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浜松ホトニクス6965

HAMAMATSU PHOTONICS K.K.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 38円
安全性
安定
自己資本比率 58.9%
稼ぐ力
普通
ROE 1.0%(累計)
話題性
不評
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが病院で「PET検査」のような高度な医療診断を受けるとき、その装置の心臓部には浜松ホトニクスの超高感度センサーが使われているかもしれません。このセンサーは、目に見えないほど微弱な光を捉えることができ、病気の兆候を早期に発見するのに役立っています。また、あなたが使っているスマートフォンやパソコンの半導体を作る工程でも、同社の製品が不良品を見つけるために活躍しています。普段は目にすることのない最先端技術の裏側で、私たちの健康で快適な生活を支えている、縁の下の力持ちのような会社です。

光技術の世界的リーダーである浜松ホトニクスは、主力の光電子増倍管で世界シェア約9割を誇ります。半導体市場の調整を受け、2025期の業績は売上高2120.5億円、営業利益161.63億円と、2023期のピーク時(営業利益566.76億円)から利益水準は大きく低下しています。この状況下、同社はデンマークのNKT Photonics社などを買収し、半導体検査装置やレーザー核融合といった次世代分野への投資を加速させています。足元の業績は厳しいものの、中長期的な成長に向けた事業ポートフォリオ変革の成否が注目されます。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
9月
本社
静岡県浜松市中央区市野町1126-1

サービスの実績は?

2088.0億円
売上高
2022期
+23.5% YoY
2214.4億円
売上高
2023期
+6.1% YoY
2039.6億円
売上高
2024期
-7.9% YoY
2120.5億円
売上高
2025期
+4.0% YoY
72
1株当たり配当金
2022期
+50.0% YoY
38
1株当たり配当金
2025期
0.0% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
1.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
0.6%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
4.6%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2016/09期8.5%6.6%16.9%
2017/09期10.0%7.8%17.5%
2018/09期11.1%8.8%18.9%
2019/09期10.0%7.9%17.4%
2020/09期7.9%6.2%15.5%
2021/09期11.1%8.7%20.3%
2022/09期15.9%12.4%27.3%
2023/09期14.2%11.1%25.6%
2024/09期7.7%6.0%15.7%
2025/09期4.3%3.2%7.6%
1Q FY2026/91.0%(累計)0.6%(累計)4.6%

収益性については、2022/03期に営業利益率が27.3%に達するなど高水準を誇りましたが、足元では営業利益率が10%を割り込むなど急速に低下しています。これは、売上高の変動に対する固定費の比率や、積極的な設備投資・研究開発費の増加が主な要因です。資本効率を示すROEも低下傾向にあり、今後の収益改善に向けた効率的な事業運営が求められています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/09期1,690億円343億円251億円83.7円+20.5%
2022/09期2,088億円570億円413億円137.9円+23.5%
2023/09期2,214億円567億円428億円143.0円+6.1%
2024/09期2,040億円321億円251億円81.2円-7.9%
2025/09期2,121億円162億円142億円47.3円+4.0%

当社の業績は、半導体市場の停滞や研究開発投資の先行により、直近の営業利益が大幅に減少する厳しい局面を迎えています。2022/03期から2023/03期にかけては2,000億円を超える売上を維持してきましたが、2024/03期以降は減益が続いています。2026/03期期は回復を見込んでいますが、引き続き新製品開発や成長投資を優先する経営方針が示されています。 【1Q 2026/09期実績】売上519億円(通期予想比23%)、営業利益24億円(同14%)、純利益28億円(同19%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
1.0%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
4.6%
業界平均
8.1%
自己資本比率上回る
この会社
58.9%
業界平均
54.5%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

有価証券報告書等の開示情報では、光電子増倍管や光半導体といったコア技術に基づくニッチトップ戦略の強固さが明示されています。一方で、地政学的リスクや原材料調達の変動、買収したNKT Photonics等とのグローバルな事業統合に伴う経営リスクの管理が重要な開示事項となっています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
外部環境の悪化もあり、直近の業績予想は大幅な未達が続いている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 業績予想(会社計画)
2026期
売上高: 目標 2,220億円 順調 (2,120.5億円)
95.52%
営業利益: 目標 172億円 順調 (161.63億円)
93.97%
純利益: 目標 143億円 順調 (142.03億円)
99.32%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期1,828億円2,088億円+14.2%
2023期2,362億円2,214億円-6.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期385億円570億円+48.0%
2024期484億円321億円-33.6%
2025期241億円162億円-32.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は3年間のローリング方式で経営計画を策定していますが、現在公表されているのは2026期の単年度業績予想です。2022期は半導体需要を追い風に予想を大幅に上回る好決算でしたが、一転して2023期以降は半導体市場の調整を受け、業績予想は大幅な未達が続いています。特に利益面での下振れが大きく、経営環境の厳しさがうかがえます。計画達成力という点では、外部環境の変化に対応しきれていない印象は否めません。

どんな話題が多い?

決算・業績35%
M&A・買収30%
研究開発20%
株主還元15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 -12.5%
メディア数
38
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
電気機器業界 600社中 88位
報道のトーン
45%
好意的
25%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2024年11月買収完了

米BAE Systems Imaging Solutions社の買収を完了し、光半導体事業の強化を加速。

2025年10月共同研究

順天堂大学と共同で、新たな創薬スクリーニング手法の確立に向けた共同研究契約を締結

2026年2月業績発表

2026年9月期第1四半期の経常利益が前年同期比24.0%減の38.2億円となり、成長鈍化が懸念される。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
768億円
借金(有利子負債)
Net Assets
3,200億円
会社の純資産

財務健全性は極めて高く、実質無借金経営を継続している点が強みです。資産規模は2025/03期時点で4,550億円まで拡大しており、強固な自己資本が厚いクッションの役割を果たしています。自己資本比率は70%超と非常に安定しており、中長期的な研究開発や戦略的な買収資金を支える十分な財務的余力があります。 【1Q 2026/09期】総資産4783億円、純資産3200億円、自己資本比率58.9%、有利子負債768億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+378億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-422億円
投資に使ったお金
Financing CF
-28.4億円
借入・返済など
Free CF
-43.8億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2016/09期242億円41.9億円154億円283億円
2017/09期262億円132億円57.1億円130億円
2018/09期236億円88.8億円163億円147億円
2019/09期309億円161億円66.8億円148億円
2020/09期233億円162億円65.1億円71.1億円
2021/09期399億円168億円44.8億円231億円
2022/09期451億円133億円77.6億円318億円
2023/09期343億円329億円119億円13.6億円
2024/09期381億円737億円126億円356億円
2025/09期378億円422億円28.4億円43.8億円

営業活動によるキャッシュフローは安定して300億円から450億円規模の黒字を確保できています。しかし、積極的な設備投資や事業拡大に向けた買収費用が投資キャッシュフローを押し下げ、フリーキャッシュフローが一時的にマイナスとなる年度も見られます。将来の成長に向けた戦略的投資を優先しており、自己資金の範囲内で資金運用がコントロールされています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
38
方針: 連結配当性向を指標とし、業績に応じた安定的な配当を目指す方針。
1株配当配当性向
2016/09期17.837.6%
2017/09期17.830.0%
2018/09期19.127.1%
2019/09期20.731.1%
2020/09期20.737.5%
2021/09期24.829.6%
2022/09期37.227.0%
2023/09期39.327.5%
2024/09期7693.6%
2025/09期3880.3%
株主優待
なし

2016年3月権利分をもって優待制度は廃止されており、現在は実施していません。

当社は成長投資と株主還元のバランスを重視しており、安定的な配当の継続を基本方針としています。業績連動型の配当を採用しているため、利益の減少局面では減配となるケースもありますが、株主還元への姿勢は維持されています。今後は収益性の改善に伴い、資本効率を意識した還元策が期待されます。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残5,404,500株
売り残317,700株
信用倍率17.01倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第2四半期決算発表2026年5月上旬(予定)
第3四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
通期決算発表2026年11月上旬(予定)

PERは40.5倍と業界平均を上回っており、市場からの成長期待が高いことを示唆しています。一方で、信用買い残が売り残を大幅に上回る17.01倍となっており、将来の売り圧力への警戒が必要です。これは、株価下落局面で個人投資家による押し目買いが積み上がった可能性があり、今後の株価上昇局面では戻り売りが出やすい需給環境と言えます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2016/09期201億円56.3億円28.1%
2017/09期240億円62.6億円26.0%
2018/09期281億円68.7億円24.4%
2019/09期263億円63.6億円24.2%
2020/09期227億円61.7億円27.2%
2021/09期346億円96.0億円27.7%
2022/09期589億円176億円29.9%
2023/09期594億円166億円27.9%
2024/09期345億円93.7億円27.1%
2025/09期188億円46.0億円24.5%

法人税等の支払額は税引前利益の増減に概ね連動しており、適正に納税が行われています。実効税率は概ね25%から30%のレンジで推移していますが、2026/03期期の予想では税制や会計上の見積もりにより低下する見込みです。安定した収益基盤と国内中心の事業展開により、大きな税務上の乖離は見られません。

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浜松ホトニクス まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 38円
安全性
安定
自己資本比率 58.9%
稼ぐ力
普通
ROE 1.0%(累計)
話題性
不評
ポジ 45%

「『光電子増倍管』で世界シェア9割を握るニッチの巨人が、半導体から核融合まで『光』技術で未来を照らす」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU