6804プライム

ホシデン

Hosiden Corporation

最終更新日: 2026年3月28日

ROE7.1%
BPS2757.4円
自己資本比率66.5%
FY2025/3 有報データ

ゲーム機から自動車まで、暮らしの「当たり前」を支える総合電子部品メーカー

独自の技術力を核として社会と共に成長し、世界中の人々の暮らしに不可欠な存在(an essential part of your life)となること。

この会社ってなに?

普段何気なく使っている電子機器の「繋ぐ」部分を支えているのがホシデンです。例えば、あなたが夢中になる家庭用ゲーム機のコントローラーや、スマートフォンを充電する時に使う接続部分(コネクタ)、音量を調節するスイッチなど、見えないところで活躍しています。実は、あの世界的ヒット商品『Nintendo Switch』にも同社の部品が多く採用されており、あなたの「楽しい」時間と体験を陰で支えているのです。私たちの快適なデジタルライフは、ホシデンのような部品メーカーの高度な技術によって成り立っています。

コネクタやスイッチなどの電子部品大手。FY2025は売上高2475.7億円、営業利益135.73億円を達成しました。翌FY2026は売上高4060億円へと大幅な拡大を見込む一方、営業利益は130億円と微減を予想しており、収益性の動向が注目されます。PBRは0.97倍と解散価値を下回る水準にあり、資産効率の改善が課題ですが、安定した株主還元を継続しています。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
大阪府八尾市北久宝寺1-4-33
公式
www.hosiden.com

社長プロフィール

古橋 健士
古橋 健士
代表取締役社長
テクノロジスト
創業以来培ってきた独自技術を基盤に、社会の発展と共に歩んできました。これからも『技術と品質で信頼されるホシデン』を目指し、ステークホルダーの皆様の期待に応え、企業価値の向上に努めてまいります。

この会社のストーリー

1947
古橋研究所の創設

創業者・古橋榮治が前身となる「古橋研究所」を設立。これがホシデンの歴史の始まりとなる。

1950
星電器製造株式会社として法人化

株式会社として新たなスタートを切り、本格的な電子部品メーカーとしての道を歩み始める。

1963
大阪証券取引所市場第二部に上場

社会的信用を高め、事業拡大のための基盤を確立。多くの投資家から支持される企業へと成長する。

1988
任天堂との取引開始

家庭用ゲーム機向け部品の供給を開始。これが後の大きな成長ドライバーとなり、同社の主力事業の一つとなる。

1990
ホシデン株式会社へ商号変更

グローバルな事業展開を視野に入れ、現在の「ホシデン株式会社」へと社名を変更。世界市場への挑戦を本格化させる。

2010s
車載分野への本格展開

ゲーム機で培った技術を応用し、自動車向け部品事業を強化。新たな収益の柱を構築し、事業ポートフォリオを多様化させる。

2024
タッチレス技術や新センサー開発

Ultraleap社との提携による空中ハプティクス技術や、高周波電流センサーなど、次世代技術の開発に積極的に取り組み、新たな市場を開拓する。

2025-
M&Aと新規事業の推進

中期経営計画に基づき、既存技術とのシナジーが見込めるM&Aや技術提携を積極的に推進。持続的な成長と企業価値向上を目指す。

注目ポイント

ゲーム機市場での圧倒的シェア

コネクターやスイッチなどの部品で、特に任天堂向けに高いシェアを誇ります。世界中のゲームファンが楽しむ製品に、ホシデンの技術が活かされています。

車載・産業機器への事業展開

ゲーム機で培った高品質な部品技術を自動車や産業機器分野へ展開。安定した収益基盤を築き、将来の成長に向けた多角化を進めています。

安定した財務と株主還元

健全な財務基盤を持ち、配当性向30%を目安とした安定的な株主還元を実施しています。堅実な経営姿勢も魅力の一つです。

サービスの実績は?

59
1株当たり配当金
FY2025実績
-13.2% YoY
2,476億円
連結売上高
FY2025実績
+13.1% YoY
135.7億円
連結営業利益
FY2025実績
+5.0% YoY
2,163億円
機構部品事業 売上高
FY2025 主要事業
205億円
音響部品事業 売上高
FY2025 主要事業

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 59円
安全性
安定
自己資本比率 66.5%
稼ぐ力
普通
ROE 7.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
59
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2016/3100.2%
FY2017/3823.8%
FY2018/32011.6%
FY2019/32513.8%
FY2020/32515.5%
FY2021/32514.0%
FY2022/36530.7%
FY2023/37130.5%
FY2024/36830.3%
FY2025/35930.3%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施しておりません。

当社は、配当性向30%を目標とする株主還元方針を掲げており、業績に応じた利益配分を実施しています。過去数年間は安定した利益成長を背景に、堅実な配当水準を維持しています。今後も持続的な成長と効率的な資本活用を通じて、株主への利益還元を強化していく姿勢を明確にしています。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
7.1%
業界平均
-13.0%
営業利益率下回る
この会社
5.5%
業界平均
8.2%
自己資本比率上回る
この会社
66.5%
業界平均
42.9%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32,076億円
FY2023/32,772億円
FY2024/32,189億円
FY2025/32,476億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3129億円
FY2025/3136億円

当社の売上高は、ゲーム機関連や車載機器向けの需要変動の影響を大きく受け、FY2023/3には約2,772億円まで拡大しましたが、その後は調整局面を迎えています。FY2025/3は売上高約2,476億円、営業利益約136億円と堅調に推移しており、収益基盤の維持に努めています。FY2026/3の予想では売上高が約4,060億円へと大幅な拡大を見込んでおり、次なる成長フェーズへの転換が期待されています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
5.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.3%6.4%-
FY2022/316.8%6.9%-
FY2023/310.5%7.0%-
FY2024/38.3%6.6%5.9%
FY2025/37.1%5.0%5.5%

収益性については、営業利益率が概ね5%台で安定して推移しており、製造業としての一定のコスト管理能力を示しています。ROEは直近で7.2%~10.0%の範囲で推移しており、資本効率の最大化に向けた経営努力が継続されています。今後、高付加価値製品の拡販により、さらなる利益率の向上とROAの改善が求められます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率66.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
21.0億円
会社の純資産
1,403億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は一貫して70%前後の高い水準を維持しています。有利子負債は長らくゼロまたは僅少であり、強固な財務体質が不透明な経済環境下での経営を支えています。潤沢なネット・アセット(純資産)を背景に、将来的な成長投資や株主還元を行うための余力は十分です。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-182億円
営業CF
投資に使ったお金
-59.3億円
投資CF
借入・返済など
-53.1億円
財務CF
手元に残ったお金
-242億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3126億円-23.6億円-38.6億円102億円
FY2022/3-12.3億円-30.6億円-37.5億円-42.9億円
FY2023/3208億円-98.5億円-74.4億円109億円
FY2024/3269億円-83.5億円-79.4億円186億円
FY2025/3-182億円-59.3億円-53.1億円-242億円

営業キャッシュフローは、事業環境の変動に応じて大きく増減する傾向があり、FY2024/3には約269億円のプラスを記録した一方で、FY2025/3は一時的に約182億円のマイナスとなりました。投資活動については、将来の成長に向けた設備投資や研究開発を継続的に実施しており、一定のキャッシュアウトが生じています。財務活動では継続的な配当支払いや自己株式取得等による株主還元がキャッシュフローを押し下げる要因となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1経済状況 当社グループの大半の製品は、セットメーカーが製造する最終商品に搭載される部品であることから、日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパを含む主要市場における景気後退により、最終商品を製造するセットメーカーの生産が縮小し、それが当社グループの事業に悪影響を及ぼす可能性があります
2原材料の価格変動と供給状況 当社が生産する製品には種々の金属及び石油化学製品が原材料として使用されています
3物流に関するリスク 当社が製品を生産・販売するには、供給元からの材料、部品の納入及び顧客先への納品が必要ですが、これらに係る物流の停滞や費用の高騰によるリスクがあります
4株式の希薄化 当社グループは転換社債型新株予約権付社債を2024年12月19日に発行しました
5少子高齢化に伴うリスク 我が国では、少子高齢化が特に進んでおり、人材獲得が計画どおりに進まないリスクがあります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3134億円30.6億円22.9%
FY2022/3158億円38.9億円24.6%
FY2023/3190億円63.5億円33.4%
FY2024/3182億円65.3億円35.9%
FY2025/3148億円47.4億円32.1%

法人税等の支払額は税引前利益の変動に連動しており、直近では約47億円から65億円規模で推移しています。実効税率は概ね30%台前半を維持しており、標準的な税務負担構造となっています。今後も業績の成長に伴い、適切な納税を通じて社会への貢献を継続していく見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
686万円
従業員数
8,791
平均年齢
48.6歳
平均年収従業員数前年比
当期686万円8,791-

従業員平均年収は686万円であり、電子部品業界の標準的な水準を維持しています。勤続年数が24.3年と長いことは、同社の安定した雇用の維持と熟練した技術基盤の継承を示唆しており、ベテラン層が厚い組織構成となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主36.9%
浮動株63.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関31.9%
事業法人等5%
外国法人等28.8%
個人その他32%
証券会社2.2%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 主な安定株主はMSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人:モルガン・スタンレーMUFG証券。

日本マスタートラスト 信託銀行㈱(信託口)(7,011,000株)13.78%
みずほ信託銀行㈱退職給付信託 みずほ銀行口再信託受託者 ㈱日本カストディ銀行(2,535,000株)4.98%
日本生命保険(相) (常任代理人:日本マスター トラスト信託銀行㈱)(2,358,000株)4.63%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人:モルガン・スタンレーMUFG証券㈱(2,094,000株)4.12%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(1,849,000株)3.63%
東京海上日動火災保険㈱(1,500,000株)2.95%
㈱三菱UFJ銀行(1,300,000株)2.55%
古橋 由美(1,204,000株)2.37%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 (常任代理人:㈱みずほ銀行決済営業部)(1,168,000株)2.3%
ホシデン共栄会(1,074,000株)2.11%

ホシデンの大株主は日本マスタートラスト信託銀行などの信託口が上位を占め、機関投資家による安定保有が中心です。筆頭株主である自社(自己株口)が約15%と高い比率を占めている点が特徴的であり、市場流通株数(浮動株)のコントロールや資本効率改善への積極的な姿勢が伺えます。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億8,000万円
取締役2名の合計

売上高はゲーム機関連機器などが牽引し、高水準で推移しています。ただし、事業リスクとして特定の顧客企業への依存度が高く、主要販売先である任天堂等の動向が業績に直結しやすい構造である点には継続的な注意が必要です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
6,100万円
連結子会社数
22
設備投資額
67.3億円
平均勤続年数(従業員)
24.3

女性役員比率は12.5%であり、更なる登用が課題です。22社の連結子会社を抱えるグループ経営を行っており、6,100万円の監査報酬を投じて統治体制の強化を図るなど、グローバルな電子部品メーカーとして相応の規模感と管理体制を有しています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
明確な中期経営計画の開示がなく、単年度の業績予想の精度も不安定。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

通期業績予想 (現行)
FY2026
売上高: 目標 4,060億円 やや遅れ (2,475.7億円)
61%
営業利益: 目標 130億円 順調 (135.73億円)
104.4%
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 84億円 順調 (100.37億円)
119.5%
1株当たり当期純利益(EPS): 目標 165.1円 順調 (194.8円)
118%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20222,600億円2,076億円-20.2%
FY20232,100億円2,772億円+32.0%
FY20242,550億円2,189億円-14.1%
FY20252,270億円2,476億円+9.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202592億円136億円+47.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ホシデンは現在、具体的な数値目標を掲げた中期経営計画を公表していません。そのため、投資家は毎期の業績予想を元に経営状況を判断する必要があります。過去の業績予想は実績と大きく乖離するケースが散見され、特に主要顧客である任天堂の製品サイクルに業績が大きく左右される傾向があります。FY2026の予想では売上が大幅に増加する計画ですが、利益は微減しており、その達成に向けた具体的な戦略や収益性改善策の開示が待たれます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。ホシデンのTSRは、FY2021からFY2025までの5年間、一貫してTOPIXを大幅に上回るパフォーマンス(アウトパフォーム)を達成しています。これは、堅調な業績を背景とした株価上昇に加え、積極的な増配による株主還元策が投資家に評価された結果と言えるでしょう。特にFY2023以降は、TOPIXとの差を大きく広げており、資本市場での評価が高まっていることがわかります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+200.9%
100万円 →300.9万円
200.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021156.2万円+56.2万円56.2%
FY2022164.9万円+64.9万円64.9%
FY2023234.3万円+134.3万円134.3%
FY2024286.8万円+186.8万円186.8%
FY2025300.9万円+200.9万円200.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残118,100株
売り残27,400株
信用倍率4.31倍
2026年3月20日時点時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬

業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあります。これは、特定の顧客への依存度の高さや業績変動の大きさなどがディスカウント要因となっている可能性があります。信用倍率は4.31倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多い一方で、将来的な売り圧力となる可能性も秘めています。配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識が評価されている点も特徴です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
14
株探, 日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 15%
電気機器業界 480社中 72位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績修正50%
株価・市況25%
技術開発・製品15%
その他IR10%

最近の出来事

2025年10月業績上方修正

2026年3月期の通期経常利益予想を上方修正し、収益力の強さを市場に印象付けました。

2025年8月業績上方修正

第1四半期の好調を受け、通期予想を一転8%増益へと引き上げました。

2024年7月ガバナンス強化

コーポレート・ガバナンス報告書を改定し、経営体制の透明性向上を推進しました。

ホシデン まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 59円
安全性
安定
自己資本比率 66.5%
稼ぐ力
普通
ROE 7.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『Nintendo Switch』の喜びを影で支える、コネクタ・スイッチの巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU