7931プライム

未来工業

MIRAI INDUSTRY CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE9.0%
BPS208.6円
自己資本比率79.2%
FY2025/3 有報データ

社員が日本一幸せな会社?残業ゼロで高利益率を実現するアイデア集団

ユニークな発想と工夫で、人々の暮らしを豊かにするオンリーワン製品を創造し続けることで、社会に貢献する企業を目指します。

この会社ってなに?

あなたが自宅やオフィスで照明のスイッチを入れたり、コンセントにプラグを差し込んだりする時、その壁の裏側では未来工業の製品が活躍しているかもしれません。同社は、電気の配線を保護するパイプや、それらを壁に固定するボックスなど、建物のインフラを支える部品を作っています。普段は目に触れることはありませんが、私たちが安全で快適に電気を使えるのは、同社のような企業の「使いやすさ」を追求した製品のおかげです。DIYで自宅の電気工事をする際には、ホームセンターで同社のロゴが付いたカラフルな製品を見かけることもあるでしょう。

電設資材メーカーの未来工業は、独自の製品開発力で高い利益率を誇ります。FY2025は売上高451.1億円(前期比+2.3%)、営業利益68.97億円(同-6.0%)と増収減益で着地しました。これは原材料価格の高騰などが影響したものの、営業利益率は15.3%と高水準を維持しています。次期FY2026は売上高469.1億円、営業利益61.49億円の増収減益を見込んでおり、資本効率を重視した経営と株主還元の強化が今後の焦点となります。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
岐阜県安八郡輪之内町楡俣1695-1
公式
www.mirai.co.jp

社長プロフィール

中島 靖
代表取締役社長
挑戦者
当社は『常に考える』をモットーに、他社にはない独創的な製品開発で社会に貢献してきました。中期経営計画では、資本効率と業績の向上を両立させ、持続的な企業価値向上を目指してまいります。社員一人ひとりのアイデアを尊重し、未来を切り拓く挑戦を続けます。

この会社のストーリー

1965
劇団員による創業

創業者の山田昭男氏が、演劇仲間と共に「未来工業」を設立。電気設備資材の製造販売を開始した。

1989
日本初の70歳定年制を導入

「常に考える」を実践するため、社員の経験を重視。当時としては画期的な70歳定年制を導入し、働く意欲のある社員を大切にする文化を築いた。

1991
「残業ゼロ」方針の徹底

社員の健康とプライベートを重視し、「残業は禁止」という大胆な経営方針を打ち出す。生産性向上と社員のモチベーションアップにつながった。

2000
年間休日140日へ

休むことも仕事のうちと考え、ゴールデンウィークや年末年始に長期休暇を設定。社員がリフレッシュし、新たな発想を生み出す源泉とした。

2014
創業者逝去と新体制への移行

カリスマ創業者・山田昭男氏が逝去。そのユニークな経営哲学を引き継ぎつつ、山田雅裕氏が社長に就任し、新体制がスタートした。

2023
中期経営計画2026の策定

持続的な成長を目指し、ROE8%以上、連結営業利益率15%以上を目標とする新中期経営計画を発表。資本効率と業績向上への強い意志を示した。

2026
DX推進と新たな価値創造へ

ナレッジマネジメントツールを導入するなどDXを本格化。伝統的な強みである「現場のアイデア」とデジタル技術を融合させ、未来の成長を目指す。

注目ポイント

社員ファーストな「超ホワイト」経営

年間休日140日、残業ゼロ、70歳定年制など、社員を大切にするユニークな制度が多数。社員の幸せが、会社の競争力の源泉となっています。

アイデアが生む高い利益率

「常に考える」をモットーに、現場から生まれる年間500件以上の改善提案制度が強み。ニッチ市場で独自の高付加価値製品を開発し、営業利益率15%以上を目指します。

安定した株主還元

安定的な収益基盤を背景に、長期にわたり配当を実施。2026年3月期は年間130円の配当を予定しており、株主への還元にも積極的です。

サービスの実績は?

451.1億円
連結売上高
FY2025実績
+2.3% YoY
68.97億円
連結営業利益
FY2025実績
-6.0% YoY
20,000点以上
取扱製品数
会社四季報より
150
1株当たり配当金
FY2025実績
±0% YoY
299.6
1株当たり純利益 (EPS)
FY2025実績
-1.6% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 79.2%
稼ぐ力
普通
ROE 9.0%
話題性
普通
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
75
方針: 配当性向50%目標
1株配当配当性向
FY2021/34024.3%
FY2022/35033.9%
FY2023/35031.4%
FY2024/37549.3%
FY2025/37550.1%
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

未来工業は、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけており、安定的な配当の継続を基本方針としています。近年は業績の向上に伴い配当水準を引き上げており、配当性向は50%前後を目安とした積極的な還元姿勢を示しています。今後も強固な財務体質を活かし、持続的な利益成長に応じた配当を行うことを目指しています。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
9.0%
業界平均
9.6%
営業利益率上回る
この会社
15.3%
業界平均
14.3%
自己資本比率上回る
この会社
79.2%
業界平均
49.5%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3369億円
FY2023/3396億円
FY2024/3441億円
FY2025/3451億円
営業利益
FY2022/340.4億円
FY2023/340.4億円
FY2024/373.3億円
FY2025/369.0億円

未来工業の業績は、電設資材等の販売が堅調に推移し、売上高はFY2021/3の約361億円からFY2025/3には約451億円まで拡大しました。特にFY2024/3には営業利益が約73億円と大幅に伸長し、以降も高水準の利益体質を維持しています。次期FY2026/3も成長継続を予想しており、ニッチ市場における競争力の高さが業績を牽引しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
15.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.1%4.8%11.6%
FY2022/35.3%4.1%11.0%
FY2023/35.5%4.3%10.2%
FY2024/310.1%8.1%16.6%
FY2025/39.0%7.3%15.3%

当社の収益性は、FY2024/3以降、営業利益率が15%超の水準へと大きく改善しました。これは独自の製造管理手法と高付加価値な製品ラインナップにより高い収益性を確保できているためです。ROEもFY2024/3には10.1%に達しており、資本効率の面でも着実な向上を実現しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率79.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
5.3億円
会社の純資産
534億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率はFY2025/3時点で79.2%に達する強固なバランスシートを誇ります。有利子負債は極めて限定的で、無借金に近い極めて保守的かつ健全な経営が特徴です。豊富な自己資本を背景に、将来の成長投資や株主還元を行うための余力は十分です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+75.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-35.5億円
投資CF
借入・返済など
-26.4億円
財務CF
手元に残ったお金
+39.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/350.2億円-19.2億円-8.2億円31.0億円
FY2022/360.4億円-19.1億円-9.4億円41.3億円
FY2023/340.0億円-19.7億円-9.8億円20.3億円
FY2024/346.8億円-31.8億円-49.5億円15.0億円
FY2025/375.3億円-35.5億円-26.4億円39.9億円

営業キャッシュフローは一貫してプラスで推移しており、安定した本業の稼ぎが盤石な財務基盤を支えています。投資キャッシュフローは工場の設備更新やDX推進などの成長投資に充てられており、将来を見据えた資本配分がなされています。潤沢なフリーキャッシュフロー(約40億円)により、配当などの株主還元を安定的に実施できる体制が整っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1新設住宅着工状況の動向について 当社グループの主たる事業である電材及び管材事業や配線器具事業は、ともに住宅建築業界に大きく依存しており、なかでも新設住宅着工状況の増減により、当該事業の業績に影響を受ける可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/341.2億円12.9億円31.4%
FY2022/339.5億円14.2億円36.0%
FY2023/341.5億円14.1億円34.0%
FY2024/374.8億円23.6億円31.6%
FY2025/370.7億円22.3億円31.6%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に概ね連動しており、適正に納税が行われています。実効税率は概ね31%から36%の範囲で推移しており、国内製造業としての標準的な水準です。利益水準が高いFY2024/3以降は、約22億円規模の納税を行っており、社会への貢献を果たしています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
645万円
従業員数
1,271
平均年齢
47歳
平均年収従業員数前年比
当期645万円1,271-

従業員の平均年収は645万円と、製造業の中でも非常に高い水準を維持しています。これは、独自の高付加価値製品による高い収益力を社員に積極的に還元する企業姿勢と、残業ゼロを掲げるなど生産性を重視する経営方針が奏功しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主31.9%
浮動株68.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関14%
事業法人等17.9%
外国法人等3.1%
個人その他64.8%
証券会社0.2%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は未来A.K.O・名古屋中小企業投資育成・未来社員持株会。

未来A.K.O株式会社(2,382,000株)13.84%
名古屋中小企業投資育成株式会社(1,495,000株)8.68%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(株式付与ESOP信託口・75647口)(1,010,900株)5.87%
未来社員持株会(836,327株)4.85%
山田雅裕(765,569株)4.44%
山田智絵(765,000株)4.44%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(754,800株)4.38%
清水陽一郎(706,969株)4.1%
大澤千緒(652,500株)3.79%
岩田まりも(649,500株)3.77%

創業家や関連会社、社員持株会による安定株主の比率が極めて高く、経営の独立性と長期的な視点での事業運営が維持されているのが特徴です。未来A.K.O株式会社や創業家、社員持株会などが上位を占めており、安定した株主構成が強固な経営基盤を支えています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億7,300万円
取締役6名の合計

電設資材・管材の製造販売を主軸とし、約2万点もの独自製品を保有することで高い営業利益率を誇るニッチトップ企業です。事業リスクとしては、原材料価格の高騰や国内建設市場の動向が挙げられますが、多岐にわたる製品群と安定的な顧客基盤によりリスク耐性は十分にあります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
2,600万円
連結子会社数
7
設備投資額
29.1億円
平均勤続年数(従業員)
23
臨時従業員数
173

女性役員比率は11.1%と発展途上ですが、強固な監査体制と長年の高収益体質により、極めて安定した経営基盤を構築しています。連結子会社7社を擁し、従業員1,271名を抱える規模の中で、透明性の高い経営と独特の企業文化を融合させるガバナンス体制が特徴です。

会社の計画は順調?

A
総合評価
過去の中計目標を着実に達成し、予想を上回る利益を出す実績は高く評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2024 (旧)
FY2022〜FY2024
連結売上高: 目標 410億円 達成 (440.9億円)
107.5%
連結営業利益率: 目標 15%以上 達成 (16.6%)
100%
ROE: 目標 8%以上 達成 (10.6%)
100%
FY2026 会社業績予想
FY2026
連結売上高: 目標 469.1億円 順調 (451.1億円)
96.2%
連結営業利益: 目標 61.49億円 順調 (68.97億円)
112.2%
1株当たり純利益 (EPS): 目標 262.8円 順調 (299.6円)
114%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025452億円451億円-0.1%
FY2024431億円441億円+2.2%
FY2023392億円396億円+0.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202561億円69億円+13.0%
FY202456億円73億円+29.9%
FY202334億円40億円+17.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

過去の中期経営計画「中期経営計画2024」では売上高、営業利益率、ROEの全目標を達成しており、計画遂行能力は高いと評価できます。また、近年の業績予想は保守的に見積もる傾向があり、特に営業利益は期初予想を大幅に上回って着地するケースが続いています。FY2026は減益予想ですが、これもコスト増を慎重に織り込んだ結果であり、実績が上振れする可能性も十分に考えられます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

同社のTSR(株主総利回り)は、FY2024およびFY2025においてTOPIXを上回る(アウトパフォーム)パフォーマンスを達成しました。これは、好調な業績を背景とした大幅な増配が株価上昇に加えて株主総利回りを押し上げたことが主な要因です。特にFY2024には1株あたり配当を50円から150円へと3倍に引き上げており、株主還元への強い姿勢が市場に評価されました。一方で、それ以前のFY2021からFY2023にかけてはTOPIXを下回っており、株価の停滞が課題でした。近年の積極的な還元策がTSR向上に直結した形です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+156.6%
100万円 →256.6万円
156.6万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021108.9万円+8.9万円8.9%
FY202298.2万円-1.8万円-1.8%
FY202399.6万円-0.4万円-0.4%
FY2024286.8万円+186.8万円186.8%
FY2025256.6万円+156.6万円156.6%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残54,200株
売り残18,200株
信用倍率2.98倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2026年10月下旬
定時株主総会2026年6月下旬

市場の評価を見ると、未来工業のPER(12.4倍)およびPBR(1.00倍)は、電気機器業界の平均(PER 15.9倍、PBR 2.0倍)と比較して割安な水準にあります。これは、同社の安定性を評価しつつも、爆発的な成長への期待は限定的であることを示唆しています。一方で、配当利回りは4.60%と業界平均を大幅に上回っており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用倍率は2.98倍と比較的落ち着いており、需給バランスは安定していると言えるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
42
前月比 +5.2%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日刊工業新聞 ほか
業界内ランキング
上位 35%
化学業種 200社中 70位
報道のトーン
30%
好意的
50%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
DX・生産性向上25%
株価・市況20%
人事・ガバナンス15%

最近の出来事

2026年1月プロダクト

ナレッジ管理ツール「ナレカン」を全社的に導入し、業務効率化とDX推進を本格化させました。

2026年1月決算発表

26年3月期第3四半期決算にて、連結経常利益が前年同期比3.6%減となり、コスト増の影響が示唆されました。

2024年6月経営評価

取締役会の実効性に関する評価結果を開示し、ガバナンス体制の継続的な強化を公表しました。

未来工業 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 79.2%
稼ぐ力
普通
ROE 9.0%
話題性
普通
ポジティブ 30%

「『常に考える』を社是に、ニッチな電設資材で圧倒的な利益率を叩き出す『超ホワイト企業』」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU