9960プライム

東テク

TOTECH CORPORATION

最終更新日: 2026年3月30日

ROE18.3%
BPS145.9円
自己資本比率58.2%
FY2025/3 有報データ

13期連続増配!「人にここちよい」環境を創造する空調ソリューションの巨人

2030年度に売上高2,000億円、経常利益150億円を達成し、グローバルな環境エンジニアリング企業として成長し続ける。

この会社ってなに?

あなたが普段利用するオフィスビルや商業施設、その快適な室温は誰が作っているか考えたことはありますか?実はその裏側で、東テクが活躍しているかもしれません。同社は、ビルで使われる巨大な業務用エアコンを販売するだけでなく、そのエアコンをどこにどう設置すれば最も効率的かを設計し、実際に取り付ける工事まで一貫して行っています。さらに、設置後も定期的にメンテナンスを行い、故障しないように見守る「建物の空気のお医者さん」のような存在です。あなたが夏に涼しく、冬に暖かい空間で過ごせているのは、東テクのような会社が縁の下で支えているからなのです。

東テクは空調設備機器の専門商社最大手として、旺盛な国内の再開発や設備投資需要を追い風に成長を続けています。FY2025には売上高1,559.6億円、営業利益146.91億円を達成し、過去最高益を更新しました。単なる機器販売に留まらず、設計・施工から保守まで一貫して手掛けるエンジニアリング機能が強みであり、近年は海外M&Aによる事業拡大も積極的に推進しています。13期連続増配を達成するなど、安定した株主還元策も投資家から高く評価されています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都中央区日本橋本町3丁目11番11号
公式
www.totech.co.jp

社長プロフィール

小山 馨
小山 馨
代表取締役社長
挑戦者
「人にここちよい」環境をお届けするという経営理念のもと、業務用空調機器の販売から保守まで一貫したサービスを提供しています。近年はM&Aや海外展開も積極的に進め、グローバルな環境エンジニアリング企業として更なる成長を目指します。

この会社のストーリー

1955
東テクの夜明け

東京・八丁堀にて、各種ベアリング及び機械工具の販売を目的として「東洋ベアリング商会」を設立。これが東テクの原点となる。

1959
空調事業への進出

ダイキン工業株式会社の特約店となり、空調事業を開始。現在の事業の礎を築き、新たな成長ステージへと歩みを進める。

1993
株式上場

日本証券業協会(現:JASDAQ)に株式を店頭登録し、社会的な信用と認知度を高め、企業としての大きな飛躍を遂げる。

2016
M&Aによる事業拡大

ダイキン工業の子会社であるディー・エス・テックを買収。M&Aを積極的に活用し、事業領域の拡大と競争力強化を加速させる。

2021
海外展開の本格化

シンガポールのビルディングオートメーション企業Quantum Automation社を子会社化。東南アジア市場へ本格的に進出し、グローバル展開を推進する。

2023
株主還元の強化

2013年3月期から10年以上にわたり連続増配を達成。安定した収益基盤を背景に、積極的な株主還元姿勢を明確にする。

2025
中期経営計画スタート

2030年度の売上高2,000億円を目指す新たな中期経営計画を策定。持続的な成長に向けた具体的な戦略を打ち出す。

注目ポイント

13期連続増配!驚異の株主還元力

2013年3月期以降、13期連続で増配を継続中。安定した業績と株主を重視する経営姿勢が、長期投資家にとって大きな魅力となっています。

空調設備で国内トップクラスの実績

業務用空調機器の販売で国内首位。設計・施工から保守まで一貫して手掛ける総合力と高い技術力で、社会に不可欠な「快適環境」を支えています。

M&Aと海外展開で未来へ加速

国内でのM&Aによる事業強化に加え、東南アジアへも積極的に進出。既存事業の安定性に加え、グローバルな成長戦略で企業価値の更なる向上を目指します。

サービスの実績は?

13期連続
連続増配期間
FY2025/3期時点
+1期
116
1株当たり配当金(年間)
FY2025/3期実績
-43.4% YoY
14.8%
売上高成長率(YoY)
FY2024/3期
前年同期は+11.1%
47.4%
営業利益成長率(YoY)
FY2024/3期
前年同期は+22.8%
1.34億円
従業員一人あたり売上高
FY2025/3期, 連結従業員1,164名で算出

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 38.67円
安全性
安定
自己資本比率 58.2%
稼ぐ力
高い
ROE 18.3%
話題性
好評
ポジティブ 62%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
38.67
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2021/32823.9%
FY2022/346.3340.2%
FY2023/35442.4%
FY2024/368.3340.1%
FY2025/338.6742.6%
13期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

東テクは長期的な利益還元を重視しており、13期連続の増配を継続するなど積極的な株主還元姿勢が特徴です。配当方針として安定的な配当維持と成長に応じた利益還元を掲げており、配当性向40%程度を一つの目安としています。今後も業績拡大を通じた配当原資の増加により、持続的な増配が期待できる銘柄と言えます。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
18.3%
業界平均
7.7%
営業利益率上回る
この会社
9.4%
業界平均
4.9%
自己資本比率上回る
この会社
58.2%
業界平均
48.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,101億円
FY2023/31,267億円
FY2024/31,407億円
FY2025/31,560億円
営業利益
FY2022/363.0億円
FY2023/377.3億円
FY2024/399.0億円
FY2025/3147億円

東テクは空調機器の販売や計装工事において強固な事業基盤を持ち、売上高はFY2021/3の約1,100億円からFY2025/3には約1,560億円まで着実に拡大しています。建設需要の旺盛さと保守・更新需要の取り込みが奏功し、営業利益もFY2021/3の約62億円からFY2025/3には約147億円へと飛躍的な成長を遂げました。FY2026/3も売上高1,600億円、営業利益150億円を見込むなど、高水準な業績を維持する見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
18.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
10.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.4%5.9%5.6%
FY2022/311.3%5.6%5.7%
FY2023/311.5%5.7%6.1%
FY2024/313.1%7.0%7.0%
FY2025/318.3%10.6%9.4%

収益性は年々向上しており、営業利益率はFY2021/3の5.6%からFY2025/3には9.4%へと大幅に改善しました。資産効率を示すROE(自己資本利益率)も18.3%まで上昇しており、資本を効率的に活用した利益創出能力の高さが際立ちます。高付加価値な工事案件の受注増や、保守領域での提案型ビジネスが利益率改善に大きく寄与しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
113億円
会社の純資産
612億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は58.2%と盤石な水準を維持しています。FY2024/3には有利子負債が増加しましたが、FY2025/3には約113億円まで圧縮するなど、適切な財務管理がなされています。潤沢な自己資本と低い負債比率は、今後も持続的な成長や株主還元を支えるための安定的な基盤となります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+139億円
営業CF
投資に使ったお金
-11.0億円
投資CF
借入・返済など
-84.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+128億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/352.4億円-22.6億円-38.0億円29.8億円
FY2022/3110億円-51.3億円-33.0億円58.8億円
FY2023/347.6億円-50.3億円-26.5億円-2.7億円
FY2024/399.4億円-4.4億円-60.2億円95.0億円
FY2025/3139億円-11.0億円-84.1億円128億円

営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、FY2025/3には約139億円のプラスを創出するなど強力な稼ぐ力を示しています。一方で投資キャッシュフローはM&Aや設備投資に伴い適度なマイナスを計上しており、成長のための資源配分が計画的です。稼ぎ出したキャッシュは、積極的な株主還元や将来の成長投資へ適切に振り向けられる好循環が構築されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1外注先の確保当社グループは「工事事業」を行っており、質の高い協力会社の確保が極めて重要であります
2情報の管理当社グループは事業の過程で入手した取引先・個人の情報や建物の設備情報を保有しています
3保有資産の価格変動当社グループは土地、株式等を保有しており、今後時価が著しく下落した場合には減損の対象となり当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります
4業績の季節的変動当社グループが行っている「商品販売事業」及び「工事事業」は建築工事の完工や検収時期によって収益が偏る傾向があり、上半期より下半期に、また、各期ともに期末に売上高が増えるという季節的変動があります
5自然災害等想定外の大規模地震・津波・洪水等の自然災害や火災等の事故災害、感染症の流行、その他の要因による社会的混乱等が発生したことにより、当社グループや主要取引先の事業活動の停止または事業継続に支障をきたす事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/368.1億円20.1億円29.5%
FY2022/371.2億円24.0億円33.7%
FY2023/381.7億円29.4億円36.0%
FY2024/3106億円35.8億円33.8%
FY2025/3156億円43.8億円28.1%

同社の実効税率は概ね28%から36%の範囲で推移しており、日本の標準的な法人税制に即した納税を行っています。税引前利益の拡大に合わせて納税額も着実に増加しており、社会的な責任を適切に果たしています。FY2025/3は利益急伸に伴い法人税等も約44億円に達しました。今後も業績連動で安定した納税が見込まれます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
841万円
従業員数
2,679
平均年齢
41歳
平均年収従業員数前年比
当期841万円2,679-

従業員の平均年収は841万円と、空調設備商社やサブコン業界において高水準な給与水準を実現しています。これは、専門性の高い技術職や保守管理能力に対する適正な還元と、業績連動型のインセンティブが機能している結果であると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52.1%
浮動株47.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関18.7%
事業法人等33.4%
外国法人等17.6%
個人その他29.4%
証券会社1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は日本レイ・ダイキン工業・BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(PRINCIPAL ALL SECTOR SUBPORTFOLIO)(常任代理人 三菱UFJ銀行)。

日本レイ株式会社(5,280,000株)12.78%
ダイキン工業株式会社(3,000,000株)7.26%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,781,000株)6.73%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(PRINCIPAL ALL SECTOR SUBPORTFOLIO)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(2,169,000株)5.25%
株式会社みずほ銀行(2,010,000株)4.86%
東テクグループ従業員持株会(1,857,000株)4.5%
草野 和幸(1,176,000株)2.85%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,139,000株)2.76%
昭和鉄工株式会社(1,134,000株)2.74%
住友商事株式会社(946,000株)2.29%

同社は大株主に日本レイ株式会社やダイキン工業株式会社といった事業上のパートナーが名を連ねており、安定した株主構成を維持しています。筆頭株主である日本レイによる持分比率は12%超であり、創業家や特定の事業会社による一定の影響力が確認できる一方、機関投資家も保有しており経営の規律が図られています。

会社の公式開示情報

役員報酬

3億1,800万円
取締役4名の合計

EDINET開示情報によると、空調機器販売および計装工事を柱とし、安定的な収益基盤を構築しています。事業上の主なリスクとして、建設需要の変動や部材調達の価格高騰、および設備工事におけるコスト管理の徹底が挙げられており、利益率を維持するための専門的な経営体制が示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 2名(25.0% 男性 6
25%
75%
監査報酬
7,100万円
連結子会社数
13
平均勤続年数(従業員)
12
臨時従業員数
28

同社は女性役員比率25.0%を達成しており、多様な視点を経営に取り入れています。また、連結子会社13社を有するグループ全体に対し、7,100万円規模の監査報酬を支払うなど厳格な監査体制を敷いており、上場企業として適切なコーポレート・ガバナンスが機能していると言えます。

会社の計画は順調?

S
総合評価
第一次中計を1年前倒しで大幅に達成。ガイダンスも保守的で、実績は常に上振れ傾向。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第一次中期経営計画
FY2023〜FY2025
売上高: 目標 1,500億円 前倒し達成 (1,559.6億円)
103.97%
経常利益: 目標 110億円 前倒し達成 (146.91億円)
133.55%
配当性向: 目標 40%以上 達成 (42.6%)
100%
長期経営目標
〜FY2030
売上高: 目標 2,000億円 順調 (1,559.6億円)
77.98%
経常利益: 目標 150億円 順調 (146.91億円)
97.94%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025105億円150億円147億円+39.9%
FY202488億円99億円+12.6%
FY202370億円77億円+10.4%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,460億円1,600億円1,560億円+6.8%
FY20241,350億円1,407億円+4.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社はFY2025を最終年度とする第一次中期経営計画を掲げていましたが、旺盛な建設・設備投資需要を背景に、売上高・利益ともに1年前倒しで目標を大幅に超過達成しました。特に利益面での伸長が著しく、計画達成力は極めて高いと評価できます。期初に出される会社予想は保守的な傾向があり、期中に上方修正されるパターンが続いており、FY2025の営業利益は期初予想を約40%も上回る着地となりました。現在はFY2030年に売上高2,000億円を目指す長期目標を進行中です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。東テクのTSRは、FY2022を除き、過去5年間にわたりTOPIX(東証株価指数)を大幅にアウトパフォームし続けています。特にFY2024にはTOPIXの216.8%に対し548.3%という極めて高いリターンを記録しました。これは、好調な業績を背景とした株価の力強い上昇と、13期連続増配という積極的な株主還元策の両輪がうまく機能している結果であり、資本市場から高く評価されていることの証左と言えます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+340.1%
100万円 →440.1万円
340.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021159.3万円+59.3万円59.3%
FY2022133.7万円+33.7万円33.7%
FY2023253.9万円+153.9万円153.9%
FY2024548.3万円+448.3万円448.3%
FY2025440.1万円+340.1万円340.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残37,500株
売り残44,500株
信用倍率0.84倍
2026年3月20日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

業界平均と比較してPERは同水準ですが、PBR(株価純資産倍率)は2.44倍と著しく高く評価されています。これは同社の高い収益性(ROE)と成長期待が株価に織り込まれていることを示唆しています。配当利回りも業界平均を大きく上回っており、株主還元への積極性がうかがえます。信用倍率は1倍を切り売り長となっており、短期的な過熱感は限定的ですが、今後の需給動向には注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
38
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 12%
卸売業 2,000社中 240位
報道のトーン
62%
好意的
28%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
M&A・事業拡大30%
株主還元・配当15%
その他10%

最近の出来事

2025年11月業績上方修正

第2四半期累計で売上高が前年同期比15%増を記録し、経常利益計画を6.3%上方修正しました。

2025年11月会長逝去

東テクグループ会長である草野和幸氏が逝去し、経営体制の移行が発表されました。

2026年2月企業買収

計装工事事業を手掛ける三王機工を子会社化し、ビル管理および施工体制の更なる強化を図りました。

東テク まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 38.67円
安全性
安定
自己資本比率 58.2%
稼ぐ力
高い
ROE 18.3%
話題性
好評
ポジティブ 62%

「空調設備のガリバーが、施工・保守まで垂直統合し、13期連続増配という形で安定成長を株主に還元し続けている状態」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU