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ニチバン4218

NICHIBAN CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 35円
安全性
安定
自己資本比率 61.7%
稼ぐ力
普通
ROE 3.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 55%

この会社ってなに?

あなたが手紙の封をしたり、工作をしたりするときに使う「セロテープ®」、実はニチバンの登録商標です。また、料理中に指を少し切ってしまった時に貼る、肌に優しい絆創膏「ケアリーヴ™」を使ったことがあるかもしれません。さらに、デスクワークで凝り固まった肩や腰に貼る、丸い形の温感湿布「ロイヒつぼ膏™」も、ニチバンが製造しています。普段意識することなく使っている文房具から医薬品まで、ニチバンの「貼る」技術は私たちの生活の様々な場面で役立っています。

「セロテープ®」で知られる粘着製品の老舗、ニチバンは安定した成長を続けています。2025期の実績は売上高494.6億円、営業利益25.86億円を達成しました。続く2026期は売上高515.0億円、営業利益30.00億円と増収増益を計画しており、収益力の改善が期待されます。主力のテープ事業に加え、絆創膏「ケアリーヴ™」や鎮痛消炎剤「ロイヒつぼ膏™」といったメディカル事業が成長ドライバーとなっており、特に後者はインバウンド需要の回復と海外展開が今後の成長の鍵を握ります。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
東京都千代田区麹町4-3-4 麹町弘済ビルディング

サービスの実績は?

494.6億円
連結売上高
2025年3月期
+8.5% YoY
25.86億円
連結営業利益
2025年3月期
+24.7% YoY
35
1株あたり配当金
2025年3月期実績
±0円 YoY
36.4%
配当性向
2025年3月期
+1.9pt YoY
64.0百万円
従業員一人当たり売上高
2025年3月期時点 (単独)
+8.5% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
3.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.9%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
4.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.5%2.2%-
2022/03期4.7%2.9%-
2023/03期6.0%3.6%-
2024/03期4.4%2.7%4.4%
2025/03期4.6%2.9%5.2%
3Q FY2026/33.0%(累計)1.9%(累計)4.7%

売上高営業利益率は概ね4〜6%の範囲で推移しており、堅実な収益構造を維持しています。ROE(自己資本利益率)は4〜5%台で推移しており、効率的な資産活用に課題を残すものの、自己資本を積み上げながら安定した収益を確保できている点は評価できます。今後は利益率のさらなる向上が企業価値を高める鍵となります。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期415億円13.5億円65.2円-
2022/03期431億円18.1億円87.3円+3.9%
2023/03期456億円23.7億円114.7円+5.6%
2024/03期469億円20.7億円18.3億円89.0円+2.9%
2025/03期495億円25.9億円19.6億円96.3円+5.5%

ニチバンの売上高は、セロテープや医療用テープなどの安定した需要を背景に、2021/03期の約415億円から2025/03期には約495億円まで着実に成長を続けています。営業利益も効率的な事業運営により改善傾向にあり、2026/03期期には30億円規模に達する見込みです。強固なブランド力を活かした製品展開が、売上の持続的な拡大を支えています。 【3Q 2026/03期実績】売上378億円(通期予想比73%)、営業利益18億円(同59%)、純利益13億円(同63%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
3.0%(累計)
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
4.7%
業界平均
9.8%
自己資本比率上回る
この会社
61.7%
業界平均
56.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億700万円
取締役4名の合計

EDINET開示情報によると、ニチバンは粘着技術を中核とし、ヘルスケア、医療材、工業製品といった複数のセグメントを展開する安定した事業ポートフォリオを構築しています。特筆すべきリスク要因として、原材料価格の変動や為替影響が挙げられており、グローバル展開を加速させる中でこれらの外部環境変化への耐性が収益性に大きく寄与しています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
売上は計画通りに進捗するも、利益目標の達成には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 Next Stage 2024
2023期~2025期
連結売上高: 目標 500億円 順調 (494.6億円)
98.9%
連結営業利益: 目標 30億円 順調 (25.86億円)
86.2%
ROE: 目標 6.0% 順調 (4.37%)
72.8%
FY2026 会社予想
2026期
連結売上高: 目標 515億円 順調 (494.6億円)
96%
連結営業利益: 目標 30億円 順調 (25.86億円)
86.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期420億円431億円+2.7%
2023期450億円456億円+1.2%
2024期470億円469億円-0.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期22億円25億円+11.4%
2023期25億円16億円-35.6%
2024期28億円21億円-26.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現在進行中の中期経営計画「Next Stage 2024」では、最終年度の2025期売上高目標500億円に対し実績494.6億円と、ほぼ計画通りに着地しました。しかし、営業利益目標30億円に対しては実績25.86億円と未達であり、原材料価格の高騰などが利益を圧迫した形です。過去の業績予想を振り返ると、売上高は比較的堅調なものの、営業利益は予想を大幅に下回る年度が続いており、収益性の向上が今後の重要課題と言えます。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
新製品・海外展開30%
株主還元20%
その他経営関連10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
28
株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日本経済新聞, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 30%
化学業種 500社中 148位
報道のトーン
55%
好意的
35%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年7月海外展開

韓国にて「ロイヒつぼ膏™コインプラスター」を新発売し、グローバルヘルスケア事業を強化。

2025年11月本社移転

本社を千代田区麹町の「麹町弘済ビルディング」へ移転し、オフィス環境の最適化を図る。

2026年2月業績好調

第3四半期累計で経常損益18.99億円を計上し、増益基調を維持する好調な決算を発表。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率61.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
20.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
438億円
会社の純資産

自己資本比率は60%を超えており、極めて高い財務健全性を誇ります。有利子負債は近年発生しているものの、潤沢な資産背景から見て負担は極めて軽微であり、強固な財務体質が経営の安定性に寄与しています。財務レバレッジを抑えつつも、成長のための投資余力は十分に確保されています。 【3Q 2026/03期】総資産681億円、純資産438億円、自己資本比率61.7%、有利子負債20億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+36.9億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-16.9億円
投資に使ったお金
Financing CF
-7.6億円
借入・返済など
Free CF
+19.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期59.1億円30.7億円7.7億円28.4億円
2022/03期40.6億円29.0億円6.9億円11.7億円
2023/03期29.2億円11.5億円8.7億円17.6億円
2024/03期31.9億円36.9億円12.3億円5.0億円
2025/03期36.9億円16.9億円7.6億円19.9億円

営業キャッシュフローは一貫してプラスを維持しており、本業でしっかりと現金を稼ぐ力を示しています。潤沢なキャッシュを生み出すことで安定的な事業投資や株主還元を両立しており、特に2024/03期を除けばフリー・キャッシュフローも黒字を維持しています。財務的な余裕が、長期間にわたる安定的な配当政策の基盤となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
5,200万円
連結子会社数
5
設備投資額
10.4億円
平均勤続年数(従業員)
19
臨時従業員数
113

女性役員比率は8.3%であり、さらなる多様性の推進が求められる段階にあります。監査体制については独立性の高い監査報酬5,200万円を計上するなど、ガバナンス強化に努めています。連結子会社5社を擁する組織規模において、透明性の高い経営監視体制の構築が継続的な企業価値向上の鍵となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主62.1%
浮動株37.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関24.9%
事業法人等37.3%
外国法人等8.7%
個人その他28.6%
証券会社0.6%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は大鵬薬品工業・ニチバン取引先持株会・三菱UFJ銀行。

大鵬薬品工業株式会社(6,758,000株)33.2%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,506,000株)7.4%
ニチバン取引先持株会(1,207,000株)5.93%
株式会社三菱UFJ銀行(870,000株)4.27%
株式会社みずほ銀行(870,000株)4.27%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(484,000株)2.38%
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(418,000株)2.06%
株式会社りそな銀行(288,000株)1.42%
第一生命保険株式会社(277,000株)1.36%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE IEDP AIF CLIENTS NON TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)(268,000株)1.32%

ニチバンの株主構成において、大鵬薬品工業株式会社が筆頭株主として33.2%の株式を保有しており、グループの安定的な経営体制が維持されています。次いで日本マスタートラスト信託銀行(信託口)や取引先持株会などが名を連ねており、機関投資家による保有も一定数見られることから、比較的安定した株主構造であるといえます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1認識している重要なリスク当社グループでは、

社員の給料はどのくらい?

平均年収
702万円
従業員数
1,271
平均年齢
43.1歳
平均年収従業員数前年比
当期702万円1,271-

従業員の平均年収は702万円となっており、化学セクターの中堅企業として比較的良好な給与水準を維持しています。長年培ったセロテープや医療用テープなどの安定した収益基盤と、堅実な経営体質が、従業員の安定した所得形成を支える背景にあると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。ニチバンのTSRは2021期から2025期までの5年間、一貫して市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、安定配当は実施しているものの、株価が市場全体の成長に追いついていないことを示唆しています。PBRが1倍を割れるなどバリュエーション面での割安感はありますが、株主還元の強化や成長戦略による利益率の向上が、今後のTSR改善には不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
35
方針: 配当性向30-40%目標
1株配当配当性向
2016/03期1124.9%
2017/03期1824.0%
2018/03期4026.5%
2019/03期3824.7%
2020/03期3339.0%
2021/03期3046.0%
2022/03期3034.3%
2023/03期3530.5%
2024/03期3539.3%
2025/03期3536.4%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

ニチバンは連結ベースの配当性向30~40%を目標としており、業績に連動した透明性の高い還元方針を採用しています。安定した利益成長をベースに、配当水準も35円で維持されており、株主に対する還元姿勢は堅実です。さらに株主優待を組み合わせることで、個人投資家にとっても魅力的な利回りを実現しています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 145.3万円 になりました (45.3万円)
+45.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期129.9万円29.9万円29.9%
2022期117.6万円17.6万円17.6%
2023期134.9万円34.9万円34.9%
2024期141.3万円41.3万円41.3%
2025期145.3万円45.3万円45.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残15,100株
売り残79,400株
信用倍率0.19倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬(予定)

マーケットデータを見ると、PBRは0.91倍と解散価値である1倍を割り込んでおり、株価は割安圏にあると判断できます。一方で、PERは19.6倍と業界平均並みです。信用取引では売り残が買い残を上回る信用倍率0.19倍となっており、将来の株価下落を見込む投資家が多いことを示唆していますが、これは将来的な買い戻し圧力(踏み上げ)につながる可能性も秘めています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期20.7億円7.2億円34.8%
2022/03期25.6億円7.5億円29.4%
2023/03期17.5億円0円0.0%
2024/03期22.0億円3.7億円17.0%
2025/03期26.8億円7.2億円26.9%

法人税等の支払いは、会計上の利益水準に応じて適正に行われています。過去には税効果会計の適用等により実効税率が大きく変動する年もありましたが、近年は概ね標準的な税率水準に収束しています。今後も業績の拡大とともに、安定した納税を通じて社会貢献を続ける見通しです。

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もっと知る

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ニチバン まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 35円
安全性
安定
自己資本比率 61.7%
稼ぐ力
普通
ROE 3.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 55%

「『セロテープ®』の会社が、絆創膏と湿布で稼ぐ、実は"貼る"技術の総合デパート」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU