創業ストーリー
高千穂製作所として東京都北区で創業。「日本製の高品質な顕微鏡を作る」という志から、後にギリシャ神話のオリンポス山にちなんだ社名「オリンパス」が生まれました。
東京大学医学部との共同研究で、世界初の実用的な胃カメラの開発に成功。日本人の胃がん早期発見に貢献し、内視鏡メーカーとしてのオリンパスの歴史はここから始まりました。
M&A費用を装った約20年にわたる巨額の損失隠し(オリンパス事件)が発覚し、経営の信頼は地に落ちました。ソニーの資本参加と新経営陣の登用で経営再建への道を歩み始めます。
アクティビストのバリューアクト・キャピタルが取締役を派遣し、医療機器集中の構造改革を加速。2021年に100年超の祖業だったカメラ事業を売却し、医療機器専業化への大胆な転換を実行。
もう一つの祖業だった科学事業(顕微鏡・産業用検査装置)を約4,276億円で売却。100年を超える祖業を完全に手放し、消化器内視鏡とサージカルに経営資源を集中する純粋メドテック企業へ生まれ変わりました。
シュテファン・カウフマン前社長が薬物関連の不正行為疑いで辞任。竹内康雄取締役会長が暫定的にCEOを兼任し、後任探しと並行してガバナンス再構築に着手。
メドトロニックのEVP兼メディカル・サージカル・ポートフォリオ プレジデント等を歴任したボブ・ホワイト氏が代表執行役社長兼CEOに就任。GEヘルスケア・コヴィディエン・Smith & Nephewなど医療機器業界を渡り歩いたグローバルリーダーが舵を取る新体制が発足。
2026/03期は売上1兆107億円で過去最高更新も、米国関税と一時費用で営業利益は-40.2%と苦戦。「イノベーションによる成長」「シンプル化」「責任ある行動」を3本柱とする新Corporate Strategyで、新製品数4割増・グローバル組織再編・FDA是正完遂を通じて、営業利益率20%超のメドテック企業を目指します。

