高千穂交易
TAKACHIHO KOHEKI CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月27日
70年以上の歴史を誇る、未来の「安全」を創造する独立系技術商社
ビジネスセキュリティとエレクトロメカニクスのシナジーで、社会の進化の最先端を支えるソリューションを提供し続けます。
この会社ってなに?
あなたがよく行くアパレルショップや書店、その出入り口にある防犯ゲートは、もしかしたら高千穂交易が提供しているかもしれません。また、オフィスビルの入退室管理システムや、監視カメラなど、日々の安全を守る仕組みの裏側で同社の技術が活躍しています。さらに、あなたが使っているスマートフォンや家電製品の中にも、同社が供給する小さな電子部品が組み込まれており、私たちの便利な生活を陰で支えているのです。
独立系の技術商社として70年以上の歴史を持つ。FY2025は売上高281.0億円、営業利益20.79億円と増収増益を継続し、過去最高益を更新。主力のビジネスセキュリティ事業に加え、成長領域であるクラウドサービスが業績を牽引している。積極的な株主還元姿勢も特徴で、FY2025の配当は1株あたり160円を予定しており、高配当銘柄としても注目される。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区四谷1-6-1 YOTSUYATOWER
- 公式
- corp.takachiho-kk.co.jp
社長プロフィール

当社は『変革に向けた高付加価値事業への集中』と『経営基盤強化による新たな価値の創造』を基本方針としています。高い技術力でユニークなビジネスを展開し、お客様や社会の課題を解決するソリューションを提供することで、豊かな未来の創造に貢献してまいります。
この会社のストーリー
石炭の輸入販売事業を目的として設立。時代のニーズを捉え、エレクトロニクス分野へと事業の軸足を移していく。
商品監視システム(EAS)を日本で初めて導入。小売業界に「セキュリティ」という新しい価値を提供し、事業の柱を確立する。
事業の成長と安定性を背景に株式を公開し、社会的な信用を高め、さらなる飛躍への基盤を築く。
店頭登録から6年で東証二部へステップアップ。企業の信頼性と知名度をさらに向上させる。
RFID分野に本格参入し、技術ポートフォリオを強化。新たなソリューション創出に向けた重要な一歩を踏み出す。
『変革に向けた高付加価値事業への集中』を掲げ、クラウドサービスやセキュリティ分野へのシフトを加速させる。
サイバーセキュリティ分野の強化を目指し、OTセキュリティ事業の共同立ち上げなどで協業。事業領域の拡大を図る。
「Security. Solutions. Synergy.」をスローガンに、ビジネスセキュリティとエレクトロメカニクスの融合による持続的成長を目指す。
注目ポイント
保有株式数に応じてグルメや家電など5,000種類以上の商品と交換できる「プレミアム優待倶楽部」のポイントを贈呈。個人投資家にとって魅力的な株主還元策を実施しています。
万引き防止システムや入退室管理、AIを活用した防犯ソリューションなど、物理セキュリティで国内トップクラスの実績を誇ります。クラウド型監視カメラなどDX化にも対応しています。
RFID企業の子会社化やサイバーセキュリティ企業との資本業務提携など、M&Aやアライアンスを積極的に活用。既存事業とのシナジーを創出し、新たな成長分野を開拓しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 24円 | 222.4% |
| FY2017/3 | 24円 | 80.9% |
| FY2018/3 | 24円 | 171.2% |
| FY2019/3 | 24円 | 44.8% |
| FY2020/3 | 24円 | 112.1% |
| FY2021/3 | 25円 | 40.6% |
| FY2022/3 | 55円 | 55.8% |
| FY2023/3 | 133円 | 98.7% |
| FY2024/3 | 158円 | 99.7% |
| FY2025/3 | 160円 | 101.1% |
| 必要株数 | 100株以上(約21万円) |
| 金額相当 | 保有株数に応じたポイント |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
同社は株主還元を重要経営課題と位置づけ、配当性向100%程度を目安とした高い還元水準を維持しています。これまでの業績成長を背景に配当金額を大幅に引き上げており、累進的な還元姿勢が特徴です。今後も持続的な成長と株主への利益配分を両立させることで、株主価値の向上を目指す方針です。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
高千穂交易は、ビジネスセキュリティやエレクトロメカニクスなどの高付加価値事業が成長を牽引し、5期連続の増収増益を達成しています。2025年3月期には売上高が約281億円、営業利益が約20.8億円に達し、着実な業容拡大を実現しました。2026年3月期もクラウド型セキュリティなどの好調により、売上高300億円の大台を目指す強気な計画を掲げています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 5.1% | 2.8% | - |
| FY2022/3 | 5.7% | 4.3% | - |
| FY2023/3 | 6.1% | 5.4% | - |
| FY2024/3 | 8.9% | 6.3% | 5.8% |
| FY2025/3 | 7.9% | 6.2% | 7.4% |
経営効率を示す指標は継続的に改善しており、営業利益率は2021年3月期の4.3%から2025年3月期には7.4%まで大幅に向上しました。資本効率を重視する経営姿勢が奏功し、ROE(自己資本利益率)も8%台後半で安定的に推移しています。高付加価値なソリューション提供へのシフトが、収益性の高い体質づくりに大きく寄与しています。
財務は安全?
同社は強固な財務基盤を誇り、実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は70%を超えて高水準を維持しており、外部環境の変化に強い盤石な財務体質です。潤沢なネットキャッシュを背景に、将来の成長投資や株主還元を柔軟に実施できる体制が整っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 7.5億円 | -7.8億円 | -2.1億円 | -2,100万円 |
| FY2022/3 | 11.8億円 | -3.9億円 | -1.9億円 | 7.9億円 |
| FY2023/3 | -13.9億円 | 5.2億円 | -3.0億円 | -8.7億円 |
| FY2024/3 | 16.4億円 | 2,900万円 | -14.6億円 | 16.7億円 |
| FY2025/3 | 29.9億円 | -4.7億円 | -15.1億円 | 25.2億円 |
営業キャッシュフローは利益成長に伴い拡大基調にあり、2025年3月期には約30億円の営業キャッシュを創出する高水準な稼ぐ力を示しました。一方で、財務活動では配当金の支払いや自己株式の取得など、積極的な株主還元策を実行しています。本業で稼いだ資金を将来の成長投資と株主還元の両面にバランスよく配分する健全な循環が構築されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9.3億円 | 3.8億円 | 40.8% |
| FY2022/3 | 12.5億円 | 3.7億円 | 29.6% |
| FY2023/3 | 15.9億円 | 3.8億円 | 24.1% |
| FY2024/3 | 18.4億円 | 4.0億円 | 21.7% |
| FY2025/3 | 20.1億円 | 5.5億円 | 27.3% |
法人税等の支払いは税引前利益の増大に合わせて増加傾向にあります。実効税率は年度によって変動があるものの、概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。税引前利益の継続的な拡大に伴い、社会への貢献として適正な納税を継続している状況です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 710万円 | 459人 | - |
従業員平均年収は710万円であり、商社・卸売業界の平均と比較しても高い水準を維持しています。技術力を武器にソリューションを提供する独立系商社として、高い専門性を持つ人材への適正な還元が行われています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はマースグループホールディングス・セコム・みずほ銀行。
筆頭株主はマースグループホールディングス(8.59%)であり、セコムやみずほ銀行などの事業会社や金融機関が上位株主を占めています。安定株主比率が比較的高く、長期的な視点での資本政策が重視される安定した株主構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
クラウドサービス、セキュリティシステム、半導体デバイスを柱とする技術商社としての収益構造を確立しています。技術革新の速い市場での競争激化や、為替変動が主要な事業リスクとして挙げられています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は14.3%であり、ジェンダーダイバーシティの推進に取り組んでいます。充実した監査体制と経営の透明性確保により、独立系技術商社としてのガバナンスレベルは着実に向上しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 269億円 | N/A | 281億円 | +4.5% |
| FY2024 | 248億円 | N/A | 252億円 | +1.7% |
| FY2023 | 225億円 | N/A | 234億円 | +3.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 21億円 | N/A | 21億円 | +1.4% |
| FY2024 | 16億円 | N/A | 15億円 | -9.6% |
| FY2023 | 13億円 | N/A | 14億円 | +5.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新中期経営計画「2025-2027」では、最終年度のFY2027に売上高300億円、営業利益22億円を目標に掲げています。初年度のFY2025実績は売上281.0億円、営業利益20.79億円と、目標に対し90%以上の高い進捗率で順調な滑り出しを見せています。過去の業績予想は売上高では上振れする傾向がある一方、営業利益は未達の期もあり、今後の利益率改善が計画達成の鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた投資家リターンを示す指標です。FY2022以降、同社のTSRはTOPIXを大幅にアウトパフォームし続けており、FY2025には464.6%とTOPIX(213.4%)の2倍以上に達しました。これは、堅調な業績を背景とした株価上昇に加え、積極的な増配による株主還元強化が投資家から高く評価された結果と言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 120.0万円 | +20.0万円 | 20.0% |
| FY2022 | 163.2万円 | +63.2万円 | 63.2% |
| FY2023 | 280.4万円 | +180.4万円 | 180.4% |
| FY2024 | 435.4万円 | +335.4万円 | 335.4% |
| FY2025 | 464.6万円 | +364.6万円 | 364.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは52.1倍と卸売業の業界平均を大きく上回っており、市場からの高い成長期待が伺えます。一方、信用倍率は0.24倍と売り残が買い残を上回る状況で、株価の過熱感を警戒する動きも見られます。高配当利回りであることが、株価の下支え要因の一つと考えられます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
Verkada社のパートナー制度において、アジア初となるダイヤモンドパートナーに認定されました。
第3四半期決算にて増収増益を達成し、高い成長性を改めて市場に示しました。
テリロジーホールディングスと資本業務提携を締結し、OTセキュリティ事業の拡大に向けた基盤を強化しました。
最新ニュース
高千穂交易 まとめ
ひとめ診断
「70年続く老舗技術商社が、店舗の万引き防止からクラウドセキュリティまで手掛ける『ビジネスの守護神』」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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