7743プライム

シード

SEED CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE5.9%
BPS60.7円
自己資本比率34.9%
FY2025/3 有報データ

純国産コンタクトレンズで、世界中の「見える」を支える瞳のパイオニア

純国産の高品質な製品とサービスを通じて、世界のコンタクトレンズ市場で確固たるプレゼンスを発揮するグローバル企業を目指します。

この会社ってなに?

あなたが普段使っているコンタクトレンズ、もしかしたらシードの製品かもしれません。特に「ピュアシリーズ」など、純国産にこだわったコンタクトレンズを長年作り続けている会社です。最近では、寝ている間に特殊なコンタクトをつけて、日中は裸眼で過ごせるようになる「オルソケラトロジーレンズ」という新しい技術も手掛けています。ドラッグストアや眼科でコンタクトを選ぶとき、その裏側でシードがあなたの「見える」を支えているのです。

コンタクトレンズ国内大手のシードは、FY2025に売上高332.3億円を達成しましたが、営業利益は15.62億円と前期比で減益となりました。しかし、FY2026は売上高370.0億円、営業利益20.00億円と大幅な回復を計画しています。国内の堅調な需要に加え、夜間に装用するオルソケラトロジーレンズなどの高付加価値製品が成長を牽引。埼玉・鴻巣の新工場稼働による生産能力増強が、今後の成長計画の達成を左右する重要な鍵となります。

精密機器プライム市場

会社概要

業種
精密機器
決算期
3月
本社
東京都文京区本郷2-40-2
公式
www.seed.co.jp

社長プロフィール

浦壁 昌広
浦壁 昌広
代表取締役社長
挑戦者
当社は「見える」喜びを一人でも多くの方に提供することを使命としています。国内での強固な基盤を活かしつつ、オルソケラトロジーレンズやスマートコンタクトといった新分野へも果敢に挑戦しています。2027年3月期に連結売上高500億円を達成し、世界のコンタクトレンズ市場で確固たる地位を築いてまいります。

この会社のストーリー

1957
創業の原点「マイコン」

東京・本郷に前身となる「東京コンタクトレンズ研究所」を設立。日本初のコンタクトレンズ「マイコン」の研究開発を開始し、国産コンタクトレンズの歴史を切り拓いた。

1989
株式上場と社会への約束

日本証券業協会に株式を店頭登録し、公開企業となる。より多くの人々の「見える」をサポートするための社会的な責任を負い、新たなステージへと歩みを進めた。

2007
創立50周年と未来への誓い

創立50周年を迎える。半世紀にわたり培ってきた技術と信頼を基に、コンタクトレンズの総合メーカーとしてさらなる飛躍を誓った。

2012
国産初の1日使い捨てレンズ製造開始

埼玉県鴻巣市に自社工場を設立し、国産初となる1日使い捨てコンタクトレンズの製造を開始。高品質な製品を安定供給する体制を確立し、国内シェア拡大の原動力となった。

2021
オルソケラトロジー市場への本格参入

ユニバーサルビューを買収し、就寝中に視力を矯正するオルソケラトロジーレンズ事業を本格化。新たな視力矯正ソリューションを提供し、事業の多角化を推進した。

2024
新中期経営計画の策定

2027年3月期に売上高500億円を目指す新中期経営計画を発表。国内事業の強化に加え、海外展開や新技術開発を加速させ、持続的な成長を目指す。

2026
生産能力の大幅増強

鴻巣研究所に新棟が本格稼働し、年間生産能力が10億枚を超える体制を構築。国内外の旺盛な需要に応え、グローバル市場での競争力をさらに高める。

注目ポイント

安定成長の国産メーカー

日本初のコンタクトレンズ研究から始まった歴史ある企業。国内製造にこだわり、1日使い捨てタイプを主力に安定した事業基盤を築いています。

未来の「見える」へ挑戦

就寝中に視力を矯正する「オルソケラトロジーレンズ」市場で国内トップクラスのシェアを誇ります。さらに、将来性の高い「スマートコンタクトレンズ」の開発にも注力しています。

株主への感謝を忘れない

コンタクトレンズやケア用品に使える優待券など、魅力的な株主優待制度を実施。継続保有することで優待内容がグレードアップするのも嬉しいポイントです。

サービスの実績は?

10億枚超
年間コンタクトレンズ生産能力
鴻巣研究所新棟稼働後
生産能力強化
50%以上
オルソケラトロジーレンズ国内シェア
2023年時点
高付加価値領域
15
1株当たり配当金
FY2025実績
+25.0% YoY
4,293万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績
生産性指標
2.6%増
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
増収基調

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 15円
安全性
普通
自己資本比率 34.9%
稼ぐ力
普通
ROE 5.9%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
15
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/31226.6%
FY2022/31226.0%
FY2023/3120.2%
FY2024/31519.4%
FY2025/31541.6%
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、業績動向を勘案しつつ安定した配当の継続を目指しています。配当性向は20%から40%程度で推移しており、成長投資と還元バランスを意識した経営を行っています。今後はさらなる成長投資を並行しながら、株主への還元姿勢を維持していく見通しです。

同業比較(収益性)

精密機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.9%
業界平均
8.6%
営業利益率下回る
この会社
4.7%
業界平均
13.4%
自己資本比率下回る
この会社
34.9%
業界平均
63.1%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3288億円
FY2023/3306億円
FY2024/3324億円
FY2025/3332億円
営業利益
FY2022/311.8億円
FY2023/36.3億円
FY2024/320.5億円
FY2025/315.6億円

シードの業績は、コンタクトレンズ市場での安定した需要を背景に、売上高はFY2021/3の約286億円からFY2025/3には約332億円まで着実に増加しています。FY2023/3には構造改革や原材料費の上昇により一時的な純損失を計上しましたが、その後は利益構造が改善し、FY2024/3には過去最高水準の利益を記録しました。今期は引き続き増収増益を計画しており、今後も安定した成長が期待されます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
2.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.7%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/39.7%2.7%4.2%
FY2022/39.2%2.8%4.1%
FY2023/3-2.6%-0.8%2.1%
FY2024/311.1%4.0%6.3%
FY2025/35.9%2.1%4.7%

収益性は、FY2023/3の一時的な赤字期を除き、営業利益率は概ね4%から6%台で推移しており、国内コンタクトレンズ大手としての安定感を示しています。ROE(自己資本利益率)はFY2024/3に11%台を回復しましたが、直近では設備投資等の影響もあり緩やかな推移となっています。今後は、新生産棟の稼働による製造効率化を通じて、利益率のさらなる向上とROEの安定維持が重要な課題です。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率34.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
420億円
会社の純資産
184億円

財務健全性は、総資産が5年間で約412億円から517億円まで拡大しており、積極的な成長投資を継続しています。FY2024/3以降、設備投資等のための借入により有利子負債が増加しましたが、それに伴い純資産も積み上がっており、自己資本比率は30%台半ばで安定を維持しています。堅実な財務基盤を維持しながら、将来の成長を見据えた投資を行っている点が強みです。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+29.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-45.7億円
投資CF
借入・返済など
-11.3億円
財務CF
手元に残ったお金
-16.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/336.9億円-16.6億円-17.3億円20.3億円
FY2022/332.7億円-8.8億円-24.2億円23.9億円
FY2023/333.5億円-4.4億円-18.2億円29.1億円
FY2024/360.2億円-37.6億円26.4億円22.6億円
FY2025/329.8億円-45.7億円-11.3億円-16.0億円

営業キャッシュフローは一貫してプラスを維持しており、事業活動による強固な稼ぐ力を証明しています。投資キャッシュフローは、コンタクトレンズの生産能力増強に向けた鴻巣研究所への設備投資等のため、近年大幅なマイナスとなっています。直近では投資額が営業CFを上回りフリーCFがマイナスとなりましたが、これは将来の供給体制強化を目的とした戦略的な投資といえます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 当社グループは、増大するリスク管理に対応するため、リスク全般について監視・管理する委員会としてリスク・セキュリティ管理委員会を設置し、代表取締役社長を議長として、経営方針・経営戦略等との関連性の程度を考慮して、必要に応じてリスク案件の洗い出し、ヘッジ、対応する施策立案の議論を行っております
2有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
3なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものです

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/312.1億円8,200万円6.8%
FY2022/311.4億円0円0.0%
FY2023/35.5億円8.7億円157.0%
FY2024/320.6億円9,500万円4.6%
FY2025/313.3億円2.4億円18.1%

法人税等の支払いは、連結納税制度の影響や過去の繰越欠損金の活用、あるいは一時的な会計上の調整などにより、毎期変動が大きくなっています。FY2023/3は利益が減少した一方で税負担が重い結果となりましたが、平時は実効税率が変動しやすい構造です。将来予想においては一般的な水準への回帰を見込んでおり、税務コストの管理が今後の利益算出の鍵となります。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
580万円
従業員数
985
平均年齢
36.4歳
平均年収従業員数前年比
当期580万円985-

従業員平均年収は580万円となっており、精密機器業界の平均水準に照らしても堅実な給与水準を維持しています。近年は増収基調を背景に、研究開発投資を継続しつつも安定した雇用環境を確保している点が強みです。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主54.9%
浮動株45.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関53.5%
事業法人等1.4%
外国法人等1.7%
個人その他42.7%
証券会社0.6%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

管理信託(A001)受託者 株式会社SMBC  信託銀行(5,447,000株)18.01%
みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託0700026(4,319,000株)14.28%
野村信託銀行株式会社(信託口2052116)(3,604,000株)11.92%
三井住友信託銀行株式会社(信託口 甲1号)(1,396,000株)4.62%
浦壁 昌広(618,000株)2.04%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口)(548,000株)1.81%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(519,000株)1.72%
井上 忠(260,000株)0.86%
シード社員持株会(251,000株)0.83%
株式会社日本カストディ銀行(年金特金口)(224,000株)0.74%

大株主構成は信託銀行等の金融機関が上位を占めており、安定的な機関投資家が主要な株主となっていることが分かります。創業家関係者の保有も確認できるものの、特定の企業による支配よりも、複数の信託口による分散された構成が特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

5,674万円
取締役6名の合計

事業構造はコンタクトレンズの研究開発および製造販売が中心であり、国内外で高い市場シェアを維持する一方、原材料価格の変動や為替リスクを主要な事業リスクとして開示しています。安定した製品供給体制の構築に向けた設備投資と研究開発費の配分が経営上の重要な経営課題となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 4名(30.8% 男性 9
31%
69%
監査報酬
6,000万円
連結子会社数
11
設備投資額
72.8億円
平均勤続年数(従業員)
12.6
臨時従業員数
322

女性役員比率が30.8%と高い多様性を確保している点に特徴があり、積極的な登用が進んでいます。また、監査報酬の支払いや多数の連結子会社を統括する体制を整えており、上場企業としてガバナンスと内部統制の強化に注力している企業規模と言えます。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上成長は堅調ながら、利益予想のブレが大きく、目標達成には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
FY2025〜FY2027
連結売上高: 目標 500億円 やや遅れ (332.3億円)
66.5%
連結営業利益: 目標 50億円 大幅遅れ (15.62億円)
31.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025360億円332億円-7.7%
FY2024330億円324億円-1.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202522億円16億円-29.0%
FY202417億円21億円+20.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新中期経営計画ではFY2027に売上高500億円という野心的な目標を掲げています。FY2025実績ベースでの進捗率は売上高66.5%、営業利益31.2%と、特に利益面で課題があります。過去の業績予想は売上高が比較的堅調な一方、営業利益はコスト増などで下振れする傾向が見られ、目標達成に向けた収益性改善が急務です。鴻巣研究所の新棟稼働による生産効率化が計画達成の鍵を握ります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、FY2023に純損失を計上するなど業績が不安定だった時期の株価低迷が主な要因です。配当は維持・増配傾向にありますが、株価の伸び悩みがTSR全体を押し下げています。今後のTSR改善には、中期経営計画の達成による持続的な利益成長と、それに伴う株価の再評価が不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-32.1%
100万円 →67.9万円
-32.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202198.5万円-1.5万円-1.5%
FY202267.0万円-33.0万円-33.0%
FY202371.5万円-28.5万円-28.5%
FY202487.7万円-12.3万円-12.3%
FY202567.9万円-32.1万円-32.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残301,600株
売り残9,300株
信用倍率32.4倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

同業の精密機器業界平均と比較して、PER・PBRともに割安な水準にあります。時価総額は業界内で小規模ですが、配当利回りは平均を上回っており、株主還元への意識が見られます。信用倍率は32.4倍と高く、買い残が積み上がっているため、将来の株価上昇期待が強い一方で、需給面での重しとなる可能性も指摘されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 32%
精密機器 280社中 90位
報道のトーン
45%
好意的
30%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
設備投資・生産25%
市場区分変更20%
IR・経営計画15%

最近の出来事

2026年3月市場変更

東証プライム市場からスタンダード市場への市場区分変更が承認され、株価の調整要因となりました。

2026年3月生産能力増強

シード鴻巣研究所の新棟が稼働を開始し、コンタクトレンズの年間生産能力が10億枚超へ拡大しました。

2024年12月中期計画

2027年3月期に向けた新中期経営計画を策定し、持続的な成長と収益構造の最適化を掲げました。

シード まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 15円
安全性
普通
自己資本比率 34.9%
稼ぐ力
普通
ROE 5.9%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「『純国産コンタクト』の老舗が、夜間矯正レンズや海外M&Aで新たな成長軌道を描く」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU