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ニデック6594

NIDEC CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 37.5円
安全性
普通
自己資本比率 49.7%
稼ぐ力
低い
ROE -0.6%(累計)
話題性
不評
ポジ 25%

この会社ってなに?

ニデックの製品は、あなたの生活のあらゆる場面で静かに活躍しています。例えば、パソコンのハードディスクがデータを読み込むときの「ウィーン」という音、あれはニデックの超精密小型モーターが動いている証拠です。あなたが毎日使うスマートフォンのバイブレーション機能や、エアコンから涼しい風を送るファン、洗濯機のドラムを力強く回すのも、同社のモーターが担っています。最近では電気自動車(EV)の心臓部である駆動モーターも手掛けており、あなたが街で見かける静かでパワフルなEVの走りを、まさに縁の下の力持ちとして支えているのです。

世界No.1の総合モーターメーカー。2025期の売上高は2兆6,078億円、営業利益は2,381億円と増収増益を達成。主力のHDD用精密小型モーターから、成長戦略の柱であるEV向け駆動モーター「E-Axle」など車載事業へのシフトを加速させています。一方で、過去の積極的なM&Aに起因する会計不正問題が浮上し、現在は創業者の経営体制からの移行とガバナンス強化が最重要課題となっています。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
京都府京都市南区久世殿城町338

サービスの実績は?

26,078億円
連結売上高
2025期実績
+11.1% YoY
2,381億円
連結営業利益
2025期実績
+46.3% YoY
75
年間配当金(1株あたり)
2024期実績
+7.1% YoY
70件以上
累計M&A実施件数
1984年以降
継続拡大
89.5%
経営層・重要ポスト内部継承率
2023年度実績
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-0.6%(累計)
株主資本の利回り
ROA
-0.3%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
-4.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2016/03期11.9%6.6%10.6%
2017/03期13.7%7.3%11.7%
2018/03期14.6%7.6%11.3%
2019/03期11.3%6.1%9.1%
2020/03期6.1%3.0%7.2%
2021/03期11.7%5.6%9.9%
2022/03期11.3%5.5%8.9%
2023/03期3.3%1.6%4.5%
2024/03期8.3%4.1%6.9%
2025/03期9.7%5.1%9.1%
1Q FY2026/30.6%(累計)0.3%(累計)4.1%

当社の収益性は、事業構成の高度化と採算管理の強化によって回復基調にあります。2023/03期には構造改革費用やのれん減損の影響でROEが3.3%まで低下しましたが、その後は車載事業などの不採算部門の改善が進み、2025/03期にはROE 9.4%まで戻しました。今後は高成長が見込まれる産業機器やデータセンター関連事業の比率を高め、営業利益率の持続的な向上を図る方針です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1.6兆円1,600億円1,220億円104.1円+5.4%
2022/03期1.9兆円1,715億円1,369億円117.2円+18.5%
2023/03期2.2兆円1,001億円450億円39.1円+16.9%
2024/03期2.3兆円1,628億円1,251億円108.9円+4.7%
2025/03期2.6兆円2,381億円1,644億円143.1円+11.1%

ニデックは、精密小型モーターの世界的メーカーとして積極的なM&A(企業買収)戦略により売上高を拡大し、2025/03期には売上高2.6兆円を達成しました。一時的に車載セグメントでの引当金計上や会計上の不適切処理疑いによる影響で利益面が変動したものの、データセンター向け液冷モジュールなど高付加価値製品への転換を進めています。次期(2026/03期)も引き続き、過去最高水準の利益更新を目指す成長路線を維持しています。 【1Q 2026/03期実績】売上6380億円(通期予想比25%)、営業利益△264億円(同-10%)、純利益△94億円(同-5%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-0.6%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
-4.1%
業界平均
8.0%
自己資本比率下回る
この会社
49.7%
業界平均
54.7%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

精密小型モーターを核としつつ、車載、産業機器、家電など幅広いセグメントを展開しています。直近では車載セグメントでの引当金計上や会計上の不適切会計疑いがリスク要因として注目されており、ガバナンス体制の健全化が今後の業績回復の鍵となります。

会社の計画は順調?

C
総合評価
売上高は計画を上回るも、利益目標の未達や予想の大幅下方修正が続き、収益性に課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧中期経営計画(26年3月期目標)
2021期〜2026期
売上高: 目標 未定 未達
0%
営業利益: 目標 2,200億円 未達 (1,628億円)
74%
配当性向: 目標 30%以上 達成 (34.4%)
114.7%
中期経営計画(Vision2025)
2021期〜2025期
売上高: 目標 2兆2,000億円 順調 (2兆6,078億円)
118.5%
営業利益率: 目標 10% 順調 (9.1%)
91.3%
新中期経営計画 目標
2028期
営業利益: 目標 3,500億円 やや遅れ (2,381億円)
68%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期2兆6,000億円2兆6,078億円+0.3%
2024期2兆4,000億円2兆3,472億円-2.2%
2023期2兆1,000億円2兆2,428億円+6.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期2,600億円2,381億円-8.4%
2024期2,300億円1,628億円-29.2%
2023期2,100億円1,001億円-52.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

売上高目標はM&Aの効果もあり前倒しで達成するなど拡大路線は維持していますが、利益面での計画未達や業績予想の大幅な未達が常態化しています。特に、車載事業における構造改革費用や買収した企業ののれん減損など、M&A後の統合作業(PMI)の課題が収益を圧迫。28年3月期に営業利益3,500億円を目指す新計画を掲げるものの、まずは足元の収益性改善とガバナンス体制の再構築が信頼回復の鍵となります。

どんな話題が多い?

会計不正・ガバナンス50%
決算・業績25%
M&A・事業戦略15%
製品・技術開発10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
485
前月比 -12.4%
メディア数
142
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ダイヤモンド・オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 5%
電気機器業界 620社中 12位
報道のトーン
25%
好意的
20%
中立
55%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年8月事業連携

AIデータセンター向け冷却システムにおいて第一実業等との戦略的アライアンスを発表。

2025年10月業績修正

26年3月期業績予想を未定に変更し中間配当を無配とする決定を発表。

2026年3月不適切会計

第三者委員会が不適切会計に関する調査報告書を公表し、経営体制への懸念が拡大。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率49.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
278億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1.7兆円
会社の純資産

財務健全性は、強固な純資産と実質的な無借金経営によって高い安全性を維持しています。総資産は3.3兆円規模へと着実に拡大しており、自己資本比率も50%強で安定推移しています。ただし、ニデックは実質無借金経営を標榜しつつも、M&Aに伴う有利子負債は一定程度存在しており、事業拡大に必要なキャッシュポジションを慎重に管理しています。 【1Q 2026/03期】総資産3.3兆円、純資産1.7兆円、自己資本比率49.7%、有利子負債278億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+2,844億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-1,473億円
投資に使ったお金
Financing CF
-802億円
借入・返済など
Free CF
+1,372億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2016/03期1,476億円953億円77.8億円523億円
2017/03期1,299億円2,115億円958億円816億円
2018/03期1,756億円1,139億円1,169億円617億円
2019/03期1,702億円1,608億円327億円93.9億円
2020/03期1,680億円3,115億円1,285億円1,435億円
2021/03期2,192億円1,006億円1,362億円1,186億円
2022/03期950億円1,126億円644億円176億円
2023/03期1,435億円1,649億円192億円215億円
2024/03期3,208億円1,536億円1,816億円1,672億円
2025/03期2,844億円1,473億円802億円1,372億円

営業キャッシュフローは堅調に推移しており、安定した本業の稼ぎが投資資金をカバーする構造を確立しています。過去には積極的な企業買収(投資CFのマイナス幅拡大)によりフリーキャッシュフロー(FCF)が一時的にマイナスとなる局面もありましたが、現在は事業統合によるシナジー効果で資金創出力が強化されました。今後も、成長分野への戦略的な設備投資を行いながら、キャッシュ創出効率を維持する計画です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
37.5
方針: 連結配当性向30%を目標とした安定配当
1株配当配当性向
2016/03期2025.9%
2017/03期21.322.6%
2018/03期23.821.4%
2019/03期26.328.0%
2020/03期57.5112.6%
2021/03期3028.8%
2022/03期32.527.7%
2023/03期3589.5%
2024/03期37.534.4%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として持続的な増配と安定した株主還元を掲げており、業績成長に合わせて配当額を引き上げる傾向にあります。一時的に利益が圧迫された期でも配当を維持するなど、株主重視の姿勢が鮮明です。今後は安定的なキャッシュフローに基づき、配当性向の最適化を図りつつ、中長期的な還元拡充を目指しています。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残6,490,300株
売り残4,907,600株
信用倍率1.32倍
2026年1月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年7月下旬
第2四半期決算発表2026年10月下旬
定時株主総会2026年6月20日

PER、PBRともに業界平均を下回っており、株価は割安圏にあると判断できます。これは、同社の成長性に対する期待が残る一方で、会計不正問題に起因するガバナンスリスクが株価の重しとなっていることを示唆しています。信用倍率は1.32倍と拮抗しており、買い方と売り方の力がぶつかり合っている状況です。今後の決算発表で信頼を回復できるかが、株価の方向性を決めるでしょう。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率

法人税等の支払額は各期の税引前利益に連動していますが、2023/03期には減損損失などの税務上の調整項目が影響し、実効税率が一時的に55%まで上昇しました。基本的には各国での事業展開に応じた実効税率となっており、今後は平準化が進む見通しです。会社予想ベースでは税負担の最適化により、23%程度の税率を見込んでいます。

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業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 37.5円
安全性
普通
自己資本比率 49.7%
稼ぐ力
低い
ROE -0.6%(累計)
話題性
不評
ポジ 25%

「モーター世界王者がEVシフトの波に乗りつつ、創業以来最大のガバナンス改革に挑むM&Aの巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU