進和
Shinwa Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月29日
自動車産業を支える技術商社。堅実経営で未来を接合!
接合技術の革新を通じて、世界のものづくりを支え、持続可能な社会の実現に貢献するリーディングカンパニーを目指します。
この会社ってなに?
あなたが普段乗っている自動車のボディは、多くの金属パーツが組み合わさってできています。そのパーツ同士を強力に『くっつける』のが溶接という技術です。進和は、まさにその自動車工場で使われる最先端の溶接機械や材料を開発・販売している会社です。また、工場の生産ラインを自動化するFAシステムも手掛けています。普段は目にすることのない工場の裏側で、進和の技術が皆さんの安全なカーライフを支えている、まさに『縁の下の力持ち』のような存在なのです。
自動車向けを主力とする溶接装置の専門商社兼メーカー。FY2025(2025年8月期)は売上高861.5億円(前期比10.7%増)、営業利益45.36億円(同27.5%増)と増収増益を達成しました。しかし、FY2026の会社予想は売上高870.0億円と増収を維持するものの、EV投資の鈍化などを背景に営業利益は43.00億円と減益を見込んでいます。近年はM&Aにも積極的で、車載部品や混練機事業などを取り込み、事業領域の拡大を図っています。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 愛知県名古屋市守山区苗代2丁目9番3号
- 公式
- www.shinwa-jpn.co.jp
社長プロフィール

当社は「接合技術をコアとする提案型技術系商社」として、お客様の課題解決に貢献してまいりました。中期経営計画「Change! Shinwa Moving Forward 2026」のもと、変化を恐れず挑戦し続け、企業価値の向上と持続的な成長を目指します。
この会社のストーリー
名古屋市にて、高圧ガス、溶接材料、工作機械の販売を目的として進和商事株式会社を設立。日本のものづくりを支える歴史が始まる。
メーカー機能の強化に伴い、商号を株式会社進和へ変更。技術商社としてのアイデンティティを確立し、新たなステージへと歩みを進める。
タイに初の海外現地法人を設立し、グローバル展開を本格化。日本の高い技術力を世界へ届ける挑戦が始まる。
日本証券業協会に株式を店頭登録(後のJASDAQ)。企業の信頼性と成長性が市場に認められ、さらなる飛躍の土台を築く。
自動車部品メーカーのダイシンを子会社化。車載部品製造分野へ新規参入し、事業ポートフォリオを強化する大きな一手となる。
日立パワーソリューションズより混練機事業を譲受。既存事業とのシナジーを創出し、メーカーとしての競争力をさらに高める。
「Change! Shinwa Moving Forward 2026」を掲げ、持続的な成長と企業価値向上を目指す。変化を力に変え、未来のものづくりをリードしていく。
注目ポイント
4期連続の増配を発表するなど、株主への利益還元に積極的です。配当利回りが高く、個人投資家にとっても魅力的な銘柄です。
溶接装置などを扱う技術商社でありながら、自社製品の開発・製造も行うメーカーとしての顔も持ちます。両輪で自動車業界のニーズに応え、成長を続けています。
自動車部品や混練機事業など、M&Aによって積極的に事業領域を拡大しています。変化を恐れない挑戦的な姿勢で、将来の成長の種をまいています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 72円 | 34.7% |
| FY2022/3 | 85円 | 30.0% |
| FY2023/3 | 90円 | 33.6% |
| FY2024/3 | 102円 | 50.0% |
| FY2025/3 | 124円 | 50.2% |
| 権利確定月 | 8月 |
同社は利益還元を重要課題と位置づけ、連結配当性向50%を目標とした積極的な配当を実施しています。4期連続の増配を達成しており、株主還元への姿勢は明確です。安定的な収益基盤と無借金経営を武器に、配当水準を維持・向上させる方針を継続しています。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
進和は溶接装置や接合材料を扱う技術商社兼メーカーであり、売上高はFY2025/3に過去最高水準の861億円を記録するなど、堅調な成長を続けています。自動車産業向けの売上が約7割を占める構造ですが、近年は自社製品比率の上昇に加え、プラスチック精密樹脂製品製造のダイシン買収や混練機事業の譲受により事業ポートフォリオの多角化を推進しています。FY2026/3期はEV投資の鈍化などの外部環境を反映し、売上高870億円、純利益31億円と微増益・微減益を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.7% | 4.9% | 6.5% |
| FY2022/3 | 10.4% | 6.0% | 7.3% |
| FY2023/3 | 9.1% | 6.1% | 6.6% |
| FY2024/3 | 6.6% | 4.2% | 4.6% |
| FY2025/3 | 7.6% | 4.5% | 5.3% |
収益性については、FY2022/3期に営業利益率が7.3%まで向上しましたが、直近ではコスト増や市況の変化により5%台前後で推移しています。ROE(自己資本利益率)は6%から10%の範囲で推移しており、資本効率を意識した経営が求められる局面です。強固な顧客基盤を背景に安定した利益を確保していますが、高付加価値な自社製品や技術サービスの提供拡大が今後の利益率改善の鍵となります。
財務は安全?
同社は非常に強固な財務体質を有しており、自己資本比率は一貫して50%から60%超の水準を維持しています。有利子負債は実質ゼロの無借金経営を継続しており、現預金や保有資産が厚い点は大きな強みです。潤沢な自己資本を背景に、将来的な成長投資や安定的な株主還元を両立できる財務基盤が構築されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -10.3億円 | -10.2億円 | -300万円 | -20.5億円 |
| FY2022/3 | 75.0億円 | -15.5億円 | -23.3億円 | 59.5億円 |
| FY2023/3 | 12.2億円 | -18.7億円 | -11.4億円 | -6.5億円 |
| FY2024/3 | 39.7億円 | -7.0億円 | -13.7億円 | 32.6億円 |
| FY2025/3 | 113億円 | -8.1億円 | -14.9億円 | 105億円 |
営業キャッシュフローは利益成長に伴い安定的な流入傾向にありますが、売上債権等の増減により年度ごとの変動も見られます。投資キャッシュフローは主に事業成長のための設備投資やM&A関連支出により一定の流出を維持しています。特筆すべきはFY2025/3期に約105億円のフリーキャッシュフローを創出した点であり、強固な稼ぐ力が同社の財務安定性を支えています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 41.4億円 | 13.7億円 | 33.1% |
| FY2022/3 | 55.8億円 | 18.0億円 | 32.2% |
| FY2023/3 | 51.4億円 | 15.6億円 | 30.3% |
| FY2024/3 | 39.0億円 | 11.7億円 | 30.0% |
| FY2025/3 | 48.1億円 | 15.0億円 | 31.1% |
法人税等の支払額は税引前利益の変動に連動しており、実効税率は概ね30%前後で推移しています。これは日本の標準的な税率水準に準拠した安定的な納税状況であることを示しています。将来の業績予想においても、税負担の大きな乖離は想定されておらず、会計上の利益と税務上の利益は安定的に推移する見通しです。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、主力事業は金属接合および産業機械、FAシステムの3本柱で構成されています。自動車産業向けの売上比率が高く、EVシフトによる設備投資の動向がグループ全体の業績を左右する重要なリスク要因として注視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 810億円 | — | 862億円 | +6.4% |
| FY2024 | 720億円 | — | 779億円 | +8.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 41億円 | — | 45億円 | +10.6% |
| FY2024 | 35億円 | — | 36億円 | +1.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画では、最終年度である2026年8月期に売上高1,000億円、営業利益60億円という高い目標を掲げています。直近のFY2025実績は売上高861.5億円、営業利益45.36億円で、進捗率はそれぞれ86%、76%です。期初予想を上回る着地を続けている点は評価できますが、特に利益面で目標達成のハードルは高い状況です。EV投資の鈍化など外部環境の不透明感もあり、M&Aによる上乗せや既存事業の収益性向上が鍵となります。
株の売買状況と今後の予定
PBRは0.97倍と解散価値(1倍)を下回っており、株価には割安感があります。一方、PERは業界平均をわずかに上回っており、一定の成長期待が織り込まれているようです。特筆すべきは配当利回りの高さで、約3.9%と業界平均を大きく上回っています。信用倍率は6.81倍と買い残が多く、将来の株価上昇を見込む投資家が多いものの、需給面ではやや重い展開も考えられます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
株主優待制度の変更を発表し、株主還元策の拡充による投資家へのアピールを強化。
第1四半期決算にて純利益が前年同期比27%増の8億円に達し、収益力の強さを実証。
2025年8月期の配当を増配とする方針を決定し、配当利回りが4.38%に向上。
最新ニュース
進和 まとめ
ひとめ診断
「『くっつける』技術で自動車産業を支える、メーカー機能も持つ専門技術商社」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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