7595プライム

アルゴグラフィックス

ARGO GRAPHICS Inc.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE12.5%
BPS18.6円
自己資本比率66.1%
FY2025/3 有報データ

日本の「ものづくり」を最先端技術で支える、CADソリューションのパイオニア

テクノロジーでお客様の未来を共創する

この会社ってなに?

あなたが毎日乗っている自動車や、手にしているスマートフォン。これらの製品が生まれる前には、膨大な数の設計図が描かれています。アルゴグラフィックスは、その複雑な設計図をコンピューター上で作成・管理するための特別なソフトウェア『CATIA』などを、トヨタや日産といった大手メーカーに提供している会社です。普段、私たちが目にするカッコいい新車のデザインや精密な電子機器の裏側で、同社の技術が製品開発を支えています。いわば、日本のものづくりの心臓部をソフトウェアで動かしている存在と言えるでしょう。

自動車や半導体業界向けに設計開発支援ソフトウェア(CAD/PLM)を提供する技術商社です。FY2025は売上高695.4億円(前期比16.9%増)、営業利益101.99億円(同11.2%増)と5期連続で過去最高益を更新する見込みです。今後はM&Aも活用し、既存のPLMソリューション事業に加え、ITソリューション事業を強化し、顧客のDX化を包括的に支援する体制を構築しています。安定した顧客基盤と積極的な株主還元策が魅力です。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
中央区日本橋箱崎町5-14
公式
corp.argo-graph.co.jp

社長プロフィール

藤澤 義麿
藤澤 義麿
代表取締役 会長執行役員(CEO)
ビジョナリー
「私たちは、情報技術を通じてお客様の『ものづくり』を支援し、豊かな社会の実現に貢献します」という経営理念のもと、お客様に最適なソリューションを提供することを使命としております。これからもお客様の真のパートナーとして、企業価値の向上に努めてまいります。

この会社のストーリー

1991
創業とCAD事業の開始

日本ユニシス株式会社(現BIPROGY株式会社)のエンジニアリング部門が分離独立し、株式会社アルゴグラフィックスが設立される。CAD/CAM/CAE/PLM関連ソフトウェアの販売・サポート事業を開始。

1998
ジャスダック市場に上場

設立からわずか7年で日本証券業協会(現ジャスダック)に株式を店頭登録し、企業成長の基盤を固める。

2006
東京証券取引所 市場第二部へ上場

さらなる事業拡大と社会的信用の向上を目指し、東京証券取引所市場第二部への上場を果たす。

2015
海外展開を加速

タイのITサービス企業であるNew System Service社を子会社化し、グローバルでの事業展開を本格化させる。

2017
M&Aによる事業領域の拡大

九州を地盤とするシステムプラネット社を子会社化するなど、M&A戦略を通じて国内でのソリューション提供力を強化。

2022
東京証券取引所 プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場区分再編に伴い、最上位市場であるプライム市場へ移行。日本を代表する企業の一つとして新たなステージへ進む。

2025
新中期経営計画の策定と株主還元強化

2027年度を最終年度とする新中期経営計画を策定。同時にSCSK株式の売却益を原資とした大幅な増配や株主優待新設を発表し、株主への還元姿勢を明確化。

注目ポイント

製造業向けCADのトップランナー

自動車業界を中心に、仏ダッソー・システムズ社のハイエンド3次元CADソフト「CATIA」の販売・サポートで国内トップクラスの実績を誇ります。日本のものづくりの根幹を支える重要な役割を担っています。

積極的な株主還元姿勢

安定した財務基盤を背景に、5期連続の最高益更新と増配を計画。政策保有株式の売却益を株主へ還元するなど、株主を重視する経営姿勢が魅力です。

M&Aによる成長戦略

国内外で積極的にM&Aを展開し、事業領域を拡大しています。既存事業とのシナジーを創出し、新たな成長ドライバーを継続的に獲得しています。

サービスの実績は?

16.9%
売上高成長率
FY2025実績 vs FY2024
+16.9% YoY
11.2%
営業利益成長率
FY2025実績 vs FY2024
+11.2% YoY
110
1株当たり配当金
FY2025実績
+22.2% YoY
1,166
連結従業員数
2025年11月時点
5,964万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績ベース

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 27.5円
安全性
安定
自己資本比率 66.1%
稼ぐ力
高い
ROE 12.5%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
27.5
方針: 連結配当性向30%を基本としつつ、業績成長に応じた安定的な増配を行う累進配当的な要素を取り入れています。
1株配当配当性向
FY2021/31532.3%
FY2022/315.7529.8%
FY2023/318.2528.7%
FY2024/322.529.4%
FY2025/327.531.5%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

配当方針は業績連動かつ株主還元を重視した積極的な姿勢を示しており、利益成長に合わせて連続増配を行っています。配当性向は30%程度を一つの指標としつつ、安定的な配当維持と増配を継続する還元策を採っています。高い配当利回りと株主優待を組み合わせた、株主にとって魅力的な還元水準を実現しています。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
12.5%
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
14.7%
業界平均
28.6%
自己資本比率上回る
この会社
66.1%
業界平均
55.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3462億円
FY2023/3533億円
FY2024/3595億円
FY2025/3695億円
営業利益
FY2022/366.0億円
FY2023/377.7億円
FY2024/391.7億円
FY2025/3102億円

当社の業績は、自動車や航空機業界に向けたCAD/CAM等のエンジニアリングソリューションの需要拡大を背景に、極めて順調に推移しています。FY2021/3からFY2025/3にかけて売上高は約434億円から695億円まで急成長を遂げ、利益面でも5期連続の最高益更新を達成しました。堅調なDX需要に加え、積極的な子会社化による事業領域の拡大が、安定した収益基盤の構築に寄与しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
12.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
8.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
14.7%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/310.8%7.5%13.0%
FY2022/311.3%7.7%14.3%
FY2023/312.3%8.3%14.6%
FY2024/312.4%8.7%15.4%
FY2025/312.5%8.6%14.7%

当社は、高度な技術力を武器とした高付加価値なサービス提供により、14%台〜15%台の安定した高い営業利益率を維持しています。ROE(自己資本利益率)は12%前後で安定しており、資本効率を重視した経営が徹底されていることが分かります。高単価なシステム導入と保守サービスが収益の柱となり、資本効率と収益性の両立に成功していると言えます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率66.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
597億円

当社は極めて強固な財務体質を有しており、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は60%台半ばの高い水準で安定しており、事業拡大に必要な投資を内部資金で賄える財務的余力を保持しています。総資産も着実に拡大しており、自己資本の積み上げにより強固な経営基盤を築いています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+64.6億円
営業CF
投資に使ったお金
-1.8億円
投資CF
借入・返済など
-22.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+62.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/325.9億円-2.6億円-14.4億円23.3億円
FY2022/359.6億円-5.4億円-13.7億円54.2億円
FY2023/333.6億円-19.5億円-18.5億円14.2億円
FY2024/396.8億円-9.3億円-18.7億円87.4億円
FY2025/364.6億円-1.8億円-22.6億円62.8億円

営業キャッシュフローが安定してプラスを維持しており、潤沢な本業の稼ぎが成長投資の原資となっています。投資活動は子会社取得等のM&Aを中心に行いつつも、全体として投資額が営業CFの範囲内に収まっており、極めて高いキャッシュ創出力を証明しています。手元資金は主に株主還元や事業拡大に充当される健全なサイクルが確立されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
3当社グループは、PLMソリューションの提供を主たる業務とする他、各種サーバー、PCクラスター等のシステム構築及びハードウェアの保守並びにEDAソリューションに係る業務を行っておりますが、当社グループの顧客は製造業が中心となっております
4当社グループでは、製造業向けのソリューション提供を通じて習得した技術をベースに他産業における顧客の開拓に努めておりますが、依然として製造業向けの売上高比率が高い状況にあります
5従いまして、製造業のIT投資の規模が縮小された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績は影響を受ける可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/360.0億円20.4億円34.0%
FY2022/369.4億円24.3億円35.0%
FY2023/382.0億円27.8億円33.9%
FY2024/396.9億円31.7億円32.7%
FY2025/3109億円34.7億円31.8%

法人税等の支払額は、税引前利益の着実な増加に伴い年々拡大しています。実効税率は概ね30%から35%の範囲内で推移しており、日本の標準的な税率水準に準拠した納税を行っています。業績成長が継続する中で、適正な税務処理を通じて安定的に国や地方自治体へ利益を還元しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
767万円
従業員数
1,166
平均年齢
42.6歳
平均年収従業員数前年比
当期767万円1,166-

従業員平均年収は767万円であり、国内のIT・システム運用業界と比較しても高水準にあります。高収益体質を背景に、優秀な人材確保に向けた処遇改善が継続的に行われていることが、近年の堅調な給与推移の背景にあります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50.9%
浮動株49.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関23.2%
事業法人等27.6%
外国法人等31.4%
個人その他16.9%
証券会社0.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はSCSK・BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人 三菱UFJ銀行)・JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人 みずほ銀行)。

SCSK㈱(4,740,000株)21.79%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(2,354,000株)10.82%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(906,700株)4.17%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)(761,851株)3.5%
JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人 ㈱みずほ銀行)(689,300株)3.17%
野村信託銀行㈱(投信口)(672,500株)3.09%
藤澤 義麿(589,000株)2.7%
㈱タムロン(582,600株)2.68%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE IEDP AIF CLIENTS NON TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)(560,000株)2.57%
㈱日本カストディ銀行(信託E口)(448,200株)2.06%

SCSK株式会社が21.79%を保有する筆頭株主であり、その他に信託銀行などの機関投資家が上位を占めています。創業者の藤澤義麿氏も主要株主として名を連ねており、安定した経営基盤を支える一方で、市場での流動性も一定程度確保されている構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

3億571万円
取締役6名の合計

主な事業は自動車業界向けCADシステムや製造工程管理システムの販売・保守で、高利益率なソリューションビジネスが収益の柱となっています。事業リスクとしては、特定の顧客や仕入先に依存する売上構造の変動や、急速な技術革新に伴う競争激化が挙げられます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
6,000万円
連結子会社数
14
平均勤続年数(従業員)
13.2

取締役会における女性役員比率は20.0%であり、多様性の確保に向けた登用が進んでいます。監査体制についても強固なガバナンスが構築されており、連結子会社14社を抱えるグループ経営の健全性が適切に監視されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
過去の中計を前倒しで達成し、業績予想も連続で上振れさせており、計画達成能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
FY2026~FY2028
売上高: 目標 737億円 順調 (695.4億円)
94.4%
営業利益: 目標 107.5億円 順調 (101.99億円)
94.9%
1株当たり配当金: 目標 160円 やや遅れ (110円)
68.8%
(旧)中期経営計画
FY2023~FY2025
売上高: 目標 530億円 前倒し達成 (595.1億円)
100%
ROE: 目標 12%以上 達成 (12.2%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025626億円695億円695億円+11.1%
FY2024552億円595億円+7.8%
FY2023487億円534億円+9.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202595億円102億円102億円+6.9%
FY202479億円92億円+16.6%
FY202368億円78億円+14.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

アルゴグラフィックスは、過去の中期経営計画(FY2023-2025)で掲げた売上高目標530億円を1年前倒しで達成するなど、高い計画遂行能力を示しています。また、近年の業績予想は期初計画を大幅に上回って着地する傾向が強く、保守的なガイダンスを出しつつも着実に成果を上げています。現行の中期経営計画では、既存事業の成長に加え、M&Aによる事業領域の拡大が成長を加速させる鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、多くの年で市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同社が安定成長を続けている一方で、市場全体の成長率が高い局面では、株価の伸びが相対的に緩やかであったことを示唆しています。しかし、FY2025にはTSRが157.5%と大きく改善しており、増配などの積極的な株主還元策が奏功し始めた可能性があります。今後、TSRがTOPIXを継続的に上回れるかが注目されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+57.5%
100万円 →157.5万円
57.5万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202191.3万円-8.7万円-8.7%
FY202289.8万円-10.2万円-10.2%
FY2023109.3万円+9.3万円9.3%
FY2024129.3万円+29.3万円29.3%
FY2025157.5万円+57.5万円57.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残175,500株
売り残46,900株
信用倍率3.74倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月上旬
第44期 定時株主総会2026年6月下旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬

信用倍率は3.74倍と、買い残が売り残を上回る標準的な水準で、特定の需給の偏りは見られません。同業他社と比較してPER・PBRは割安な水準にありますが、一方で配当利回りは5%を超えており、株主還元への積極的な姿勢が評価されています。時価総額は業界の中堅規模に位置しており、今後の成長余地が期待されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
176
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン, みんかぶ ほか
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 500社中 72位
報道のトーン
55%
好意的
35%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
株主還元30%
M&A・提携20%
その他10%

最近の出来事

2025年5月増配発表

2025年3月期決算発表にて、前期配当の10円増額と今期の50円増配を公表し、株主還元の強化姿勢が評価されました。

2025年11月業績上方修正

保有する政策保有株の売却に伴い、2026年3月期の純利益予想を大幅に増額修正し、市場の注目を集めました。

2026年3月優待新設

株主優待制度の詳細を発表し、配当との合計利回りが約5.5%となる水準で投資家層の拡大を図っています。

最新ニュース

アルゴグラフィックス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 27.5円
安全性
安定
自己資本比率 66.1%
稼ぐ力
高い
ROE 12.5%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「日本のものづくりを支える、CADソフトウェアの専門商社から総合ITソリューションプロバイダーへ」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU