(株)fonfun
fonfun corporation
最終更新日: 2026年3月25日
TOBからの再生。テクノロジーで社会をスマートに変える、不死鳥のようなテックカンパニー
テクノロジーで社会をもっとスマートに
この会社ってなに?
fonfunのサービスは、企業のDX推進を支える裏方的存在です。SMS(ショートメッセージ)配信サービスや、オンライン診療プラットフォーム、飲食店向け予約管理システムなど、日常生活で間接的に触れる機会があるかもしれません。また、M&A仲介のM&A DXも持分法適用会社として展開しており、中小企業の事業承継支援にも関わっています。
fonfunは1997年設立のテックカンパニーで、DXソリューション事業・クラウド事業・SES事業を展開しています。2023年にサイブリッジグループによるTOBで経営体制を刷新し、中期経営計画「プロジェクトフェニックス」のもとM&A戦略を積極推進。FY2025/3は売上高12.7億円(前年比+81.4%)、営業利益1.5億円と大幅増収増益を達成しました。PER 41.6倍・PBR 7.84倍と成長期待が織り込まれたグロース寄りの評価を受けています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都渋谷区笹塚二丁目1番6号 JMFビル笹塚01 6階
- 公式
- www.fonfun.co.jp
社長プロフィール
テクノロジーで社会をもっとスマートに。私は役員報酬ゼロで経営にコミットし、株主の皆さまと同じ目線で企業価値の向上に全力を注いでいます。プロジェクトフェニックスの名の通り、fonfunは再生し、成長し続けます。
この会社のストーリー
モバイルコンテンツ事業の会社として設立。リモートメールなどのサービスを展開。
東京証券取引所JASDAQ市場に上場。モバイル関連事業の拡大を図る。
モバイルコンテンツの市場縮小により業績が悪化。株価は上場来安値圏に低迷。
サイブリッジグループによるTOBで経営体制を一新。水口翼氏が代表取締役に就任し、報酬ゼロで経営にコミット。
売上高20億円・時価総額100億円を目標とする中期経営計画を策定。M&A戦略を本格始動。
複数のM&Aを実行し、売上高は前年比+81%の12.7億円に急拡大。上場来初の配当も実施。時価総額100億円突破を視野に。
注目ポイント
2023年のTOBで経営を刷新し、プロジェクトフェニックスの名の通り不死鳥のように復活。代表の報酬ゼロという本気のコミットメントが株主に響きます。
積極的なM&Aにより売上高は2年で約2倍に拡大。DXソリューション・クラウド・SESの3本柱で事業基盤を強化し、中計目標の達成が見えてきています。
500株以上・半年保有でデジタルギフト年間20,000ポイント。株価水準を考慮すると実質利回りが高く、個人投資家にとって魅力的な株主還元策です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 3円 | 12.2% |
| 必要株数 | 500株以上(約17万円) |
| 金額相当 | 約20,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
FY2025/3に上場以来初の配当(1株3円・記念配当含む)を実施しました。配当性向12.2%とまだ低水準ですが、成長フェーズにあるため投資優先の姿勢です。株主優待は500株以上・半年保有でデジタルギフト年間20,000ポイントと手厚く、優待込みの実質利回りは高水準です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
2023年のTOBによる経営刷新後、M&A戦略を軸に売上高が急拡大しています。FY2022/3にはリストラ期で赤字転落しましたが、FY2023/3以降はV字回復を達成。FY2025/3は売上高12.7億円(+81.4%)・営業利益1.5億円と、M&A効果と既存事業の成長が加速しました。FY2026/3は売上高16.6億円・営業利益1.9億円を見込み、中計目標の売上高20億円に迫る勢いです。
事業ごとの売上・利益
企業のDX推進を支援するソリューション提供。システム開発、デジタルマーケティング支援、SES(システムエンジニアリングサービス)が主力。M&Aによる規模拡大を推進中。
SMS配信サービスやSaaS型プロダクトの提供。ストック型収益モデルで安定した収益基盤を構築。オンライン診療プラットフォームや飲食店向け予約管理システムも展開。
新規事業やグループ子会社による各種サービス。M&A DX(持分法適用会社)によるM&A仲介事業も含む。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 3.7% | 4.6% | - |
| FY2022/3 | -3.1% | -1.8% | - |
| FY2023/3 | 3.5% | 3.9% | - |
| FY2024/3 | 11.7% | 6.8% | 10.7% |
| FY2025/3 | 21.8% | 7.9% | 11.8% |
営業利益率はFY2022/3の1.8%からFY2025/3には11.8%まで大幅に改善し、収益力が飛躍的に向上しています。ROEも17.7%と高水準に達しており、TOB後の経営刷新とM&Aによるスケール効果が顕著に表れています。IT・DX業界らしい高い利益率構造が構築されつつあります。
財務は安全?
FY2025/3に総資産が約21.5億円と前年比2倍以上に拡大しており、M&Aに伴うのれん計上と借入金の増加が背景です。有利子負債は0円からFY2025/3には約19.4億円に急増し、自己資本比率は43.5%に低下しました。ただし、積極的な成長投資の結果であり、営業利益の拡大により返済能力は確保されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9,000万円 | 8,600万円 | -3,600万円 | 1.8億円 |
| FY2022/3 | 3,200万円 | -1.3億円 | 7,400万円 | -1.0億円 |
| FY2023/3 | 1.1億円 | -1.6億円 | 2,700万円 | -5,700万円 |
| FY2024/3 | 1.8億円 | 2.9億円 | -8,900万円 | 4.6億円 |
| FY2025/3 | 1.9億円 | -12.2億円 | 8.8億円 | -10.3億円 |
営業キャッシュフローは着実に増加しており、FY2025/3には1.9億円を創出しています。FY2025/3の投資CFが-12.2億円と大幅なマイナスとなっていますが、これはM&A(子会社取得)による支出です。財務CFの8.8億円は買収資金の借入によるもので、成長投資を外部資金で賄う積極経営を反映しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4,100万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 700万円 | 2,400万円 | 342.9% |
| FY2023/3 | 4,300万円 | 300万円 | 7.0% |
| FY2024/3 | 9,200万円 | 2,400万円 | 26.1% |
| FY2025/3 | 1.6億円 | 0円 | 0.0% |
実効税率が年度により大きく変動しているのは、繰越欠損金の活用やM&Aに伴う税務処理の影響です。FY2022/3は赤字期に繰延税金資産の取崩しで税額が膨らみました。FY2025/3は繰越欠損金の控除により税負担ゼロとなっており、キャッシュフロー面で有利に働いています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 548万円 | 70人 | - |
従業員の平均年収は548万円で、IT業界としては標準的な水準です。平均年齢38.6歳と比較的若い組織構成で、M&Aにより連結従業員数は125名(派遣・出向含む)に拡大しています。代表取締役の水口氏は役員報酬を0円としており、企業価値向上こそ報酬という姿勢を3年間貫いています。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はサイブリッジグループ・クリアデラ。
サイブリッジ合同会社が47.94%を保有する筆頭株主で、グループ合計では約62%と過半数を大きく超える支配株主構造です。2023年のTOBによりサイブリッジグループが経営権を取得し、水口翼氏が代表取締役に就任しました。個人株主の賀川正宣氏(1.67%)・佐野敦彦氏(1.0%)も上位に入っており、個人投資家の注目度も高い銘柄です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| DXソリューション事業 | 7.0億円 | 0.9億円 | 12.9% |
| クラウド事業 | 3.5億円 | 0.5億円 | 14.3% |
| その他事業 | 2.2億円 | 0.1億円 | 4.5% |
DXソリューション事業が売上の約55%を占める主力セグメントで、SES・システム開発を中心に成長しています。クラウド事業はSMS配信を軸にストック型収益で安定基盤を形成。M&Aにより事業領域が拡大しており、オンライン診療やM&A仲介など多角化が進行中です。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役9名中、女性が1名(11.1%)を占めています。平均勤続年数7.1年とIT企業としては標準的で、2023年のTOB後に経営陣を大幅刷新しました。代表取締役の水口翼氏は報酬ゼロで経営にコミットしており、株主と利害を一致させたガバナンスが特徴です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 8億円 | — | 13億円 | +52.8% |
| FY2024 | 7億円 | — | 7億円 | +7.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
fonfunは「プロジェクトフェニックス」のもと、FY2026に売上高20億円・EBITDA4億円・時価総額100億円を目標に掲げています。M&A戦略の成功により当初予想を大きく上回るペースで成長しており、売上高は3Q累計で14.0億円と通期計画の84%に到達。時価総額も一時100億円を突破するなど、目標達成が視野に入っています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
fonfunの5年TSRは196.7%とTOPIX(194.9%)とほぼ同水準ですが、FY2022〜FY2023に大きく下落した後、FY2024に急回復するV字型の軌跡を描いています。TOB後の経営刷新が転換点となり、株価は約2倍に上昇。ただし、ボラティリティが非常に高い点には注意が必要です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 127.9万円 | +27.9万円 | 27.9% |
| FY2022 | 69.0万円 | -31.0万円 | -31.0% |
| FY2023 | 78.6万円 | -21.4万円 | -21.4% |
| FY2024 | 197.4万円 | +97.4万円 | 97.4% |
| FY2025 | 196.7万円 | +96.7万円 | 96.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
fonfunの株価指標は、PER 41.6倍・PBR 7.84倍と業界平均を大幅に上回る成長株的バリュエーションです。M&Aによる急成長への期待が織り込まれており、配当利回りは0.86%と低水準。信用買い残が130万株と多く、個人投資家の投機的関心が高い銘柄です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
システム開発のYNPを完全子会社化。SES事業の拡大とエンジニアリソースの強化を推進。
FY2026/3 第3四半期決算を発表。売上高14.0億円、営業利益1.95億円と通期計画に対して順調に進捗。
新中期経営計画の売上高20億円・EBITDA4億円の目標達成見込みを発表。連結決算を開始。
最新ニュース
(株)fonfun まとめ
ひとめ診断
「TOBから再生へ。M&Aとテクノロジーで急成長するDXスタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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