SHOEI
SHOEI CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
世界トップシェアを誇る、ライダーの命を守るMade in Japanのプレミアムヘルメットメーカー
プレミアムヘルメットメーカーとして、世界中のライダーに安全と快適さを提供し、バイク文化の発展に貢献し続けます。
この会社ってなに?
あなたが街でツーリングを楽しむライダーを見かけたとき、その頭を守っているヘルメットはSHOEI製かもしれません。SHOEIは、ただのヘルメットではなく、プロのレーサーも愛用するほどの安全性と、長時間の運転でも疲れない快適性、そして所有する喜びを満たすデザイン性を兼ね備えた「プレミアムヘルメット」を作っている会社です。すべての製品が日本の工場で、熟練した職人の手によって一つ一つ丁寧に作られています。バイクに乗る人にとって、SHOEIのヘルメットは命を守る最後の砦であり、同時に特別なステータスシンボルなのです。
高級ヘルメットで世界首位のSHOEIは、圧倒的なブランド力とMade in Japanの品質を武器に高い収益性を誇ります。直近の2025年9月期は売上高323.6億円、営業利益88.99億円と、コロナ禍のバイクブーム剥落により減収減益となりましたが、営業利益率は27.5%と依然として高水準を維持。しかし、2026年9月期の会社予想は売上高339.5億円(前期比4.9%増)を見込むものの、営業利益は83.7億円(同6.0%減)と減益予想であり、需要の踊り場をどう乗り越えるかが焦点です。強固な財務基盤と配当性向50%を目安とする株主還元姿勢が下支え要因となっています。
会社概要
- 業種
- その他製品
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都台東区上野七丁目1番1号
- 公式
- www.shoei.com
社長プロフィール

創業以来60年以上にわたり「安全性」を第一に、ライダーが求める「快適性」「デザイン」を追求したプレミアムヘルメットを日本国内で生産してまいりました。世界中のライダーの皆様から高い評価と信頼を得て、プレミアムヘルメット市場でトップブランドとしての地位を確立しております。今後も企業価値を継続的に向上させ、全てのステークホルダーの皆様のご期待に応えてまいります。
この会社のストーリー
多摩製作所のヘルメット製造部門を母体に、昭栄化工株式会社を設立。オートバイ用ヘルメットの製造を開始し、安全性の追求が始まる。
初の自社ブランドヘルメットを製造・販売。ここから世界ブランド「SHOEI」の歴史がスタートする。
国産ヘルメットとして初めて、当時世界で最も厳しいとされた米国の安全規格「SNELL規格」を取得。世界市場への扉を開く。
日本証券業協会に株式を店頭登録し、企業としての透明性と信頼性を高め、さらなる成長基盤を築く。
欧州を中心にプレミアムヘルメットの需要が拡大。業績予想を大幅に上回る成長を遂げ、グローバルでの地位を固める。
アウトドアブームを追い風に販売が大きく伸長。8月に株価が上場来高値を更新するなど、市場から高い評価を得る。
茨城県にブランドの世界観を伝える体験型ミュージアムを開設予定。ファンとのエンゲージメントを深め、未来のライダーを育む新たな挑戦。
注目ポイント
世界のプレミアムヘルメット市場でトップシェアを誇るリーディングカンパニー。売上の8割以上が海外であり、高い安全性とデザイン性が世界中のライダーから支持されています。
営業利益率20%超を誇る高い収益性が魅力。さらに、配当性向50%を目安とする積極的な株主還元方針を掲げており、投資家にとっても魅力的な企業です。
開発から生産まで全ての工程を国内工場(茨城・岩手)で行う「メイドインジャパン」を貫いています。熟練の職人技による高品質な製品づくりが、グローバルな競争力の源泉です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 41円 | 49.9% |
| FY2022/3 | 56円 | 49.9% |
| FY2023/3 | 33円 | 50.1% |
| FY2024/3 | 35円 | 50.0% |
| FY2025/3 | 30円 | 49.9% |
| 権利確定月 | 9月 |
SHOEIは「配当性向50%をメド」とする明確な利益還元方針を掲げており、稼いだ利益をバランスよく株主へ還元しています。長年にわたり安定した利益を計上し、無借金経営という財務基盤があるため、高い配当利回りを維持する余力があります。今後も高い資本効率と株主還元を重視する姿勢は継続される見通しです。
同業比較(収益性)
その他製品の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
SHOEIはプレミアムヘルメット専業メーカーとして世界的に強固なブランド力を誇り、高単価製品の販売拡大によりFY2024/3期まで安定した成長を続けてきました。しかし、直近のFY2025/3期は、コロナ禍の二輪特需の一服や消費マインドの低迷、天候不順が重なり、売上高323億円、営業利益89億円へと減益を余儀なくされました。2026/3期は新モデルの投入などで底打ちから緩やかな回復を目指す見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 23.8% | 18.5% | 25.4% |
| FY2022/3 | 26.3% | 20.4% | 29.0% |
| FY2023/3 | 26.0% | 21.5% | 29.2% |
| FY2024/3 | 25.0% | 21.0% | 28.9% |
| FY2025/3 | 19.6% | 16.7% | 27.5% |
同社はヘルメットの企画・開発から製造までを日本国内で完結させることで高い品質と利益率を維持しており、営業利益率は27%から29%前後という極めて高い水準で推移しています。ROE(自己資本利益率)についても、直近で若干低下したものの概ね20%超と非常に効率的な経営を行っています。強固なプレミアム市場での競争優位性が、卓越した収益性を支える源泉となっています。
財務は安全?
SHOEIは強固な収益力を背景に潤沢なキャッシュを生み出しており、有利子負債は実質ゼロの超健全な財務体質を維持しています。自己資本比率は85%超と盤石であり、不況期や設備投資が必要な局面でも柔軟に対応できる体制が整っています。この無借金経営による高い安全性が、長期的な事業継続と成長投資を支える重要な基盤となっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 52.1億円 | -13.5億円 | -21.1億円 | 38.6億円 |
| FY2022/3 | 60.3億円 | -18.4億円 | -22.7億円 | 41.8億円 |
| FY2023/3 | 63.5億円 | -23.5億円 | -34.6億円 | 40.0億円 |
| FY2024/3 | 97.2億円 | -32.8億円 | -56.5億円 | 64.4億円 |
| FY2025/3 | 97.6億円 | -13.9億円 | -37.7億円 | 83.6億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローが安定して高く、事業拡大や設備投資を賄いつつも潤沢なフリーキャッシュフローを創出しています。借入金がないため財務キャッシュフローは主に配当や自己株取得などの株主還元に充てられており、キャッシュ創出力の高さが現在の高水準な配当原資を裏付けています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 60.9億円 | 16.9億円 | 27.7% |
| FY2022/3 | 85.0億円 | 24.9億円 | 29.2% |
| FY2023/3 | 98.6億円 | 27.9億円 | 28.3% |
| FY2024/3 | 105億円 | 31.3億円 | 29.8% |
| FY2025/3 | 89.0億円 | 25.8億円 | 29.0% |
法人税等の支払いは、連結業績に基づき実効税率約29%前後で安定して推移しています。特別な税制優遇や一時的な控除などの大きな変動はなく、税引前利益に対して適正な水準で納税が行われています。業績動向と連動した標準的な税負担構造です。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、売上高の約90%を二輪乗車用ヘルメット事業が占める極めて特化型の事業ポートフォリオを構築しています。リスク要因としては、原材料価格の変動や為替影響、および世界的な二輪車市場の動向が挙げられ、これらに対しては日本国内生産による品質保持で差別化を図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 264億円 | — | 290億円 | +9.5% |
| FY2023 | 317億円 | — | 336億円 | +6.1% |
| FY2024 | 351億円 | — | 358億円 | +1.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 66億円 | — | 84億円 | +26.6% |
| FY2023 | 88億円 | — | 98億円 | +11.9% |
| FY2024 | 96億円 | — | 103億円 | +7.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、代わりに毎期の業績予想で経営目標を示しています。過去3期(FY2022〜FY2024)を振り返ると、売上高・営業利益ともに期初予想を安定的に上回って着地しており、保守的かつ堅実な経営姿勢がうかがえます。しかし、FY2026の会社予想は増収ながらも減益を見込んでおり、コロナ特需後の成長鈍化をどう乗り切るか、計画達成力が試される局面です。
株の売買状況と今後の予定
信用取引では売り残が買い残を上回る信用倍率0.79倍となっており、株価下落を見込む空売りが多い状況です。これは短期的な業績の踊り場を懸念した動きと考えられます。一方で、PBRは2.70倍と業界平均を上回っており、資本効率の良さが市場から高く評価されています。配当利回りも3.63%と魅力的で、高水準の株主還元が株価を下支えする一因となっています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
茨城県稲敷市にて体験型コンテンツを備えたSHOEIミュージアムがオープン予定。
2026年9月期第1四半期連結経常利益が前年同期比17.0%減の21.2億円となった。
2025年9月期通期業績は売上高323.6億円、営業利益88.99億円となり、市場の減益予想が株価を圧迫した。
カワサキとのコラボレーションモデル『X-Fifteen エスカレート』の販売を開始した。
最新ニュース
SHOEI まとめ
ひとめ診断
「世界を制した日本のヘルメット職人集団、安全性をブランドに変え高収益を叩き出す」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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