パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス7532
Pan Pacific International Holdings Corporation
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが深夜に急な買い物が必要になった時、ジャングルのような店内で宝探しのように商品を見つける、あの「ドン・キホーテ」を運営している会社です。もしかしたら、お近くのスーパー「アピタ」や「ピアゴ」も、この会社のグループかもしれません。海外旅行中に日本の商品が恋しくなった時に見かける「DON DON DONKI」も展開しており、あなたの「ちょっとした非日常」や「普段の買い物」の裏側で、ワクワクする買い物体験を提供しています。
パン・パシフィック・インターナショナルHDは、2025期に売上高2兆2,467.6億円、営業利益1,622.96億円を達成し、36期連続の増収増益という驚異的な成長を継続しています。主力業態「ドン・キホーテ」の国内での強さに加え、買収した総合スーパー「ユニー」の収益改善が本格化。インバウンド需要の回復も追い風となり、プライベートブランド(PB)商品の拡充とコスト管理で利益率も改善傾向にあります。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 東京都渋谷区道玄坂2丁目25番12号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 10.2% | 4.4% | 5.7% |
| 2017/06期 | 12.6% | 5.5% | 5.6% |
| 2018/06期 | 12.3% | 5.0% | 5.5% |
| 2019/06期 | 14.5% | 4.6% | 4.7% |
| 2020/06期 | 13.5% | 3.9% | 4.5% |
| 2021/06期 | 13.0% | 4.0% | 4.8% |
| 2022/06期 | 14.8% | 4.5% | 4.8% |
| 2023/06期 | 15.3% | 4.6% | 5.4% |
| 2024/06期 | 17.6% | 6.0% | 6.7% |
| 2025/06期 | 15.5% | 6.0% | 7.2% |
| 2Q FY2026/6 | 10.4%(累計) | 4.1%(累計) | 7.8% |
売上総利益率の向上と店舗オペレーションの最適化により、営業利益率は2021/03期の4.8%から2025/03期には7.2%へと大幅に改善しています。ROE(自己資本利益率)も14%台〜16%台の高い水準を維持しており、株主からの資本を効率的に活用して収益を生み出す体制が整っています。これらの指標は、同社の多角的な小売業態と独自性の高い商品戦略が高い収益性を裏付けていることを示しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/06期 | 1.7兆円 | 813億円 | 539億円 | 17.0円 | +1.6% |
| 2022/06期 | 1.8兆円 | 887億円 | 619億円 | 20.5円 | +7.2% |
| 2023/06期 | 1.9兆円 | 1,053億円 | 662億円 | 22.2円 | +5.8% |
| 2024/06期 | 2.1兆円 | 1,402億円 | 887億円 | 29.7円 | +8.2% |
| 2025/06期 | 2.2兆円 | 1,623億円 | 905億円 | 30.3円 | +7.2% |
当社は「ドン・キホーテ」等の小売事業を核に国内外で強固な基盤を構築しており、売上高は2021/03期の約1.7兆円から2025/03期には約2.2兆円へと右肩上がりで成長を遂げています。営業利益も効率的な店舗運営とプライベートブランドの拡充により着実に積み上げられ、2025/03期には約1,623億円を記録しました。今後も成長戦略の継続により、2026/03期には売上高約2.3兆円、純利益約1,055億円という過去最高水準の業績更新を見込んでいます。 【2Q 2026/06期実績】売上1.2兆円(通期予想比52%)、営業利益940億円(同55%)、純利益637億円(同60%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
EDINET等の開示情報によると、ドン・キホーテやユニーなどの国内リテール事業を中核としつつ、海外展開を加速させている点が成長の源泉です。リスク要因として、急速な事業拡大に伴う人材確保や、店舗展開における不動産市況の変化などが継続的に注視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 2兆2,200億円 | — | 2兆2,467.6億円 | +1.2% |
| 2024期 | 2兆621億円 | — | 2兆950.8億円 | +1.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,500億円 | — | 1,623億円 | +8.2% |
| 2024期 | 1,110億円 | — | 1,402億円 | +26.3% |
| 2023期 | 940億円 | — | 1,053億円 | +12.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は旧中計「Visionary 2025」の売上高2兆円、営業利益1,200億円という目標を1年前倒しで2024期に達成しており、計画遂行能力は極めて高いと評価できます。現在は2030期年に売上高3兆円を目指す新計画が進行中で、2025期実績ベースでの進捗も80%前後に達し順調です。業績予想は期初に保守的な数値を発表し、期中に上方修正する傾向が強く、投資家の期待を上回る実績を出し続けています。
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メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第2四半期累計期間において売上高1兆2,101億2,200万円を達成し、過去最高を更新しました。
取締役会の諮問機関として「指名委員会」及び「報酬委員会」を新設し、コーポレートガバナンス体制を強化しました。
2025期通期決算で売上高22467.6億円、営業利益1622.96億円を記録し、36期連続の増収増益を達成しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産は積極的な店舗展開に伴い約1.5兆円規模まで拡大していますが、内部留保の積み上げにより自己資本比率は2021/03期の30.6%から2025/03期には40.1%まで着実に強化されています。有利子負債については、潤沢な営業キャッシュフローを活用した財務体質の改善を推進しており、実質無借金に近い健全な財務基盤を維持しています。強固な純資産の蓄積は、今後のさらなる戦略的投資やM&Aを支える重要な源泉となっています。 【2Q 2026/06期】総資産1.6兆円、純資産6862億円、自己資本比率39.3%、有利子負債3756億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 291億円 | 522億円 | 171億円 | 231億円 |
| 2017/06期 | 564億円 | 406億円 | 176億円 | 158億円 |
| 2018/06期 | 461億円 | 1,644億円 | 1,161億円 | 1,184億円 |
| 2019/06期 | 1,020億円 | 371億円 | 435億円 | 649億円 |
| 2020/06期 | 651億円 | 335億円 | 340億円 | 317億円 |
| 2021/06期 | 791億円 | 780億円 | 290億円 | 10.1億円 |
| 2022/06期 | 951億円 | 448億円 | 539億円 | 504億円 |
| 2023/06期 | 1,380億円 | 620億円 | 182億円 | 760億円 |
| 2024/06期 | 1,506億円 | 947億円 | 1,299億円 | 558億円 |
| 2025/06期 | 1,320億円 | 611億円 | 759億円 | 709億円 |
営業キャッシュフローは堅調な本業の成長を反映して毎期1,000億円超を創出し続けており、極めて高い収益獲得能力を示しています。潤沢なキャッシュを源泉として新規出店や設備投資に積極的に配分しつつ、財務CFでは有利子負債の返済や株主還元をバランスよく実行するサイクルが確立されています。総じて、事業拡大に必要な投資を内部資金で賄える安定的なキャッシュフロー構造と言えます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/06期 | 22円 | 13.9% |
| 2017/06期 | 26円 | 12.4% |
| 2018/06期 | 32円 | 13.9% |
| 2019/06期 | 2円 | 13.2% |
| 2020/06期 | 15円 | 18.9% |
| 2021/06期 | 16円 | 18.8% |
| 2022/06期 | 17円 | 16.6% |
| 2023/06期 | 20円 | 18.0% |
| 2024/06期 | 30円 | 20.2% |
| 2025/06期 | 7円 | 23.1% |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
配当については成長投資を優先しつつも、業績向上に合わせて増配を継続する方針をとっています。配当性向は20%台前半を維持しつつ、一株あたり配当金は直近5年で倍以上に増加しており、株主還元への意識が高まっています。今後も利益成長と連動した着実な還元を目指す姿勢が明確です。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較してPER・PBRともに著しく高く、市場から非常に強い成長期待が寄せられていることがわかります。これは36期連続増収増益という実績に裏付けられたものです。信用倍率は2.01倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。今後は、市場の高い期待に応え続けられるかが株価の鍵となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 438億円 | 189億円 | 43.1% |
| 2017/06期 | 455億円 | 124億円 | 27.3% |
| 2018/06期 | 572億円 | 208億円 | 36.4% |
| 2019/06期 | 682億円 | 200億円 | 29.3% |
| 2020/06期 | 752億円 | 249億円 | 33.1% |
| 2021/06期 | 815億円 | 277億円 | 33.9% |
| 2022/06期 | 1,004億円 | 385億円 | 38.3% |
| 2023/06期 | 1,110億円 | 448億円 | 40.4% |
| 2024/06期 | 1,487億円 | 600億円 | 40.4% |
| 2025/06期 | 1,585億円 | 680億円 | 42.9% |
法人税等の支払額は税引前利益の拡大に伴い増加傾向にあります。近年の実効税率は概ね30%台後半から40%程度で推移しています。これは、グループ全体の利益構造や税務上の調整項目を反映した水準であり、適切な納税が行われています。
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