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キヤノン7751

CANON INC.

プライムUpdated 2026/05/18
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 160円
安全性
安定
自己資本比率 56.9%
稼ぐ力
普通
ROE 9.7%
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが撮影に使うEOSやPowerShotのカメラ、職場で書類を印刷する複合機・レーザープリンター、街中の防犯カメラ、病院で受けるCT・MRIの検査画像、半導体チップを作る露光装置──キヤノンの技術は、日常生活から最先端産業まであらゆる場面で活躍しています。中でもレンズ交換式デジタルカメラは23年連続で世界シェアNo.1を維持し、写真愛好家やプロのカメラマンを支え続ける看板ブランド。グループの連結従業員数は約16.5万人、海外売上比率は約75%と典型的なグローバル製造業で、配当利回り約3.8%・累進配当方針による株主還元姿勢でも個人投資家から長年支持されてきました。新中計「フェーズVII」では2030年売上5.6兆円を掲げ、半導体露光装置・メディカル・ネットワークカメラの3領域を次の成長エンジンに据えて再加速を狙っています。

キヤノンは消費者向けカメラ・オフィス向け複合機・半導体露光装置・医療機器(CT/MRI)など多角的なポートフォリオを持つ電気機器メーカー(米国基準・連結)です。2025/12期は売上高4兆6,247億円(+2.5%)・営業利益4,554億円(+62.8%)と、前期のメディカル事業のれん減損の反動と海外構造改革効果で大幅増益を達成。レンズ交換式デジタルカメラは23年連続世界シェアNo.1を維持し、医療機器やネットワークカメラも好調でした。2026年1月から始動した新中計「フェーズVII」(2026期〜2030期)では、2030年に売上高5兆6,000億円・営業利益率10%超を掲げ、戦略投資と株主還元の両立を目指します。2026/12期通期予想は売上高4兆7,650億円(+3.0%)・営業利益4,790億円(+5.2%)・EPS 394.3円。2026期 Q1は売上高1兆936億円(+3.3%)・営業利益713億円(-26.1%)と、コスト先行で減益発進ながら通期計画ベースでの進捗は概ね想定線です。2026年3月27日付で御手洗冨士夫氏が代表取締役会長CEO、小川一登氏が代表取締役社長COOに就任し、新経営体制となりました。

電気機器プライム市場

注目ポイント

23年連続デジカメ世界シェアNo.1

レンズ交換式デジタルカメラで23年連続世界シェアNo.1を獲得するなど、カメラやオフィス向け複合機で揺るぎないブランド力を築いています。EOSブランドのプロ向けミラーレスはプロカメラマンや写真愛好家の絶大な支持を集めています。

新中計「フェーズVII」と新成長領域

2026年1月発表の新中計「フェーズVII」(2026期〜2030期)では2030年売上高5兆6,000億円・営業利益率10%超を目標に、半導体露光装置・医療機器・ネットワークカメラの3領域を成長エンジンに据えた構造転換を加速しています。

キャッシュフロー重視と手厚い株主還元

御手洗会長CEOのもと30年にわたる「キャッシュ・フロー経営」を徹底。配当利回り約3.8%(業界平均の約2.5倍)の累進配当と機動的な自社株買いを組み合わせ、投資家にとって魅力的な株主還元姿勢を貫いています。

会社概要

業種
電気機器
決算期
12月
本社
東京都大田区下丸子3-30-2
公式
global.canon

サービスの実績は?

23年連続
デジカメ世界シェアNo.1
レンズ交換式(一眼レフ+ミラーレス)
継続中
5.6兆円
2030年売上高目標
新中計フェーズVII(2026期〜2030期)
+21% vs FY2025
4,554億円
営業利益(2025/12期実績)
前期2,798億円から大幅増益
+62.8% YoY
160
1株当たり年間配当金
2026/12期期会社予想(5期連続据置以上)
据置
約16.5万人
連結従業員数
グローバル拠点(2025/12期末)
672億円
キヤノン電子TOB買付代金
2026年1月19日成立・完全子会社化
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

プリンティング
約2兆1,200億円50.0%)
イメージング
約9,800億円23.1%)
メディカル
約6,200億円14.6%)
インダストリアル
約5,200億円12.3%)
プリンティング約2兆1,200億円
利益: 約3,600億円利益率: 17.0%

オフィス向け複合機・レーザープリンター・インクジェットプリンターを展開。安定的な収益基盤の柱で、消耗品(トナー・インク)売上が高採算を支える。

イメージング約9,800億円
利益: 約2,100億円利益率: 21.4%

カメラ・交換レンズ・放送機器を展開。レンズ交換式デジタルカメラで23年連続世界シェアNo.1を維持し、ミラーレスEOS Rシリーズが牽引。

メディカル約6,200億円
利益: 約300億円利益率: 4.8%

CT・MRI・超音波診断装置等の医療機器を展開(キヤノンメディカルシステムズ)。前期2024期はのれん減損で大幅減益も、当期はやや回復基調。

インダストリアル約5,200億円
利益: 約800億円利益率: 15.4%

半導体露光装置・FPD露光装置・ネットワークカメラ等。半導体ナノインプリント露光装置(FPA-1200NZ2C)など次世代技術が新たな成長エンジン。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.7%
株主資本の利回り
ROA
5.6%
総資産の活用度
Op. Margin
9.8%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期7.5%4.5%8.0%
2022/12期8.1%5.0%8.8%
2023/12期8.2%5.0%9.0%
2024/12期4.8%2.9%6.2%
2025/12期9.7%5.6%9.8%

2025/12期期は営業利益率が9.8%と前期の6.2%から大幅に改善しました。前期2024/12期はメディカル事業ののれん減損が収益性を押し下げましたが、当期は構造改革効果と高付加価値製品の販売拡大が奏功。ROEも9.7%に回復し、新中計「フェーズVII」で掲げる2030年営業利益率10%超の達成に向けた軌道に乗りつつあります。一方2026期 Q1は米国関税影響でコスト先行となり、通期で目標水準を維持できるかが焦点です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2021/12期3.5兆円2,819億円2,147億円205.3円
2022/12期4.0兆円3,534億円2,440億円236.7円+14.7%
2023/12期4.2兆円3,754億円2,645億円264.2円+3.7%
2024/12期4.5兆円2,798億円1,600億円165.5円+7.9%
2025/12期4.6兆円4,554億円3,321億円367.5円+2.5%

2025/12期期は売上高4兆6,247億円(+2.5%)・営業利益4,554億円(+62.8%)と大幅増益を達成。前期2024/12期のメディカル事業のれん減損(営業利益2,798億円に押し下げ)の反動に加え、海外構造改革効果と徹底した経費管理が奏功しました。2026/12期通期計画は売上高4兆7,650億円(+3.0%)・営業利益4,790億円(+5.2%)と、3期連続で過去最高売上更新を見込んでいます。Q1(1〜3月)は売上1兆936億円(+3.3%)・営業利益713億円(-26.1%)で減益発進ですが、米国関税影響などコスト先行による期初の落ち込みで、通期計画は据置です。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.7%
業界平均
7.6%
営業利益率上回る
この会社
9.8%
業界平均
8.0%
自己資本比率上回る
この会社
56.9%
業界平均
54.7%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

17億2,600万円
6名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
プリンティング約2兆1,200億円約3,600億円17.0%
イメージング約9,800億円約2,100億円21.4%
メディカル約6,200億円約300億円4.8%
インダストリアル約5,200億円約800億円15.4%

EDINET開示情報によると、キヤノンはプリンティング、イメージング、メディカル、インダストリアルの4つの事業セグメントで多角的なポートフォリオを構築しています。プリンティングとイメージングが利益の大部分を稼ぎ出す一方、インダストリアル事業(半導体露光装置等)が新たな成長エンジンとして急成長中。メディカル事業は前期の減損から回復基調にあり、中長期的な収益貢献が期待されます。

会社の計画は順調?

B
総合評価
2025期は計画を上回り好調。2026期はQ1で減益発進ながら通期計画は据置。新中計「フェーズVII」のスタート初年度として収益性改善を進める。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧長期構想「フェーズVI」は売上目標4.6兆円を2025/12期期で達成。新中計「フェーズVII」は2030年売上5.6兆円・営業利益率10%超を目標として始動した初年度の状況。
FY2026/12 業績予想
2026年1月〜2026年12月
売上高: 目標 4兆7,650億円(+3.0%) やや遅れ (Q1累計 1兆936億円(進捗22.9%))
22.9%
営業利益: 目標 4,790億円(+5.2%) 大幅遅れ (Q1累計 713億円(進捗14.9%))
14.9%
当社株主帰属純利益: 目標 3,410億円(+2.7%) 大幅遅れ (Q1累計 483億円(進捗14.2%))
14.2%
フェーズVII(新中期経営計画)
2026期〜2030期
売上高: 目標 5兆6,000億円(2030年) 順調 (FY2025実績 4兆6,247億円(差+9,753億円))
82.6%
営業利益率: 目標 10%超(2030年) 順調 (FY2025実績 9.8%)
98%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期4兆6,500億円4兆6,247億円-0.5%
2024期4兆3,500億円4兆5,098億円+3.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期5,190億円4,554億円-12.3%
2024期3,300億円2,798億円-15.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

キヤノンは旧長期経営構想「フェーズVI」で掲げた売上高目標4.6兆円を2025/12期期に4兆6,247億円で達成しました。新中計「フェーズVII」(2026期〜2030期)では、売上高5兆6,000億円・営業利益率10%超を目標に、半導体露光装置・メディカル・ネットワークカメラへの戦略投資を継続。2026/12期通期は売上+3.0%・営業利益+5.2%予想で、Q1は減益発進ながら通期計画は据置。2030年に向けて成長と資本効率の両立を目指しています。

どんな話題が多い?

決算・IR40%
成長戦略・新中計28%
メディカル・新事業14%
人事・経営体制10%
株価・市況8%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
510
前月比 +8.2%
メディア数
92
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, MONOist, ロイター, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 5%
電気機器 250社中 10位
報道のトーン
65%
好意的
26%
中立
9%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1937
精機光学工業株式会社の設立

国産初の高級小型写真機を実現するという志を抱き、キヤノンの前身である精機光学工業株式会社が誕生しました。

1949
東京証券取引所へ上場

東京証券取引所などに上場。資金調達基盤を確立し、さらなる飛躍に向けた基盤を整えました。

1996
グローバル優良企業グループ構想の開始

御手洗冨士夫社長(当時)のもと、キャッシュ・フロー経営を徹底し、利益重視の体制へと転換を図る中長期計画「グローバル優良企業グループ構想」をスタートしました。

2003
デジタルカメラ時代への適応と躍進

デジタル化の波を捉え、デジタルカメラ市場でトップクラスのシェアを獲得。カメラ業界を牽引する存在となりました。

2016
東芝メディカルシステムズの子会社化

医療事業を新たな柱とするため、約6,600億円の大型M&Aを実施し、キヤノンメディカルシステムズとして新たな一歩を踏み出しました。

2023
23年連続デジカメ世界シェアNo.1継続

レンズ交換式デジタルカメラで23年連続世界シェアNo.1を達成。強固なブランド力と技術競争力を維持しています。

2026年1月
新中期経営計画「フェーズVII」の始動

「生産性革新を断行し新たなる成長を実現する」を掲げ、2030年売上高5兆6,000億円・営業利益率10%超を目指す新中計が始動。同時にキヤノン電子のTOBによる完全子会社化も決議。

2026年3月
社長交代・新経営体制への移行

御手洗冨士夫氏が代表取締役会長CEOに、小川一登氏が代表取締役社長COOに就任。Canon Singapore・Canon U.S.A.等の海外要職を歴任した小川氏のもと、グローバル販売戦略を強化する新体制が発足。

出来事の年表

2026年4月Q1決算

2026/12期 Q1決算を発表。売上高1兆936億円(+3.3%)・営業利益713億円(-26.1%)と減益発進。主に米国関税影響とコスト先行で減益も、通期計画は据置。

2026年3月社長交代

3月27日付で御手洗冨士夫氏が代表取締役会長CEOに就任、小川一登氏が代表取締役社長COOに就任。グローバル販売戦略推進本部長を歴任した小川氏が執行責任を担う新体制へ移行。

2026年2月シェアNo.1

レンズ交換式デジタルカメラで23年連続世界シェアNo.1を達成したと発表。EOSブランドのプロ向け一眼レフ・ミラーレスがけん引。

2026年1月本決算・新中計

2025/12期本決算を発表。営業利益4,554億円(+62.8%)で大幅増益。同時に新中計「フェーズVII」(2026期〜2030期)を発表し、2030年売上高5兆6,000億円・営業利益率10%超を目標に掲げる。

2026年1月完全子会社化

キヤノン電子(7739)に対するTOBが成立(買付代金約672億円・1株3,650円)。2026年1月19日に応募下限を超え、上場廃止と完全子会社化へ。

2025年12月事業再編

キヤノンメディカルの医療機器販売事業を本体側へ吸収分割し、グループ全体のメディカル事業の収益性改善を推進。

社長プロフィール

御手洗 冨士夫
御手洗 冨士夫
代表取締役会長 CEO
ビジョナリー
「生産性革新を断行し新たなる成長を実現する」をスローガンに掲げ、変革を加速します。新中計「フェーズVII」(2026期〜2030期)では、これまで蓄積してきた技術を全社で利活用できる仕組みを推進力の源とし、2030年に売上高5兆6,000億円・営業利益率10%超を目指します。グローバル優良企業グループとしての企業価値を高めてまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率56.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1.0兆円
借金(有利子負債)
Net Assets
3.5兆円
会社の純資産

総資産は6兆1,350億円と前期比6.4%増加し、事業規模の拡大を反映しています。自己資本比率は56.9%と健全な水準を維持しています。BPS(1株当たり純資産)は3,974.8円と過去最高を更新し、自己株式取得を継続しながらも純資産を着実に積み上げる規律ある資本政策が機能しています。短信ベースの有利子負債(社債・借入金合計)は約1兆223億円で、東芝メディカル買収以降の借入金返済を計画的に進めています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+4,759億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-2,375億円
投資に使ったお金
Financing CF
-1,792億円
借入・返済など
Free CF
+2,385億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2025/12期4,759億円▲2,375億円▲1,792億円2,385億円

2025/12期期の営業CFは4,759億円と引き続き高水準のキャッシュ創出を維持しています。投資CFは▲2,374億円で、半導体露光装置や医療機器の開発・生産設備への戦略投資を継続。財務CFは▲1,792億円で、配当支払い・自社株買い・借入金返済を実施。フリーキャッシュフロー2,385億円を確保し、配当・自社株買いによる株主還元と成長投資を両立できる盤石な財務体質を維持しています。なお、過去年度(2021期〜2024期)のCF項目は米国基準XBRLからの自動取得が不完全のため、最新の通期短信実値のみ掲載しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 2名(13.3% 男性 13
13%
87%
監査報酬
11億6,000万円
設備投資額
666.7億円
平均勤続年数(従業員)
18.9

社外取締役比率40%で客観性の高いガバナンス体制を構築しています。女性役員比率7.7%は改善の余地がありますが、御手洗会長のもと30年にわたりキャッシュフロー経営を徹底し、戦略投資と株主還元を両立する規律ある経営を実践。監査報酬10億8,200万円はグローバル企業としての情報開示の質の高さを示しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主29.9%
浮動株70.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27%
事業法人等2.9%
外国法人等19.5%
個人その他46.1%
証券会社4.4%

信託銀行(信託口)と外国法人の保有比率が高く、機関投資家中心の典型的な大型株の構造です。個人株主比率も相応に高く、配当狙いの長期保有層を一定数抱えています。

日本マスタートラスト信託銀行(株) (信託口)(154,568,100株)17.59%
(株)日本カストディ銀行(信託口)(54,001,650株)6.15%
(株)みずほ銀行 [常任代理人] (株)日本カストディ銀行(22,558,173株)2.57%
モックスレイ・アンド・カンパニー・ エルエルシー (注)1 [常任代理人] (株)三菱UFJ銀行(13,058,760株)1.49%
SMBC日興証券(株)(12,750,235株)1.45%
ジェーピー モルガン チェース バンク 385781(注)2 [常任代理人] (株)みずほ銀行(12,395,687株)1.41%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(注)2 [常任代理人] (株)みずほ銀行(12,193,135株)1.39%
第一生命保険(株) (注)3 [常任代理人] (株)日本カストディ銀行(12,120,780株)1.38%
JPモルガン証券(株)(11,981,505株)1.36%
キヤノングループ社員持株会(10,622,260株)1.21%

株主構成は信託銀行(信託口)が上位を占める典型的な大型株の構造です。筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(17.59%)、第2位は日本カストディ銀行(6.15%)と機関投資家の名義口座が多数を占めます。みずほ銀行・第一生命など歴代の取引金融機関に加え、JPモルガン・ステートストリート等の外国機関投資家も並びます。キヤノングループ社員持株会も大株主に名を連ね、機関投資家中心の安定した株主基盤のもと、キャッシュフロー経営と株主還元(高配当・自社株買い)を両立する資本政策が長年にわたり高く評価されてきました(最新有価証券報告書ベース)。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1為替変動リスク:海外売上比率約75%でドル・ユーロの影響大。円高進行時に営業利益が大きく圧迫される
2米国関税・通商政策リスク:2026期 Q1の減益要因となっており、通期業績にも継続的な収益圧迫要因となる可能性
3技術革新リスク:半導体露光装置ではASMLのEUV技術に対抗するナノインプリント露光技術の市場浸透が課題
4市場縮小リスク:オフィス向け複合機市場はペーパーレス化の進展により中長期的に縮小傾向
5M&A統合・のれん減損リスク:東芝メディカル買収(2016年・約6,600億円)に伴うのれんに対する追加減損リスクが残存
6地政学リスク:米中対立による半導体装置の輸出規制強化が事業に影響する可能性

社員の給料はどのくらい?

平均年収
882万円
従業員数
165,547
平均年齢
44.3歳
平均年収従業員数前年比
当期882万円165,547-

平均年収は4年間で約59万円上昇し866万円に到達。国内電機メーカーの中では高水準です。単体従業員数は約1,300名減少していますが、これはセル生産方式の高度化・AI活用による自動化投資の成果であり、1人当たり生産性は着実に向上しています。連結では約17万人のグローバル従業員を擁する世界的企業です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年累積TSR(株主総利回り)は自社+92.7%に対しTOPIX+75.5%と、市場平均を約17ポイント上回るアウトパフォーム。特に2024期〜2025期にかけて、業績回復・新中計発表・配当増額への期待から大きくリターンが拡大しました。配当再投資効果を含めると、長期保有の投資家に報いる銘柄であることが明確です。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
160
方針: 累進配当(減配しない)+機動的な自社株買いによる総合的な株主還元
1株配当配当性向
2017/12期16071.8%
2018/12期16068.3%
2019/12期160136.8%
2020/12期80100.8%
2021/12期10048.7%
2022/12期12050.7%
2023/12期14053.0%
2024/12期15593.6%
2025/12期16043.5%
2026/12期(予想)16040.6%
5期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

2025/12期期は年間配当160円(前期155円から+5円)を実施。前期2024/12期はメディカル事業ののれん減損で配当性向が93.6%に上昇しましたが、当期は業績回復により43.5%に正常化しました。2026/12期期も会社予想で160円を据置と発表されており、累進配当の姿勢を維持。新中計「フェーズVII」でも配当維持と機動的な自社株買いを通じた株主還元を強化する方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 192.7万円 になりました (92.7万円)
+92.7%
年度末時点評価額損益TSR
2021期68.9万円▲31.1万円-31.1%
2022期99.8万円▲0.2万円-0.2%
2023期105.7万円5.7万円5.7%
2024期135.9万円35.9万円35.9%
2025期192.7万円92.7万円92.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残2,354,100株
売り残111,400株
信用倍率21.13倍
2026年5月時点時点
今後の予定
2026/12期 第1四半期決算(発表済)2026年4月30日
2026/12期 第2四半期決算2026年7月下旬予定
2026/12期 第3四半期決算2026年10月下旬予定

電気機器セクターの平均PERが約27倍であるのに対し、キヤノンのPERは10倍台と大幅な割安水準にあります。PBRも1.06倍と解散価値に近く、バリュー投資の観点から魅力的です。配当利回り3.78%は業界平均1.5%の約2.5倍で、インカムゲイン狙いの投資家からの根強い支持を集めています。信用倍率21倍台は買い長ですが、時価総額5.6兆円の大型株のため需給懸念は限定的です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2025/12期4,821億円1,388億円28.8%

キヤノンはグローバルに展開する大規模製造業として、実効税率は各国の税制を反映して概ね28〜30%前後で安定的に推移しています。2025/12期期は税引前利益4,821億円に対し法人税等1,388億円で実効税率28.8%。2026/12期期の会社予想では税引前利益4,950億円に対し法人税等1,380億円を見込んでおり、適正な税負担水準を維持。国際的な最低税率(グローバルミニマム課税15%)への対応も進めています。

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キヤノン まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 160円
安全性
安定
自己資本比率 56.9%
稼ぐ力
普通
ROE 9.7%
話題性
好評
ポジ 65%

「カメラ・複合機の世界的ブランドが、新中計「フェーズVII」始動。2025/12期は営業利益4,554億円(+62.8%)で大幅増益、2026期 Q1は営業利益713億円で減益発進」

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最終更新: 2026/06/14 / データ提供: OSHIKABU