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日機装6376

NIKKISO CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 40円
安全性
普通
自己資本比率 44.7%
稼ぐ力
普通
ROE 8.5%
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

もしあなたの周りでどなたかが腎臓の治療で透析を受けているなら、その時に使われる機械は日機装が作っているかもしれません。同社はこの人工透析装置で国内トップクラスのシェアを誇ります。また、あなたが飛行機で旅行するとき、その翼やエンジンには日機装が作る炭素繊維を使った軽くて丈夫な部品が使われ、空の安全を支えています。さらに、ガソリンスタンドの地下タンクから燃料を汲み上げる特殊なポンプも同社の製品で、私たちの暮らしに欠かせないインフラの裏側で活躍している会社です。

日機装は2025期に売上高2,156.4億円、営業利益153.31億円と大幅な増益を達成。祖業の特殊ポンプを扱うインダストリアル事業と、国内首位級の人工透析装置を手掛けるメディカル事業を両輪としています。近年は積極的なM&Aを通じて事業ポートフォリオを再編し、特にLNGや水素といったクリーンエネルギー関連へのシフトを加速させています。この戦略的転換が利益率の改善に寄与し始めており、市場の評価も高まっています。

精密機器プライム市場

会社概要

業種
精密機器
決算期
12月
本社
東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号

サービスの実績は?

1.1%増
売上高成長率
2025期
前年比
139.6%増
営業利益成長率
2025期
前年比
40
1株当たり配当金
2025期
+10円 YoY
19.4%
配当性向
2025期
-5.6pt YoY
270億円
研究開発費
NIKKISO 2028計画
1,000億円
戦略投資枠
NIKKISO 2028計画
M&A・アライアンス等
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.5%
株主資本の利回り
ROA
4.0%
総資産の活用度
Op. Margin
7.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期0.2%0.1%-
2022/12期13.2%4.7%-
2023/12期7.6%3.1%-
2024/12期6.0%2.6%3.0%
2025/12期9.2%4.0%7.1%
2025/12期8.5%4.0%7.1%

過去数年間、営業利益率は一時的に低下したものの、2025/03期には事業構造改革の進展により7.1%まで回復しました。ROE(自己資本利益率)についても、資本効率の向上に向けた取り組みを継続しており、直近では8.5%と改善傾向にあります。今後は高収益な特殊ポンプや航空機部材のシェア拡大により、さらなる収益性の向上が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期1,678億円2.2億円3.1円-
2022/12期1,771億円136億円195.2円+5.6%
2023/12期1,926億円90.7億円137.1円+8.8%
2024/12期2,134億円64.0億円79.6億円120.2円+10.8%
2025/12期2,156億円153億円137億円206.2円+1.1%

日機装の業績は、主力であるインダストリアル事業やメディカル事業の堅調な推移により売上収益が2,000億円を超える水準まで成長しています。2022/03期には一時的な大幅増益を達成しましたが、その後も事業ポートフォリオの再構築や収益性の改善に取り組み、2025/03期には当期純利益が約137億円へと回復しました。今期以降も高付加価値な製品投入により、安定した成長基調を維持する見通しです。 【2025/12期実績】売上2156億円(前期比1.1%)、営業利益153億円、純利益137億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

精密機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
8.5%
業界平均
8.3%
営業利益率下回る
この会社
7.1%
業界平均
12.4%
自己資本比率下回る
この会社
44.7%
業界平均
59.9%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,300万円
取締役6名の合計

精密機器メーカーとして、特殊ポンプや人工腎臓装置など高付加価値な製品群をグローバルに展開しています。為替変動や原材料価格の高騰が事業上の主なリスクとして認識されており、収益安定化に向けたポートフォリオの再編を継続的に進めています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
過去計画は未達も、新中計では高成長を目指す。予想精度には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)中期経営計画「Nikkiso 2025」
2023期〜2025期
売上収益: 目標 2,130億円 達成 (2,156.4億円)
101.24%
営業利益: 目標 90億円 前倒し達成 (153.31億円)
170.34%
純利益: 目標 62億円 前倒し達成 (136.52億円)
220.19%
中期経営計画「NIKKISO 2028」
2026期~2028期
売上収益: 目標 3,000億円 順調 (2,156.4億円)
71.88%
営業利益: 目標 300億円 やや遅れ (153.31億円)
51.1%
営業利益率: 目標 10.0% 順調 (7.11%)
71.1%
ROE: 目標 12.0% 順調 (9.9%)
82.5%
中期経営計画「Nikkiso 2025 フェーズ2」
2023期~2025期
売上収益: 目標 2,400億円 未達 (2,156.4億円)
89.85%
営業利益: 目標 170億円 未達 (153.31億円)
90.18%
ROE: 目標 10.0% 未達 (9.9%)
99%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期165億円153億円-7.1%
2024期140億円64億円-54.3%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期2,335億円2,156億円-7.6%
2024期2,305億円2,134億円-7.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2025年を最終年度とする旧中計は売上・利益ともに未達で終了しました。しかし、新たに策定された中期経営計画「NIKKISO 2028」では、最終年度の2028期に売上収益3,000億円、営業利益300億円(利益率10%)という野心的な目標を掲げています。これは事業ポートフォリオの再編とクリーンエネルギー分野への注力が実を結ぶことへの期待の表れです。一方で、過去の業績予想は期初計画に対して未達となる傾向があり、計画達成の確度が今後の課題と言えます。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
技術開発・新製品30%
株価・レーティング20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +15.4%
メディア数
48
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, 東洋経済オンライン, ダイヤモンド・オンライン
業界内ランキング
上位 12%
精密機器業界 580社中 70位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月決算発表

2025年12月期連結決算を発表し、売上収益2156.42億円、営業利益153.31億円と大幅増益を達成しました。

2026年1月新製品発表

次世代船舶エンジンをサポートする燃料ガス供給システムを発表し、モビリティ事業の拡大を加速させています。

2025年8月事業拡大

米連結子会社グループを通じ、多用途水素ステーションの建設を発表。水素利用の効率化に向けた設計革新を実現しました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率44.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
826億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,602億円
会社の純資産

財務健全性は順調に向上しており、自己資本比率は44.2%と安定した水準を確保しています。2024/03期以降、有利子負債を積極的に活用しつつも、純資産の積み上げによって財務基盤を強固に維持しています。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりで推移しており、持続的な価値創出に向けたバランスシートが構築されています。 【2025/12期】総資産3581億円、純資産1602億円、自己資本比率44.7%、有利子負債826億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+176億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+1.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-97.9億円
借入・返済など
Free CF
+178億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期0円0円0円0円
2022/12期0円0円0円0円
2023/12期0円0円0円0円
2024/12期65.7億円49.9億円134億円116億円
2025/12期176億円1.3億円97.9億円178億円

キャッシュフローは、事業ポートフォリオの入れ替えに伴う資産売却益が計上された期を除き、営業キャッシュフローによる安定的な稼ぐ力が回復しています。投資活動については将来の成長に向けた設備投資を継続しつつ、適宜資産の最適化を図っています。2025/03期には営業活動で約176億円のキャッシュを創出し、健全なフリーキャッシュフローを維持しました。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 2名(15.4% 男性 11
15%
85%
監査報酬
9,000万円
設備投資額
71.2億円
平均勤続年数(従業員)
12.7
臨時従業員数
170

女性役員比率は15.4%であり、さらなる多様性の推進が求められるフェーズです。指名・報酬委員会の過半数を社外役員が占めることで経営の監督機能を強化しており、健全なガバナンス体制を維持しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主46.2%
浮動株53.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関31.3%
事業法人等14.8%
外国法人等20.7%
個人その他28.9%
証券会社4.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は日機装持株会・日機装従業員持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(7,526,000株)11.53%
日機装持株会(3,374,000株)5.17%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,549,000株)3.9%
株式会社みずほ銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(2,500,000株)3.83%
日機装従業員持株会(2,182,000株)3.34%
富国生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(1,700,000株)2.6%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(1,650,000株)2.52%
株式会社三菱UFJ銀行(1,622,000株)2.48%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社(1,490,000株)2.28%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,280,000株)1.96%

安定株主として日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占めており、機関投資家の影響力が強い構成です。また、持株会が上位に名を連ねており、従業員や役員による安定的な保有意識も維持されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクを記載します
2なお、以下の記載はすべてのリスクを網羅したものではありません
3想定困難なリスクや重要性が低いと判断した他のリスクの影響を受ける可能性も否定できません
4また、当社グループは、以下記載の主要なリスクに対して、実効的と判断する対応策を継続的に実施していますが、これらの対応策によっても当社グループの経営成績等に悪影響を及ぼすことを完全に防止できるものではありません
5以下の記載中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在における当社グループの判断によるものです

社員の給料はどのくらい?

平均年収
679万円
従業員数
8,120
平均年齢
43.2歳
平均年収従業員数前年比
当期679万円8,120-

平均年収679万円という水準は、製造業の中でも技術集約型の精密機器業界として標準的です。海外展開の強化に伴う収益力向上が、今後のさらなる賃金改善に向けた重要なドライバーとなっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」の状態が続いています。これは、コロナ禍の影響や事業ポートフォリオ再編の途上にあったことなどが株価の重しとなり、株主還元を含めても市場全体の成長に追いつけなかったことを示唆しています。ただし、2025期には自社TSRが172.4%と大きく改善しており、近時の株価上昇が反映され始めています。新中期経営計画の進捗とともに、今後はTOPIXを上回るパフォーマンスが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
40
方針: 配当性向20-30%目標
1株配当配当性向
2016/12期1643.3%
2017/12期1622.0%
2018/12期1817.2%
2019/12期2020.9%
2020/12期2021.7%
2021/12期20643.1%
2022/12期2512.8%
2023/12期27.520.1%
2024/12期3025.0%
2025/12期4019.4%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当については業績連動を基本としつつ、継続的な増配を通じて株主還元を強化する方針を掲げています。近年の配当性向は20%前後で推移しており、将来の成長投資とバランスを取りながら利益配分を決定しています。今期も増配を予定しており、株主還元への意識が高まっています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 172.4万円 になりました (72.4万円)
+72.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期82.1万円17.9万円-17.9%
2022期99.0万円1.0万円-1.0%
2023期109.8万円9.8万円9.8%
2024期106.9万円6.9万円6.9%
2025期172.4万円72.4万円72.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残629,200株
売り残115,900株
信用倍率5.43倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
第2四半期決算発表2026年8月中旬
定時株主総会2027年3月下旬

PER11.9倍、PBR0.98倍と、精密機器業界の平均(PER21.1倍, PBR1.8倍)と比較して株価は割安な水準にあると評価できます。これは、事業ポートフォリオ転換中の過渡期であることが一因と考えられます。信用倍率は5.43倍と買い残が多く、株価上昇への期待感が高い状況ですが、将来の売り圧力になる可能性も注視が必要です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期39.5億円37.3億円94.4%
2022/12期327億円190億円58.3%
2023/12期116億円25.6億円22.0%
2024/12期100億円20.5億円20.5%
2025/12期173億円36.0億円20.9%

過去には資産売却等による一時的な課税影響が見られたものの、直近では実効税率が標準的な水準に回帰しつつあります。2023/03期から2024/03期にかけては繰延税金資産の取り扱い等により法人税等負担が軽微でした。今期以降は事業の安定化に伴い、適切な納税水準で推移する見込みです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

日機装 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 40円
安全性
普通
自己資本比率 44.7%
稼ぐ力
普通
ROE 8.5%
話題性
好評
ポジ 65%

「人工透析装置と産業ポンプの老舗が、M&Aを駆使してLNG・水素などクリーンエネルギー事業へピボットする技術者集団」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU