JUMP

ピジョン7956

PIGEON CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/29
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 76円
安全性
安定
自己資本比率 60.6%
稼ぐ力
高い
ROE 12.8%
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが生まれた時、あるいは親戚や友人に赤ちゃんが生まれた時、当たり前のように使われていたかもしれないのがピジョンの哺乳びんです。実はピジョンは哺乳びんの国内トップメーカーで、多くの病院や家庭で信頼されています。それだけではありません。お出かけに使うベビーカーやおしりふき、赤ちゃんの肌を守るスキンケア用品まで、子育てのあらゆる場面を支える製品を開発しています。最近では、少し大きくなった子ども向けのシャンプーなども発売しており、赤ちゃんの時から成長に合わせてあなたの生活に寄り添っている会社です。

育児用品国内トップのピジョンは、2025期に売上高1,091.7億円(前期比4.8%増)、営業利益131.58億円(同8.4%増)を見込む増収増益計画で底打ちからの回復を狙っています。長年の課題であった中国市場への高い依存と国内の少子化という逆風に対し、新ブランド「ピジョンキッズ」で幼児向け市場へ本格参入する「エイジアップ」戦略を始動しました。同時に欧米市場への展開も加速させており、これらの新規事業が今後の成長ドライバーとなるか投資家の注目が集まっています。

その他製品プライム市場

会社概要

業種
その他製品
決算期
12月
本社
東京都中央区日本橋久松町4-4

サービスの実績は?

38%
連結事業 - 中国売上構成比
2025年12月期計画
最重要市場
33%
連結事業 - 日本売上構成比
2025年12月期計画
安定収益源
4.8%
売上高成長率(YoY)
2025期予想
+4.2% (FY2024)
8.4%
営業利益成長率(YoY)
2025期予想
+13.2% (FY2024)
76
1株当たり配当金
2025期予想
横ばい
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
12.8%
株主資本の利回り
ROA
7.8%
総資産の活用度
Op. Margin
12.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期11.4%9.0%-
2022/12期10.9%8.6%-
2023/12期9.2%7.3%-
2024/12期10.1%8.0%11.7%
2025/12期10.1%7.8%12.1%
2025/12期12.8%7.8%12.1%

営業利益率は11%から14%台で安定推移しており、プレミアム戦略による高付加価値製品の販売が収益性を支えています。ROEは10%前後を維持しており、資本効率を重視した経営が一定の成果を上げています。今後、市場競争が激化する中、さらなる利益率の向上が持続的な成長には不可欠です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期931億円87.8億円73.4円-
2022/12期949億円85.8億円71.7円+2.0%
2023/12期945億円74.2億円62.1円-0.5%
2024/12期1,042億円121億円83.7億円70.0円+10.3%
2025/12期1,092億円132億円85.7億円71.7円+4.8%

当社の売上高は、国内の少子化という逆風があるものの、海外市場でのブランド展開や新カテゴリーへの参入により右肩上がりの成長基調を維持しています。2025/03期には売上高が約1,092億円、営業利益が約132億円に達し、前年比で増収増益を達成しました。今期もキッズ市場への本格参入などの成長戦略が寄与し、過去最高売上を更新する見通しです。 【2025/12期実績】売上1092億円(前期比4.8%)、営業利益132億円、純利益86億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

その他製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
12.8%
業界平均
9.3%
営業利益率上回る
この会社
12.1%
業界平均
9.5%
自己資本比率上回る
この会社
60.6%
業界平均
60.4%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

4億7,100万円
取締役4名の合計

EDINET開示情報によると、連結子会社26社を抱えるグローバル体制を敷いており、中国や北米を含む海外市場の動向が業績に直結するセグメント構成となっています。事業リスクとしては、主要市場における出生数の減少や、原材料価格の高騰、地政学リスクなどが、持続的な利益成長に対する重要な課題として認識されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
業績予想の精度は改善傾向にあるが、中計目標達成には新戦略の急加速が必須。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第9次中期経営計画
2026期~2028期
売上高: 目標 1,400億円 順調 (1,091.7億円)
77.98%
営業利益率: 目標 16.0% 順調 (12.05%)
75.37%
海外売上高比率: 目標 75% 順調 (67%)
89.33%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,097億円1,092億円1,092億円-0.5%
2024期1,010億円1,042億円+3.1%
2023期1,000億円945億円-5.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期129億円132億円132億円+2.0%
2024期114億円121億円+6.5%
2023期124億円107億円-13.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2028年満期の第9次中期経営計画では、売上高1,400億円、営業利益率16.0%という挑戦的な目標を掲げています。2025期実績ベースの進捗率は約75-80%であり、目標達成にはもう一段の成長加速が不可欠です。特に営業利益率16.0%の達成は、中国依存からの脱却と、高付加価値製品が中心となる欧米市場・キッズ市場での成功が鍵となります。過去の業績予想は未達も見られましたが、直近2年はプラス乖離で着地しており、経営の精度は向上していると評価できます。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
新製品・ブランド展開30%
株価・市況20%
経営戦略・提携10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +5.4%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 15%
その他製品業界 120社中 18位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月業績好調

2025年12月期決算にて、売上高1091.7億円、営業利益131.58億円を達成し増収増益を記録しました。

2026年1月新ブランド

幼児向け新ブランド「ピジョンキッズ」を立ち上げ、キッズ市場への本格参入を表明しました。

2025年5月提携

ジャパン・アクティベーション・キャピタルと戦略的パートナーシップ契約を締結しました。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率60.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
859億円
会社の純資産

自己資本比率は75%超と非常に高い水準を保っており、極めて強固な財務体質を構築しています。これまで有利子負債がゼロに近い無借金経営を続けてきましたが、直近では成長投資に向けた資金調達により、わずかな負債を計上する段階に移行しました。盤石な資産背景が、安定した配当や中長期の成長投資を可能にしています。 【2025/12期】総資産1101億円、純資産859億円、自己資本比率60.6%。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+131億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-31.4億円
投資に使ったお金
Financing CF
-108億円
借入・返済など
Free CF
+99.1億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期109億円55.9億円86.9億円53.0億円
2022/12期132億円56.6億円96.7億円75.5億円
2023/12期145億円54.5億円103億円90.5億円
2024/12期143億円11.4億円106億円131億円
2025/12期131億円31.4億円108億円99.1億円

営業活動によるキャッシュフローは年間130億円から145億円規模で安定しており、本業で着実に現金を創出できています。投資活動では設備投資を継続しつつも、近年は潤沢なフリーキャッシュフローを確保している点が強みです。この資金を活用し、株主への還元や将来の成長に向けた戦略的投資を積極的に実施しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 4名(33.3% 男性 8
33%
67%
監査報酬
6,500万円
連結子会社数
26
設備投資額
37.6億円
平均勤続年数(従業員)
15
臨時従業員数
1181

女性役員比率が33.4%と高く、多様性を重視した経営陣の構成と実効性の高い監査体制が整備されています。企業規模に応じた適切なガバナンス体制を構築しており、透明性を高めることで中長期的な企業価値向上を目指す姿勢が統合報告書等からも見て取れます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主40%
浮動株60%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関34.4%
事業法人等5.6%
外国法人等20.8%
個人その他34%
証券会社5.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(23,263,000株)19.43%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(9,477,000株)7.91%
野村信託銀行株式会社(信託口)(2,667,000株)2.23%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(2,611,000株)2.18%
仲田 洋一(1,944,000株)1.62%
JPモルガン証券株式会社(1,877,000株)1.57%
ワイ.エヌ株式会社(1,678,000株)1.4%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,626,000株)1.36%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,570,000株)1.31%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140051 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,380,000株)1.15%

株主構成は海外投資家および金融機関が中心となっており、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が上位を占める安定的な構造です。創業家関連の出資や事業法人も一部見られますが、機関投資家の保有比率が高いため、市場環境や経営戦略の変化が株価に反映されやすい体質といえます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料価格の変動 当社グループの使用する主要な原材料には、原油価格やパルプ価格等の市場状況により変動するものがあります
2製造委託先での事故 当社グループの主力商品である育児及び女性向け用品、介護用品の一部は外部に製造委託を行っております
3製造物責任に関するリスク 生活者向け商品のメーカーとして、商品の品質や安全性、商品の原料に関する評価は非常に重要であります
4訴訟に関するリスク 当社グループは、会社設立以来、多額の補償金問題など大きなクレーム又は訴訟等を提起されたことはございません
5個人情報漏洩のリスク 当社グループは、生活者向け商品とサービスの提供を行っており、多くの個人情報を保有しております
6信用リスク 当社グループは、国内外の取引先と商取引を展開しており、取引先の経営破綻又は信用状況の悪化により当社グループが保有する債権が回収不能になるリスクがあります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
820万円
従業員数
3,066
平均年齢
42.9歳
平均年収従業員数前年比
当期820万円3,066-

従業員平均年収は820万円と、国内の製造業や日用品メーカーの水準と比較しても高めであり、安定した収益基盤が反映されています。少子化という逆風の中でも、高付加価値な製品開発やグローバル展開を推進することで、従業員への利益還元を維持する企業姿勢がうかがえます。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXを大幅に下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。この主な背景には、最大の収益源であった中国事業の成長鈍化と競争激化、そして国内の少子化という構造的な課題があります。株価が長期にわたり下落トレンドを形成したことが、配当利回りだけではカバーしきれず、TSRを押し下げる最大の要因となりました。経営陣もこの状況を重く受け止めており、資本コストや株価を意識した経営への転換をIRで表明しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
76
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2017/12期5357.1%
2018/12期6654.5%
2019/12期7072.6%
2020/12期7281.0%
2021/12期74100.8%
2022/12期76106.0%
2023/12期76122.5%
2024/12期76108.6%
2025/12期76106.1%
8期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は現在実施しておりません。

配当方針として安定的な株主還元を掲げ、長期的な視点での配当維持を優先しています。昨今は純利益の変動により配当性向が100%を超える年度もありますが、強固なキャッシュフローを背景に配当額を維持する姿勢が明確です。今後も財務健全性を維持しつつ、持続的な利益成長を通じた配当還元を目指しています。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 45.6万円 になりました (-54.4万円)
-54.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期107.8万円7.8万円7.8%
2022期58.4万円41.6万円-41.6%
2023期59.5万円40.5万円-40.5%
2024期47.9万円52.1万円-52.1%
2025期45.6万円54.4万円-54.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残457,900株
売り残45,400株
信用倍率10.08倍
2025年10月31日時点
今後の予定
第2四半期決算発表2026年8月上旬
第3四半期決算発表2026年11月上旬
通期決算発表2027年2月中旬

業界平均と比較すると、PERは同程度ですが、PBRは割高、配当利回りは魅力的な水準にあります。これは、市場が同社のブランド力や資産価値を高く評価しつつも、近年の利益成長の鈍化を株価に織り込んでいることを示唆します。信用倍率は10倍を超えており、将来の株価上昇を期待した個人投資家の買いが多い状況ですが、需給面では上値が重くなる可能性も考えられます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期146億円58.6億円40.0%
2022/12期135億円48.8億円36.3%
2023/12期115億円41.0億円35.6%
2024/12期133億円49.1億円37.0%
2025/12期137億円51.1億円37.4%

実効税率は概ね35%から40%程度で推移しています。海外事業の拡大に伴い、現地の税制や為替の影響が税負担率に反映されています。将来の税負担を最適化するため、国際的な税務戦略の適正化を継続しています。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

ピジョン まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 76円
安全性
安定
自己資本比率 60.6%
稼ぐ力
高い
ROE 12.8%
話題性
好評
ポジ 65%

「哺乳びんの王者が中国依存からの脱却を目指し、キッズ市場と欧米展開で再成長を模索するベビー界の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU