7844プライム

マーベラス

Marvelous Inc.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE3.1%
BPS42.1円
自己資本比率79.5%
FY2025/3 有報データ

ゲームから舞台まで、感動を創造する総合エンターテイメント企業

世界中の人々の心を豊かにし、笑顔あふれる社会を実現すること。

この会社ってなに?

あなたが遊んだことのある、ほのぼのとした農場生活ゲーム『牧場物語』シリーズ、実はマーベラスが作っています。また、ゲームセンターで人気のカードゲームマシンも、同社のアミューズメント事業が手掛けているかもしれません。さらに、『テニスの王子様』や『刀剣乱舞』といった人気アニメ・漫画の舞台(2.5次元ミュージカル)の裏側にもマーベラスは深く関わっています。あなたの「推し活」のどこかで、気づかぬうちに同社のエンターテイメントに触れている可能性があります。

FY2025は売上高279.6億円(前期比5.2%減)、営業利益18.17億円(同24.8%減)と減収減益で着地したものの、前期5.17億円の最終赤字から8.18億円の黒字へと転換しました。主力のコンシューマゲーム事業で新作開発費用が先行投資として重しになりましたが、アミューズメント事業は堅調に推移しています。会社はFY2026に売上高350.0億円、営業利益20.0億円への回復を見込んでおり、中国テンセントとの提携によるグローバル展開と大型新作タイトルの成否が今後の成長の鍵を握ります。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
東京都品川区東品川4-12-8 品川シーサイドイーストタワー
公式
www.marv.jp

社長プロフィール

照井 慎一
照井 慎一
代表取締役社長
堅実派
私たちは『驚きと感動は、世界をハッピーにする』という想いのもと、魅力的なエンターテイメントコンテンツをグローバルに展開しています。新たな経営体制のもと、保有するIP(知的財産)の価値を最大化し、持続的な成長を実現することで、世界中の人々の心を豊かにし、笑顔あふれる社会の実現に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1997
株式会社マーベラスエンターテイメント設立

ゲームソフトの企画・開発・販売を目的として会社が設立され、エンターテイメント事業への挑戦が始まる。

2002
JASDAQ市場へ上場

設立から約5年で株式上場を果たし、事業拡大に向けた資金調達力と社会的信用を高める。

2011
3社合併で「マーベラスAQL」誕生

AQインタラクティブ、ライブウェアと合併し、総合エンターテイメント企業としての基盤を強化。事業領域を大きく広げる。

2014
商号を「株式会社マーベラス」へ変更

事業内容の広がりを反映し、現在の社名に変更。新たなブランドイメージを構築し、さらなる飛躍を目指す。

2020
中国テンセントグループとの資本業務提携

グローバル展開を加速させるため、世界最大級のIT企業テンセントと提携。IPの海外展開や新規IPへの大型投資を推進する。

2021
eスポーツ事業へ本格参入

eスポーツ運営会社グルーブシンクを買収し、新たなエンターテイメント領域への進出を果たす。

2024
家庭用ゲームの大型新作『FARMAGIA』発売

完全新規IPの家庭用ゲームソフト『FARMAGIA(ファーマギア)』を全世界で発売し、IP創出力を示す。

2025
新経営体制で中期計画の見直しへ

新たな経営体制のもとで中期経営計画の見直しを実施。IP価値の最大化と持続的成長を目指し、未来への一歩を踏み出す。

注目ポイント

多彩なIPを生み出す総合エンタメ力

家庭用・オンラインゲームに加え、音楽・映像、舞台製作まで幅広く展開。『牧場物語』や『刀剣乱舞』など人気IPを多角的に活用し、安定した収益基盤を築いています。

テンセントとの提携によるグローバル展開

世界的なIT企業テンセントとの資本業務提携により、強力なバックアップを得ています。これにより、自社IPの海外展開や新規大型タイトルへの投資を加速させています。

インディーゲーム支援による未来への種まき

インディーゲーム開発者を支援するインキュベーションプログラム「iGi」を主催。新たな才能を発掘・育成し、次世代のヒット作を生み出す土壌を育んでいます。

サービスの実績は?

279.6億円
連結売上高
FY2025実績
-5.2% YoY
18.17億円
連結営業利益
FY2025実績
-24.8% YoY
10
1株当たり配当金
FY2025実績
FY24から-23円
74.1%
配当性向
FY2025実績
前期は赤字のため算出不可
252.3百万円
コンシューマ事業 営業利益
FY2025実績
-85.6% YoY
2,467百万円
アミューズメント事業 営業利益
FY2025実績
+64.8% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 10円
安全性
安定
自己資本比率 79.5%
稼ぐ力
普通
ROE 3.1%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
10
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/33359.3%
FY2022/33352.2%
FY2023/333103.6%
FY2024/3331.0%
FY2025/31074.0%
株主優待
なし

株主優待制度は2011年3月末の贈呈をもって廃止されています。

当社は経営成績に応じた安定的な配当の継続を基本方針として掲げています。FY2025/3期は業績推移を考慮して1株あたり10円の配当へ修正されましたが、将来的な成長投資を優先しつつ株主還元を継続する姿勢です。今後の配当は営業利益の向上と共に、適切な配当性向を維持していくことを目指しています。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
3.1%
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
6.5%
業界平均
28.6%
自己資本比率上回る
この会社
79.5%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3257億円
FY2023/3253億円
FY2024/3295億円
FY2025/3280億円
営業利益
FY2022/346.0億円
FY2023/324.9億円
FY2024/324.1億円
FY2025/318.2億円

当社の売上高は安定的に推移してきましたが、FY2024/3期に大型IPの新作開発費の償却負担などが重なり、純損益で5.2億円の赤字を計上しました。FY2025/3期は回復基調にあり、FY2026/3期はコンシューマ向け新作基幹3タイトルの発売を見込み、売上高350億円、純利益14億円への成長を目指しています。市場環境の変化に伴い、収益構造の安定化が今後の業績拡大の鍵となります。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
3.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
2.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.2%9.8%17.3%
FY2022/313.2%10.4%17.9%
FY2023/36.6%5.3%9.8%
FY2024/3-1.9%-1.5%8.2%
FY2025/33.1%2.5%6.5%

収益性はFY2022/3期まで高い利益率を維持していましたが、FY2023/3期以降は新規IPへの大型投資や開発コストの増加により営業利益率が低下しています。FY2025/3期は営業利益率が6.5%まで低下し、ROEも3.1%と低水準に留まりました。成長のための先行投資期間と位置づけられ、今後は投入した新作タイトルが収益として結実するかが利益率改善の焦点です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率79.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
262億円

自己資本比率は80%前後で推移しており、有利子負債を持たない実質無借金経営を継続しているため、財務基盤は非常に盤石です。手元資金の流動性は高く、将来的な事業展開やIP獲得のための投資余力も十分に保持しています。安定したバランスシートは、市場の変動が激しいエンターテインメント業界においても強固な防衛ラインとなります。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-1.0億円
営業CF
投資に使ったお金
-25.4億円
投資CF
借入・返済など
-20.1億円
財務CF
手元に残ったお金
-26.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/343.8億円-24.5億円32.0億円19.3億円
FY2022/328.2億円-10.9億円-20.1億円17.3億円
FY2023/39.8億円-34.6億円-20.1億円-24.8億円
FY2024/328.9億円-12.9億円-21.7億円16.0億円
FY2025/3-1.0億円-25.4億円-20.1億円-26.4億円

営業キャッシュフローは新作タイトルの売れ行きに依存しやすく、FY2025/3期にはマイナスへ転じるなど変動が見られます。投資キャッシュフローは中長期的な成長に向けた新規IP創出のための開発費が継続的に支出されています。財務活動では自己株式の取得などを通じた株主還元を優先しており、全体として成長投資と還元バランスの維持に努めています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1M&A 当社グループは、将来的な成長可能性の拡大に結びつくと判断した場合には、他企業との合弁企業の設立、M&A等の施策を積極的に推進し、企業規模の拡大に取り組んでいく方針です

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/345.6億円12.9億円28.4%
FY2022/350.5億円12.4億円24.5%
FY2023/329.3億円10.1億円34.3%
FY2024/330.0億円35.2億円117.2%
FY2025/318.0億円9.8億円54.6%

FY2024/3期の実効税率が急上昇しているのは、税引前利益に対して繰延税金資産の取り崩しなど、一時的な会計上の調整項目が発生したことによるものです。通常の税負担は実効税率である30%前後で推移する傾向にあります。今後の税負担額は、営業利益の回復に伴う課税所得の増減に合わせて変動する見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
622万円
従業員数
680
平均年齢
38.3歳
平均年収従業員数前年比
当期622万円680-

従業員の平均年収は622万円であり、業界平均と比較して一定の水準を維持しています。近年は新作ゲームの開発負担などによる業績変動の影響も受けますが、IP開発を主軸とする企業として専門人材の確保が重要視されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主19.6%
浮動株80.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関9.4%
事業法人等10.2%
外国法人等25.8%
個人その他53.4%
証券会社1.2%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はImage Frame Investment(HK)Limited (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券)・アミューズキャピタルインベストメント。

Image Frame Investment(HK)Limited (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)(12,166,400株)20%
中山 隼雄(9,013,900株)14.81%
株式会社アミューズキャピタルインベストメント(5,705,500株)9.38%
中山 晴喜(5,498,600株)9.04%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,556,300株)7.49%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(781,600株)1.28%
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(677,556株)1.11%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(302,290株)0.5%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(279,395株)0.46%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)(270,600株)0.44%

筆頭株主であるImage Frame Investment (HK) Limited (テンセント傘下)が20%を保有しており、創業家である中山隼雄氏・晴喜氏と合わせて一定の議決権を確保しています。事業面での資本業務提携を通じた海外展開やIP育成の意図が明確な構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

7,600万円
取締役3名の合計

デジタルコンテンツ、アミューズメント、音楽映像の3事業を柱としています。事業リスクとして特定のIPへの依存やヒット作の創出サイクルが挙げられており、直近では連結利益予想の下方修正に伴う役員報酬の減額などが適時開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
5,300万円
連結子会社数
6
設備投資額
34.5億円
平均勤続年数(従業員)
8.4
臨時従業員数
48

女性役員比率は8.3%と低水準ですが、監査体制の強化やコーポレートガバナンス・コードへの適応を進めています。連結子会社6社を擁する中堅エンターテインメント企業として、透明性の高い経営体制への移行が継続的な課題です。

会社の計画は順調?

D
総合評価
明確な中期経営計画は非開示。単年度の業績予想も大幅な未達が続いており、計画達成力には疑問符が付く。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)中期経営計画
FY2022〜FY2024
営業利益: 目標 50億円 未達 (24.15億円)
48.3%
ROE: 目標 15%以上 未達 (-1.85%)
-12.3%
FY2026 連結業績予想
FY2026
売上高: 目標 350億円 順調 (279.6億円)
79.9%
営業利益: 目標 20億円 順調 (18.17億円)
90.9%
純利益: 目標 14億円 やや遅れ (8.18億円)
58.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202525億円8億円-67.5%
FY202419億円-5億円大幅未達
FY202338億円19億円-49.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202535億円18億円-48.1%
FY202425億円24億円-3.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現在、同社は具体的な中期経営計画を開示しておらず、単年度の業績予想のみを公表しています。しかし、その業績予想も特に利益面で大幅な未達が続いており、計画の信頼性は低いと言わざるを得ません。FY2025は営業利益で期初予想を48%下回り、FY2024は純利益が予想の黒字から大幅な赤字に着地しました。新作ゲームの開発遅延やヒットの不確実性が高く、業績の先行きの見通しが立てづらい状況が続いています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、FY2021を除いて一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。特にFY2024とFY2025はTOPIXが200%を超える高いリターンを記録する中で、当社のTSRはそれぞれ154.9%、114.6%と大きく見劣りする結果となりました。これは、株式市場全体が好調な中でも、同社の株価が大型ヒット作の不在や業績の下方修正によって伸び悩んだことが主な原因です。株主還元の強化と、業績のV字回復を実現できるかが、今後のTSR向上の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+14.6%
100万円 →114.6万円
14.6万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021167.4万円+67.4万円67.4%
FY2022147.6万円+47.6万円47.6%
FY2023142.1万円+42.1万円42.1%
FY2024154.9万円+54.9万円54.9%
FY2025114.6万円+14.6万円14.6%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残454,900株
売り残130,400株
信用倍率3.49倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬
定時株主総会2026年6月下旬
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬

PER(20.7倍)とPBR(1.11倍)は共に情報・通信業の平均を下回っており、市場からは割安に評価されていると見られます。これは近年の業績の不安定さがディスカウント要因となっているためと考えられます。一方で、配当利回りは2.09%と業界平均を上回っています。信用倍率は3.49倍とやや買い残が多い状況で、将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買い意欲がうかがえますが、需給面での上値の重さも懸念されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
42
前月比 +12.5%
メディア数
85
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 38%
情報・通信業 520社中 197位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
株価・市況25%
事業提携・買収20%
新作ゲーム・IR15%

最近の出来事

2025年1月業績修正

通期連結利益予想の下方修正を受け、代表取締役の異動および役員報酬の減額を実施。

2025年5月黒字転換

2025年3月期決算にて純利益8.18億円の黒字を計上し、前期の赤字から回復。

2026年3月事業推進

ゲーム・音楽・映像など各事業領域において、グローバル展開を目的としたインディーゲーム支援プログラムの第6期を開始。

最新ニュース

ポジティブ
eスポーツ事業強化へ、運営会社グルーブシンクを買収
10/14 · M&Aオンライン

マーベラス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 10円
安全性
安定
自己資本比率 79.5%
稼ぐ力
普通
ROE 3.1%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「『牧場物語』の老舗がテンセントと組み、浮き沈みの激しいゲーム業界で次のヒット作を模索している状態」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

情報・通信業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU