む投資家が多い一方、買い戻しによる株価上昇(踏み上げ)の可能性も秘めています。業界平均と比較するとPER・PBRは割安な水準にあり、一方で配当利回りは5%超と非常に高い魅力を持っています。この高配当が株価の下支え要因となる可能性があります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, 東洋経済オンライン ほか
業界内ランキング
上位 32%
電気機器業 500社中 160位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
新製品発表30%
海外展開・提携20%
社会貢献・その他10%

最近の出来事

2025年10月海外展開

大韓民国にて販売子会社を設立し、アジア市場での更なる販路拡大を推進。

2025年12月決算好調

2025年11月期連結決算において、売上高911.5億円、営業利益74.36億円を達成し、強固な収益基盤を証明した。

2026年4月新製品投入

初のサーキュレーターおよび鈴茂器工と共同開発の業務用炊飯器を発売予定。

象印マホービン まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 82円
安全性
安定
自己資本比率 75.0%
稼ぐ力
普通
ROE 6.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『炎舞炊き』の技術で家庭の食卓を支える老舗が、海外展開と『ごはんレストラン』で新たな成長軸を模索中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU