7747プライム

朝日インテック

ASAHI INTECC CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE8.4%
BPS57円
自己資本比率77.9%
FY2025/3 有報データ

極細ワイヤー技術で命を紡ぐ、カテーテル治療のグローバルリーダー

世界中の医療現場から最も信頼されるメディカルカンパニーとなり、革新的な製品を通じて人々の健康で豊かな生活に貢献し続けます。

この会社ってなに?

もし、あなたやあなたの家族が心臓の血管が詰まる病気(心筋梗塞など)になったとき、お医者さんは胸を大きく切らずに治療することがあります。その際に使われるのが「カテーテル」という細い管です。朝日インテックは、このカテーテルを血管の奥深くまで正確に導くための、髪の毛よりも細い「ガイドワイヤー」という部品を作っている会社です。このワイヤーのおかげで、患者さんの体への負担が少ない治療が可能になります。実はこの分野で世界トップクラスの技術を持っており、世界中の病院で使われているのです。

朝日インテックは、カテーテル治療用ガイドワイヤーで世界首位を誇る医療機器メーカーです。直近の2025年6月期は売上高1200.3億円、営業利益300.79億円と増収増益を達成し、過去最高業績を更新し続けています。高齢化の進展と低侵襲治療への需要増を背景に、主力のメディカル事業が国内外で力強く成長しており、特に海外売上高比率は8割を超えています。近年はM&Aにも積極的で、手術支援ロボット分野など新領域への展開を通じて、持続的な成長を目指しています。

精密機器プライム市場

会社概要

業種
精密機器
決算期
6月
本社
愛知県瀬戸市暁町3-100
公式
www.asahi-intecc.co.jp

社長プロフィール

宮田 憲次
宮田 憲次
代表取締役社長
テクノロジスト
私たちは独自のコア技術を磨き上げ、世界中の人々の健康に貢献することを使命としています。お客様のニーズを深く理解し、最高の品質を持つ製品を迅速に提供することで、医療の発展を支え、持続的な成長を目指します。

この会社のストーリー

1976
朝日ミニロープ工業所として創業

愛知県瀬戸市にて、産業用極細ワイヤーロープの製造・販売を開始。現在のグローバル企業としての歩みが始まる。

1982
医療分野への進出

独自開発したステンレスワイヤーロープを応用し、カテーテルガイドワイヤーなど医療機器分野に本格参入を果たす。

1994
海外生産拠点の設立

タイに初の海外生産拠点を設立。グローバルな供給体制の礎を築き、コスト競争力を高める。

2004
ジャスダック市場へ上場

カテーテル治療の普及とともに業績を拡大し、ジャスダック証券取引所に上場。企業としての信頼性と知名度を高めた。

2005
東証二部、一部へ市場変更

ジャスダック上場の翌年には、東京証券取引所市場第二部、さらに第一部へと駆け上がり、急速な成長を市場に示した。

2017
グローバルM&Aによる事業拡大

米国の医療機器メーカーを買収。グローバルでの製品ラインナップと販売網を強化し、事業領域をさらに拡大した。

2023
手術支援ロボット分野への挑戦

グループ会社を通じて、国産初となる腹腔鏡手術支援ロボットの販売を開始。医療技術の新たなフロンティアを開拓する。

注目ポイント

世界トップシェアを誇る技術力

心筋梗塞などの治療に使われるカテーテル用「ガイドワイヤー」で世界トップクラスのシェアを誇るニッチトップ企業。髪の毛よりも細いワイヤーを編み上げる独自技術が強みです。

高い収益性と株主還元

高い技術力に裏打ちされた製品は、65%を超える高い売上総利益率を実現しています。また、連結配当性向35%を目処とする安定的な株主還元も魅力です。

手術ロボットなど未来への投資

主力事業で培った技術を活かし、手術支援ロボットや新規治療デバイスの開発にも積極的に挑戦。医療の未来を切り拓く成長性が期待されます。

サービスの実績は?

80%超
海外売上高比率
2025年6月期時点
グローバルで高シェア
25.1%
営業利益率
2025年6月期実績
+4.6pt YoY
24.23
1株あたり配当金
2025年6月期実績
+18.9% YoY
11.6%
売上高成長率(YoY)
2025年6月期
安定的成長
35.9%
営業利益成長率(YoY)
2025年6月期
収益性改善

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 24.23円
安全性
安定
自己資本比率 77.9%
稼ぐ力
普通
ROE 8.4%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
24.23
方針: 連結配当性向35%目標
1株配当配当性向
FY2021/311.2629.4%
FY2022/311.9930.0%
FY2023/314.4830.0%
FY2024/320.3735.0%
FY2025/324.2351.6%
4期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

同社は連結配当性向35%を目処としつつ、長期的な成長投資と利益還元を両立させる方針を掲げています。近年の業績拡大に伴い配当額も継続的に増加しており、株主への積極的な還元姿勢が明確です。今後も持続的な成長を実現しながら、安定かつ増配を視野に入れた配当政策を追求するものと推察されます。

同業比較(収益性)

精密機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.4%
業界平均
8.5%
営業利益率上回る
この会社
25.1%
業界平均
12.6%
自己資本比率上回る
この会社
77.9%
業界平均
61.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3777億円
FY2023/3901億円
FY2024/31,075億円
FY2025/31,200億円
営業利益
FY2022/3152億円
FY2023/3180億円
FY2024/3221億円
FY2025/3301億円

朝日インテックは、主力の医療機器事業においてガイドワイヤーを中心とした高い技術力を背景に、国内外で着実な売上拡大を実現しています。売上高はFY2021/3の約615億円からFY2025/3には約1,200億円まで成長しており、グローバルな販売網の強化が奏功しました。今期FY2026/3も生産効率の向上と製品需要の拡大により、営業利益・純利益ともに過去最高水準の業績が見込まれています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
25.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/310.7%8.6%20.8%
FY2022/39.0%7.0%19.6%
FY2023/39.8%7.6%20.0%
FY2024/310.4%8.2%20.6%
FY2025/38.4%6.6%25.1%

同社はニッチ市場での高いシェア維持により、営業利益率が20%を超える強固な収益性を長年維持しています。FY2025/3には売上拡大に伴う規模の経済が働き、営業利益率は25.1%まで上昇しました。ROE(自己資本利益率)は10%前後で安定的に推移しており、資本を効率的に活用して成長投資を行う健全な収益サイクルが確立されています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率77.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
1,514億円

朝日インテックは極めて強固な財務体質を有しており、自己資本比率は77%〜80%という非常に高い水準を維持しています。特筆すべきは実質無借金経営(有利子負債ゼロ)を継続している点であり、過剰な負債に頼らず内部留保と自己資本で成長投資を賄う強固な基盤があります。これにより不測の事態に対する耐性が高く、長期的な研究開発やM&Aを推進するための財務的自由度を確保しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+405億円
営業CF
投資に使ったお金
-134億円
投資CF
借入・返済など
-81.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+271億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/389.2億円-163億円101億円-74.1億円
FY2022/3173億円-187億円114億円-14.0億円
FY2023/3191億円-151億円-23.4億円40.0億円
FY2024/3347億円-212億円-139億円135億円
FY2025/3405億円-134億円-81.1億円271億円

本業で稼ぐ営業キャッシュフローは増収に伴い増加傾向にあり、FY2025/3には約405億円に達しました。積極的な設備投資やM&Aによる投資キャッシュフローの支出があるものの、営業CFが投資CFを大幅に上回る構造へ転換し、フリー・キャッシュ・フローは急拡大しています。これにより財務的な余裕が生まれ、将来の成長投資や株主還元を両立できるフェーズに入っています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3132億円32.1億円24.3%
FY2022/3163億円54.7億円33.5%
FY2023/3176億円45.3億円25.7%
FY2024/3220億円61.6億円28.0%
FY2025/3296億円168億円56.9%

実効税率は概ね25%から30%の範囲で推移していますが、FY2025/3においては一時的な税務負担増などにより高めの水準となりました。次期以降は安定した事業収益を前提に、27%程度の標準的な税負担が見込まれています。企業活動が国際的に多岐にわたるため、進出先各国の税制や優遇措置の影響を適宜受ける構造となっています。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、同社は医療機器セグメントが収益の柱であり、世界トップシェアを誇るガイドワイヤー製品の成長が業績を牽引しています。為替変動やグローバル供給網の維持、さらには医療規制変更といったリスク要因に対し、多拠点生産体制で柔軟に対応する方針が明記されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
売上・営業利益は計画を上回るペースで進捗。純利益のみ課題を残すが、本業の勢いは強い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)中期経営計画
FY2022〜FY2024
売上収益: 目標 1,000億円 達成 (1,075.5億円)
107.5%
営業利益: 目標 220億円 達成 (221.35億円)
100.6%
新中期経営計画『ASAHI Going Beyond 1000』
FY2022〜FY2026
売上高: 目標 1,308.7億円 順調 (1,200.3億円)
91.7%
営業利益: 目標 326.42億円 順調 (300.79億円)
92.2%
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 238.11億円 未達 (127.37億円)
53.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2026 予想1,309億円N/A
FY2025 実績1,167億円1,200億円+2.8%
FY2024 実績1,004億円1,076億円+7.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2026 予想326億円N/A
FY2025 実績252億円301億円+19.3%
FY2024 実績201億円221億円+10.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画『ASAHI Going Beyond 1000』では、FY2026に売上高1,308.7億円、営業利益326.42億円を目標に掲げています。直近FY2025実績は売上1,200.3億円、営業利益300.79億円と、進捗率は90%を超えており、目標達成に向けて順調です。特に、過去の業績予想は保守的な傾向があり、実績は期初予想を上回ることが多く、経営の安定感がうかがえます。一方で、FY2025の純利益は為替の影響等で一時的に落ち込んでおり、目標達成には今後の巻き返しが重要となります。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残196,200株
売り残30,500株
信用倍率6.43倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年5月中旬
2026年6月期 通期決算発表2026年8月中旬

PER38.0倍、PBR6.01倍は精密機器セクターの平均と比較して割高な水準にあり、市場から高い成長期待を寄せられていることがうかがえます。信用倍率は6.43倍とやや高めで、信用買い残が積み上がっている状況は短期的な需給の重しとなる可能性があります。今後は、高い期待に見合う業績成長を継続できるかが株価の鍵となります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
42
日本経済新聞, 株探, 四季報オンライン, みんかぶ, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 5%
精密機器業種 300社中 12位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
海外事業展開25%
製品・技術開発15%
その他10%

最近の出来事

2026年2月業績上方修正

26年6月期の連結純利益見通しを過去最高の305.00億円へ大幅上方修正。

2025年12月統合報告書発行

長期経営ビジョンと中期経営計画を包含した統合報告書を公開し、成長戦略を提示。

2025年5月新会社設立

quantumと共同で合弁会社「株式会社walkey」を設立し、歩行トレーニング事業に参入。

最新ニュース

ポジティブ
2026年6月期第1四半期決算にて欧州事業が予想を上回る成長を記録
1/20 · 朝日インテック公式サイト
中立
新中期経営計画に基づくアナリストと経営陣のディスカッションを実施
1/10 · 朝日インテック公式サイト

朝日インテック まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 24.23円
安全性
安定
自己資本比率 77.9%
稼ぐ力
普通
ROE 8.4%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『髪の毛より細いワイヤー』で血管内治療を支え、世界シェアNo.1を握る医療界の黒子」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU