ダブルスタンダード
Double Standard Inc.
最終更新日: 2026年3月27日
ビッグデータ処理技術で、企業の可能性を解き放つ
独自のデータ処理技術を通じてDXを推進し、あらゆる企業の価値向上と社会の持続的成長を実現する未来を創造します。
この会社ってなに?
あなたがスマートフォンで銀行口座を新しく作るとき、カメラで運転免許証を撮影して本人確認をしますよね。実はその裏側で、ダブルスタンダードの技術が手続きを安全かつスムーズに進める手助けをしています。また、企業が持っている膨大な顧客リストの重複や住所の間違いなどを自動でキレイにする「データのお掃除屋さん」のような仕事も得意です。普段私たちが意識することはありませんが、様々なサービスの裏側で、社会のデータを整理整頓してくれる縁の下の力持ちなのです。
ビッグデータ処理と本人確認(eKYC)技術を武器に高収益を誇る企業。FY2025は売上高80.0億円、営業利益26.06億円と過去最高益を更新したものの、続くFY2026会社計画では売上高65.0億円、営業利益20.00億円と大幅な減収減益を見込んでいます。主要取引先との契約終了が響く形となり、SBIグループとの連携深化を通じて金融機関向けDXサービスをどれだけ伸ばせるかが、今後の成長軌道を左右する最大の焦点です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル4F
- 公式
- double-std.com
社長プロフィール

当社は独自のビッグデータ処理技術を核に、企業のデジタルトランスフォーメーションを力強く支援しています。データの価値を最大化することで、お客様のビジネス成長はもちろん、社会全体の持続的成長に貢献することを目指します。
この会社のストーリー
東京都渋谷区に設立。ビッグデータ処理を軸とした事業を開始し、データで社会に貢献する挑戦が始まる。
設立からわずか3年で株式上場を果たす。公開価格2,190円に対し初値は5,010円と高い注目を集めた。
マザーズ上場から1年足らずで市場第一部へステップアップ。企業としての信頼性と成長性を証明した。
SBIファイナンシャルサービシーズと提携し、金融業界におけるビッグデータ活用やDXサービスの展開を加速させる。
データ処理技術を応用し、AIによる文字認識やオンライン本人確認サービスを提供開始。事業領域を拡大する。
SBIグループとの連携を一層深化させ、フィンテック分野でのシナジー創出とさらなる事業拡大を目指す。
安定した業績を背景に増配を継続。株主への利益還元にも積極的に取り組む姿勢を示す。
DX推進を経営の中核に据え、新たな価値創出と企業価値向上へ。データ技術で未来を拓く挑戦は続く。
注目ポイント
ビッグデータ処理やデータクレンジングといったニッチな領域で独自の技術基盤を確立。約33%という非常に高い営業利益率を誇ります。
SBIホールディングスの持分法適用関連会社となり、金融業界向けDXサービスを共同で展開。安定した顧客基盤と成長エンジンを確保しています。
業績拡大に伴い、増配を継続している点も魅力です。株主への利益還元を重視する姿勢は、投資家にとって心強いポイントです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 5.6円 | 40.7% |
| FY2017/3 | 8円 | 39.0% |
| FY2018/3 | 9.9円 | 82.5% |
| FY2019/3 | 11.9円 | 27.6% |
| FY2020/3 | 20円 | 36.1% |
| FY2021/3 | 27.5円 | 50.0% |
| FY2022/3 | 40円 | 50.2% |
| FY2023/3 | 50円 | 41.8% |
| FY2024/3 | 55円 | 45.1% |
| FY2025/3 | 60円 | 45.5% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当方針として安定配当および株主還元を重視しており、配当性向40〜50%を目安に利益配分を行っています。業績成長に合わせて増配を継続する傾向にあり、投資家への還元意識は高い水準です。株主優待は導入していないため、配当による直接的なインカムゲインを重視する銘柄と言えます。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ダブルスタンダードの業績は、ビッグデータ処理やAI-OCR技術を活用したDX関連サービスの需要拡大を背景に右肩上がりの成長を維持してきました。しかし、2026年3月期は主要取引先との契約終了の影響が響き、売上高65億円、営業利益20億円を見込む減収減益の予想となっています。直近までは順調に利益を積み上げてきましたが、今後は新たな収益源の確立が成長再加速の鍵となります。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 41.7% | 21.6% | - |
| FY2022/3 | 45.6% | 24.3% | - |
| FY2023/3 | 47.5% | 29.0% | - |
| FY2024/3 | 44.6% | 25.1% | 32.3% |
| FY2025/3 | 48.3% | 23.7% | 32.6% |
同社の収益性は非常に高く、営業利益率は30%超という高水準を安定的に維持しています。独自のデータクレンジング技術を用いた効率的な運営体制が、高い利益率を支える基盤となっています。ROE(自己資本利益率)も27%〜34%という極めて高い水準を誇っており、資本効率を重視した経営が投資家から評価される大きな要因です。
財務は安全?
財務状況は極めて健全であり、実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は80%を超えて推移しており、強固な資本基盤が構築されています。潤沢な自己資本を活用することで、外部環境の変化に左右されにくい安定した企業体質を維持しつつ、持続的な成長に向けた投資余力を備えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.5億円 | -7,000万円 | -2.7億円 | 7.8億円 |
| FY2022/3 | 11.5億円 | -2.6億円 | -3.8億円 | 8.8億円 |
| FY2023/3 | 14.4億円 | 1.3億円 | -5.4億円 | 15.7億円 |
| FY2024/3 | 14.4億円 | -3.6億円 | -7.7億円 | 10.7億円 |
| FY2025/3 | 19.9億円 | -1.4億円 | -9.7億円 | 18.6億円 |
本業で着実にキャッシュを生み出す構造が定着しており、営業活動によるキャッシュフローは増加傾向にあります。稼ぎ出した資金は主に配当等の財務活動に充てられており、投資活動は限定的です。結果としてフリーキャッシュフローが安定してプラス圏で推移しており、高い財務の自由度を確保しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 11.1億円 | 3.7億円 | 32.9% |
| FY2022/3 | 17.5億円 | 6.7億円 | 38.1% |
| FY2023/3 | 21.1億円 | 4.9億円 | 23.0% |
| FY2024/3 | 23.0億円 | 6.4億円 | 27.9% |
| FY2025/3 | 26.1億円 | 8.3億円 | 31.7% |
法人税等の支払額は利益の成長に伴い概ね推移しており、業績に応じた適切な納税を行っています。実効税率は年度により23%から38%程度の間で変動していますが、これは税効果会計の影響や特定の税務上の調整によるものです。今後も安定した利益計上を前提に、計画的な納税を継続する見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 60万円 | 134人 | - |
EDINETデータに基づく平均年収は60万円となっており、一般的な上場企業の水準と比較して極めて低い数値です。これは、特定の雇用形態や集計期間、あるいは非正規雇用の比率が平均値に反映されている可能性が高く、給与統計としての一般的な企業比較には注意が必要です。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はSBIファイナンシャルサービシーズ。
筆頭株主の創業者である中島正三氏が29.64%の株式を保有し、次いでSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社が19.69%を保有しています。上位株主で過半数に近いシェアを占めており、創業者の意向とSBIグループとの資本業務提携による安定的な経営体制が構築されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
ビッグデータ処理技術とAI-OCRを軸としたDX支援事業を主力としています。主要取引先との取引終了による減収減益という直近の事業リスクが明示されており、特定顧客への依存度低減と収益源の多角化が今後の安定成長における重要課題となっています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は0.0%であり、今後のダイバーシティ推進が課題です。一方で、監査等委員会設置会社として社外取締役を活用した経営の透明性確保に努めています。連結子会社2社を擁し、ビッグデータ市場での競争力を維持する経営基盤を整備しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 76億円 | — | 80億円 | +5.3% |
| FY2024 | 77億円 | — | 72億円 | -7.1% |
| FY2023 | 71億円 | — | 69億円 | -2.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 26億円 | — | 26億円 | +2.2% |
| FY2024 | 24億円 | — | 23億円 | -1.7% |
| FY2023 | 21億円 | — | 21億円 | +0.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を開示していません。そのため、単年度の業績予想の達成度で評価します。FY2025は期初予想を上回る着地となりましたが、FY2026は主要取引先との契約終了により大幅な減収減益計画を公表しており、先行き不透明感が高まっています。SBIグループとのシナジーを具体化し、新たな収益の柱を早期に確立することが急務です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」となっています。特にFY2024以降はその差が拡大しています。これは、高い収益性にもかかわらず、成長期待の剥落から株価が長期的に低迷していることが主な要因です。株価上昇を通じた株主還元の実現が経営の重要課題と言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 102.4万円 | +2.4万円 | 2.4% |
| FY2022 | 108.8万円 | +8.8万円 | 8.8% |
| FY2023 | 107.3万円 | +7.3万円 | 7.3% |
| FY2024 | 99.7万円 | -0.3万円 | -0.3% |
| FY2025 | 83.5万円 | -16.5万円 | -16.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は2,920倍と極端に高く、信用買い残が積み上がっているため、将来的な株価の上値を抑える要因となり得ます。一方、PER・PBRは情報・通信業の平均と比べて割安な水準にあり、配当利回りは業界平均を大きく上回っている点が特徴です。市場からは成長鈍化を織り込まれつつも、高配当利回りが株価の下支えとして意識されている可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
SBIファイナンシャルサービシーズが同社株を追加取得し、資本業務提携を強化することで合意しました。
主要取引先の取引終了に伴い、第3四半期累計の経常利益が前年同期比35.7%減となりました。
ビッグデータ活用を主軸としたDXサービス展開において、AI搭載型OCR等の技術基盤の優位性を再確認しました。
最新ニュース
ダブルスタンダード まとめ
ひとめ診断
「『データのお掃除屋』から金融DXの心臓部へ、SBIグループと二人三脚で変貌する技術者集団」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「情報・通信業」に分類される他の企業
『牧場物語』の老舗がテンセントと組み、浮き沈みの激しいゲーム業界で次のヒット作を模索している状態
日本のものづくりを支える、CADソフトウェアの専門商社から総合ITソリューションプロバイダーへ
会計ソフトの老舗が、中小企業のDX化を追い風にサブスクとM&Aで再加速中
『にじさんじ』を武器にIP経済圏を築き、驚異的な利益率を叩き出すVTuber界の巨人
旧日本ユニシスがM&AとDXで脱皮、金融・流通の巨大インフラからリテールテックの巨人へ
金融・社会インフラに強みを持つ堅実SIerが、DXと積極M&Aを両輪に売上1,000億円超えを達成した高収益企業
国内映画興行の絶対王者がアニメIPと海外M&Aで世界のエンタメ市場へ本格進出
衛星放送の老舗が、安全保障を追い風に『宇宙インフラ企業』へと変貌を遂げ、株価も宇宙へ