7769プライム

リズム

RHYTHM CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE2.4%
BPS373.4円
自己資本比率69.4%
FY2025/3 有報データ

時を刻む精密技術で、暮らしと未来を豊かにする高還元企業

独自の精密技術と革新的なアイデアを融合させ、人々の暮らしに新たな価値と快適さを提供するグローバル企業となることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが毎朝、目を覚ます時に使う目覚まし時計、それはリズムの製品かもしれません。実は、リズムの技術は時計だけにとどまりません。あなたが毎日運転する自動車のダッシュボードの中や、オフィスで何気なく使っているプリンターの内部にも、リズムが作った精密な部品が使われています。さらに、涼しい風を送ってくれる扇風機などの季節家電も手掛けており、私たちの快適な生活を陰で支えている会社なのです。

シチズン系のクロック大手であるリズムは、時計事業で培った精密技術を自動車部品や電子部品へ展開し、事業の多角化を進めています。FY2025実績は売上高326.7億円、営業利益8.17億円と堅調に推移しました。新たに策定した「中期経営計画2027」では、FY2028に売上高400億円、営業利益12億円を目標に掲げ、成長路線への回帰を目指しています。特に「配当性向35%以上、DOE4%以上」という積極的な株主還元方針を打ち出しており、高配当銘柄としての魅力が高まっています。

精密機器プライム市場

会社概要

業種
精密機器
決算期
3月
本社
埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-299-12
公式
www.rhythm.co.jp

社長プロフィール

湯本 武夫
代表取締役社長
堅実派
当社は時計事業で培った精密技術を核に、コネクターや車載部品、生活用品など多角的な事業を展開しています。中期経営計画『RHYTHM EVOLUTION 2027』のもと、既存事業の収益力強化と新規事業の創出に挑戦し、持続的な企業価値向上を通じて株主様のご期待に応えてまいります。

この会社のストーリー

1950
リズム時計工業株式会社、設立

時計の製造・販売を目的として埼玉県に設立。日本におけるクロック産業の草分けとして、その歴史をスタートさせた。

1972
クオーツ時計の生産開始とグローバル展開

時計業界の技術革新の波に乗り、クオーツ時計の生産を開始。同時に海外への輸出も本格化させ、世界的なブランドとしての地位を築き始めた。

2004
事業の多角化を推進

時計事業で培った精密技術を応用し、情報機器部品や車載用部品などの精密部品事業へ本格参入。事業ポートフォリオの多角化を進めた。

2020
経営効率化のための組織再編

子会社のリズム協伸と東北リズムを吸収合併し、商号を「リズム株式会社」へ変更。グループ全体の経営資源を統合し、収益力向上を目指す大きな転機となった。

2022
業績V字回復と株価上昇

組織再編の効果が現れ、営業利益が前年比180%増と大幅に改善。コロナ禍からの需要回復も追い風となり、市場からの評価も高まった。

2025
中期経営計画「RHYTHM EVOLUTION 2027」策定

持続的成長を目指し、新たな中期経営計画を発表。2028年3月期に売上高400億円、営業利益12億円という意欲的な目標を掲げ、変革への強い意志を示した。

注目ポイント

業界屈指の高い株主還元!

配当と株主優待を合わせた総合利回りは8%を超える高水準です(株価により変動)。株主優待では15,000円相当の電子マネー等が選べ、個人投資家にとって非常に魅力的です。

V字回復からの成長軌道

2020年の組織再編を経て、業績はV字回復を達成。中期経営計画では更なる成長を目指しており、今後の事業拡大と企業価値向上への期待が高まっています。

時計技術から生まれる多角事業

時計製造で培った精密加工技術を活かし、自動車部品や電子部品(コネクター)、独自開発のファンを搭載した生活家電など、多様な分野で事業を展開する安定した収益基盤を持っています。

サービスの実績は?

335.0億円
翌期売上高予想
FY2026会社予想
+2.5% YoY
15.5億円
翌期営業利益予想
FY2026会社予想
+89.7% YoY
73
1株当たり配当金
FY2025実績
+50.5% YoY
79.4%
配当性向
FY2025実績
目標の35%を大幅に超過
4.0%以上
DOE(純資産配当率)目標
株主還元方針
安定配当へのコミットメント

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 73円
安全性
安定
自己資本比率 69.4%
稼ぐ力
普通
ROE 2.4%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
73
方針: 配当性向35%以上、DOE4%以上を基準とした安定配当。
1株配当配当性向
FY2021/3301.1%
FY2022/337.530.0%
FY2023/348.550.4%
FY2024/348.583.8%
FY2025/37379.4%
1期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として連結配当性向35%以上およびDOE(連結純資産配当率)4%以上を掲げています。配当下限を設け、安定的な還元と業績連動の両立を図っています。株主優待と合わせた高い総合利回りによって、長期保有を促す株主還元姿勢を強化しています。

同業比較(収益性)

精密機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.4%
業界平均
8.8%
営業利益率下回る
この会社
2.5%
業界平均
13.5%
自己資本比率上回る
この会社
69.4%
業界平均
61.8%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3300億円
FY2023/3312億円
FY2024/3326億円
FY2025/3327億円
営業利益
FY2022/38.9億円
FY2023/38.9億円
FY2024/37.3億円
FY2025/38.2億円

売上高はFY2021/3の約273億円からFY2025/3には約327億円まで着実に成長を続けています。FY2021/3は一時的な純損失を計上しましたが、以降は黒字転換を果たし、事業構造の効率化が着実な利益貢献に繋がっている状況です。2026年3月期には営業利益15.5億円、純利益20億円という大幅な増益予想を掲げ、さらなる業績拡大が見込まれています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
1.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-5.0%-3.5%1.2%
FY2022/33.8%2.7%3.0%
FY2023/32.7%2.0%2.8%
FY2024/31.5%1.1%2.2%
FY2025/32.4%1.7%2.5%

営業利益率はFY2021/3の1.2%から直近では2.5%まで改善傾向にあり、収益性向上の兆しが見られます。一方でROEは依然として2%台と低水準に留まっており、資本効率の改善が今後の重要な経営課題と言えます。今後は高付加価値製品へのシフトやコスト構造の最適化を通じて、収益性指標の着実な押し上げが期待されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率69.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
173億円
会社の純資産
313億円

自己資本比率は約70%前後で安定しており、強固な財務体質を維持しています。近年は成長投資に伴う有利子負債の活用も見られますが、豊富な純資産を背景とした高い財務健全性は大きな強みです。今後も安定した財務基盤を維持しつつ、成長事業への投資バランスが焦点となるでしょう。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+24.4億円
営業CF
投資に使ったお金
-14.6億円
投資CF
借入・返済など
+13.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+9.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/318.5億円-5.8億円-6.9億円12.6億円
FY2022/312.4億円-8.8億円-12.0億円3.7億円
FY2023/311.8億円-10.7億円-4.7億円1.1億円
FY2024/324.6億円-21.4億円1.5億円3.2億円
FY2025/324.4億円-14.6億円13.2億円9.8億円

営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業による稼ぐ力は健在です。投資キャッシュフローは将来の成長を見据えた設備投資等のため積極的に支出が行われています。営業キャッシュフローの範囲内で投資と配当を賄う健全な循環が築かれており、持続的な成長を実現する体制が整っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1為替変動のリスクについて当社グループの海外拠点における事業活動の拡大に伴い、外貨建取引の増加や外貨建債権債務残高の増大により為替レートの変動による影響を受けやすくなっております
2生活用品生産拠点の海外集中について当社グループの生活用品事業の製品は、海外生産が中心であるため、海外において政治経済や法規制の変化など予期せぬ事象が発生した場合には、生産活動や商品供給に支障をきたすなど、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります
3減損リスクについて当社グループの資産の時価が著しく下落した場合や、事業の収益性が悪化した場合には、減損会計の適用により固定資産について減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります
4M&A及び業務提携等に関するリスクについて当社グループは、M&Aや業務提携等を通じた事業強化に取り組んでおります
5製品の品質に関するリスク当社グループは国際品質マネージメントシステムやそれに準じたシステム、または顧客が求める厳しい基準で、設計、製造、品質管理を行っております
6その他のリスクについて上記以外でも、国内外の主要市場における貿易規制、経済動向、株式市場や債券市場の大幅な変動などにより当社グループの経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/35.9億円18.5億円314.6%
FY2022/312.9億円2.5億円19.8%
FY2023/312.5億円4.5億円36.3%
FY2024/312.6億円7.8億円62.1%
FY2025/311.6億円4.0億円34.7%

法人税等の支払いは各期の税引前利益の変動や会計処理の影響を受け、実効税率には年ごとのばらつきが見られます。FY2021/3は特別要因により高い負担率となりましたが、通常期はおおむね一般的な水準で推移しています。将来の業績予想に基づく税務計画が適正に管理されていることを確認できます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
488万円
従業員数
2,449
平均年齢
42.9歳
平均年収従業員数前年比
当期488万円2,449-

従業員平均年収は488万円と、精密機器業界の平均と比較すると堅実な水準で安定的に推移しています。長年培った技術力を支えるベテラン層が厚く、腰を据えて働ける環境が賃金水準の安定に寄与していると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主58.3%
浮動株41.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関24.6%
事業法人等33.7%
外国法人等1.8%
個人その他38.1%
証券会社1.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はUESHIMA・DOE5パーセント・シチズン時計。

植島 幹九郎(1,185,000株)14.4%
株式会社UESHIMA(990,000株)12%
株式会社DOE5パーセント(918,000株)11.1%
シチズン時計株式会社(597,000株)7.2%
日本生命保険相互会社(471,000株)5.7%
株式会社埼玉りそな銀行(360,000株)4.4%
共栄火災海上保険株式会社(350,000株)4.2%
株式会社三井住友銀行(343,000株)4.2%
三井住友信託銀行株式会社(300,000株)3.6%
株式会社武蔵野銀行(217,000株)2.6%

上位株主には創業家関連やシチズン時計等の安定株主が名を連ねており、強固な経営基盤が形成されています。一方で、日本証券金融などが上位に登場するなど、需給環境の変化を伴う市場流動性の動きにも注目が必要です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,055万円
取締役7名の合計

精密機器メーカーとして時計製造で培った技術を軸に、コネクターや車載品などの多角的な事業展開を行っている点が特徴です。一方で、原材料価格の変動や為替リスクなどが業績に直接的な影響を及ぼす構造となっており、グローバルな事業運営に伴うリスク管理が経営の要となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
4,900万円
連結子会社数
12
設備投資額
17.1億円
平均勤続年数(従業員)
15.2
臨時従業員数
330

女性役員比率は9.1%と改善の余地があるものの、社外取締役の活用など監査機能の強化に努める体制を構築しています。連結子会社12社を擁する中堅メーカーとして、経営の効率化と持続的な成長に向けたガバナンス改革を継続的に推進しています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
業績予想のブレが大きく、新中計での目標達成力が問われる局面。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2027
FY2026~FY2028
売上高: 目標 400億円 順調 (326.7億円)
81.7%
営業利益: 目標 12億円 やや遅れ (8.17億円)
68.1%
旧中期経営計画
FY2023〜FY2025
ROE: 目標 25%以上 未達 (N/A)
0%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025355億円327億円-7.9%
FY2024315億円326億円+3.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202518億円8億円-54.6%
FY202411億円7億円-33.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新中計「中期経営計画2027」では、FY2028に売上高400億円、営業利益12億円を掲げ、再び成長軌道を目指します。しかし、過去の業績予想を振り返ると、特に利益面での未達が目立ち、計画の蓋然性には注意が必要です。FY2025は期初予想の営業利益18億円に対し、実績は8.17億円と大幅な下方修正を余儀なくされました。株主還元強化は評価できるものの、本業の収益力改善が計画達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。リズムのTSRは、FY2021からFY2025までの5年間連続でTOPIXを大幅に上回るパフォーマンスを達成しています。特にFY2024には603.2%(TOPIXは216.8%)という高い数値を記録しました。これは、積極的な増配と株主優待の新設を含む株主還元策の強化が、市場から高く評価され、株価上昇に繋がったことが主な要因です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+509.0%
100万円 →609.0万円
509.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021144.4万円+44.4万円44.4%
FY2022240.3万円+140.3万円140.3%
FY2023306.2万円+206.2万円206.2%
FY2024603.2万円+503.2万円503.2%
FY2025609.0万円+509.0万円509.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残122,200株
売り残102,800株
信用倍率1.19倍
直近データ時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月中旬(予定)
第2四半期決算発表2026年11月中旬(予定)

PBRは0.99倍と、解散価値を示す1倍を割り込んでおり、株価は割安圏にあると判断できます。特に注目すべきは配当利回りで、5%を超える高水準は同業他社と比較して突出しています。信用倍率は1.19倍と拮抗しており、短期的な過熱感はありません。株価は割安指標と高配当利回りに支えられている状況と言えるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 32%
精密機器業界 280社中 89位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
株主還元・優待25%
事業戦略・中計20%
その他10%

最近の出来事

2025年2月業績好調

第3四半期累計の経常利益が前年同期比85.0%増となるなど、時計および精密部品事業の収益性が改善。

2025年3月中計策定

中期経営計画2027を策定し、営業利益12億円を目指す成長戦略を市場に提示。

2025年6月還元強化

株主優待の拡充および配当性向35%以上を掲げる配当方針を発表し、投資家からの評価を獲得。

リズム まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 73円
安全性
安定
自己資本比率 69.4%
稼ぐ力
普通
ROE 2.4%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「時計の老舗が精密技術を武器に事業を多角化し、高利回り株として個人投資家の心を刻み始めた」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU