テラスカイ
TerraSky Co.,Ltd
最終更新日: 2026年3月27日
クラウドで未来を拓く、Salesforce導入支援のパイオニア
クラウド技術を核として、あらゆる企業のビジネス変革を支援し、データ活用によって新たな価値が創造され続ける社会の実現を目指します。
この会社ってなに?
あなたがオンラインショッピングで商品を購入したり、好きなブランドの会員登録をしたりするとき、その裏側では膨大な顧客データが管理されています。テラスカイは、そうした顧客情報を安全かつ効率的に管理する「Salesforce」という世界的なクラウドサービスを、企業がスムーズに使えるように導入を手伝う専門家集団です。普段何気なく利用しているサービスの裏側で、テラスカイの技術が企業のビジネスを支え、私たちの便利な生活を実現しているのです。
クラウドインテグレーションの先駆者として、特にSalesforce導入支援で国内トップクラスの実績を誇る。FY2025は売上高247.1億円(前期比29.1%増)、営業利益14.52億円(同178.2%増)と大幅な増益を達成。FY2026も売上高294.4億円、営業利益18.33億円と2桁成長を見込む。2024年4月に発表されたNTTデータとの資本業務提携により、大企業向け案件のさらなる拡大と収益性向上が期待される。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都中央区日本橋二丁目11番2号 太陽生命日本橋ビル 15~17階
- 公式
- www.terrasky.co.jp
社長プロフィール
クラウド創成期から一貫してクラウド技術に取り組み、日本のデジタルトランスフォーメーションをリードしてきました。NTTデータとの提携を通じて、より強固な体制で先進的なテクノロジーとサービスを提供し、お客様のビジネス成功と持続的な社会の発展に貢献してまいります。
この会社のストーリー
クラウド時代の到来をいち早く捉え、セールスフォース・ドットコム(現セールスフォース・ジャパン)のコンサルティングパートナーとして事業を開始した。
設立から約9年でマザーズ市場に上場。公開価格の4.5倍となる初値をつけ、市場から高い期待を集めた。
デジタルトランスフォーメーションの波に乗り、クラウド導入支援事業が拡大。株価は上場来最高値を記録した。
持続的な成長に向け、2025年2月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を策定。事業拡大への強い意志を示した。
業績予想を大幅に上方修正し、赤字予想から一転して黒字化を達成。株主優待を廃止し、初の配当実施へと舵を切った。
Salesforce事業のさらなる成長を目指し、NTTデータと資本業務提携。全国規模での事業展開を加速させる。
創業20周年を迎え、新経営理念を策定。2030年の売上高700億円という壮大な目標を掲げ、新たなステージへと歩みを進める。
注目ポイント
SalesforceやAWS等のクラウド導入・運用支援で大企業を中心に実績を重ね、売上は右肩上がり。2026年2月期も約19%の増収を見込むなど、高い成長性が魅力です。
2024年にNTTデータと資本業務提携を締結。「NTT DATA Salesforce Hub」を共同設立し、両社の強みを活かして全国のDX需要を取り込み、事業拡大を加速させています。
2023年に株主優待(QUOカード)を廃止し、安定的な配当による利益還元へと方針転換。初の配当(1株あたり16円)を実施し、株主を重視する姿勢を明確にしました。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
株主優待制度は廃止されました。
当社は従来実施していたQUOカード等の株主優待制度を廃止し、今後は配当等による直接的な利益還元へ注力する方針へ転換しました。配当による公平な利益還元を最優先とする姿勢を明確にしており、業績の成長に伴う持続的な株主価値向上を目指しています。将来的には安定的な配当実施に向けた検討を進めていく意向ですが、現時点では成長投資を優先する段階です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高はクラウド需要の拡大を背景に右肩上がりの成長を続けており、FY2025/3には過去最高の約247億円を記録しました。近年の積極的な事業投資やNTTデータとの資本業務提携により、主力であるSalesforce関連のソリューション事業が着実に拡大しています。FY2026/3予想においてもさらなる増収増益を見込んでおり、堅調な受注状況が成長を後押ししています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 25.0% | 15.8% | - |
| FY2022/3 | 2.2% | 2.2% | - |
| FY2023/3 | 0.5% | 2.2% | - |
| FY2024/3 | 2.9% | 1.6% | 2.7% |
| FY2025/3 | 6.5% | 5.2% | 5.9% |
収益性はFY2022/3以降、人件費や開発費の先行投資により営業利益率が一時的に低下する局面がありました。しかし、FY2025/3には営業利益が約14.5億円へと大きく改善し、規模の拡大に伴う利益体質の強化が鮮明となっています。今後は高付加価値なクラウドサービスの展開を通じて、ROE(自己資本利益率)の着実な向上を目指すフェーズにあります。
財務は安全?
財務健全性は総資産が約195億円まで拡大する一方で、自己資本比率は50%台後半を維持しており、極めて安定した財務基盤を構築しています。有利子負債は極めて軽微な水準に留まっており、無借金経営に近い強固なバランスシートが特徴です。これら潤沢な財務リソースを背景に、将来の成長投資や新規事業への柔軟な対応が可能な状況です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 2.4億円 | 24.2億円 | 3,400万円 | 26.6億円 |
| FY2022/3 | -4.7億円 | -3.6億円 | 4.1億円 | -8.3億円 |
| FY2023/3 | 9.8億円 | -9.8億円 | 2.2億円 | 200万円 |
| FY2024/3 | 6.7億円 | -8.9億円 | -6,000万円 | -2.2億円 |
| FY2025/3 | 15.6億円 | -10.1億円 | 3.5億円 | 5.5億円 |
営業キャッシュフローは、事業規模の拡大によりFY2025/3には約15.6億円を創出する体制へ強化されています。投資キャッシュフローは継続的な事業拡大のためのソフトウェア開発や設備投資が先行していますが、安定した営業キャッシュフローでこれらを賄う構造が定着しました。今後も成長に向けた投資を継続しつつ、フリーキャッシュフローの着実な確保を目指す計画です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 7.8億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 6.6億円 | 3.5億円 | 53.6% |
| FY2023/3 | 6.1億円 | 2.6億円 | 43.1% |
| FY2024/3 | 6.5億円 | 3.5億円 | 54.2% |
| FY2025/3 | 16.0億円 | 5.9億円 | 36.5% |
法人税等の支払額は業績の変動に合わせて推移しており、FY2025/3には税引前利益約16億円に対して約5.9億円を計上しました。過去には繰越欠損金の利用等により実効税率が低位で推移した時期もありましたが、足元では標準的な税負担水準へと移行しています。今後は利益の拡大に伴い、安定的かつ適切な納税を通じて社会的な貢献を果たす方針です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 646万円 | 1,404人 | - |
従業員平均年収は646万円であり、SIer・ITサービス業界の水準と比較しても安定した報酬水準を維持しています。人材流動性が高い業界において、クラウド技術に精通したエンジニアの確保を目的とした競争力のある処遇が背景にあります。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はNTTデータ・マレスカイ。
創業者である佐藤秀哉氏が28.27%の株式を保有しており、強力なリーダーシップを維持しています。次いでNTTデータが15.92%を保有し資本業務提携を行うなど、事業成長に向けた強固なパートナーシップが構築されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
クラウドインテグレーション事業を核とし、SalesforceやAWS等のクラウド導入・運用支援で高いシェアを誇ります。事業リスクとして、特定ベンダーへの依存や、激化する価格競争による収益性の低下、および技術革新に伴う人件費の増大が継続的に開示されています。
この会社のガバナンスは?
取締役12名のうち女性は1名(女性役員比率8.0%)と、多様性の確保に課題を残しています。12社の連結子会社を抱えるグループ経営を統括しており、監査報酬7,150万円をかけて適切な監査体制の構築とガバナンス強化に努めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 132億円 | — | 126億円 | -4.4% |
| FY2023 | 159億円 | — | 154億円 | -2.6% |
| FY2024 | 195億円 | — | 191億円 | -2.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 5億円 | — | 7億円 | +22.8% |
| FY2023 | 0億円 | — | 5億円 | +12700% |
| FY2025 | 9億円 | — | 15億円 | +60.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2022年に発表された3ヶ年の中期経営計画は、売上高・利益ともに目標未達で終了しました。特に利益面での未達が目立ち、先行投資や人件費増が収益を圧迫したとみられます。一方で、FY2026の会社予想は売上高294.4億円、営業利益18.33億円と力強い成長を見込んでおり、NTTデータとの提携効果が具体化すれば計画の上振れも期待されます。過去の業績予想は売上高が未達傾向にある一方、営業利益は保守的な予想から大幅に上振れするケースが散見されます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、FY2021を除き、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。特にFY2024以降はTOPIXが大きく上昇する中で株価が軟調に推移し、パフォーマンスの差が拡大しました。これは、先行投資による利益率の低下や中期経営計画の目標未達などが株価の重しとなったことが背景にあります。株主優待を廃止し、初の配当実施へと株主還元方針を転換しており、今後は安定的な利益成長と配当を通じた株主還元がTSR向上の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 140.6万円 | +40.6万円 | 40.6% |
| FY2022 | 57.2万円 | -42.8万円 | -42.8% |
| FY2023 | 73.0万円 | -27.0万円 | -27.0% |
| FY2024 | 59.2万円 | -40.8万円 | -40.8% |
| FY2025 | 85.5万円 | -14.5万円 | -14.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均PER(24.9倍)と比較して、当社のPER(14.9倍)は割安な水準にあります。これは過去の中計未達や利益率の変動が影響している可能性があります。信用倍率は2.55倍と買い残が優勢ですが、過熱感のある水準ではなく、需給は比較的安定しています。NTTデータとの提携による成長ストーリーが市場に再評価されれば、バリュエーションが見直される可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
創業20周年を迎え、次なる成長ステージに向けた新経営理念を策定しました。
クラウドデータ連携サービス「mitoco X」Ver.2.0をリリースし製品強化を推進。
NTTデータとの協業を深める「NTT DATA Salesforce Hub」を共同設立。
最新ニュース
テラスカイ まとめ
ひとめ診断
「Salesforce導入支援の国内パイオニアが、NTTデータとタッグを組み大企業のDX需要を総取りするクラウドインテグレーター」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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