3040プライム

ソリトンシステムズ

SOLITON SYSTEMS K.K.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE17.3%
BPS67.2円
自己資本比率50.5%
FY2025/3 有報データ

独自の技術力で社会の「安全」を創造するサイバーセキュリティ企業

ITセキュリティとリアルタイム映像伝送技術を駆使し、あらゆる人々が安全かつ便利にコミュニケーションできる社会を実現する。そして、日本のDXを支える不可欠な社会基盤企業となることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが会社のパソコンにログインする時、IDとパスワード以外にスマートフォンでの認証やICカードを求められたことはありませんか?その安全な仕組みの裏側で、ソリトンシステムズの認証セキュリティ技術があなたの情報を守っているかもしれません。また、テレビのニュースやスポーツ中継で、揺れるバイクやヘリコプターからでもブレないクリアな生中継を見たことがあるでしょう。あの安定した映像を可能にしているのが、ソリトンの映像伝送システム『Smart-telecaster』です。このように、ソリトンはデジタル社会の「安全」と「伝える」を支える重要な役割を、私たちの身近なところで果たしている会社なのです。

ソリトンシステムズは、ITセキュリティと映像伝送技術を核とする独立系ITベンダーです。2025年12月期は売上高197.6億円、営業利益28.44億円と増収増益を達成し、好調な業績を維持しています。新たに策定した中期経営計画では、2028年12月期に売上高245億円、営業利益50億円という野心的な目標を掲げ、主力のセキュリティ事業の成長を加速させる方針です。株主還元にも積極的で、5期連続の増配を実施するなど、事業成長と株主還元の両立を目指しています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
12月
本社
東京都新宿区新宿2丁目4-3
公式
www.soliton.co.jp

社長プロフィール

鎌田 理
鎌田 理
代表取締役社長
ビジョナリー
当社はITセキュリティと映像コミュニケーションを核に、独自の技術で社会の安全・安心に貢献してきました。変化の激しい時代において、お客様の課題解決に真摯に向き合い、信頼されるパートナーであり続けます。中期経営計画では更なる成長を目指し、日本のDXを支える基盤企業となるべく挑戦を続けます。

この会社のストーリー

1979
ソリトンシステムズ設立

創業者である鎌田信夫氏が東京都新宿区に株式会社ソリトンシステムズを設立。マイクロコンピュータ応用システムやソフトウェア開発事業からスタートした。

1997
認証セキュリティ分野への進出

主力事業となるITセキュリティ分野に本格参入。後の大ヒット製品となる認証アプライアンス「NetAttest」シリーズの原型が生まれる。

2007
ジャスダック証券取引所に上場

創業から28年、事業の成長と社会的な信用の向上を目指し、ジャスダック証券取引所(現・東証スタンダード)へ株式を上場。初値は公募価格を上回った。

2010
映像伝送システム事業の開始

ITセキュリティに次ぐ第二の柱として、モバイル回線で高品質な映像をリアルタイムに伝送する「Smart-telecaster」を開発。放送業界や公共分野で広く採用される。

2019
東証一部へ市場変更

継続的な業績拡大とガバナンス強化が評価され、東京証券取引所市場第一部(現・プライム市場)へ市場変更。企業として新たなステージへ進んだ。

2024
経営体制の刷新と創業者逝去

創業者の鎌田信夫氏が代表取締役会長に就任し、長男の鎌田理氏が代表取締役社長に就任。同年、偉大な創業者である鎌田信夫氏が逝去し、新体制で次世代への継承を本格化させる。

2026
新中期経営計画の策定

2028年12月期に売上高245億円、営業利益50億円を目指す新たな中期経営計画を発表。ITセキュリティ事業の更なる強化と成長を目指す。

注目ポイント

認証セキュリティで国内首位級の実力

主力製品である認証システム「NetAttestシリーズ」は、多要素認証の分野で高いシェアを誇ります。企業のセキュリティ対策が重要視される中、安定した需要が見込める事業基盤を持っています。

高画質映像伝送技術で社会を支える

モバイル回線で高品質な映像をライブ中継できる「Smart-telecaster」は、テレビ局の報道だけでなく、災害現場や遠隔医療など、社会の重要インフラとしても活躍しています。

積極的な株主還元と成長への意欲

5期連続増配を発表するなど株主還元に積極的です。新中期経営計画では2028年に営業利益50億円という高い目標を掲げ、持続的な成長への強い意志を示しています。

サービスの実績は?

197.6億円
売上高
2025年12月期
+6.2% YoY
28.44億円
営業利益
2025年12月期
+39.2% YoY
14.4%
営業利益率
2025年12月期
+3.6pt YoY
54
1株当たり配当金
2025年12月期
+3.8% YoY
45.41%
配当金5年成長率
Investing.com調べ
5期連続増配
124.0
1株当たり純利益 (EPS)
2025年12月期
+33.2% YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 54円
安全性
安定
自己資本比率 50.5%
稼ぐ力
高い
ROE 17.3%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
54
方針: 配当性向を意識した利益成長連動型の還元
1株配当配当性向
FY2021/31413.9%
FY2022/31618.7%
FY2023/32423.0%
FY2024/35255.8%
FY2025/35443.6%
4期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施されていません。

ソリトンシステムズは株主還元を重視しており、継続的な増配を通じて配当利回りを向上させてきました。配当方針として利益成長に応じた還元を目指しており、配当性向も安定しています。今後も業績の成長に合わせて、株主への利益還元を強化していく姿勢が明確です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
17.3%
業界平均
10.0%
営業利益率上回る
この会社
14.4%
業界平均
14.4%
自己資本比率下回る
この会社
50.5%
業界平均
60.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3198億円
FY2023/3191億円
FY2024/3186億円
FY2025/3198億円
営業利益
FY2022/320.4億円
FY2023/326.1億円
FY2024/320.4億円
FY2025/328.4億円

ソリトンシステムズは、ITセキュリティおよび映像コミュニケーション事業を主力としており、FY2025/3には売上高約197.6億円、営業利益約28.4億円を達成しました。堅調な製品需要を背景に成長を続けており、次期FY2026/3においてもさらなる増収増益を見込んでいます。中期経営計画では2028年12月期に営業利益50億円の達成を掲げ、さらなる事業拡大を目指しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
17.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
8.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
14.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/322.1%10.8%13.6%
FY2022/316.5%8.2%10.3%
FY2023/317.4%8.6%13.7%
FY2024/314.0%7.4%11.0%
FY2025/317.3%8.8%14.4%

収益性は安定しており、FY2025/3時点での営業利益率は14.4%と高い水準を維持しています。ITセキュリティ分野での高付加価値製品の提供により、安定的な利益を創出する構造が構築されています。ROEも17.3%と資本効率は高く、効率的な経営が実践されていることがわかります。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率50.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
133億円

財務基盤は強固であり、自己資本比率は50%を超える水準を安定して保っています。有利子負債はほぼゼロの実質無借金経営を維持しており、健全な財務体質を有しています。潤沢な自己資本を背景に、研究開発や新規事業への投資を積極的に行える環境が整っています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+36.0億円
営業CF
投資に使ったお金
-102億円
投資CF
借入・返済など
-12.7億円
財務CF
手元に残ったお金
-65.7億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/320.8億円-4.6億円-4.8億円16.2億円
FY2022/323.0億円-3.0億円-2.5億円19.9億円
FY2023/336.4億円-5,700万円-4.0億円35.9億円
FY2024/320.4億円-2.4億円-5.1億円18.0億円
FY2025/336.0億円-102億円-12.7億円-65.7億円

営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業でしっかりと現金を稼ぎ出す力を有しています。FY2025/3の投資キャッシュフローの大幅なマイナスは、事業拡大に伴う積極的な投資や資産運用によるものです。財務キャッシュフローのマイナスは配当金支払いなどによるもので、株主還元も着実に実行されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1大口主要顧客との間での取引について 当社グループでは、他企業との取引額を増やすことによって特定販売先への依存度を下げるように努めておりますが、特定販売先の設備投資動向等によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
2人材の確保について 当社グループは、事業を拡大して行くためには専門性の高い優秀な人材を継続的に採用・育成し、確保することが重要であると考えております
3為替変動リスクについて 当社グループは、いくつかの商品を海外から外貨建てで購入しているため、為替相場の変動により円換算による仕入価格に変動が生じ、利益率の低下を招く可能性があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/324.9億円6.2億円24.9%
FY2022/322.0億円6.2億円28.0%
FY2023/328.1億円8.7億円31.1%
FY2024/321.6億円4.3億円20.0%
FY2025/329.8億円6.8億円22.8%

法人税等の支払いは、税引前当期純利益の増減に合わせて変動しています。実効税率は概ね20%から30%の範囲内で推移しており、法的に妥当な水準です。突発的な税制上の影響や繰越欠損金の解消などは見られず、安定した納税状況といえます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
680万円
従業員数
655
平均年齢
43歳
平均年収従業員数前年比
当期680万円655-

従業員の平均年収は680万円であり、IT業界の平均と比較しても高い専門スキルが求められる職種が多いことを背景に、比較的安定した給与水準を維持しています。近年の業績拡大に伴い、安定的な収益基盤が社員への還元にも寄与していると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主54.4%
浮動株45.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関11.8%
事業法人等42.7%
外国法人等6.3%
個人その他37.3%
証券会社2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はソリトンシステムズ従業員持株会。

有限会社Zen-Noboks(8,212,400株)44.29%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,432,400株)7.73%
ソリトンシステムズ従業員持株会(701,400株)3.78%
株式会社三井住友銀行(480,000株)2.59%
鎌田 信夫(385,000株)2.08%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(313,100株)1.69%
BBH BOSTON CUSTODIAN  FOR JAPAN EQUITY  PREMIUM FUND OF UBS  UNIVERSAL 620373 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(274,000株)1.48%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)(172,000株)0.93%
鎌田 祥志(125,400株)0.68%
三好 修(111,700株)0.6%

同社は創業者の鎌田家に関連する「有限会社Zen-Noboks」が発行済株式の約44%を保有しており、創業家による強固な経営支配体制が敷かれています。機関投資家や従業員持株会が一定の比率を占めているものの、支配株主の影響力が極めて強い安定した株主構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億3,500万円
取締役2名の合計

事業構成はITセキュリティ事業を核として、映像コミュニケーションや新規事業開発の3セグメントで展開されています。主力であるセキュリティ分野での強みを維持しつつ、事業リスクとして技術革新の速さや競合との価格競争を挙げており、技術優位性の維持が今後の鍵となります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 6名)
女性 1名(16.7% 男性 5
17%
83%
監査報酬
3,700万円
連結子会社数
5
設備投資額
2.2億円
平均勤続年数(従業員)
13.3
臨時従業員数
198

女性役員比率は16.6%で、経営の多様性確保に向けた取り組みが見られます。監査報酬を3,700万円計上するなど適切な内部統制と監査体制の構築に努めており、東証プライム上場企業として一定のガバナンス水準を担保しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
新中計は野心的だが、直近の業績予想未達が続いているため、達成への道筋を注視したい。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 245億円 順調 (197.6億円)
80.65%
営業利益: 目標 50億円 やや遅れ (28.44億円)
56.88%
営業利益率: 目標 20.4% 順調 (14.4%)
70.59%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025212億円198億円-6.8%
FY2024200億円186億円-7.0%
FY2023192億円191億円-0.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202532億円28億円-9.7%
FY202429億円20億円-28.8%
FY202322億円26億円+21.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2026年3月に新たな中期経営計画(FY2026-2028)を発表し、最終年度に営業利益50億円(25年比+75.8%)を目指す野心的な目標を掲げました。主力のITセキュリティ事業を成長ドライバーと位置づけ、クラウドサービスへのシフトを加速させる計画です。しかし、過去2期連続で期初予想を下回っており、特にFY2024は営業利益が28.8%の大幅未達となりました。計画の蓋然性を市場に示すことが今後の課題と言えるでしょう。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。特に株式市場全体が好調だったFY2023やFY2024においても、その差は拡大しました。これは、同社の堅実な増配姿勢をもってしても、株価の伸び悩みがTOPIXの上昇ペースに追いついていないことを示唆しています。新中期経営計画の達成を通じて、市場の期待を高め、株価パフォーマンスを改善できるかが今後の焦点となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+22.9%
100万円 →122.9万円
22.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202178.2万円-21.8万円-21.8%
FY202260.5万円-39.5万円-39.5%
FY202380.2万円-19.8万円-19.8%
FY202469.6万円-30.4万円-30.4%
FY2025122.9万円+22.9万円22.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残267,100株
売り残200株
信用倍率1,335.50倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬
第49回定時株主総会2027年3月下旬

PERは14.0倍と情報・通信業の平均(24.9倍)と比べて割安な水準にあります。一方で、PBRは2.48倍と業界平均(1.8倍)を上回っており、資産価値に対しては一定の評価を得ていると言えます。信用買い残が売り残を大幅に上回っており(信用倍率1,335.5倍)、将来の売り圧力となる可能性には注意が必要です。配当利回りは3%を超えており、高配当株としての魅力も持ち合わせています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +15.4%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 500社中 75位
報道のトーン
75%
好意的
15%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
ITセキュリティ新製品30%
資本政策・中計20%
脆弱性対応10%

最近の出来事

2026年3月中期経営計画

2026-2028年度の中期経営計画を策定し、2028年12月期に営業利益50億円という高成長目標を掲げました。

2026年2月決算好調

2025年12月期実績として売上高197.6億円、営業利益28.44億円を達成し、堅調な収益基盤を証明しました。

2025年11月IIJ連携

IIJの新たなセキュア端末分離ソリューションにおいて、同社の認証システムが中核製品として採用される提携を発表しました。

最新ニュース

ポジティブ
今期経常利益を30%上方修正、2期ぶり最高益更新と増配を発表
12/8 · 株探

ソリトンシステムズ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 54円
安全性
安定
自己資本比率 50.5%
稼ぐ力
高い
ROE 17.3%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「『認証セキュリティの門番』が、高精細映像伝送技術を武器にDXの最前線を守る企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU