(株)キューブシステム2335
CUBE SYSTEM INC.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
銀行のオンラインバンキング、通信キャリアの料金システム、流通企業の在庫管理システムなど、私たちが日常的に利用するサービスの裏側でキューブシステムの技術が活躍しています。スマートフォンで送金したり、ネットで買い物をしたりする際に、そのシステムを支えているのがキューブシステムのエンジニアたちです。
キューブシステムは1972年創業の独立系システムインテグレーターで、金融・通信・流通業界向けにコンサルティングからシステム開発・運用までを一貫提供しています。2022年に野村総合研究所(NRI)と資本業務提携を締結し、筆頭株主として20.2%を保有されています。2025/03期は売上高184億円、純利益13億円を計上。2026/03期は売上高195億円・営業利益17.5億円を見込み、中長期経営ビジョン《VISION2026》の実現に向けて成長を加速しています。配当利回り3.83%と株主優待(JCBギフトカード)も魅力的な銘柄です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー7階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
銀行・証券・保険業界向けシステム開発。NRIとの連携案件が多く、安定的な収益基盤。売上構成比約40%を占める主力分野。
通信キャリアや社会インフラ企業向けシステム開発・運用。DX推進に伴う需要が拡大中。売上構成比約28%。
流通・小売・サービス業界向けシステム開発。EC関連やPOSシステムなどを手がける。売上構成比約20%。
製造業向けシステムや自社プロダクト開発など。新規領域の開拓を推進中。売上構成比約12%。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 13.0% | 8.9% | - |
| 2022/03期 | 13.8% | 9.7% | - |
| 2023/03期 | 11.8% | 8.7% | - |
| 2024/03期 | 10.8% | 8.2% | 8.5% |
| 2025/03期 | 12.0% | 9.1% | 7.5% |
| 3Q 2026/03期 | 10.8%(累計) | 7.4%(累計) | 8.3% |
ROEは10〜13%台と高い資本効率を維持しており、無借金経営時代を含め財務基盤の強さが際立ちます。営業利益率は7.5〜8.9%と安定しており、SIer業界の中では良好な水準です。2025/03期の営業利益率低下は一時的な要因であり、2026/03期には9.0%への回復を見込んでいます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 148億円 | — | 8.4億円 | 62.1円 | — |
| 2022/03期 | 161億円 | — | 9.4億円 | 69.8円 | +8.9% |
| 2023/03期 | 163億円 | — | 9.9億円 | 70.3円 | +1.4% |
| 2024/03期 | 180億円 | 15.4億円 | 10.7億円 | 70.4円 | +10.4% |
| 2025/03期 | 184億円 | 13.8億円 | 12.6億円 | 83.8円 | +1.8% |
売上高は2021/03期の148億円から2025/03期の184億円まで着実に成長しています。2025/03期は営業利益が一時的に減少しましたが、純利益は税効果により前期比+18.2%の13億円に増加。2026/03期は売上高195億円・営業利益17.5億円と過去最高の営業利益を計画しており、NRI連携による案件拡大が成長ドライバーです。 【3Q 2026/03期実績】売上138億円(通期予想比71%)、営業利益11億円(同65%)、純利益11億円(同88%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 金融分野 | 73億円 | 6.6億円 | 9.0% |
| 通信・社会インフラ分野 | 51億円 | 4.1億円 | 8.0% |
| 流通・サービス分野 | 37億円 | 2.6億円 | 7.0% |
| その他 | 23億円 | 1.5億円 | 6.5% |
金融分野が売上の約40%を占める最大セグメントで、通信・社会インフラ(28%)、流通・サービス(20%)が続きます。NRIとの資本業務提携により金融分野の案件が安定的に確保されており、通信・社会インフラ分野ではDX需要の取り込みが進んでいます。利益率は金融分野が最も高く、安定収益の柱となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 188億円 | — | 184億円 | -2.4% |
| 2024期 | 173億円 | — | 180億円 | +4.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
キューブシステムは中長期経営ビジョン《VISION2026》のもと、2027期に売上高230億円・営業利益率9.0%・ROE13.0%以上を最終目標に掲げています。2025期実績は売上高184億円で目標の約80%に到達。NRIとの連携強化やDX案件の拡大が成長ドライバーとなっており、第2次中計での飛躍的な成長を目指しています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期決算は営業利益+27.7%と大幅増益。通期計画に対する進捗も順調。
2026年3月期の中間期業績予想を上方修正。IT投資需要の旺盛さを反映。
野村総合研究所と資本業務提携を締結。NRIが筆頭株主に。事業領域の拡大と生産体制の拡充を推進。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
自己資本比率は68〜77%と極めて高い財務健全性を維持しています。2023/03期にNRIとの資本業務提携に伴う増資で純資産が大幅に増加。有利子負債は2024/03期に4.6億円が発生しましたが、総資産144億円に対してわずかな水準であり、実質的に無借金に近い経営を続けています。 【3Q 2026/03期】総資産146億円、純資産112億円、自己資本比率70.2%、有利子負債2.3億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 10.4億円 | 5,800万円 | ▲2.1億円 | 11.0億円 |
| 2022/03期 | 10.2億円 | ▲1.3億円 | ▲3.2億円 | 8.8億円 |
| 2023/03期 | 8.9億円 | ▲3.0億円 | 11.0億円 | 5.9億円 |
| 2024/03期 | 10.4億円 | ▲2.6億円 | ▲6.7億円 | 7.8億円 |
| 2025/03期 | 2.5億円 | ▲6,800万円 | ▲7.8億円 | 1.9億円 |
営業キャッシュフローは2021期〜2024期にかけて毎年8〜10億円台と安定したキャッシュ創出力を示しています。2025/03期は運転資金の変動により一時的に減少しましたが、本業の収益力に問題はありません。2023/03期の財務CFプラスはNRIからの増資受入れによるものです。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役11名中、女性が3名(27.3%)を占めており、IT業界としては高い女性登用比率を実現しています。3社の連結子会社を持つコンパクトなグループ経営を行い、独立社外取締役による監督機能も充実しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 526万円 | 918人 | - |
従業員の平均年収は526万円、平均年齢33.7歳と若い組織構成が特徴です。IT人材の採用を積極的に進めており、従業員数は着実に増加しています。平均勤続年数8.5年は業界水準並みで、技術者の育成と定着に注力しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
キューブシステムのTSRは5年間で197%と、TOPIX(189.5%)を上回るパフォーマンスを実現しています。特に2023期にはTSR 208.6%と大幅にアウトパフォームしました。NRIとの資本業務提携による企業価値向上と、高い配当利回りがTSR改善に貢献しています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 14円 | 32.4% |
| 2017/03期 | 14円 | 35.8% |
| 2018/03期 | 16円 | 39.4% |
| 2019/03期 | 16円 | 37.0% |
| 2020/03期 | 18円 | 46.5% |
| 2021/03期 | 20円 | 32.2% |
| 2022/03期 | 23円 | 32.9% |
| 2023/03期 | 50円 | 71.1% |
| 2024/03期 | 35円 | 49.7% |
| 2025/03期 | 40円 | 47.7% |
| 必要株数 | 100株以上(約10万円) |
| 金額相当 | 1,000円〜2,000円相当 |
| 権利確定月 | 9月 |
配当は2021/03期の20円から2026/03期予想42円まで大幅に増加しています。2023/03期は記念配当を含む50円の特別配当を実施。配当性向は50%前後を目安としており、安定的な株主還元を重視しています。配当利回り4.02%に加え、株主優待のJCBギフトカードを合わせた総合利回りが魅力的です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 202.0万円 | 102.0万円 | 102.0% |
| 2022期 | 164.7万円 | 64.7万円 | 64.7% |
| 2023期 | 208.6万円 | 108.6万円 | 108.6% |
| 2024期 | 208.3万円 | 108.3万円 | 108.3% |
| 2025期 | 197.0万円 | 97.0万円 | 97.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
キューブシステムの株価指標は、PER 13.0倍と情報通信業界平均(25.0倍)を大幅に下回る割安水準にあります。PBR 1.45倍も業界平均を下回っており、配当利回り4.02%は業界平均の約2.7倍と際立って高い水準です。高配当・低PERのバリュー株として注目されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 12.9億円 | 4.5億円 | 34.8% |
| 2022/03期 | 14.3億円 | 4.9億円 | 34.1% |
| 2023/03期 | 14.8億円 | 4.9億円 | 33.2% |
| 2024/03期 | 15.9億円 | 5.2億円 | 32.9% |
| 2025/03期 | 13.9億円 | 1.3億円 | 9.5% |
税引前利益は堅調に推移しており、2024/03期には16億円に到達しました。2025/03期の実効税率が9.5%と大幅に低下していますが、これは税効果会計上の一時的な要因によるものであり、純利益の増加に寄与しました。2026/03期は通常の30%台に回帰する見通しです。
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(株)キューブシステム まとめ
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