6762プライム

TDK

TDK Corporation

最終更新日: 2026年4月30日

ROE9.5%
BPS-円
自己資本比率50.8%
FY2025/3 有報データ

フェライトから電池・センサーへ──見えないところで世界のテクノロジーを動かすモノづくりの匠

社会の変革を支えるソリューションの創出を通じて、持続可能な未来に貢献する

この会社ってなに?

あなたのスマートフォンに入っているリチウムイオン電池やカメラの手ぶれ補正センサー、EVの電力制御に使われるコンデンサー、PCのHDDに搭載された磁気ヘッド──TDKの電子部品は日常のあらゆるデジタル機器の中で静かに働いています。Apple・Samsung・テスラなど世界のテック企業がTDKの部品なしには製品を作れないほど、現代のテクノロジーを根幹から支えている会社です。

TDKは1935年にフェライトの工業化を目的に創業し、現在はリチウムイオン電池(子会社ATL)・MLCC(積層セラミックコンデンサ)・各種センサー・HDDヘッドなど幅広い電子部品を展開するグローバル企業です。FY2025/3は売上高2兆2,048億円(前期比+4.8%)、営業利益2,242億円(同+29.7%)と過去最高を更新しました。FY2026/3はさらに売上高2兆4,700億円・営業利益2,650億円への上方修正予想を掲げ、ICT市場の回復とEV・AI需要の拡大が成長を牽引しています。2024年5月に発表した中期経営計画「TDK Transformation」ではROIC経営とキャッシュフロー最大化を柱に据え、配当性向も30%から35%へ引き上げる方針です。2026年3月にはAppleとの協業でTMRセンサーの米国生産を開始するなど、グローバルサプライチェーンの再構築でも存在感を発揮しています。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
東京都中央区日本橋2-5-1
公式
www.tdk.com

社長プロフィール

齋藤昇
代表取締役 社長執行役員CEO
グローバル営業人
TDKは「創造によって文化、産業に貢献する」という創業以来の社是のもと、フェライトの工業化から始まり、磁気テープ、電子部品、そして今日のリチウムイオン電池・センサーへと常に変革を続けてきました。中期経営計画「TDK Transformation」では、キャッシュフロー経営とROIC重視のポートフォリオ管理を徹底し、EV・AI・IoTという成長市場で確固たるポジションを築きます。配当性向を35%に引き上げるとともに、成長投資を加速し、株主の皆さまとともに企業価値の持続的な向上を実現してまいります。

この会社のストーリー

1935
フェライトの工業化を目指し創業

東京工業大学の加藤与五郎・武井武両博士が発明したフェライトを工業化するため、東京電気化学工業として設立。世界で初めてフェライトコアの量産化に成功した。

1966
TDKに社名変更・カセットテープで世界へ

社名をTDKに変更し、カセットテープやビデオテープで世界的なブランドを確立。「磁性技術の会社」として広く認知される。

2005
ATL買収でリチウムイオン電池事業に参入

香港のAmperex Technology Limited(ATL)を約100億円で買収し、リチウムイオン電池事業に本格参入。この買収が後のTDKの大黒柱に成長する転機となった。

2017
InvenSense買収でセンサー事業を強化

米InvenSenseを約1,400億円で買収し、MEMS・モーションセンサー技術を獲得。電池とセンサーの二本柱で成長する体制を構築。

2022
齋藤昇社長就任・変革の加速

海外営業畑出身の齋藤昇が社長に就任。グローバル視点でのポートフォリオ改革とROIC経営を推進し、EV・AI時代への対応を加速。

2025
過去最高益更新・新中計スタート

FY2025/3に売上高2.2兆円・営業利益2,242億円と過去最高を更新。中計「TDK Transformation」で配当性向35%・ROIC 7%以上を目標に掲げ、さらなる成長を目指す。

注目ポイント

スマホ電池で世界シェアNo.1のATL

子会社ATLのリチウムイオン電池はApple・Samsung等のスマートフォンに搭載され、世界トップシェアを誇ります。約100億円の買収が今や1兆円超の事業に成長した「カメレオン経営」の象徴です。

MLCC・センサーで自動車・AIを支える

EV1台にMLCC数千個が必要とされる時代、TDKの受動部品とセンサーは自動車・スマートフォン・データセンターの心臓部で不可欠な存在です。Apple向けTMRセンサーの米国生産も開始予定。

5期連続増配と過去最高益の成長軌道

FY2025/3に営業利益2,242億円と過去最高を更新し、5期連続増配を実現。配当性向を35%に引き上げる新中計のもと、成長投資と株主還元の両立を目指しています。

サービスの実績は?

2,650億円
営業利益(FY2026/3予想)
上方修正後・過去最高更新見込み
+18.2% YoY
1兆2,321億円
エナジー事業売上高
FY2025/3実績
リチウムイオン電池(ATL)が主力
約2,010億円
フリーキャッシュフロー
FY2025/3実績
3期連続プラス
35%
配当性向目標
中計「TDK Transformation」
従来30%→35%へ引き上げ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 23.2円
安全性
安定
自己資本比率 50.8%
稼ぐ力
普通
ROE 9.5%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
23.2
方針: 配当性向35%目標(中計「TDK Transformation」)
1株配当配当性向
FY2016/3823.3%
FY2017/3810.4%
FY2018/38.726.0%
FY2019/310.724.7%
FY2020/31239.3%
FY2021/31228.7%
FY2023/321.235.2%
FY2024/323.235.3%
7期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度なし(配当金による利益還元が基本方針)

5期連続増配を継続中で、FY2021/3の12円からFY2026/3予想の34円へと約2.8倍に増加しています。配当性向は中計「TDK Transformation」で従来の30%から35%へ引き上げが発表され、FY2023/3以降は34〜35%で安定推移。FY2026/3は中間16円・期末18円の年間34円(会社予想)を見込みます。株主優待制度はなく、配当による還元に集中する方針です。EPSの成長と配当性向の引き上げにより、今後も着実な増配が期待されます。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.5%
業界平均
7.6%
営業利益率上回る
この会社
10.2%
業界平均
8.0%
自己資本比率下回る
この会社
50.8%
業界平均
54.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31.9兆円
FY2023/32.2兆円
FY2024/32.1兆円
FY2025/32.2兆円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/31,729億円
FY2025/32,242億円

売上高はFY2023/3に初の2兆円超えを達成して以降、堅調に成長を続けています。FY2024/3は自動車向け受動部品の需要減で一時的に減収となりましたが、FY2025/3にはICT市場の回復とエナジー事業の拡大で売上高・営業利益ともに過去最高を更新しました。営業利益率はFY2021/3の7.5%からFY2025/3の10.2%へ改善し、FY2026/3予想では10.7%に達する見込みです。EPS・配当は2024年10月の1:5株式分割後の調整値で統一しています(2021年10月の1:3分割も反映済み)。

事業ごとの売上・利益

エナジー応用製品
約1兆2,321億円55.9%)
受動部品
約5,596億円25.4%)
磁気応用製品
約2,236億円10.1%)
センサ応用製品
約1,895億円8.6%)
エナジー応用製品約1兆2,321億円
利益: 約1,220億円利益率: 9.9%

リチウムイオン電池(子会社ATL)が主力。スマートフォン・タブレット向けで世界トップシェア。EV用・蓄電用バッテリーにも展開拡大中。売上構成比約56%の最大セグメント。

受動部品約5,596億円
利益: 約700億円利益率: 12.5%

MLCC(積層セラミックコンデンサ)、インダクタ、高周波部品、圧電製品など。自動車・産機・ICT向けに幅広く展開。車載向け需要の回復が今後の成長ドライバー。

磁気応用製品約2,236億円
利益: 約70億円利益率: 3.1%

HDDヘッド・HDDサスペンション、マグネットなど。HDD市場の回復により営業黒字に転換。データセンター向け大容量HDDの需要増が追い風。

センサ応用製品約1,895億円
利益: 約150億円利益率: 7.9%

TMRセンサー(磁気センサー)、温度・圧力センサー、MEMSセンサーなど。自動車・スマートフォン向けが中心。Apple向けTMRセンサーの米国生産も開始予定。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
10.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/38.6%3.2%-
FY2022/315.6%4.3%-
FY2023/38.3%3.6%-
FY2024/37.9%3.7%8.2%
FY2025/39.5%4.7%10.2%

ROEはFY2022/3に10.1%を記録した後、FY2023-2024/3は7〜8%台に低下しましたが、FY2025/3に9.2%へ回復しました。中計「TDK Transformation」ではROIC経営を重視し、FY2025/3のROICは6.7%を達成。営業利益率はFY2025/3に10.2%と初めて2桁に到達し、エナジー事業の高成長と受動部品の収益改善が寄与しています。FY2026/3予想では営業利益率10.7%とさらなる改善が見込まれます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率50.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
400億円
会社の純資産
1.8兆円

総資産は約3.5兆円と5期で1.5倍に拡大しており、エナジー事業(ATL)の急成長に伴う設備投資が反映されています。自己資本比率はFY2021/3の41.8%からFY2025/3の50.8%へ着実に改善し、財務の安定性は高水準です。有利子負債は約8,280億円ですが、FY2025/3の営業CF 4,458億円でカバーされており、ネットD/Eレシオも健全な水準を維持。BPSは2021年10月の1:3分割・2024年10月の1:5分割後の調整値で統一しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+4,458億円
営業CF
投資に使ったお金
-2,448億円
投資CF
借入・返済など
-1,433億円
財務CF
手元に残ったお金
+2,010億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/30円0円0円0円
FY2022/30円0円0円0円
FY2023/30円0円0円0円
FY2024/34,470億円-2,166億円-1,464億円2,304億円
FY2025/34,458億円-2,448億円-1,433億円2,010億円

FY2024-2025/3の営業CFは2期連続で約4,450億円と高水準を維持し、キャッシュ創出力が大幅に向上しています。FY2021-2022/3はATLの大規模設備投資でFCFがマイナスでしたが、FY2023/3以降は3期連続でプラスに転換。中計では3年間の累計営業CFを当初1兆2,500億円と計画していましたが、400億円上振れの約1兆2,900億円に達する見通しで、増産投資と株主還元の原資を十分に確保しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1スマートフォン市場への集中リスク:エナジー事業(ATL)はスマートフォン向け電池が売上の過半を占めており、スマホ市場の成熟化や主要顧客の調達方針変更が業績に大きく影響する。Apple・Samsung等の特定顧客への依存度が高い。
2地政学・サプライチェーンリスク:中国に主要生産拠点(ATL本社は香港、主力工場は中国大陸)を持ち、米中対立の激化や輸出規制・関税強化がサプライチェーンを分断するリスクがある。インドや欧州での拠点分散を進めているが、移行には時間を要する。
3為替変動リスク:海外売上比率が約90%と極めて高く、円高進行時に業績が大幅に下押しされる。特にドル・ユーロ・人民元の変動影響が大きい。
4EV市場の不確実性:車載用電池・パワーエレクトロニクス部品でEV市場の成長を取り込む戦略だが、EV普及ペースの鈍化やHV回帰の動きが想定を下回るリスクがある。
5MLCC・電子部品の価格競争:村田製作所・サムスン電機等との激しい競争環境の中、数量拡大と価格維持のバランスが課題。技術優位性が低下すればマージン圧縮の可能性がある。
6大型M&Aの統合リスク:成長投資として最大1,500億円の戦略投資枠を設定しているが、買収後の統合(PMI)が想定通りに進まず、のれんの減損が発生するリスクがある。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/31,173億円426億円36.3%
FY2022/31,725億円412億円23.9%
FY2023/31,672億円530億円31.7%
FY2024/31,792億円546億円30.4%
FY2025/32,378億円706億円29.7%

実効税率は約28〜30%で安定的に推移しています。FY2025/3は約708億円の法人税を納付。グローバルに事業展開しており、各国の税制や移転価格に対応しつつ適切な納税を行っています。FY2026/3は業績の上方修正に伴い税引前利益2,650億円、法人税約750億円と、社会への貢献度がさらに増す見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
830万円
従業員数
105,067
平均年齢
43.2歳
平均年収従業員数前年比
当期830万円105,067-

平均年収は830万円(FY2025/3)で電気機器業界の中では高水準です。直近は+6.0%の大幅昇給を実施し、人材獲得競争への対応を強化しています。単体従業員数は4年間で522名増加しており、成長投資と人材確保を両立。連結ベースでは世界30カ国超に約10.5万人が在籍するグローバル企業です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主43.6%
浮動株56.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関42.9%
事業法人等0.6%
外国法人等44.9%
個人その他8%
証券会社3.6%

金融機関42.9%と事業法人0.6%を安定株主として分類。外国法人44.9%は海外機関投資家(カストディアン経由)が大半で、グローバル大型電子部品メーカーとして高い国際的評価を反映。特定のオーナー・創業家株主は存在せず、機関投資家中心の安定した株主構成。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(510,320,000株)26.89%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(240,451,000株)12.67%
JP MORGAN CHASE BANK 385632 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(63,944,000株)3.37%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(48,599,000株)2.56%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(40,618,000株)2.14%
CITIBANK, N.A.-NY, AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY SHARE HOLDERS (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(34,444,000株)1.82%
HSBC HONGKONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(31,714,000株)1.67%
GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(30,367,000株)1.6%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(26,869,000株)1.42%
JPモルガン証券株式会社(24,873,000株)1.31%

筆頭株主の日本マスタートラスト信託銀行が26.9%を保有し、日本カストディ銀行12.7%と合わせて信託銀行2行で約40%を占めます。3位以下はJP MORGAN CHASE BANK(3.4%)、STATE STREET BANK各口座(計4.7%)、CITIBANK(1.8%)など海外カストディアン経由の機関投資家が名を連ねます。ノルウェー政府年金基金(1.6%)やJPモルガン証券(1.3%)も上位株主に入っており、グローバルな長期投資家からの信頼の厚さが伺えます。創業家やオーナー株主は存在せず、プロフェッショナル経営体制による独立性の高いガバナンスが特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

7億100万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
エナジー応用製品約1兆2,321億円約1,220億円9.9%
受動部品約5,596億円約700億円12.5%
磁気応用製品約2,236億円約70億円3.1%
センサ応用製品約1,895億円約150億円7.9%

エナジー応用製品(ATL電池)が売上の約56%を占める最大セグメントで、TDKの成長エンジンとなっています。一方で受動部品の営業利益率12.5%が最も高く、安定した収益基盤を提供しています。磁気応用製品はHDD市場の構造的縮小に直面していましたが、大容量HDD需要の回復で黒字転換を果たしました。センサ応用製品はTMRセンサーを中心にApple・自動車メーカー向けの成長が期待されます。中計では事業ポートフォリオをROIC基準で管理し、低収益事業の改善を推進しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7% 男性 10
17%
83%
監査報酬
4億4,600万円
連結子会社数
115
設備投資額
2252.9億円
平均勤続年数(従業員)
17.2

取締役12名中女性2名(比率16.7%)と、ダイバーシティの向上を段階的に推進しています。監査法人報酬は4億4,600万円で、グローバル事業規模に見合った監査体制を構築。平均勤続年数17.2年は電子部品業界平均を上回り、技術者の定着率の高さがイノベーション創出の基盤となっています。設備投資は2,253億円と積極的で、次世代電池やセンサの生産能力増強に充当されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
前中計の売上高2兆円目標を前倒し達成し、新中計でも初年度から営業利益率10%超を実現

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

前中計「Value Creation 2023」では売上高2兆円の目標をFY2023/3に前倒し達成。現行の「TDK Transformation」でも初年度からROIC以外のKPIをほぼ達成し、営業利益は当初計画を大幅に上回る実績。ただしROIC 7%目標は6.7%と未達のため、S評価には至らない。
Value Creation 2023
FY2021〜FY2024
売上高: 目標 2兆円 達成 (FY2023/3: 2兆1,808億円)
109%
営業利益率: 目標 8%以上 達成 (FY2024/3: 8.2%)
100%
TDK Transformation
FY2025〜FY2027
営業利益率: 目標 10%以上 達成 (FY2025/3: 10.2%)
100%
ROIC: 目標 7%以上 順調 (FY2025/3: 6.7%)
96%
配当性向: 目標 35% 順調 (FY2025/3: 34.1%)
97%
3年間累計営業CF: 目標 1兆2,500億円 大幅遅れ (1年目: 4,458億円(計画上振れ))
36%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025/31,800億円2,242億円+24.6%
FY2026/32,450億円→ 2,650億円(上方修正)+8.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前中計「Value Creation 2023」では売上高2兆円の目標をFY2023/3に前倒し達成しました。現行の「TDK Transformation」では営業利益率10%以上を初年度にクリアし、配当性向も35%目標に対し34.1%とほぼ達成水準。ROIC 7%目標は6.7%とわずかに未達ですが、事業ポートフォリオのROIC管理を推進中です。営業CF目標は3年計画に対し初年度で計画を上振れており、増産投資と株主還元のバランスが取れた計画実行力を示しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5期にわたりTOPIXを一貫してアウトパフォームしています。FY2025のTSRは295.0%に達し、TOPIX(213.4%)を約82ポイント上回りました。FY2022に一時的にTOPIXとの差が縮小しましたが、FY2024以降はエナジー事業の成長期待とEV・AI関連銘柄としての評価が急上昇し、大幅なアウトパフォーマンスを実現しました。長期投資家に優れたリターンを提供し続けている銘柄です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+195.0%
100万円 →295.0万円
195.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021185.1万円+85.1万円85.1%
FY2022164.6万円+64.6万円64.6%
FY2023177.9万円+77.9万円77.9%
FY2024280.7万円+180.7万円180.7%
FY2025295.0万円+195.0万円195.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残8,500,000株
売り残350,000株
信用倍率24.3倍
2026年3月28日時点
今後の予定
FY2026/3 通期決算発表2026年4月下旬予定
FY2027/3 Q1決算発表2026年7月下旬予定

PER20.1倍は電気機器業界平均(18.5倍)をやや上回る水準で、エナジー事業を中心とした成長期待がプレミアムとして織り込まれています。PBR2.12倍も業界平均を上回り、ROE改善と成長投資への評価を反映。配当利回りは1.69%と業界平均をやや下回りますが、配当性向35%目標とEPS成長による改善が期待されます。信用倍率は24倍台と買い残が多く、個人投資家の成長期待の高さを示しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
280
前月比 +12%
メディア数
65
日本経済新聞, 東洋経済オンライン, ダイヤモンド・オンライン, 株探, Yahoo!ファイナンス, ロイター, Bloomberg
業界内ランキング
上位 8%
電気機器業界 280社中 22位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績・株主還元35%
電池・エネルギー25%
M&A・事業戦略20%
EV・AI・半導体関連15%
その他5%

最近の出来事

2026年4月共同出資

日本化学工業とコンデンサー材料の共同出資会社を設立(TDK 51%出資)。MLCC向けの誘電体セラミック材料の開発・供給を強化。

2026年3月Apple提携

Appleの米国部品調達計画でTDKがTMRセンサーを米国で生産することが発表。30年以上の協業関係をさらに深化。

2026年2月上方修正

FY2026/3 Q3累計で営業利益が大幅増。通期業績予想を上方修正し、売上高2兆4,700億円・営業利益2,650億円へ。期末配当も増額。

2025年6月米企業買収

AR関連スタートアップの米SoftEyeを買収し完全子会社化。スマートグラスへのAI導入技術を獲得し、センサーAIエコシステムを強化。

2025年4月過去最高益

FY2025/3通期決算を発表。売上高2兆2,048億円、営業利益2,242億円と過去最高を更新。ICT市場回復とエナジー事業の成長が牽引。

最新ニュース

ポジティブ
日本化学工業と共同出資会社を設立、コンデンサー材料の開発を強化
4/02 · 日本経済新聞
ポジティブ
Appleの米国部品調達計画でTMRセンサーを米国生産へ
3/26 · 日本経済新聞
中立
インドのベンガルールにアジア大洋州の統括拠点を設立
3/09 · 日本経済新聞
ポジティブ
FY2026/3 Q3決算で通期業績予想を上方修正、配当も増額
2/03 · 株探
ポジティブ
AR技術の米SoftEyeを買収、スマートグラスへのAI導入を加速
6/19 · 日本経済新聞

TDK まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 23.2円
安全性
安定
自己資本比率 50.8%
稼ぐ力
普通
ROE 9.5%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「フェライトから電池・センサーへ──スマホ・EV・AIを裏側から動かす世界屈指の電子部品メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/30 / データ提供: OSHIKABU