パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
Pan Pacific International Holdings Corporation
最終更新日: 2026年3月28日
驚安の殿堂から世界へ!36期連続増収増益を誇るリテールキング
国際競争力を持つ、流通業における偉大な企業体を創造することを目指します。
この会社ってなに?
あなたが深夜に急な買い物が必要になった時、ジャングルのような店内で宝探しのように商品を見つける、あの「ドン・キホーテ」を運営している会社です。もしかしたら、お近くのスーパー「アピタ」や「ピアゴ」も、この会社のグループかもしれません。海外旅行中に日本の商品が恋しくなった時に見かける「DON DON DONKI」も展開しており、あなたの「ちょっとした非日常」や「普段の買い物」の裏側で、ワクワクする買い物体験を提供しています。
パン・パシフィック・インターナショナルHDは、FY2025に売上高2兆2,467.6億円、営業利益1,622.96億円を達成し、36期連続の増収増益という驚異的な成長を継続しています。主力業態「ドン・キホーテ」の国内での強さに加え、買収した総合スーパー「ユニー」の収益改善が本格化。インバウンド需要の回復も追い風となり、プライベートブランド(PB)商品の拡充とコスト管理で利益率も改善傾向にあります。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 東京都渋谷区道玄坂2丁目25番12号
- 公式
- ppih.co.jp
社長プロフィール
「顧客最優先主義」を企業原理に掲げ、お客様に『ワクワク・ドキドキ』を提供することを追求し、変化に対応し続けることで成長してきました。新たな長期経営計画のもと、これまでの成功に甘んじることなく、さらなる成長と企業価値向上に挑戦し続けます。
この会社のストーリー
創業者・安田隆夫氏が東京都府中市に第1号店となる「ドン・キホーテ」を開店。深夜営業や圧縮陳列など独自の店舗運営で消費者の心を掴む。
創業から約9年で株式上場を果たす。これにより、企業としての信用を高め、全国展開に向けた資金調達の基盤を築いた。
総合スーパー「長崎屋」を買収し、子会社化。GMS(総合スーパー)事業に本格参入し、事業ポートフォリオを拡大する大きな転機となった。
株式会社ドンキホーテホールディングス(現PPIH)を設立し、持株会社体制へ移行。グループ全体の経営戦略の高度化とガバナンス強化を図る。
ユニーとの提携を開始し、総合スーパーの再生に着手。「MEGAドン・キホーテUNY」など共同店舗の展開を進め、相乗効果を創出。
ユニーを完全子会社化し、GMS事業を本格的にグループへ統合。商号をパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスに変更し、新たなスタートを切る。
中長期経営計画「Visionary 2025」で掲げた売上高2兆円、営業利益1,200億円の目標を1年前倒しで達成。驚異的な成長力を証明した。
売上高3兆円、営業利益2,000億円を目指す新たな長期経営計画を発表。国内事業の深耕と海外事業の拡大を両輪に、さらなる成長を目指す。
注目ポイント
1989年の創業以来、36期にわたり売上高と営業利益の増加を達成。景気の波に左右されない安定した成長力と経営手腕は大きな魅力です。
長崎屋やユニーなど、経営不振に陥った企業を買収し、ドン・キホーテ流のノウハウを注入して再生させる手腕が光ります。M&Aによる事業拡大が成長の原動力です。
アジアや米国を中心に海外店舗「DON DON DONKI」を積極的に展開。また国内では食品強化型の新業態「ロビン・フッド」を開始するなど、常に新たな成長の種をまいています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 3.2円 | 18.8% |
| FY2022/3 | 3.4円 | 16.6% |
| FY2023/3 | 4円 | 18.0% |
| FY2024/3 | 6円 | 20.2% |
| FY2025/3 | 7円 | 23.1% |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
配当については成長投資を優先しつつも、業績向上に合わせて増配を継続する方針をとっています。配当性向は20%台前半を維持しつつ、一株あたり配当金は直近5年で倍以上に増加しており、株主還元への意識が高まっています。今後も利益成長と連動した着実な還元を目指す姿勢が明確です。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社は「ドン・キホーテ」等の小売事業を核に国内外で強固な基盤を構築しており、売上高はFY2021/3の約1.7兆円からFY2025/3には約2.2兆円へと右肩上がりで成長を遂げています。営業利益も効率的な店舗運営とプライベートブランドの拡充により着実に積み上げられ、FY2025/3には約1,623億円を記録しました。今後も成長戦略の継続により、FY2026/3には売上高約2.3兆円、純利益約1,055億円という過去最高水準の業績更新を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 12.3% | 3.9% | 4.8% |
| FY2022/3 | 15.5% | 4.5% | 4.8% |
| FY2023/3 | 14.3% | 4.5% | 5.4% |
| FY2024/3 | 16.2% | 5.9% | 6.7% |
| FY2025/3 | 14.5% | 6.0% | 7.2% |
売上総利益率の向上と店舗オペレーションの最適化により、営業利益率はFY2021/3の4.8%からFY2025/3には7.2%へと大幅に改善しています。ROE(自己資本利益率)も14%台〜16%台の高い水準を維持しており、株主からの資本を効率的に活用して収益を生み出す体制が整っています。これらの指標は、同社の多角的な小売業態と独自性の高い商品戦略が高い収益性を裏付けていることを示しています。
財務は安全?
総資産は積極的な店舗展開に伴い約1.5兆円規模まで拡大していますが、内部留保の積み上げにより自己資本比率はFY2021/3の30.6%からFY2025/3には40.1%まで着実に強化されています。有利子負債については、潤沢な営業キャッシュフローを活用した財務体質の改善を推進しており、実質無借金に近い健全な財務基盤を維持しています。強固な純資産の蓄積は、今後のさらなる戦略的投資やM&Aを支える重要な源泉となっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 791億円 | -780億円 | -290億円 | 10.1億円 |
| FY2022/3 | 951億円 | -448億円 | -539億円 | 504億円 |
| FY2023/3 | 1,380億円 | -620億円 | -182億円 | 760億円 |
| FY2024/3 | 1,506億円 | -947億円 | -1,299億円 | 558億円 |
| FY2025/3 | 1,320億円 | -611億円 | -759億円 | 709億円 |
営業キャッシュフローは堅調な本業の成長を反映して毎期1,000億円超を創出し続けており、極めて高い収益獲得能力を示しています。潤沢なキャッシュを源泉として新規出店や設備投資に積極的に配分しつつ、財務CFでは有利子負債の返済や株主還元をバランスよく実行するサイクルが確立されています。総じて、事業拡大に必要な投資を内部資金で賄える安定的なキャッシュフロー構造と言えます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 815億円 | 277億円 | 33.9% |
| FY2022/3 | 1,004億円 | 385億円 | 38.3% |
| FY2023/3 | 1,110億円 | 448億円 | 40.4% |
| FY2024/3 | 1,487億円 | 600億円 | 40.4% |
| FY2025/3 | 1,585億円 | 680億円 | 42.9% |
法人税等の支払額は税引前利益の拡大に伴い増加傾向にあります。近年の実効税率は概ね30%台後半から40%程度で推移しています。これは、グループ全体の利益構造や税務上の調整項目を反映した水準であり、適切な納税が行われています。
会社の公式開示情報
EDINET等の開示情報によると、ドン・キホーテやユニーなどの国内リテール事業を中核としつつ、海外展開を加速させている点が成長の源泉です。リスク要因として、急速な事業拡大に伴う人材確保や、店舗展開における不動産市況の変化などが継続的に注視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2兆2,200億円 | — | 2兆2,467.6億円 | +1.2% |
| FY2024 | 2兆621億円 | — | 2兆950.8億円 | +1.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,500億円 | — | 1,623億円 | +8.2% |
| FY2024 | 1,110億円 | — | 1,402億円 | +26.3% |
| FY2023 | 940億円 | — | 1,053億円 | +12.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は旧中計「Visionary 2025」の売上高2兆円、営業利益1,200億円という目標を1年前倒しでFY2024に達成しており、計画遂行能力は極めて高いと評価できます。現在はFY2030年に売上高3兆円を目指す新計画が進行中で、FY2025実績ベースでの進捗も80%前後に達し順調です。業績予想は期初に保守的な数値を発表し、期中に上方修正する傾向が強く、投資家の期待を上回る実績を出し続けています。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較してPER・PBRともに著しく高く、市場から非常に強い成長期待が寄せられていることがわかります。これは36期連続増収増益という実績に裏付けられたものです。信用倍率は2.01倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。今後は、市場の高い期待に応え続けられるかが株価の鍵となります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第2四半期累計期間において売上高1兆2,101億2,200万円を達成し、過去最高を更新しました。
取締役会の諮問機関として「指名委員会」及び「報酬委員会」を新設し、コーポレートガバナンス体制を強化しました。
FY2025通期決算で売上高22467.6億円、営業利益1622.96億円を記録し、36期連続の増収増益を達成しました。
最新ニュース
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス まとめ
ひとめ診断
「『驚安の殿堂』がM&Aを駆使し、国内外で巨大なリテール帝国を築き上げる総合ディスカウント王」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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