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クリナップ7955

Cleanup Corporation

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 31円
安全性
安定
自己資本比率 58.8%
稼ぐ力
普通
ROE 5.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが毎日使うキッチン、もしかしたらクリナップ製かもしれません。クリナップは、日本で初めてシステムキッチンを開発した会社の一つで、特にサビや汚れに強いステンレス製のキッチンで有名です。マイホームを建てたり、リフォームを考えたりするとき、住宅展示場やショールームで「こんなキッチンが欲しいな」と憧れるような、機能的で美しいキッチンをたくさん作っています。普段何気なく目にしているそのピカピカのキッチンの裏側で、クリナップの技術が活躍しているのです。

システムキッチン大手のクリナップは、2025期に売上高1,299.9億円(前期比1.6%増)、営業利益20.70億円(同60.7%増)を達成し、増収増益で着地しました。2024期は原材料価格の高騰で大幅な減益に見舞われましたが、価格改定や高付加価値製品への注力で収益性が回復傾向にあります。今後は、国内のリフォーム需要の取り込みと、伊高級キッチンメーカーとの提携による超高級市場の開拓が成長の鍵となります。

その他製品プライム市場

会社概要

業種
その他製品
決算期
3月
本社
東京都荒川区西日暮里6-22-22

サービスの実績は?

1.6%
売上高成長率 (YoY)
2025期実績
+60.7% (営業利益)
31
1株当たり年間配当金
2025期実績
前期比 ±0円
3,516
従業員数 (連結)
2025年3月末時点
3,697万円
従業員一人当たり売上高
2025期実績ベース
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.5%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.3%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
3.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.3%2.1%-
2022/03期5.9%3.7%-
2023/03期4.6%2.9%-
2024/03期2.6%1.6%1.0%
2025/03期3.0%1.9%1.6%
3Q FY2026/35.5%(累計)3.3%(累計)3.9%

ROEは2022/03期の5.8%をピークに低下傾向にあり、足元では3%前後で推移しています。営業利益率も原材料高の影響を受けて2024/03期には1.0%まで落ち込みましたが、その後は緩やかな改善に向かっています。収益体質の抜本的な強化が求められる局面であり、高付加価値商品へのシフトが今後の鍵となります。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,042億円17.5億円47.3円-
2022/03期1,133億円31.6億円85.5円+8.8%
2023/03期1,240億円25.2億円68.4円+9.4%
2024/03期1,280億円12.8億円14.7億円40.0円+3.2%
2025/03期1,300億円20.7億円17.2億円47.7円+1.6%

売上高は安定した国内需要を背景に2021/03期の約1,042億円から2025/03期には約1,300億円まで継続的な増収基調を維持しています。一方で、原材料価格の高騰や円安によるコスト増が利益を圧迫し、営業利益は2024/03期に約13億円まで低下しました。しかし、2026/03期には構造改革の進展と価格転嫁の効果により、業績回復が鮮明となる見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上1020億円(通期予想比74%)、営業利益40億円(同158%)、純利益31億円(同166%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

その他製品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.5%(累計)
業界平均
9.5%
営業利益率下回る
この会社
3.9%
業界平均
9.8%
自己資本比率下回る
この会社
58.8%
業界平均
60.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億800万円
取締役5名の合計

主力であるシステムキッチン事業を中心に、浴槽や洗面機器を含む住宅設備機器の製造・販売を一体的に展開しています。原材料価格の変動や為替リスクを主要な事業リスクとして開示しており、効率的な生産体制の構築と収益構造の改善が経営課題です。

会社の計画は順調?

C
総合評価
原材料高騰の影響で過去の業績予想は未達が多く、現中計も目標達成には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 (2024-2026年度)
2024期-2026期
売上高: 目標 1,380億円 順調 (1,299.9億円)
94.2%
営業利益: 目標 25億円 順調 (20.70億円)
82.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期21億円20億円21億円-1.4%
2024期44億円13億円大幅未達
2023期40億円30億円-24.7%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,340億円1,300億円-3.0%
2024期1,310億円1,280億円-2.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では2026期に売上高1,380億円、営業利益25億円を目標としています。2025期実績は売上高1,299.9億円(進捗率94.2%)、営業利益20.70億円(進捗率82.8%)と、目標達成にはもう一段の収益性改善が必要です。特に2024期の営業利益は期初予想44億円に対し実績12.82億円と大幅な未達に終わっており、外部環境の変化に対する耐性が課題です。今後は高付加価値製品の販売強化とコスト管理が計画達成の鍵となります。

どんな話題が多い?

決算・業績修正50%
新製品開発20%
株主構成・IR20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 35%
その他製品業種 800社中 280位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年5月決算発表

2025年3月期決算にて営業利益20.70億円を達成し、安定的な経営基盤を維持。

2025年10月業績修正

上期経常利益を従来予想から2.6倍へ上方修正し、収益性の改善が鮮明に。

2026年2月第3四半期好調

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比76.1%増の43.9億円となり大幅増益を実現。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
82.4億円
借金(有利子負債)
Net Assets
595億円
会社の純資産

自己資本比率は60%台前半を維持しており、極めて高い財務健全性を確保しています。2024/03期以降、設備投資等の必要資金調達のため有利子負債が増加していますが、依然として総資産に対する負債の割合は低水準です。安定した自己資本を背景に、強固な経営基盤を保持しています。 【3Q 2026/03期】総資産971億円、純資産595億円、自己資本比率58.8%、有利子負債82億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+43.5億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-45.0億円
投資に使ったお金
Financing CF
+2.5億円
借入・返済など
Free CF
-1.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期26.6億円16.0億円12.3億円10.6億円
2022/03期57.8億円26.2億円36.4億円31.6億円
2023/03期43.0億円22.9億円20.3億円20.2億円
2024/03期24.3億円53.6億円5.7億円29.3億円
2025/03期43.5億円45.0億円2.5億円1.5億円

営業活動によるキャッシュフローは概ね安定してプラスを維持しており、本業による稼ぐ力は備わっています。一方で、2024/03期以降は生産体制の再構築や設備更新に伴う投資支出が膨らみ、フリーキャッシュフローが一時的にマイナスとなる年度が発生しました。今後は、こうした戦略的投資による成長回帰が収益向上に寄与するかどうかが注目されます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
3,400万円
連結子会社数
8
設備投資額
52.4億円
平均勤続年数(従業員)
15.1

女性役員比率は9.1%であり、さらなる登用が課題となります。監査体制としては監査等委員会設置会社を採用し、適正な業務執行を監視する体制を整えています。連結子会社8社を擁し、いわきと岡山の2大生産拠点を軸に強固なガバナンスと経営基盤を構築しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主51.1%
浮動株48.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関14.5%
事業法人等36.6%
外国法人等7.7%
個人その他40%
証券会社1.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は井上・タカヤス・クリナップ社員持株会。

株式会社井上(8,609,000株)23.87%
クリナップ真栄会(2,415,000株)6.69%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(2,364,000株)6.55%
クリナップ共進会(2,190,000株)6.07%
株式会社タカヤス(1,885,000株)5.22%
クリナップ社員持株会(1,812,000株)5.02%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(802,000株)2.22%
株式会社三菱UFJ銀行(757,000株)2.1%
株式会社日本カストディ銀行(713,000株)1.97%
株式会社ミツウロコグループホールディングス(597,000株)1.65%

創業家である株式会社井上が筆頭株主として23.87%を保有しており、強い影響力を維持しています。また、クリナップ真栄会やクリナップ共進会といった関連団体や社員持株会が上位株主の多くを占めており、安定した株主構成である一方、浮動株の比率は限定的です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1経済状況の変動 当社グループの営業収入のほとんどは国内需要によるものであるため、国内の経済状況の動向に影響を受けます
2労働安全衛生に係る災害、違反、賠償責任 当社グループは、労働災害の防止や従業員の安全と健康管理の為、安全衛生体制の整備・強化を行っておりますが、不測の事態により重大な労働災害、法令違反が発生した場合には、行政処分による操業停止、賠償責任等の負担増により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
538万円
従業員数
3,516
平均年齢
41歳
平均年収従業員数前年比
当期538万円3,516-

従業員の平均年収は538万円であり、製造業界の平均的な水準にあります。原材料価格の高騰や住宅市場の動向による収益の変動を受けつつも、安定した雇用と賃金水準の維持に努めています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年で市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、原材料価格の高騰による収益性の悪化や、国内市場の成熟による成長性の鈍化が株価に反映された結果と考えられます。配当は安定的に実施されているものの、株価上昇が限定的であったため、総合的な株主リターンは市場平均に及びませんでした。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
31
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期20244.2%
2017/03期2059.6%
2018/03期201492.5%
2019/03期20-
2020/03期2050.1%
2021/03期2042.2%
2022/03期2326.9%
2023/03期2638.0%
2024/03期3177.6%
2025/03期3165.0%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

同社は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、安定的な配当の継続を基本方針としています。近年は配当水準を引き上げており、2024/03期以降は年間31円の配当を維持しています。業績変動がある中でも株主還元を重視する姿勢を示しており、中長期的な信頼の維持に努めています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 146.9万円 になりました (46.9万円)
+46.9%
年度末時点評価額損益TSR
2021期105.2万円5.2万円5.2%
2022期107.1万円7.1万円7.1%
2023期142.1万円42.1万円42.1%
2024期166.5万円66.5万円66.5%
2025期146.9万円46.9万円46.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残162,700株
売り残30,400株
信用倍率5.35倍
2026年3月20日時点時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

PBRが0.61倍と、解散価値を示す1倍を大きく下回っており、資産価値の観点からは割安と判断される水準です。PERは18.8倍で業界平均並み、配当利回りは3.21%と比較的高い魅力があります。信用倍率は5.35倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多い一方で、需給面での重さも懸念されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期27.1億円9.7億円35.7%
2022/03期42.6億円11.1億円26.0%
2023/03期35.6億円10.4億円29.2%
2024/03期18.1億円3.4億円18.9%
2025/03期26.2億円9.0億円34.4%

法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に連動して推移しています。2024/03期は利益水準の低下に伴い納税額が約3.4億円まで減少しましたが、その後は利益の回復とともに正常な水準へ戻る見通しです。実効税率は年度により変動がありますが、概ね標準的な税率の範囲内で推移しています。

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もっと知る

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クリナップ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 31円
安全性
安定
自己資本比率 58.8%
稼ぐ力
普通
ROE 5.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「ステンレスキッチンの老舗が、原材料高を乗り越えリフォーム・中高級市場で再成長を目指す堅実メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU