2335プライム

(株)キューブシステム

CUBE SYSTEM INC.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE11.6%
BPS722.3円
自己資本比率75.7%
FY2025/3 有報データ

1972年創業の独立系SIer。NRIと手を組み、金融・通信・流通のDXを加速する技術者集団

社会の「あたりまえ」を支え、未来の「あたりまえ」を創る

この会社ってなに?

銀行のオンラインバンキング、通信キャリアの料金システム、流通企業の在庫管理システムなど、私たちが日常的に利用するサービスの裏側でキューブシステムの技術が活躍しています。スマートフォンで送金したり、ネットで買い物をしたりする際に、そのシステムを支えているのがキューブシステムのエンジニアたちです。

キューブシステムは1972年創業の独立系システムインテグレーターで、金融・通信・流通業界向けにコンサルティングからシステム開発・運用までを一貫提供しています。2022年に野村総合研究所(NRI)と資本業務提携を締結し、筆頭株主として20.2%を保有されています。FY2025/3は売上高184億円、純利益13億円を計上。FY2026/3は売上高195億円・営業利益17.5億円を見込み、中長期経営ビジョン《VISION2026》の実現に向けて成長を加速しています。配当利回り3.83%と株主優待(JCBギフトカード)も魅力的な銘柄です。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
東京都品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー7階
公式
www.cubesystem.co.jp

社長プロフィール

中西 雅洋
代表取締役社長
成長志向リーダー
第二の創業として、基本に忠実に、そして飛躍的な成長を実現してまいります。NRIとの資本業務提携を活かし、事業領域の拡大と技術力の強化を通じて、お客様のDX推進に貢献します。

この会社のストーリー

1972
キューブシステムとして創業

株式会社キューブシステムを設立。独立系SIerとして金融業界向けシステム開発を開始した。

2002
東証JASDAQ上場

JASDAQ市場に株式を上場。IT投資の拡大期に事業基盤を確立した。

2013
東証一部に市場変更

東京証券取引所第一部(現プライム市場)に市場変更。企業としての信頼性と知名度が向上した。

2022
NRIと資本業務提携を締結

野村総合研究所(NRI)と資本業務提携を締結。NRIが筆頭株主となり、事業領域の拡大と生産体制の拡充を推進する新たなステージへ。

2024
第2次中期経営計画スタート

VISION2026の第2次中計がスタート。売上高230億円・ROE13%以上を目標に、第二の創業として飛躍的な成長を目指す。

注目ポイント

配当利回り4%超+株主優待

配当利回り4.02%に加え、株主優待としてJCBギフトカードがもらえます。配当性向50%を目安とした安定還元方針で、インカム投資家に魅力的な銘柄です。

NRI連携で成長加速

筆頭株主の野村総合研究所との資本業務提携により、大型金融案件へのアクセスが拡大。独立系SIerの機動性とNRIの基盤を兼ね備えた成長ストーリーが進行中です。

無借金に近い鉄壁の財務基盤

自己資本比率75%超と情報通信業界でもトップクラスの財務健全性。有利子負債はわずか4.6億円で、景気変動にも耐えうる安定した経営基盤を持っています。

サービスの実績は?

42
1株当たり配当金
FY2026予想
+5.0% YoY
+6.3%
売上高成長率
FY2026予想 (YoY)
+26.8%
営業利益成長率
FY2026予想 (YoY)
918
従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/3の営業利益減少は一時的要因。純利益は税効果により+18%増)
配当
少なめ
1株 42円
安全性
安定
自己資本比率 75.7%(自己資本比率75%超・実質無借金経営で財務の安全性は極めて高い)
稼ぐ力
高い
ROE 11.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
42
方針: 配当性向50%を目安とした安定的な利益還元
1株配当配当性向
FY2021/32032.2%
FY2022/32332.9%
FY2023/35071.1%
FY2024/33549.7%
FY2025/34047.7%
FY2026/3(予想)4252.4%
1期連続増配
株主優待
あり
JCBギフトカード(1,000円分〜2,000円分)
必要株数100株以上(約10万円)
金額相当1,000円〜2,000円相当
権利確定月9月

配当はFY2021/3の20円からFY2026/3予想42円まで大幅に増加しています。FY2023/3は記念配当を含む50円の特別配当を実施。配当性向は50%前後を目安としており、安定的な株主還元を重視しています。配当利回り4.02%に加え、株主優待のJCBギフトカードを合わせた総合利回りが魅力的です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
11.6%
業界平均
10.1%
営業利益率下回る
この会社
7.5%
業界平均
14.4%
自己資本比率上回る
この会社
75.7%
業界平均
60.0%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3161億円
FY2023/3163億円
FY2024/3180億円
FY2025/3184億円
営業利益
FY2022/314.2億円
FY2023/314.5億円
FY2024/315.4億円
FY2025/313.8億円

売上高はFY2021/3の148億円からFY2025/3の184億円まで着実に成長しています。FY2025/3は営業利益が一時的に減少しましたが、純利益は税効果により前期比+18.2%の13億円に増加。FY2026/3は売上高195億円・営業利益17.5億円と過去最高の営業利益を計画しており、NRI連携による案件拡大が成長ドライバーです。

事業ごとの売上・利益

金融分野
73億円39.7%)
通信・社会インフラ分野
51億円27.7%)
流通・サービス分野
37億円20.1%)
その他
23億円12.5%)
金融分野73億円
利益: 6.6億円利益率: 9.0%

銀行・証券・保険業界向けシステム開発。NRIとの連携案件が多く、安定的な収益基盤。売上構成比約40%を占める主力分野。

通信・社会インフラ分野51億円
利益: 4.1億円利益率: 8.0%

通信キャリアや社会インフラ企業向けシステム開発・運用。DX推進に伴う需要が拡大中。売上構成比約28%。

流通・サービス分野37億円
利益: 2.6億円利益率: 7.0%

流通・小売・サービス業界向けシステム開発。EC関連やPOSシステムなどを手がける。売上構成比約20%。

その他23億円
利益: 1.5億円利益率: 6.5%

製造業向けシステムや自社プロダクト開発など。新規領域の開拓を推進中。売上構成比約12%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
8.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/313.0%8.9%7.9%
FY2022/313.1%9.4%8.8%
FY2023/310.3%7.9%8.9%
FY2024/310.5%7.9%8.5%
FY2025/311.6%8.8%7.5%

ROEは10〜13%台と高い資本効率を維持しており、無借金経営時代を含め財務基盤の強さが際立ちます。営業利益率は7.5〜8.9%と安定しており、SIer業界の中では良好な水準です。FY2025/3の営業利益率低下は一時的な要因であり、FY2026/3には9.0%への回復を見込んでいます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率75.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
4.6億円
会社の純資産
109億円

自己資本比率は68〜77%と極めて高い財務健全性を維持しています。FY2023/3にNRIとの資本業務提携に伴う増資で純資産が大幅に増加。有利子負債はFY2024/3に4.6億円が発生しましたが、総資産144億円に対してわずかな水準であり、実質的に無借金に近い経営を続けています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+2.5億円
営業CF
投資に使ったお金
-6,800万円
投資CF
借入・返済など
-7.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+1.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/310.4億円5,800万円-2.1億円11.0億円
FY2022/310.2億円-1.3億円-3.2億円8.8億円
FY2023/38.9億円-3.0億円11.0億円5.9億円
FY2024/310.4億円-2.6億円-6.7億円7.8億円
FY2025/32.5億円-6,800万円-7.8億円1.9億円

営業キャッシュフローはFY2021〜FY2024にかけて毎年8〜10億円台と安定したキャッシュ創出力を示しています。FY2025/3は運転資金の変動により一時的に減少しましたが、本業の収益力に問題はありません。FY2023/3の財務CFプラスはNRIからの増資受入れによるものです。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1IT投資需要の変動リスク(景気後退に伴う顧客のIT投資抑制)
2技術革新への対応リスク(AI・クラウド等の技術変化への追随)
3人材確保・育成リスク(IT人材の獲得競争激化)
4プロジェクト管理リスク(大型案件の工期遅延・コスト超過)
5情報セキュリティリスク(サイバー攻撃・情報漏洩)
6特定顧客への依存リスク(NRIグループへの売上集中)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/312.9億円4.5億円34.8%
FY2022/314.3億円4.9億円34.1%
FY2023/314.8億円4.9億円33.2%
FY2024/315.9億円5.2億円32.9%
FY2025/313.9億円1.3億円9.5%

税引前利益は堅調に推移しており、FY2024/3には16億円に到達しました。FY2025/3の実効税率が9.5%と大幅に低下していますが、これは税効果会計上の一時的な要因によるものであり、純利益の増加に寄与しました。FY2026/3は通常の30%台に回帰する見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
526万円
従業員数
918
平均年齢
33.7歳
平均年収従業員数前年比
当期526万円918-

従業員の平均年収は526万円、平均年齢33.7歳と若い組織構成が特徴です。IT人材の採用を積極的に進めており、従業員数は着実に増加しています。平均勤続年数8.5年は業界水準並みで、技術者の育成と定着に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主44.1%
浮動株55.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関14%
事業法人等20.8%
外国法人等1.7%
個人その他61.1%
証券会社2.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は野村総合研究所・キューブシステム従業員持株会。

株式会社野村総合研究所(3,178,000株)20.2%
キューブシステム従業員持株会(1,462,000株)9.29%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口)(1,202,000株)7.64%
﨑山 收(946,000株)6.01%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (役員報酬BIP信託口・75824口)(522,000株)3.31%
小貫 明美(401,000株)2.55%
内田 敏雄(206,000株)1.31%
佐藤 俊郁(198,000株)1.26%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (株式付与ESOP信託口・80049口)(168,000株)1.07%
﨑山 美歌(151,000株)0.96%

筆頭株主は野村総合研究所(NRI)が20.2%を保有しており、2022年の資本業務提携により戦略的パートナーとしての関係を構築しています。従業員持株会が9.29%と高い保有比率を誇り、従業員の経営参画意識の高さがうかがえます。創業者の﨑山氏が6.01%を保有するなど、創業者一族の関与も継続しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,400万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
金融分野73億円6.6億円9.0%
通信・社会インフラ分野51億円4.1億円8.0%
流通・サービス分野37億円2.6億円7.0%
その他23億円1.5億円6.5%

金融分野が売上の約40%を占める最大セグメントで、通信・社会インフラ(28%)、流通・サービス(20%)が続きます。NRIとの資本業務提携により金融分野の案件が安定的に確保されており、通信・社会インフラ分野ではDX需要の取り込みが進んでいます。利益率は金融分野が最も高く、安定収益の柱となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 3名(27.3% 男性 8
27%
73%
監査報酬
3,500万円
連結子会社数
3
平均勤続年数(従業員)
8.5

取締役・監査役11名中、女性が3名(27.3%)を占めており、IT業界としては高い女性登用比率を実現しています。3社の連結子会社を持つコンパクトなグループ経営を行い、独立社外取締役による監督機能も充実しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中計初年度の進捗としては堅実。売上高は計画を若干下回るも、利益面ではNRI連携効果による改善が着実に進行中。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第2次中期経営計画(VISION2026)
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 230億円 順調 (184億円 (FY2025))
79.8%
営業利益率: 目標 9.0%以上 順調 (7.5% (FY2025))
83.3%
ROE: 目標 13.0%以上 順調 (11.6% (FY2025))
89.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025188億円184億円-2.4%
FY2024173億円180億円+4.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

キューブシステムは中長期経営ビジョン《VISION2026》のもと、FY2027に売上高230億円・営業利益率9.0%・ROE13.0%以上を最終目標に掲げています。FY2025実績は売上高184億円で目標の約80%に到達。NRIとの連携強化やDX案件の拡大が成長ドライバーとなっており、第2次中計での飛躍的な成長を目指しています

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

キューブシステムのTSRは5年間で197%と、TOPIX(189.5%)を上回るパフォーマンスを実現しています。特にFY2023にはTSR 208.6%と大幅にアウトパフォームしました。NRIとの資本業務提携による企業価値向上と、高い配当利回りがTSR改善に貢献しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+97.0%
100万円 →197.0万円
97.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021202.0万円+102.0万円102.0%
FY2022164.7万円+64.7万円64.7%
FY2023208.6万円+108.6万円108.6%
FY2024208.3万円+108.3万円108.3%
FY2025197.0万円+97.0万円97.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残51,900株
売り残5,300株
信用倍率9.79倍
3/19時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

キューブシステムの株価指標は、PER 13.0倍と情報通信業界平均(25.0倍)を大幅に下回る割安水準にあります。PBR 1.45倍も業界平均を下回っており、配当利回り4.02%は業界平均の約2.7倍と際立って高い水準です。高配当・低PERのバリュー株として注目されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
35
前月比 +3.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 50%
情報・通信業 200社中 約100位
報道のトーン
50%
好意的
42%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算45%
NRI連携・資本業務提携25%
DX・技術トレンド20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月Q3決算発表

第3四半期決算は営業利益+27.7%と大幅増益。通期計画に対する進捗も順調。

2025年8月業績上方修正

2026年3月期の中間期業績予想を上方修正。IT投資需要の旺盛さを反映。

2022年12月NRI資本業務提携

野村総合研究所と資本業務提携を締結。NRIが筆頭株主に。事業領域の拡大と生産体制の拡充を推進。

(株)キューブシステム まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/3の営業利益減少は一時的要因。純利益は税効果により+18%増)
配当
少なめ
1株 42円
安全性
安定
自己資本比率 75.7%(自己資本比率75%超・実質無借金経営で財務の安全性は極めて高い)
稼ぐ力
高い
ROE 11.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「NRI連携で成長加速。金融・通信・流通を支える独立系SIerのプライム企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU