アクシアル リテイリング
Axial Retailing Inc.
最終更新日: 2026年3月29日
新潟・群馬の食卓を支える!生鮮食品に強みを持つ地域密着型スーパー
食を通じて地域社会の豊かな未来を創造し、お客様にとって最も信頼され、なくてはならない存在となることを目指します。
この会社ってなに?
あなたが新潟県や群馬県を訪れた際、「原信」や「ナルス」、「フレッセイ」といったスーパーマーケットで買い物をしたことはありませんか?実はこれらの地域に根差したお店を運営しているのが、アクシアル リテイリングです。私たちが普段手に取る新鮮な野菜やお肉、美味しいお惣菜は、同社が地域の生産者と協力し、効率的な物流網を駆使することで届けられています。あなたの食卓に並ぶ「いつもの味」の裏側で、アクシアル リテイリングが地域の食生活を力強く支えているのです。
新潟・群馬を地盤とする食品スーパー連合。FY2025は売上高2,818.7億円(前期比4.3%増)、営業利益120.60億円(同2.4%増)と増収増益を達成しました。しかし、FY2026の会社予想では売上高2,860億円(同1.5%増)と増収を維持するものの、営業利益は114億円(同5.5%減)と減益を見込んでいます。競争激化やコスト増を背景に、今後は物流拠点新設による効率化やPB商品の強化を通じて収益性を維持できるかが焦点となります。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 新潟県長岡市中之島1993番地17
- 公式
- www.axial-r.com
社長プロフィール

私たちは、毎日の生活に不可欠な商品をより安く提供し、お客様の豊かな文化生活に貢献することを使命としています。これからも現状の改革と計画の実現にスピード感を持って取り組み、地域社会と共に成長していくことを目指します。
この会社のストーリー
新潟県長岡市でスーパーマーケット事業を開始。後のアクシアル リテイリングの中核となる企業の歴史が始まる。
企業としての信頼性を高め、さらなる成長に向けた経営基盤を確立する。
新潟と群馬の有力スーパーが統合し「アクシアル リテイリング株式会社」が誕生。北関東・信越地方での競争力を一気に高める大きな転機となった。
長野県内での事業拡大を目指し、物流網を強化。より効率的な商品供給体制を構築する。
顧客とのデジタル接点を強化し、利便性を向上させる。お得な情報やクーポンを提供し、ロイヤリティ向上を図る。
グループ内の経営資源を最適化し、経営基盤の強化を図るため、子会社のフレッセイが力丸流通サービスを吸収合併した。
持続的な成長を目指し、新たな3ヶ年の中期経営計画を始動。資本効率を意識した経営と事業改革に取り組む。
注目ポイント
新潟の「原信」「ナルス」、群馬の「フレッセイ」という地域一番店が統合して誕生。盤石な顧客基盤を背景に、安定した業績を継続しています。
自社の加工センターを活用した鮮度の高い生鮮食品が強みです。また、購入商品を詰めてくれる「袋詰めサービス」など、独自のサービスで顧客満足度を高めています。
株主は保有株式数に応じて、店舗で使える優待券、QUOカード、新潟県産コシヒカリ、自社開発商品詰合せから好きなものを選べます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 80円 | 22.3% |
| FY2022/3 | 80円 | 26.1% |
| FY2023/3 | 80円 | 29.0% |
| FY2024/3 | 85円 | 103.9% |
| FY2025/3 | 27円 | 27.1% |
| 権利確定月 | 3月 |
当グループは配当の安定性を重視しつつ、連結配当性向の目標を掲げた株主還元方針をとっています。収益成長に応じた適切な利益配分を行い、株主の皆様への長期的な還元を目指しています。今後も強固な財務体質と営業キャッシュフローを背景に、持続的な配当維持・向上を志向しています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当グループは新潟県を地盤とする食品スーパー「原信」「ナルス」等の展開が主軸であり、売上高は堅調に推移し、FY2025/3には2,818億円を記録しました。コロナ禍の影響による消費行動の変化や競合他社の出店攻勢はあるものの、グループ内での経営資源の最適化や効率的な物流体制の構築により、利益面での成長を維持しています。次期も更なる収益拡大を見込んでおり、強固な営業基盤を背景とした安定的な売上成長が期待されています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 12.0% | 7.3% | 4.7% |
| FY2022/3 | 9.6% | 6.1% | 4.2% |
| FY2023/3 | 8.1% | 5.2% | 4.1% |
| FY2024/3 | 8.9% | 5.7% | 4.4% |
| FY2025/3 | 10.1% | 6.7% | 4.3% |
売上高営業利益率は4%前後で安定しており、小売業として一定の効率性を維持しています。ROE(自己資本利益率)はFY2025/3時点で10.1%まで回復しており、資本を効率的に活用して利益を生み出す体質が強化されています。生鮮食品を中心とした独自サービスの提供やDX推進によるコストコントロールが、収益性の高い経営基盤を支える要因となっています。
財務は安全?
自己資本比率は66.0%と非常に高い水準を維持しており、極めて強固な財務体質を誇ります。有利子負債は極めて低水準で推移しており、負債に頼らない無借金経営に近い健全な資本構成が特徴です。豊富な内部留保を元手に、物流拠点の拡充や新店開設といった成長投資を積極的に行える財政的な余力を保持しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 145億円 | -76.3億円 | -21.7億円 | 68.2億円 |
| FY2022/3 | 94.3億円 | -58.0億円 | -22.1億円 | 36.3億円 |
| FY2023/3 | 126億円 | -92.9億円 | -22.1億円 | 33.0億円 |
| FY2024/3 | 171億円 | -119億円 | -37.5億円 | 52.4億円 |
| FY2025/3 | 118億円 | -76.7億円 | -32.8億円 | 41.5億円 |
営業キャッシュフローは安定して100億円を超える水準を創出しており、本業での高い収益獲得能力が裏付けられています。投資キャッシュフローは店舗刷新や物流網の拡充に伴う設備投資が中心であり、将来の成長に向けた戦略的な資金配分が継続的に行われています。潤沢な営業キャッシュフローにより、財務活動(配当支払い等)と投資のバランスを保ちながら強固なキャッシュポジションを維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 126億円 | 42.9億円 | 34.1% |
| FY2022/3 | 106億円 | 35.4億円 | 33.4% |
| FY2023/3 | 109億円 | 45.8億円 | 41.9% |
| FY2024/3 | 123億円 | 48.9億円 | 39.7% |
| FY2025/3 | 127億円 | 37.0億円 | 29.1% |
法人税等の支払額は税引前利益の増減に伴い変動しており、概ね法定実効税率に準じた範囲で推移しています。FY2023/3およびFY2024/3に見られた実効税率の一時的な上昇は、特定の税務調整や会計処理の影響によるものと考えられます。基本的には安定した収益確保により、社会貢献としての納税義務を適切に果たしています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 807万円 | 2,620人 | - |
従業員平均年収は807万円と、小売業界の平均と比較しても非常に高い水準にあります。これは新潟・北陸・北関東を地盤とする地域密着型の強固な収益基盤と、加工センターを活用した生鮮食品の付加価値経営が、従業員への利益還元として機能している背景があります。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は商工組合中央金庫。
同社の株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行等の機関投資家が上位を占めており、安定した保有体制が見て取れます。一方で、創業家に関連する個人や関連法人の持株比率も一定水準を維持しており、経営に対する創業家の影響力が依然として重要な役割を果たしている構造です。
会社の公式開示情報
役員報酬
同社はスーパーマーケット事業を主軸に、情報処理や印刷、清掃等の関連事業を抱える連結子会社11社体制で展開しています。開示情報からは、競合他社との低価格競争や業態の垣根を越えた競争激化が事業リスクとして認識されており、物流網の効率化と持続的な経営基盤強化が最優先課題となっています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.7%と向上余地があるものの、監査体制の強化や連結経営の推進が進んでいます。グループ全体で2,620人の正社員と約6,500人の臨時従業員を抱える大規模な小売グループであり、持続可能な成長とガバナンス体制の両立に向けた取り組みが統合報告書等でも明示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2,800億円 | — | 2,819億円 | +0.7% |
| FY2024 | 2,560億円 | — | 2,702億円 | +5.6% |
| FY2023 | 2,475億円 | — | 2,550億円 | +3.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 121億円 | — | 121億円 | -0.3% |
| FY2024 | 89億円 | — | 118億円 | +32.3% |
| FY2023 | 98億円 | — | 104億円 | +6.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画では、最終年度(FY2026)の売上高2,860億円、営業利益114億円を目標としています。直近のFY2025実績は売上高2,818.7億円、営業利益120.60億円と、目標に対して売上高進捗率98.6%、営業利益は既に超過達成しており、計画は順調に進んでいると言えます。過去の業績予想も保守的な傾向があり、期初予想を上回って着地するケースが多く見られ、堅実な経営姿勢が伺えます。ただし、来期は減益予想であり、目標達成に向けた収益性改善が課題となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
同社のTSR(株主総利回り)は、FY2021からFY2025までの5年間、継続してTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、株価がTOPIXの上昇率ほどには伸び悩んだことを示唆しています。同社が安定した配当を維持している一方で、食品スーパー業界の競争激化や成長性の限界が市場から意識され、株価の上昇モメンタムが限定的だったことが背景にあると考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 123.0万円 | +23.0万円 | 23.0% |
| FY2022 | 84.4万円 | -15.6万円 | -15.6% |
| FY2023 | 92.2万円 | -7.8万円 | -7.8% |
| FY2024 | 112.6万円 | +12.6万円 | 12.6% |
| FY2025 | 107.7万円 | +7.7万円 | 7.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.12倍と売り残が買い残を大幅に上回っており、将来の株価下落を見込む空売りが多い状況です。これは短期的な過熱感への警戒や、将来の業績への懸念を反映している可能性があります。一方で、PER・PBRは業界平均と比較してやや割安な水準にあり、配当利回りは平均を上回っています。割安感と高い信用売り残が交錯しており、今後の決算発表が株価の方向性を決める重要な材料となりそうです。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
連結子会社のフレッセイが力丸流通サービスを吸収合併し、グループ経営資源の効率化を推進。
長野市内に新たな物流拠点を開設し、供給体制の強化による営業基盤の拡充を図る。
2026年3月期第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比9.4%増の103億円を達成。
最新ニュース
アクシアル リテイリング まとめ
ひとめ診断
「新潟・群馬の地元密着スーパー連合が、生鮮食品の強みを武器に堅実成長を続ける地域経済の要」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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