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SCREENホールディングス

SCREEN Holdings Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE23.6%
BPS220.6円
自己資本比率62.7%
FY2025/3 有報データ

見えない汚れを落とす技術で、世界の半導体を支える京都の巨人

多様な事業領域で社会課題の解決に貢献し、2033年度に売上高1兆円、営業利益率20%以上を達成するグローバルカンパニーとなる。

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、ゲーム機の中には、無数の小さな電子部品「半導体」が入っています。この半導体は非常に精密で、製造過程で少しでもチリやホコリがつくと正常に動きません。SCREENホールディングスは、この半導体の元となるシリコンの板(ウェハ)をピカピカに洗浄する装置で世界トップクラスのシェアを誇っています。つまり、あなたの身の回りのハイテク製品が正しく動く裏側で、同社の「洗い」の技術が活躍しているのです。

主力の半導体製造装置事業が好調で、2025年3月期は売上高6,252.7億円、営業利益1,356.83億円を達成しました。特に半導体ウェハ洗浄装置で世界トップシェアを誇り、生成AI向け半導体の需要拡大が業績を牽引しています。2026年3月期は売上高6,210億円、営業利益1,170億円とやや減速を見込むものの、米国に新研究拠点を設立するなど将来の成長に向けた先行投資を積極的に行っています。2033年度に売上高1兆円、営業利益率20%以上を目指す長期経営大綱を掲げ、持続的成長を目指します。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神北町1番地の1
公式
www.screen.co.jp

社長プロフィール

廣江 敏朗
廣江 敏朗
代表取締役 取締役社長 最高経営責任者(CEO)
ビジョナリー
当社グループは創業以来培ってきたイメージング技術や表面処理技術を核に、半導体やディスプレイ、印刷、さらにはライフサイエンスやエネルギーといった多様な分野で事業を展開しています。2033年度に売上高1兆円、営業利益率20%以上を目指すという高い目標を掲げ、持続的な成長と企業価値向上に挑戦し続けます。

この会社のストーリー

1943
大日本スクリーン製造株式会社として創業

京都市に写真製版用ガラススクリーンの国産化を目指して創業。印刷関連機器メーカーとしての歩みが始まる。

1962
東証・大証一部上場

創業から約20年で東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場。事業拡大の基盤を築く。

1975
半導体製造装置事業へ進出

印刷技術で培ったエッチング技術を応用し、半導体製造装置分野へ参入。のちの主力事業となる第一歩を踏み出す。

1990
半導体ウエハー洗浄装置で世界トップへ

半導体の微細化・高品質化に不可欠なウエハー洗浄装置で高い技術力を発揮し、世界トップシェアを獲得する。

2014
ホールディングス体制へ移行

「株式会社SCREENホールディングス」に商号を変更し、持ち株会社体制へ移行。各事業の専門性と経営効率を高める。

2023
長期ビジョン「経営大綱」を策定

10年後の2033年度に売上高1兆円、営業利益率20%以上を目指すという野心的な目標を掲げ、新たな成長ステージへと舵を切る。

2025
次世代技術への積極投資

量子通信システム開発企業や、次世代がん診断支援システムを手がける企業への出資・買収を発表。未来の事業の種をまく。

注目ポイント

半導体洗浄装置で世界シェアNo.1

半導体製造の重要工程であるウエハー洗浄装置で世界トップシェアを誇ります。ミクロの汚れも許されない半導体業界で、その技術力は不可欠な存在です。

売上1兆円を目指す野心的な成長戦略

2033年度に売上高1兆円、営業利益率20%以上という高い目標を掲げる中期経営計画を推進中。半導体事業を核に、積極的な成長投資を行っています。

ライフサイエンスなど新規事業への挑戦

長年培った技術を応用し、がん診断支援システムや再生医療などライフサイエンス分野へも進出。未来の社会課題解決に貢献する新事業を育てています。

サービスの実績は?

6,252.7億円
売上高
2025年3月期実績
+23.8% YoY
1,356.83億円
営業利益
2025年3月期実績
+44.1% YoY
994.67億円
純利益
2025年3月期実績
+41.0% YoY
308
1株当たり配当金
2025年3月期実績
-15.6% YoY
1兆円以上
長期ビジョン売上高
2033年3月期目標

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 154円
安全性
安定
自己資本比率 62.7%
稼ぐ力
高い
ROE 23.6%
話題性
不評
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
154
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2021/34527.7%
FY2022/3146.530.0%
FY2023/3182.530.0%
FY2025/315430.1%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

同社は資本効率を重視し、配当性向30%を目安とした安定的かつ継続的な株主還元を方針としています。業績拡大に伴い、増配を含めた積極的な配当実績を残しています。株主優待は実施していませんが、配当を通じた株主還元に注力しており、インカムゲインを求める投資家に適した銘柄です。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
23.6%
業界平均
10.2%
営業利益率上回る
この会社
21.7%
業界平均
8.0%
自己資本比率上回る
この会社
62.7%
業界平均
52.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/34,119億円
FY2023/34,608億円
FY2024/35,049億円
FY2025/36,253億円
営業利益
FY2022/3613億円
FY2023/3765億円
FY2024/3942億円
FY2025/31,357億円

SCREENホールディングスは、半導体洗浄装置における高い技術力と世界シェアを武器に、半導体市場の拡大に伴い着実な成長を遂げてきました。FY2021/3時点では売上高約3,203億円でしたが、FY2025/3には6,253億円へと急拡大しています。今期は半導体製造装置の需要一服により減益を見込むものの、長期的な需要増に対応する強固な収益基盤を構築しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
23.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
14.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
21.7%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.3%4.0%7.6%
FY2022/318.4%9.9%14.9%
FY2023/319.2%10.2%16.6%
FY2024/319.0%10.4%18.6%
FY2025/323.6%14.8%21.7%

収益性は非常に高く、FY2025/3には営業利益率21.7%と高収益体質を確立しました。自己資本利益率(ROE)も23.6%と高い水準を維持しており、投下した資本に対して効率的に利益を生み出しています。半導体製造装置という高い付加価値を伴う事業特性が、この優れた収益効率を支えています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率62.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1,890億円
会社の純資産
4,207億円

貸借対照表は盤石であり、FY2025/3時点での自己資本比率は62.7%と財務の健全性は極めて高いです。FY2024/3に有利子負債が増加しましたが、潤沢な資産を背景にコントロール可能な範囲にとどまっています。高い自己資本比率は、今後想定される成長投資や市場変動に対する強力なクッションとなります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+712億円
営業CF
投資に使ったお金
-218億円
投資CF
借入・返済など
-465億円
財務CF
手元に残ったお金
+495億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3572億円-62.4億円-271億円510億円
FY2022/3818億円-99.5億円-49.5億円718億円
FY2023/3739億円-125億円-210億円614億円
FY2024/3963億円-435億円-351億円528億円
FY2025/3712億円-218億円-465億円495億円

本業で安定的に高い営業キャッシュフローを創出しており、フリーキャッシュフロー(自由な資金)も継続的にプラスを確保しています。これを原資に投資を積極的に行う一方、財務キャッシュフローがマイナスであることは、借入金の返済や積極的な株主還元を実行していることを示唆しています。極めて健全かつ理想的なキャッシュの循環を実現しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1財務報告に係る内部統制に関するリスク 当社グループは、内部統制の体制整備およびその適切な運用に努めており、その運用状況について適宜点検を行っております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3227億円75.6億円33.3%
FY2022/3594億円140億円23.5%
FY2023/3774億円199億円25.7%
FY2024/3943億円237億円25.1%
FY2025/31,383億円388億円28.1%

税引前利益に対して適正な納税が行われています。実効税率は概ね20%台後半で推移しており、日本の一般的な法人税水準に照らして妥当な範囲内です。業績の大幅な変動に伴い法人税額は増減していますが、税務リスクは低く、コンプライアンス遵守の体制が整っています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,063万円
従業員数
6,415
平均年齢
41.4歳
平均年収従業員数前年比
当期1,063万円6,415-

従業員平均年収は1,063万円と、製造業の平均と比較しても極めて高い水準にあります。半導体製造装置という高い技術力を要する業界特性に加え、業績連動型の報酬制度が機能しており、世界シェアトップクラスの洗浄装置を軸とした安定した収益力が高い給与水準を支えています

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主48%
浮動株52%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関42.2%
事業法人等5.8%
外国法人等25.5%
個人その他21.7%
証券会社4.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は日本生命保険相互会社。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(18,924,000株)19.74%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(8,687,000株)9.06%
日本生命保険相互会社(3,661,000株)3.82%
株式会社京都銀行(2,692,000株)2.81%
JPモルガン証券株式会社(2,106,000株)2.2%
SCREEN取引先持株会シンクロナイズ(1,848,000株)1.93%
株式会社りそな銀行(1,825,000株)1.9%
株式会社滋賀銀行(1,696,000株)1.77%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(1,653,000株)1.72%
株式会社三菱UFJ銀行(1,569,000株)1.64%

主要株主には日本マスタートラスト信託銀行日本カストディ銀行といった信託口の金融機関が名を連ねており、機関投資家による保有割合が高い構成です。また、日本生命や京都銀行などの金融機関や事業法人が安定株主として存在しており、創業家の直接的な支配色は薄いものの、長年培われた取引先との関係性が強固な安定的な資本基盤を築いています。

会社の公式開示情報

役員報酬

4億5,300万円
取締役4名の合計

SCREENホールディングスは、主力である半導体製造装置事業が売上の大半を占める構造です。事業リスクとして、世界的な半導体市況の変動や主要顧客の投資計画に業績が左右されやすい点が挙げられ、開示書類でも顧客との連携や技術革新への追随が経営の重要課題として記載されています

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
9,900万円
連結子会社数
51
設備投資額
297.3億円
平均勤続年数(従業員)
13.3
臨時従業員数
587

女性役員比率は8.3%と向上途上の段階ですが、連結子会社51社を抱える大企業として、グループ全体でのガバナンス強化を図っています。監査体制については、監査報酬として約9,900万円を投じており、国際的な会計基準や法令遵守を徹底する体制が整えられています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
過去の中計は前倒しで達成し、業績予想も保守的で上振れが続くなど、有言実行の実績は評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

経営大綱 兼 中期経営計画 Value Up Further 2026
FY2024〜FY2026
累計売上高(3年間): 目標 1兆8,000億円 大幅遅れ (6,252.7億円)
34.7%
営業利益率(最終年度): 目標 20%以上 順調 (21.7%)
108.5%
ROE(最終年度): 目標 20%以上 順調 (20.0%)
100%
(旧)中期経営計画 Value UP 2023
FY2021~FY2023
売上高: 目標 4,500億円 達成 (4,608.3億円)
102.4%
営業利益: 目標 630億円 達成 (764.5億円)
121.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20256,210億円6,253億円+0.7%
FY20244,950億円5,049億円+2.0%
FY20234,600億円4,608億円+0.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,170億円1,357億円+16.0%
FY2024850億円942億円+10.8%
FY2023745億円765億円+2.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新中期経営計画「Value Up Further 2026」では、2033年度の売上高1兆円という長期目標に向けたマイルストーンを掲げています。具体的には、3年間の累計売上高1.8兆円を目標とし、初年度(FY2025)の実績は6,252.7億円と順調な滑り出しです。旧中計も目標を上回って達成しており、経営計画の達成能力は高いと評価できます。近年の業績予想は期初時点で保守的な傾向があり、期中に上方修正される、あるいは実績が予想を上回るケースが続いています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年でTOPIXを大幅に上回る優れたパフォーマンスを示しています。特にFY2024は自社TSRが1028.1%と、TOPIXの216.8%を圧倒しました。これは、好調な業績を背景とした株価の著しい上昇が主な要因です。半導体市場の活況を追い風に、高い成長性と株主へのリターンを両立させていることがデータから読み取れます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+425.0%
100万円 →525.0万円
425.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021245.8万円+145.8万円145.8%
FY2022318.6万円+218.6万円218.6%
FY2023310.0万円+210.0万円210.0%
FY20241028.1万円+928.1万円928.1%
FY2025525.0万円+425.0万円425.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残743,400株
売り残106,800株
信用倍率6.96倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月13日(予定)
機関投資家・証券アナリスト向け決算説明会2026年5月13日(予定)

業界平均と比較すると、PERは10.2倍と電気機器業界平均(約22倍)を大幅に下回っており、割安感があります。一方、PBRは2.17倍と業界平均(2.3倍)に近い水準です。信用買い残は売り残を上回る状況が続いており、信用倍率はやや高めですが、株価上昇局面ではこれがさらなる買いを呼ぶ可能性もあります。次回の通期決算発表は5月13日に予定されています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 -12.4%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 15%
電気機器業界 250社中 38位
報道のトーン
30%
好意的
35%
中立
35%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
半導体製造装置30%
研究開発・投資20%
その他10%

最近の出来事

2025年4月事業買収

次世代がん診断支援システムを手がける京ダイアグノスティクスの過半数株式を取得し、ヘルスケア分野を強化。

2025年2月社内処分

2025年2月28日付で不祥事に伴う再発防止策の策定および関係者の処分を公表。

2026年1月研究拠点

米国ニューヨーク州に約120億円を投じて海外初となる研究拠点を設置し、次世代半導体製造技術の確立を目指す。

最新ニュース

ネガティブ
2/18 · 日本経済新聞
中立
日経平均は続落 一時500円安 半導体関連に売り
2/5 · 日本経済新聞
ポジティブ
1/16 · 日経クロステック

SCREENホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 154円
安全性
安定
自己資本比率 62.7%
稼ぐ力
高い
ROE 23.6%
話題性
不評
ポジティブ 30%

「半導体ウェハ洗浄装置で世界を制覇し、AI半導体の未来を『洗い』清める技術集団」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU