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島津製作所7701

Shimadzu Corporation

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 66円
安全性
安定
自己資本比率 67.6%
稼ぐ力
普通
ROE 8.6%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが病院でレントゲン撮影を受けるとき、その装置は島津製かもしれません。また、スーパーで買う野菜や果物が安全かどうか、その残留農薬をチェックする検査にも島津の分析技術が活躍しています。さらに、あなたが毎日使うスマートフォンの小さな部品を作る過程や、水道水が安全に飲めることを確認する水質検査の裏側でも、島津の『見えないものを見る』技術が社会の安全と安心を支えているのです。

2025期は売上高5,390.5億円(前期比+5.3%)を達成するも、営業利益は717.20億円(同-1.4%)と増収減益で着地しました。主力の分析・計測機器は底堅いものの、半導体関連や医用機器市場の変動が影響しています。過去最大となる約1058億円でのチェコ電子顕微鏡メーカー買収など、M&Aによる成長戦略を加速させていますが、来期(2026期期初予想)は売上高5,150億円、営業利益580億円と減収減益を見込んでおり、買収効果の発現と市況回復が待たれる状況です。

精密機器プライム市場

会社概要

業種
精密機器
決算期
3月
本社
京都府京都市中京区西ノ京桑原町1

サービスの実績は?

14,481
連結従業員数
2025期時点
+4.1% YoY
289億円
研究開発費
2025期時点
+5.1% YoY
8,554
特許保有件数
2025期時点
+2.3% YoY
66
1株当たり配当金
2025期実績
+10.0% YoY
37,224
従業員一人当たり売上高
2025期時点 (百万円)
+1.2% YoY
1,058億円
Tescan社 買収額
2025年発表
過去最大
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.6%(累計)
株主資本の利回り
ROA
5.7%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
12.6%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期10.8%7.3%-
2022/03期13.2%8.9%-
2023/03期12.9%8.8%-
2024/03期12.5%8.8%14.2%
2025/03期10.9%8.0%13.3%
3Q FY2026/38.6%(累計)5.7%(累計)12.6%

営業利益率は12%から15%の範囲で安定しており、高付加価値な分析機器を中心とした精密機器メーカーとして優れた収益性を維持しています。ROE(自己資本利益率)は10%以上を継続しており、資本効率を重視した経営がなされています。今後も売上規模の拡大に伴う固定費の吸収により、高い収益水準を維持できるかが焦点となります。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期3,935億円361億円122.5円-
2022/03期4,282億円473億円160.5円+8.8%
2023/03期4,822億円520億円176.6円+12.6%
2024/03期5,119億円728億円570億円193.5円+6.1%
2025/03期5,390億円717億円538億円183.6円+5.3%

島津製作所は分析計測機器および医用機器を主力としており、過去数年間はグローバルな需要増を背景に増収基調を維持してきました。しかし、2025/03期には原材料高や先行投資の増加により営業利益が微減に転じており、2026/03期予想では半導体市況の影響なども考慮し減収減益を見込んでいます。売上規模は5,000億円超へと順調に拡大しており、安定した事業基盤を構築しています。 【3Q 2026/03期実績】売上3987億円(通期予想比77%)、営業利益502億円(同87%)、純利益391億円(同87%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

精密機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
8.6%(累計)
業界平均
8.2%
営業利益率上回る
この会社
12.6%
業界平均
12.2%
自己資本比率上回る
この会社
67.6%
業界平均
59.0%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億7,400万円
取締役4名の合計

主力事業である分析計測機器を中心に、医用機器や産業機器など多角的に事業を展開しています。特に高度な分析技術を活用したグローバル展開が強みですが、為替変動や原材料価格の変動、さらには海外市場における地政学リスクが収益に影響を与える可能性を重要なリスク要因として開示しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上は堅調に予想を上回るも、利益面での未達が散見され、計画達成力は安定的とは言えない。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年度 会社計画
2026期
売上高: 目標 5,150億円 順調 (5,390.5億円)
104.7%
営業利益: 目標 580億円 順調 (717.2億円)
123.7%
当期純利益: 目標 450億円 順調 (537.76億円)
119.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期5,250億円5,350億円5,391億円+2.7%
2024期5,000億円5,119億円+2.4%
2023期4,550億円4,822億円+6.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期760億円720億円717億円-5.6%
2024期710億円728億円+2.5%
2023期680億円682億円+0.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は明確な中期経営計画の数値目標を開示していませんが、毎期の業績予想に対する達成度を見ることで計画遂行力を評価できます。過去3年間、売上高は期初予想を上回って着地する傾向にあり、事業の成長モメンタムは維持されています。しかし、2025期の営業利益は半導体市況の悪化など外部要因で期初予想を下回りました。来期予想が減収減益である点も踏まえると、外部環境の変化に対応しつつ利益を確保できるかが今後の課題と言えるでしょう。

どんな話題が多い?

M&A・事業拡大40%
新製品開発30%
決算・IR情報20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
482
前月比 +12.4%
メディア数
84
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 日刊工業新聞, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
精密機器 47社中 7位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年4月大型買収

電子顕微鏡メーカーTescanを1058億円で買収し、分析サービス領域を強化。

2026年2月AIサービス

エピストラと共同でAIカスタム培地開発サービスを開始し、製薬支援を強化。

2026年3月業績修正

26年3月期業績および配当の上方修正を発表し、市場の評価が向上

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率67.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
8.7億円
借金(有利子負債)
Net Assets
5,315億円
会社の純資産

自己資本比率は70%を超えて推移しており、極めて強固な財務体質を有している点が同社の大きな強みです。2024/03期以降は有利子負債を計上していますが、総資産に対する割合は低く、将来的なM&Aや成長投資に対する十分な余力を保持しています。資産構成もバランスが取れており、経営の安定性は極めて高い水準です。 【3Q 2026/03期】総資産6906億円、純資産5315億円、自己資本比率67.6%、有利子負債8.7億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+520億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-232億円
投資に使ったお金
Financing CF
-484億円
借入・返済など
Free CF
+288億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期638億円139億円130億円499億円
2022/03期634億円60.4億円157億円573億円
2023/03期483億円345億円194億円138億円
2024/03期301億円160億円211億円141億円
2025/03期520億円232億円484億円288億円

営業キャッシュフローは毎期プラスを確保しており、本業による高い稼ぐ力を示しています。投資キャッシュフローは、戦略的な設備投資や子会社買収(Zef Scientific等の取得)により適宜マイナスとなっており、将来の成長に向けた積極的な投資を継続していることが分かります。財務キャッシュフローは配当や自己株式の取得により安定的に流出しており、バランスの良い資金運用が行われています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 3名(25.0% 男性 9
25%
75%
監査報酬
1億2,000万円
連結子会社数
81
設備投資額
161.3億円
平均勤続年数(従業員)
18.1
臨時従業員数
1286

女性役員比率が25.0%と、製造業としては高い水準でダイバーシティ推進に積極的な姿勢を示しています。監査報酬も1億2,000万円と適正な体制が構築されており、81社の連結子会社を抱える大企業として、健全な内部統制とガバナンスが維持されている点が高く評価されます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主47.7%
浮動株52.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関44.4%
事業法人等3.3%
外国法人等38%
個人その他13.1%
証券会社1.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はSTATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(41,824,000株)14.47%
明治安田生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(20,742,000株)7.18%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(13,773,000株)4.77%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(12,270,000株)4.25%
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(8,128,000株)2.81%
株式会社三菱UFJ銀行(7,672,000株)2.65%
太陽生命保険株式会社(7,041,000株)2.44%
全国共済農業協同組合連合会 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(6,269,000株)2.17%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(5,319,000株)1.84%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(5,116,000株)1.77%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が名を連ね、機関投資家による安定的な保有が進んでいることが特徴です。明治安田生命保険や三菱UFJ銀行といった金融機関も主要株主として名を連ねており、長期的な信頼に基づく安定した株主構成を維持しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1新製品開発力 当社グループの事業は、専門性が高く、高度な技術力を必要とします
2国際税務 当社グループは、グローバルに事業を展開しており、グループ内でも相互に取引を行っていることから、移転価格税制等の国際税務リスクが伴います

社員の給料はどのくらい?

平均年収
901万円
従業員数
14,481
平均年齢
43.6歳
平均年収従業員数前年比
当期901万円14,481-

従業員平均年収は901万円と、精密機器業界の中でも非常に高い水準にあります。創業150年を超える安定した経営基盤と、グローバルな分析・計測機器市場での強固な競争力が、高水準な給与を支える原資となっていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。2022期まではTOPIXを上回るパフォーマンスでしたが、2023期以降はTOPIXに大きく劣後(アンダーパフォーム)しています。これは、同期間にTOPIXが大幅に上昇した一方で、島津製作所の株価が横ばいであったことが主な要因です。株主還元として増配を続けているものの、株価の伸び悩みがTSRを押し下げている状況であり、大型買収などの成長戦略が株価に反映されることが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
66
方針: 配当性向30%以上を目標
1株配当配当性向
2016/03期1822.2%
2017/03期2022.3%
2018/03期2423.7%
2019/03期2825.4%
2020/03期3027.8%
2021/03期3427.8%
2022/03期4829.9%
2023/03期5430.6%
2024/03期6031.0%
2025/03期6636.0%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

同社は安定的配当の継続を基本方針としつつ、収益やキャッシュフローを勘案した利益還元を行っています。配当性向30%以上を目標に掲げており、業績の成長に合わせて一株あたりの配当金を着実に増額する姿勢が見て取れます。今後も持続的な成長投資と株主還元の両立が期待されます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 140.3万円 になりました (40.3万円)
+40.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期142.0万円42.0万円42.0%
2022期151.7万円51.7万円51.7%
2023期150.3万円50.3万円50.3%
2024期155.6万円55.6万円55.6%
2025期140.3万円40.3万円40.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残178,600株
売り残60,500株
信用倍率2.95倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬

PERは24.8倍と業界平均(25.2倍)並みですが、PBRは2.24倍と業界平均(1.6倍)を上回っており、資産価値に対して市場から高い評価を受けていることが分かります。信用倍率は2.95倍と標準的な水準で、特定の需給の偏りは見られません。将来の成長期待が株価に織り込まれている一方で、割高感も意識される水準にあるため、今後の決算発表で市場の期待に応えられるかが重要です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期484億円123億円25.4%
2022/03期656億円183億円27.9%
2023/03期709億円188億円26.6%
2024/03期769億円199億円25.8%
2025/03期720億円182億円25.3%

法人税等の支払額は、税引前利益の増減に連動して推移しています。実効税率は概ね25%から28%の範囲で安定しており、日本国内の標準的な法人税率に近い水準です。大きな税務上の特殊要因は見当たらず、適正な納税が行われていると言えます。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

島津製作所 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 66円
安全性
安定
自己資本比率 67.6%
稼ぐ力
普通
ROE 8.6%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「ノーベル賞を生んだ京都の技術屋が、1000億円の大型M&Aで『見えないものを見る』技術の深淵を覗き込んでいる」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU