2788スタンダード

アップルインターナショナル

APPLE INTERNATIONAL CO.,LTD.

最終更新日: 2026年4月8日

ROE7.9%
BPS799.6円
自己資本比率48.4%
FY2025/12 有報データ

中古車輸出のパイオニア、日本の名車を東南アジアの道へ届ける

日本の高品質な中古車を世界に届け、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献する。

この会社ってなに?

あなたが街中で見かける中古車販売店や、車を買い替えるときに下取りに出した愛車。その中古車の一部は、海を渡って東南アジアの国々で「第二の人生」を歩んでいます。アップルインターナショナルは、日本で役目を終えた中古車を買い取り、マレーシアやミャンマーなどの新興国に輸出する会社です。日本車は品質が高く、東南アジアでは非常に人気があります。同社はこの「中古車の国際リユース」を30年近く手がけるパイオニアであり、日本の中古車を世界に届けるサステナブルなビジネスを展開しています。

アップルインターナショナルは1996年設立の中古車輸出専門商社で、日本国内で仕入れた中古自動車を東南アジア諸国(主にマレーシア)へ輸出する事業を展開しています。2017年にはいすゞ自動車と資本業務提携を締結し、グローバルな中古車流通網の強化を進めてきました。FY2025/12期は売上高408億円(前期比6.8%減)、営業利益5.68億円(同58.7%減)と減収大幅減益に。FY2026/12期も売上高358億円(同12.1%減)の減収見込みですが、営業利益は7.69億円(同35.4%増)と増益に転じる計画です。PBR0.44倍と資産面では大幅に割安な水準にあります。

卸売業スタンダード市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
12月
本社
三重県四日市市日永2丁目3番3号
公式
www.apple-international.com

社長プロフィール

久保 和喜
代表取締役会長兼社長
国際的先駆者
当社は1996年の創業以来、日本の高品質な中古車を東南アジア諸国にお届けする事業を展開してまいりました。日本車の信頼性と耐久性は海外市場で高く評価されており、私たちはその価値を世界に届けるパイオニアとして、持続可能な自動車流通の発展に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1996
三重県四日市市で創業

中古車輸出事業を開始。日本車の品質の高さを武器に、東南アジア市場の開拓に着手する。

2003
大阪証券取引所ナスダック・ジャパンに上場

創業から7年で株式上場を果たし、事業拡大の資金基盤を確保。中古車輸出事業の信頼性が市場に認められた。

2013
タイのオートオークション事業を完全子会社化

タイオークションを買収し連結子会社化。東南アジア現地での中古車流通プラットフォームを構築。

2017
いすゞ自動車と資本業務提携

大手商用車メーカーのいすゞ自動車と資本業務提携を締結。トラック・商用車分野でのグローバルな中古車事業を強化。

2022
東証スタンダード市場に移行

東証の市場再編に伴いスタンダード市場に移行。安定した事業基盤を持つ中古車輸出企業として市場に定着。

2024
売上高過去最高の437億円を達成

マレーシア向け中古車輸出が好調に推移し、売上高が過去最高を記録。事業の成長ポテンシャルを示す。

2026
利益率改善と新市場開拓へ

中古車市場の構造変化に対応しつつ、いすゞとの提携深化やASEAN市場の多角化で持続的成長を目指す。

注目ポイント

中古車輸出30年のパイオニア

1996年の創業以来、日本の中古車を東南アジアに輸出し続けてきた先駆者。長年の現地ネットワークと信頼関係が最大の競争優位です。

いすゞ自動車との資本業務提携

日本を代表する商用車メーカーいすゞ自動車との提携により、トラック・商用車分野でのグローバルな中古車流通を強化。事業基盤の安定性が向上しています。

PBR0.44倍の圧倒的割安水準

BPS約800円に対し株価349円。純資産の半分以下で購入できる水準であり、資産面からのバリュー投資対象として注目されています。

サービスの実績は?

408.1億円
連結売上高
FY2025/12実績
-6.8% YoY
5.68億円
連結営業利益
FY2025/12実績
-58.7% YoY
83
従業員数
FY2025/12時点
前期比5名減
4.9億円/人
従業員一人当たり売上高
FY2025/12実績ベース
卸売業トップクラス
0.44
PBR
資産面の割安度
純資産の半分以下

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 10円
安全性
普通
自己資本比率 48.4%
稼ぐ力
普通
ROE 7.9%
話題性
不評
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
10
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/1200.0%
FY2017/12532.5%
FY2018/1257.1%
FY2019/12217.5%
FY2020/12521.1%
FY2021/12517.2%
FY2022/1255.0%
FY2023/121519.2%
FY2024/121516.1%
FY2025/121016.3%
株主優待
なし

株主優待制度は現在導入されていません。

FY2023/12期に5円から15円へ大幅増配を実施しましたが、FY2025/12期は業績悪化を受けて10円へ減配となりました。配当性向は16.3%と低水準にとどまっており、利益連動型の配当方針と見られます。現在の配当利回りは2.87%と卸売業としては標準的な水準です。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
7.9%
業界平均
7.9%
営業利益率下回る
この会社
1.4%
業界平均
3.5%
自己資本比率上回る
この会社
48.4%
業界平均
46.6%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/12292億円
FY2023/12309億円
FY2024/12438億円
FY2025/12408億円
営業利益
FY2022/1214.6億円
FY2023/1211.0億円
FY2024/1213.8億円
FY2025/125.7億円

FY2024/12期には売上高437億円と過去最高を記録しましたが、FY2025/12期は東南アジア向け中古車輸出の減速や円安効果の剥落により減収減益に転じました。特に営業利益は前期比58.7%減と大幅に悪化。FY2026/12期は売上高がさらに減少する見込みですが、利益率の改善により営業利益は35.4%増の7.69億円に回復する計画です。

事業ごとの売上・利益

中古車輸出事業
約380億円93.1%)
オートオークション事業
約28億円6.9%)
中古車輸出事業約380億円
利益: 約5億円利益率: 約1.3%

日本国内で仕入れた中古自動車をマレーシア・ミャンマー等の東南アジア諸国へ輸出。いすゞ自動車との資本業務提携によるトラック・商用車分野の強化も推進

オートオークション事業約28億円
利益: 約0.7億円利益率: 約2.5%

タイの連結子会社を通じた自動車オークション運営。東南アジア現地での中古車流通プラットフォームとしての機能を担う

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
1.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/126.5%2.8%1.7%
FY2022/1219.2%8.3%5.0%
FY2023/1212.7%6.0%3.6%
FY2024/1213.3%6.1%3.1%
FY2025/127.9%3.8%1.4%

卸売業という薄利多売のビジネスモデルを反映し、営業利益率は1〜5%台と低水準で推移しています。FY2022/12期にはROE19.2%と高い資本効率を記録しましたが、FY2025/12期には利益率・ROEともに低下。中古車の仕入コスト上昇や輸出先の需要変動が収益性に影響を与えています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率48.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
98.5億円
会社の純資産
109億円

FY2024/12期までは無借金経営を継続していましたが、FY2025/12期に有利子負債98億円が計上されました。事業拡大に伴う運転資金の増加が背景と見られます。自己資本比率は48.4%と健全な水準を維持しており、BPS799.6円に対し株価349円とPBR0.44倍で純資産の半分以下の評価にとどまっています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-7,100万円
営業CF
投資に使ったお金
+3.9億円
投資CF
借入・返済など
+3,600万円
財務CF
手元に残ったお金
+3.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/1227.5億円-4.4億円-1.4億円23.2億円
FY2022/12-6.1億円-2,500万円4.9億円-6.3億円
FY2023/12-2.8億円4.5億円-1.4億円1.8億円
FY2024/12-12.1億円-2,600万円11.0億円-12.3億円
FY2025/12-7,100万円3.9億円3,600万円3.2億円

中古車在庫の仕入れ・輸出サイクルに連動し、営業キャッシュフローはマイナスになる期が多いのが特徴です。これは卸売業・貿易業の構造的な特性であり、売上拡大局面では仕入れ資金が先行して流出するためです。FY2024/12期には財務CFで11億円の資金調達を行い、運転資金を確保しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1東南アジア諸国の輸入規制リスク。主要輸出先のマレーシア・ミャンマー等が自国産業保護のため輸入関税や許可条件を変更した場合、中古車輸出事業に大きな打撃を与える可能性がある。特にマレーシア政府の自動車政策変更は同社の収益に直結する
2為替変動リスク。東南アジア通貨(マレーシアリンギット等)と円の為替レート変動が売上高・利益に直接影響する。円高に振れた場合、現地での販売価格競争力が低下し、仕入れコストに対する採算が悪化する可能性がある
3カントリーリスク。東南アジア地域を中心にグローバル展開しているため、政治的不安定、テロ、自然災害、感染症等により事業活動が制約される可能性がある。ミャンマーの政情不安は同社事業に既に影響を及ぼしている
4中古車仕入れ環境の変化リスク。半導体不足や新車供給制約の緩和により中古車価格が変動するリスクがある。国内中古車オークション市場の相場変動は仕入れコストに直結し、輸出先での販売マージンを圧迫する可能性がある
5競合激化リスク。東南アジアの中古車市場には他の日本企業や現地業者の参入が増加しており、取り扱い車種や販売地域での競争が激化している。価格競争の進行は利益率の低下につながる恐れがある
6オーナー経営への依存リスク。代表取締役会長兼社長の久保和喜氏が31.2%の株式を保有するオーナー企業であり、同氏の経営判断に大きく依存している。経営者の交代や健康上の問題が発生した場合、事業継続性に影響を及ぼす可能性がある

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/125.4億円1.3億円24.8%
FY2022/1217.0億円3.7億円21.8%
FY2023/1212.7億円2.6億円20.8%
FY2024/1215.3億円3.4億円21.9%
FY2025/125.6億円0円0.0%

実効税率は概ね20〜25%で安定的に推移しています。FY2025/12期は税額が0と表示されていますが、これは海外子会社の税務処理や繰延税金資産の計上タイミングによる一時的な要因と考えられます。FY2026/12期は通常水準の20%に戻る見込みです。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主40.8%
浮動株59.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関0.8%
事業法人等4.8%
外国法人等1%
個人その他83.1%
証券会社10.3%

CEO久保和喜氏31.2%(常任代理人付き海外在住オーナー)+裏川一族4.0%(育子・弘子・高史、同姓3名の創業関係者)を安定株主に加算。金融機関0.8%+事業法人4.8%を含む。

筆頭株主は代表取締役会長兼社長の久保和喜氏が31.2%を保有するオーナー企業です。常任代理人(みずほ銀行)付きであり海外在住と推定されます。裏川一族(育子・弘子・高史)が合計約4.0%を保有するほか、SBI証券6.6%・楽天証券2.0%など証券会社の顧客口座を通じた個人投資家の保有比率が高いのが特徴です。

会社の公式開示情報

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
中古車輸出事業約380億円約5億円約1.3%
オートオークション事業約28億円約0.7億円約2.5%

中古車輸出事業が売上高の約93%を占める主力事業であり、マレーシア向けの日本製中古車輸出が収益の柱です。2017年のいすゞ自動車との資本業務提携により、トラック・商用車分野での展開を強化。タイでのオートオークション事業は現地流通基盤として補完的な役割を果たしています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
中期経営計画は未公表。単年度予想は利益面で精度に課題あり。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026/12 業績予想
FY2026/12
売上高: 目標 358.6億円 大幅遅れ
0%
営業利益: 目標 7.69億円 大幅遅れ
0%
純利益: 目標 6.15億円 大幅遅れ
0%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025/12383億円408億円+6.7%
FY2024/12357億円438億円+22.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025/127億円6億円-14.7%
FY2024/1211億円14億円+24.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は明確な中期経営計画を公表しておらず、単年度の業績予想のみを開示しています。FY2025/12期は売上高を上方修正する一方で営業利益は下方修正と、トップラインとボトムラインの方向が乖離する結果に。FY2024/12期には売上・利益ともに大幅な上振れ実績がありますが、計画精度にはばらつきが見られます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

5年間のTSRはTOPIXの213%に対し同社はわずか102%とほぼ横ばいであり、市場全体に大幅に劣後しています。FY2024には中古車関連銘柄の物色で一時的に上昇しましたが、その後の業績悪化で株価が反落。配当込みでもTOPIXを大きく下回るアンダーパフォーム状態が続いています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+2.3%
100万円 →102.3万円
2.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021180.5万円+80.5万円80.5%
FY2022145.2万円+45.2万円45.2%
FY2023132.8万円+32.8万円32.8%
FY2024168.4万円+68.4万円68.4%
FY2025102.3万円+2.3万円2.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残N/A
売り残N/A
信用倍率N/A
N/A時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月上旬
第31期定時株主総会2026年3月27日

同業他社比較では、PER7.3倍・PBR0.44倍といずれも業界平均を大きく下回り、バリュー株としての特徴が鮮明です。BPS799円に対して株価349円と、解散価値を大幅に下回る水準で放置されています。時価総額48億円と小型株であるため、機関投資家の参入が限定的で流動性も低い点に注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 -8.2%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, 四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 72%
卸売業 303社中 218位
報道のトーン
30%
好意的
40%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
中古車市場・輸出動向25%
提携・事業戦略20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月減収減益決算

FY2025/12期の通期決算を発表。売上高408億円(前期比6.8%減)、営業利益5.68億円(同58.7%減)と大幅減益で着地。

2026年2月業績予想修正

FY2025/12期の通期業績予想を修正。売上高は上方修正(382億→408億)する一方、営業利益は下方修正(6.66億→5.68億)。

2025年11月配当予想修正

FY2025/12期の配当予想を15円から10円に減配修正。業績悪化を受けた株主還元の見直し。

2024年5月株価急騰

中古車輸出関連銘柄として注目が集まり、株価が約1週間で413円→528円へ急騰。出来高も急増。

2017年4月いすゞ提携

いすゞ自動車と資本業務提携契約を締結。グローバルな中古車事業の取り組みを強化する方針を発表。

最新ニュース

ニュートラル
25年12月期減収なるも、マレーシア向け自動車出荷台数が引き続き堅調に推移
02/13 · 株探
ネガティブ
FY2025/12通期決算発表。売上高408億円、営業利益5.68億円で大幅減益
02/13 · Yahoo!ファイナンス
ネガティブ
2025年12月期通期業績予想の修正を発表。売上は上方、利益は下方修正
02/10 · 日本経済新聞
ネガティブ
FY2025/12期の配当予想を1株15円から10円へ減配修正
11/13 · 四季報オンライン
ポジティブ
中古車輸出関連として投資家の注目集まり株価急騰。出来高200万株超え
05/13 · 株探

アップルインターナショナル まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 10円
安全性
普通
自己資本比率 48.4%
稼ぐ力
普通
ROE 7.9%
話題性
不評
ポジティブ 30%

「中古車輸出のパイオニア、東南アジアの道を日本の中古車で走らせる三重発グローバル商社」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/08 / データ提供: OSHIKABU