GMOグローバルサイン・ホールディングス3788
GMO GlobalSign Holdings K.K.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段インターネットで安全に買い物や手続きができるのは、この会社のおかげかもしれません。ウェブサイトのアドレスバーに表示される「鍵マーク」、あれはサイトの安全性を証明する『SSLサーバー証明書』というものですが、GMOグローバルサイン・ホールディングスはこれを世界中に提供しています。また、最近増えてきたオンラインでの契約書手続き。あなたがスマホやPCでサインする電子契約サービス『GMOサイン』も同社の主力事業です。つまり、オンラインの世界で私たちが安心して活動するための「身分証明書」や「印鑑」を発行している、社会のインフラを支える企業なのです。
GMOグループのセキュリティ事業を担う中核企業。主力の電子認証・印鑑事業が国内外で成長を牽引し、2025年12月期は売上高206.7億円、営業利益14.75億円と増収増益を達成しました。続く2026年12月期も売上高222.9億円、営業利益16.22億円と連続での過去最高業績更新を見込んでいます。電子契約サービス「GMOサイン」の普及や行政DXの流れが追い風となっており、継続的なストック収益の積み上がりが強みです。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー10階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 6.8% | 4.2% | - |
| 2022/12期 | 11.2% | 6.5% | - |
| 2023/12期 | 8.9% | 4.9% | - |
| 2024/12期 | 9.4% | 5.1% | 6.5% |
| 2025/12期 | 10.1% | 5.4% | 7.1% |
| 2025/12期 | 10.1% | 5.4% | 7.1% |
収益性は安定的な推移を見せており、ROE(自己資本利益率)は9%前後の水準を維持しており、資本効率の高さを証明しています。営業利益率は概ね7%台で推移し、電子認証という高付加価値なサービスが収益の下支えをしています。今後もクラウドサービスの強化により、競争優位性を背景とした収益性の向上と安定的な利益創出が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 140億円 | — | 4.8億円 | 42.0円 | - |
| 2022/12期 | 160億円 | — | 8.5億円 | 73.5円 | +13.6% |
| 2023/12期 | 175億円 | — | 7.4億円 | 64.2円 | +9.6% |
| 2024/12期 | 192億円 | 12.5億円 | 8.6億円 | 74.2円 | +9.5% |
| 2025/12期 | 207億円 | 14.8億円 | 10.1億円 | 87.5円 | +7.9% |
同社は電子認証・印鑑事業およびクラウドインフラ事業の堅調な拡大により、売上高は2021/03期の約140億円から2025/03期には約207億円へと着実に成長しています。市場のDX需要を捉えたストック型ビジネスの積み上げが寄与し、2026/03期も過去最高となる売上高222億円を見込んでいます。利益面でも収益基盤の安定化により、最終利益は10億円台を安定して確保する見通しです。 【2025/12期実績】売上207億円(前期比7.9%)、営業利益15億円、純利益10億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
電子認証・印鑑事業およびクラウドインフラ事業を中核としており、「GMOサイン」などの高成長サービスが業績を牽引しています。一方で、急速な技術変化やセキュリティリスクを事業上の最大の課題と位置付けており、安定的な収益基盤とリスク管理の両立が求められる構成となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 14億円 | — | 15億円 | +2.9% |
| 2024期 | 15億円 | — | 12億円 | -14.1% |
| 2023期 | 15億円 | — | 13億円 | -14.4% |
| 2022期 | 15億円 | — | 11億円 | -25.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 204億円 | — | 207億円 | +1.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画の数値目標を開示していませんが、2022年から2026年までを「長期的な企業価値向上のための土台構築期」と位置付けています。毎期の業績予想を着実に上回り、連続で過去最高売上を更新している点は評価できます。一方で、2022年〜2024年にかけては営業利益が期初予想を大きく下回る傾向があり、収益性のコントロールが課題でした。しかし、直近の2025年決算では売上・利益ともに予想を上回っており、収益管理の改善が見られます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025年12月期通期決算を発表し、売上高206.7億円、営業利益14.75億円を達成。過去最高益の更新が評価されました。
株式会社サイネックスとの業務提携を発表し、電子署名技術を用いた「わが街サイン」の提供開始を推進しました。
フィスコ主催の説明会に登壇し、長期的な企業価値向上のための成長戦略や、電子認証事業のグローバル展開について言及しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務基盤は強固であり、自己資本比率は54.5%を維持して健全な経営状態を保っています。2024/03期から有利子負債の計上が見られますが、これは事業成長のための投資や資金調達に伴うもので、資産規模の拡大に応じたコントロール可能な水準です。純資産は着実に蓄積されており、今後も安定的な投資を継続できる財務的な余力は十分です。 【2025/12期】総資産190億円、純資産104億円、自己資本比率43.4%、有利子負債15億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 15.7億円 | 11.9億円 | 8.2億円 | 3.7億円 |
| 2022/12期 | 16.8億円 | 11.4億円 | 7.6億円 | 5.5億円 |
| 2023/12期 | 22.0億円 | 18.0億円 | 6.5億円 | 4.0億円 |
| 2024/12期 | 28.1億円 | 16.0億円 | 2.8億円 | 12.0億円 |
| 2025/12期 | 28.4億円 | 15.8億円 | 8.2億円 | 12.7億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは28億円規模まで順調に拡大しており、ビジネスモデルの安定性が高まっています。投資キャッシュフローは成長投資のために年間15億円前後を投じていますが、それを上回る営業キャッシュフローが創出されており、フリーキャッシュフローは12億円を超えて大幅にプラスです。この潤沢な資金を用いて、将来の成長に向けた再投資と株主還元をバランスよく実施する体制が整っています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は11.0%と改善の余地があるものの、監査等委員会設置会社として透明性の高いガバナンス体制を構築しています。連結子会社12社を擁する中規模グループとして、迅速な意思決定とグループ全体のコンプライアンス遵守の両立に努めています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 619万円 | 993人 | - |
従業員の平均年収は619万円であり、情報・通信業界の平均水準と照らし合わせても安定的な給与体系を維持しています。事業の成長に伴い、技術職や専門職を中心とした優秀な人材の確保と定着を図るための報酬戦略がとられていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。2021期から2023期にかけては、同社のTSRはTOPIXを大きく上回るパフォーマンス(アウトパフォーム)を記録していました。これは、コロナ禍におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)需要の高まりを背景に、電子契約サービスなどが急成長し、株価が大幅に上昇したことが主な要因です。しかし、2024期以降は成長期待の落ち着きから株価が調整し、TOPIXを下回るパフォーマンス(アンダーパフォーム)となっています。今後は、安定した収益成長を続け、再び市場平均を上回るリターンを創出できるかが課題となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 21.25円 | 50.0% |
| 2017/12期 | 27.6円 | 50.0% |
| 2018/12期 | 41.52円 | 50.0% |
| 2019/12期 | 46.59円 | 50.0% |
| 2020/12期 | 50.81円 | 50.0% |
| 2021/12期 | 33.64円 | 80.1% |
| 2022/12期 | 39.06円 | 53.1% |
| 2023/12期 | 38.46円 | 59.9% |
| 2024/12期 | 37.22円 | 50.1% |
| 2025/12期 | 56.91円 | 65.0% |
| 権利確定月 | 12月 |
同社は成長への投資と株主還元を両立させる方針であり、業績連動型の配当を基本としつつも、安定的かつ持続的な還元を重視しています。直近の配当は増額傾向にあり、配当性向を60%前後と高めに設定することで利益を積極的に還元する姿勢を示しています。今後もキャッシュフローの創出力を背景に、株主満足度の向上に努めることが期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 349.6万円 | 249.6万円 | 249.6% |
| 2022期 | 167.7万円 | 67.7万円 | 67.7% |
| 2023期 | 166.5万円 | 66.5万円 | 66.5% |
| 2024期 | 113.9万円 | 13.9万円 | 13.9% |
| 2025期 | 100.6万円 | 0.6万円 | 0.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PER・PBRともに業界平均を下回っており、割安感がある水準です。一方で配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識が見られます。信用倍率は2.53倍と標準的な水準で、特定の需給の偏りはありません。時価総額は231億円とまだ成長の余地を残しており、今後の事業拡大が株価を押し上げるかどうかが注目されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 12.0億円 | 7.2億円 | 59.7% |
| 2022/12期 | 12.2億円 | 3.7億円 | 30.3% |
| 2023/12期 | 13.2億円 | 5.8億円 | 43.8% |
| 2024/12期 | 13.0億円 | 4.4億円 | 34.1% |
| 2025/12期 | 14.3億円 | 4.3億円 | 30.0% |
近年の実効税率は概ね30%から35%のレンジで推移しており、日本の標準的な法人税率に近い水準となっています。2021/03期や2023/03期に見られる一時的な高水準の税負担は、繰延税金資産の取り崩しや会計上の処理によるものです。現在の税務状況は安定しており、事業の拡大に伴い適切な納税が継続されています。
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※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。