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エフピコ

FP CORPORATION

最終更新日: 2026年3月29日

ROE8.1%
BPS182.2円
自己資本比率52.5%
FY2025/3 有報データ

毎日の食卓を支える、エコな食品トレーのトップランナー

食品トレー容器を通じて、安全・安心で豊かな食文化の発展に貢献し、地球環境にも配慮したサステナブルな社会を実現します。

この会社ってなに?

あなたがスーパーマーケットで手に取るお惣菜やお弁当、その透明なプラスチック容器、実はエフピコが作っているかもしれません。同社は食品トレー容器の国内トップメーカーで、私たちの食生活に欠かせない存在です。さらにユニークなのは、あなたがお店の回収ボックスに入れた使用済みトレーを、エフピコが回収・洗浄し、再び新しい「エコトレー」に生まれ変わらせている点です。普段何気なく目にしている容器の裏側で、エフピコは日本の食インフラと循環型社会を支えています。

食品トレー容器で国内シェア約30%を誇る最大手。直近のFY2025決算では、売上高2356.3億円、営業利益184.71億円を達成し、安定的な成長を示しています。原料価格高騰の影響を受けつつも、価格改定やリサイクル原料を使用した高付加価値なエコ製品の拡販で利益を確保。全国のスーパーマーケットと連携した独自のリサイクル網「エフピコ方式」が競争力の源泉となっています。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
広島県福山市曙町1-13-15
公式
www.fpco.jp

社長プロフィール

安田 和之
代表取締役社長
堅実派
当社は、お客様の多様なニーズに応える製品開発と全国の生産・物流インフラによる安定供給を強みとしています。独自のリサイクル技術「エフピコ方式」を核とした環境配慮型製品の提供を一層強化し、新素材開発なども推進することで、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1962
福山パール紙工株式会社として創業

広島県福山市で創業。当初は発泡スチロールの折箱などを製造・販売していた。

1990
「エフピコ方式」リサイクル事業を開始

スーパーマーケットなどの店頭で回収した使用済み発泡スチロール製トレーを再びトレーの原料として再生する、独自の「トレー to トレー」リサイクルを開始した。

1993
株式会社エフピコへ社名変更

事業の拡大とともに、福山パール紙工株式会社から現在の社名へ変更した。

2001
東京証券取引所第一部に上場

事業の成長と社会的な信頼性の向上を背景に、東証一部(現在のプライム市場)への上場を果たした。

2010
透明容器のリサイクルを開始

使用済みPETボトルを原料とする透明容器の製造・販売に加え、自社製品の透明容器もリサイクルする「ボトル to トレー」「トレー to トレー」の仕組みを確立した。

2020
コロナ禍での需要増に対応

巣ごもり需要の増加により、中食(惣菜や弁当)向けの食品容器の需要が急増。安定供給体制を維持し、社会インフラとしての役割を担った。

2026
中長期目標に向けた挑戦

2030年3月期の売上高3,000億円、経常利益300億円という中長期目標を掲げ、エコ製品の拡販や新素材開発、生産性向上に取り組んでいく。

注目ポイント

独自のリサイクル技術「エフピコ方式」

使用済み食品トレーを回収し、再び食品トレーに再生する「トレー to トレー」の循環型リサイクルを確立。環境負荷低減に大きく貢献しています。

国内シェアNo.1の安定性

スーパーやコンビニで使われる食品トレー容器で国内シェア約30%を誇る最大手。私たちの食生活に欠かせない製品を供給する安定した事業基盤が魅力です。

継続的な増収と株主還元

10期以上にわたる連続増収を達成しており、安定した成長を続けています。増配も積極的に行っており、株主への利益還元にも意欲的です。

サービスの実績は?

約30%
食品トレー容器国内シェア
2026年1月時点
トップシェア
21拠点
国内生産工場数
2025年時点
全国供給網
61.5
1株当たり年間配当金
FY2025実績
+9.6% YoY
39.8%
連結配当性向
FY2025実績
安定配当方針
6.1%
売上高成長率(YoY)
FY2025実績
継続成長

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 61.5円
安全性
安定
自己資本比率 52.5%
稼ぐ力
普通
ROE 8.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
61.5
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2022/34734.3%
FY2023/34733.4%
FY2024/35739.7%
FY2025/361.539.8%
2期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施されていません。

エフピコは業績成長に応じた安定的かつ継続的な配当向上を基本方針としています。配当性向の目標を掲げながら、利益成長に伴い増配を行うことで株主への還元を強化しています。今後も強固なキャッシュフローを背景に、長期的な株主価値向上を目指す姿勢が明確です。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.1%
業界平均
9.6%
営業利益率下回る
この会社
7.8%
業界平均
14.4%
自己資本比率上回る
この会社
52.5%
業界平均
49.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,957億円
FY2023/32,113億円
FY2024/32,221億円
FY2025/32,356億円
営業利益
FY2022/3159億円
FY2023/3167億円
FY2024/3164億円
FY2025/3185億円

エフピコは食品容器の国内最大手として、エコ製品や高付加価値容器の販売拡大により堅調な売上成長を継続しています。原料価格の高騰やコスト増の影響を価格転嫁や生産効率化で吸収し、直近では売上高が約2,356億円まで拡大しました。2026年3月期も増収増益を見込んでおり、強固な顧客基盤を背景とした安定した成長軌道を描いています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/39.8%4.9%9.5%
FY2022/38.5%4.3%8.1%
FY2023/38.2%3.9%7.9%
FY2024/38.0%3.9%7.4%
FY2025/38.1%4.3%7.8%

売上高営業利益率は概ね7~9%台で推移しており、製造原価低減や高付加価値化への注力により安定した収益力を維持しています。ROE(自己資本利益率)は8%前後で安定しており、効率的な資本運営が行われています。今後は生産拠点の自動化投資と素材開発の深化により、さらなる利益率の向上を目指しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率52.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1,801億円
会社の純資産
1,541億円

自己資本比率は50%前後と高い水準を維持しており、極めて強固な財務基盤を有しています。長らく無借金経営を継続してきましたが、現在は戦略的な設備投資やリサイクル事業への注力に伴い有利子負債を適正に管理しています。総資産に対する純資産の厚みが十分であり、経営の安全性は極めて高いと言えます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+279億円
営業CF
投資に使ったお金
-149億円
投資CF
借入・返済など
-181億円
財務CF
手元に残ったお金
+130億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3318億円-191億円-151億円127億円
FY2022/3231億円-229億円15.8億円2.8億円
FY2023/3201億円-343億円167億円-142億円
FY2024/3292億円-107億円-170億円185億円
FY2025/3279億円-149億円-181億円130億円

営業活動によるキャッシュフローは常にプラスを維持しており、本業による安定的な資金創出能力が確認できます。大規模な設備投資や環境対応への投資を継続しつつ、フリーキャッシュフローも黒字で推移しており、規律ある経営体制が整っています。創出した資金は積極的な成長投資や株主還元に充てられる好循環が構築されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1有価証券の時価変動について 当社グループでは、売買を目的とした有価証券は保有しておりませんが、時価を有するものについては全て時価評価を行っており、株式市場における時価の変動が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
2貸倒れについて 当社グループは、十分な与信管理を行ったうえで取引を行っておりますが、得意先の信用不安等により、予期せぬ貸倒れリスクが顕在化し、重大な貸倒損失、または引当金の追加計上が発生する場合、当社グループの業績に 影響を及ぼす可能性があります
3知的財産権について 当社グループは、特許や実用新案・意匠登録などの知的財産権を取得・管理しておりますが、第三者による侵害や訴訟の提起により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3194億円71.7億円37.0%
FY2022/3167億円55.0億円32.9%
FY2023/3173億円58.0億円33.5%
FY2024/3168億円50.6億円30.1%
FY2025/3185億円59.6億円32.3%

法人税等の支払いは、税引前利益の変動に連動して発生しています。実効税率は概ね30%から37%の間で推移しており、日本の標準的な税率水準に準拠しています。特段の税務上の優遇や一時的な控除による大きな乖離は見られず、適正に納税が行われています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
747万円
従業員数
5,250
平均年齢
42.1歳
平均年収従業員数前年比
当期747万円5,250-

従業員平均年収は747万円と業界内でも高水準を維持しています。これは国内食品トレー容器市場でシェア約30%を誇る強固な収益基盤と、高付加価値なエコ製品へのシフトによる利益率の改善が、従業員の処遇に還元されている結果と言えます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主69.3%
浮動株30.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関30%
事業法人等39.3%
外国法人等15.4%
個人その他14.8%
証券会社0.6%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は小松安弘興産・積水化成品工業。

株式会社小松安弘興産(28,778,000株)35.59%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(7,739,000株)9.57%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(5,569,000株)6.89%
積水化成品工業株式会社(2,865,000株)3.54%
株式会社西日本シティ銀行(1,760,000株)2.18%
エフピコ共栄会(1,595,000株)1.97%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託積水化成品工業口)(1,200,000株)1.48%
株式会社日本カストディ銀行(信託口4)(1,187,000株)1.47%
第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(1,102,000株)1.36%
エフピコ社員持株会(1,098,000株)1.36%

大株主には株式会社小松安弘興産(約35.6%)が名を連ねており、創業家・オーナー系の影響力が強固な安定株主として機能しています。一方で、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が上位を占めており、機関投資家の保有比率も高く、長期的な安定成長を志向する株主構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

7億2,800万円
取締役11名の合計

事業リスクとして、プラスチック原料であるナフサ価格の変動や、主要顧客である小売業界の動向が挙げられます。独自の「トレーtoトレー」水平リサイクルシステムにより、競合他社に対する差別化を図りつつ、環境負荷低減と供給安定性を両立させる経営体制を構築しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 17名)
女性 2名(11.8% 男性 15
12%
88%
監査報酬
4,700万円
連結子会社数
29
設備投資額
161.1億円
平均勤続年数(従業員)
16.5
臨時従業員数
452

女性役員比率は11.8%となっており、多様性の確保が今後の課題です。連結子会社29社を擁する大規模なグループ体制に対し、外部監査機能を適切に配置することで透明性を担保しており、強固なガバナンス体制の構築に注力しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上高は概ね計画通りだが、利益は原料価格等の外部要因でブレやすい傾向。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中長期目標
FY2030
売上高: 目標 3,000億円 順調 (2,356億円)
78.5%
経常利益: 目標 300億円 やや遅れ (184.7億円)
61.6%
ROE: 目標 11.0% 順調 (9.2%)
83.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,360億円2,356億円-0.2%
FY20242,213億円2,221億円+0.4%
FY20232,120億円2,113億円-0.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025178億円185億円+3.8%
FY2024174億円164億円-5.3%
FY2023164億円167億円+1.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は2024年5月に2030年3月期を最終年度とする中長期目標を開示しました。具体的な目標として売上高3,000億円、経常利益300億円、ROE11%を掲げています。直近の業績予想の精度を見ると、売上高は期初予想に対して誤差が少なく安定していますが、営業利益は原料価格やエネルギーコストの変動によりブレが生じる傾向があります。目標達成に向けては、エコ製品の販売拡大や生産性向上が鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価変動を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間のデータを見ると、エフピコのTSRは一貫してTOPIX(東証株価指数)のパフォーマンスを下回っています。これは、同社の安定した配当にもかかわらず、株価が2020年の高値から下落傾向にあることが主な要因です。ディフェンシブ銘柄として安定性はありますが、市場全体の成長を牽引するほどの株価上昇は見られず、結果としてアンダーパフォームが続いています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-14.1%
100万円 →85.9万円
-14.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021126.9万円+26.9万円26.9%
FY202283.9万円-16.1万円-16.1%
FY202395.4万円-4.6万円-4.6%
FY202482.4万円-17.6万円-17.6%
FY202585.9万円-14.1万円-14.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残189,000株
売り残19,700株
信用倍率9.59倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年4月下旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬

PERは化学業界平均と同水準ですが、PBRはやや高めで、一定の評価を受けていることがうかがえます。配当利回りは2.54%と業界平均を上回ります。信用倍率は9.59倍と高く、信用買い残が積み上がっている状態で、将来的な売り圧力への警戒が必要です。目先のイベントとしては、4月下旬の通期決算発表が注目されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +5.2%
メディア数
18
日本経済新聞, PR TIMES, 株探, ログミーFinance
業界内ランキング
上位 12%
化学業界 480社中 58位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

環境・リサイクル50%
決算・業績30%
新製品開発15%
その他5%

最近の出来事

2025年10月提携

スター株式会社と「エコストア協働宣言」を締結し、ストアtoストアの水平リサイクル網を拡大。

2025年11月増配

2026年3月期の年間配当予想を期初計画から10円引き上げ、71円50銭とする増配を発表。

2026年3月提携

スーパーマーケット「どんたく」と協力し、地域一体となった水平リサイクル協働体制を強化。

エフピコ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 61.5円
安全性
安定
自己資本比率 52.5%
稼ぐ力
普通
ROE 8.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「食品インフラの『影の主役』、リサイクル技術で循環経済を回し続ける安定成長企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU