3028プライム

アルペン

Alpen Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE4.6%
BPS3142.6円
自己資本比率58.8%
FY2025/3 有報データ

スポーツの楽しさを全ての人へ、日本最大級のスポーツ小売チェーン

すべての人がスポーツを楽しみ、心身ともに健康で豊かな人生を送れる社会を創造し、人々のウェルネスな生活に貢献するリーディングカンパニーとなる。

この会社ってなに?

新しいスニーカーや部活の道具を買いに『スポーツデポ』へ行ったことはありませんか?あるいは、休日にゴルフの打ちっぱなしへ行く前に『ゴルフ5』でクラブを選んでいる家族を見たことがあるかもしれません。アルペンは、こうした身近なスポーツ用品店を全国で運営している会社です。最近では、キャンプブームに合わせて『アルペンアウトドアーズ』という専門店も増やしており、あなたが週末に楽しむアクティビティの裏側で、アルペンの商品やサービスが活躍しているのです。

FY2025の業績は売上高2,686.6億円、営業利益85.16億円と、前期の33.30億円から大幅な回復を見込んでいます。コロナ禍のアウトドア・ゴルフ特需の反動でFY2022以降収益性が悪化していましたが、底打ちの兆しが見られます。現在は2027年6月期を最終年度とする新中期経営計画を推進中で、既存店リニューアルやプライベートブランド強化、EC事業の再成長を軸に、本格的な収益回復を目指しています。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
6月
本社
愛知県名古屋市中区丸の内二丁目9番40号 アルペン丸の内タワー
公式
store.alpen-group.jp

社長プロフィール

水野 敦之
水野 敦之
代表取締役社長
挑戦者
私たちは『スポーツをもっと身近に』というパーパスのもと、お客様一人ひとりのスポーツライフに寄り添い、最高の体験を提供することを目指しています。リアル店舗の体験価値向上とECの再成長を両輪に、持続的な成長を実現し、お客様と社会に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1972
スキー用品店「アルペン」創業

名古屋市にわずか15坪のスキー用品店「アルペン」を創業。ここからスポーツ小売業界のリーディングカンパニーへの挑戦が始まった。

1983
ゴルフ専門店「ゴルフ5」第1号店オープン

ゴルフブームの到来を捉え、専門性の高い品揃えとサービスを特徴とする「ゴルフ5」を展開。新たな顧客層の獲得に成功した。

1999
大型総合スポーツ店「スポーツデポ」出店開始

家族全員が楽しめる大型総合スポーツ専門店「スポーツデポ」の展開を開始。多様化するニーズに応え、事業の柱へと成長させた。

2006
東証・名証第一部に上場

創業から34年、社会的な信用と経営基盤を確立し、東京証券取引所・名古屋証券取引所の第一部に上場を果たした。

2018
アウトドア専門店「アルペンアウトドアーズ」展開開始

拡大するアウトドア市場に対応するため、体験型のアウトドア専門店「アルペンアウトドアーズ」をオープン。新たな成長ドライバーとして注力している。

2019
楽天グループとの提携とEC強化

楽天とポイントプログラムで提携し、ECサイト開発ではロコンドと協業。デジタル戦略を加速させ、顧客利便性の向上を図った。

2024
中期経営計画2027の策定

「中期経営計画2027」を発表。既存店リニューアルや新規出店、EC再成長を柱に、変化する市場環境での持続的成長を目指す。

注目ポイント

多様な専門店で市場をリード

「スポーツデポ」「ゴルフ5」に加え、成長著しい「アルペンアウトドアーズ」など、専門性の高い店舗ブランドを複数展開。様々なスポーツ・アウトドア愛好家のニーズに応える力を持っています。

安定した株主還元

株主優待として全国の店舗で利用できる割引券を提供しており、個人投資家にとって魅力的です。2025年6月期は年間50円の配当を予定するなど、安定した株主還元策も実施しています。

リアルとデジタルの融合戦略

全国に広がる店舗網という強みを活かしつつ、楽天との提携や自社ECの強化などデジタルシフトを推進。顧客体験の向上と新たな収益機会の創出を目指す、未来を見据えた戦略が魅力です。

サービスの実績は?

377店舗
総店舗数
2024年6月末時点
N/A
2445.4億円
一般小売事業 売上高
FY2023実績
+5.3% YoY
136億円
プライベートブランド商品 売上高
FY2023実績
+8.9% YoY
260.4億円
EC売上高
FY2023実績
-6.2% YoY
50
1株当たり配当金
FY2025予想
維持

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 58.8%
稼ぐ力
普通
ROE 4.6%
話題性
不評
ポジティブ 35%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/340-
FY2017/34059.1%
FY2018/34081.8%
FY2019/340-
FY2020/3409302.3%
FY2021/34516.4%
FY2022/35036.8%
FY2023/35035.3%
FY2024/350111.1%
FY2025/35034.6%
9期連続増配
株主優待
あり
権利確定月6月・12月

配当方針として、業績に応じた安定的な利益還元を重視しており、年間50円の配当を継続する安定配当を基本姿勢としています。配当性向は年度によって変動しますが、キャッシュフローの状況を勘案しながら、持続可能な株主還元を実施しています。また、優待券の活用による実質利回りの向上も投資家にとって魅力的なポイントとなっています。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.6%
業界平均
5.0%
営業利益率下回る
この会社
3.2%
業界平均
5.9%
自己資本比率上回る
この会社
58.8%
業界平均
49.9%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32,323億円
FY2023/32,445億円
FY2024/32,529億円
FY2025/32,687億円
営業利益
FY2022/371.5億円
FY2023/350.6億円
FY2024/333.3億円
FY2025/385.2億円

アルペンの売上高は、スポーツデポやゴルフ5などの旗艦店戦略に加え、アウトドア業態の強化により緩やかな成長基調を維持しています。しかし、営業利益面では、販売競争の激化や猛暑による定価販売の苦戦が影響し、一時的に利益水準が低下する厳しい局面も見られました。2025年3月期以降は、コスト構造改革の推進により営業利益率の改善傾向が鮮明になっており、回復基調にあります。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
2.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/3-2.2%-1.1%1.4%
FY2017/32.6%1.4%1.9%
FY2018/31.9%1.0%1.3%
FY2019/3-0.9%-0.5%0.7%
FY2020/30.0%0.0%1.9%
FY2021/39.9%5.2%6.5%
FY2022/34.8%2.7%3.1%
FY2023/34.7%2.9%2.1%
FY2024/31.5%0.9%1.3%
FY2025/34.6%2.7%3.2%

収益性指標であるROE(自己資本利益率)は、売上の拡大と利益率の改善により、足元で再び上向く兆しを見せています。かつては6%台の営業利益率を誇っていましたが、近年の競争激化と販促費の増加により、一時的に1%台まで低下する場面もありました。今後は、店舗のスクラップ・アンド・ビルドや既存店の効率化を通じて、かつての収益力回復が期待されています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
1,211億円

アルペンの財務基盤は強固であり、有利子負債ゼロを継続する実質無借金経営を体現しています。自己資本比率は一貫して高い水準を維持しており、盤石な財務体質が不況期においても安定的な事業運営を可能にしています。潤沢な自己資本を背景に、今後は成長投資と株主還元を両立させる柔軟な財務戦略が可能となっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+90.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-85.7億円
投資CF
借入・返済など
-34.4億円
財務CF
手元に残ったお金
+5.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/397.9億円-95.5億円14.0億円2.5億円
FY2017/3156億円-32.9億円-34.9億円123億円
FY2018/3155億円-71.4億円-42.5億円83.9億円
FY2019/3-33.9億円-23.1億円-66.0億円-56.9億円
FY2020/378.1億円-52.6億円-54.3億円25.4億円
FY2021/3469億円-57.5億円-47.6億円411億円
FY2022/3-42.6億円-79.8億円-159億円-122億円
FY2023/357.9億円-67.5億円-98.7億円-9.6億円
FY2024/357.0億円-105億円53.9億円-48.0億円
FY2025/390.8億円-85.7億円-34.4億円5.1億円

営業キャッシュフローは、小売業特有の在庫管理や売上の変動により増減が見られますが、本業でのキャッシュ創出能力は維持されています。投資活動においては、旗艦店の出店や既存店のリニューアルに資金を投じ、競争力維持のための先行投資を継続している点が特徴です。財務キャッシュフローは配当支払いや負債の圧縮に充てられており、キャッシュバランスを考慮した規律ある資金管理が行われています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/335.0億円57.6億円164.7%
FY2017/362.1億円34.7億円55.8%
FY2018/343.8億円24.0億円54.8%
FY2019/328.9億円38.2億円132.4%
FY2020/357.4億円57.3億円99.7%
FY2021/3168億円60.6億円36.0%
FY2022/389.9億円36.8億円40.9%
FY2023/369.3億円14.6億円21.1%
FY2024/353.1億円35.7億円67.3%
FY2025/3105億円48.9億円46.7%

法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に連動する傾向にあります。一部の期において実効税率が変動しているのは、税効果会計の影響や繰延税金資産の取り崩し等が背景にあります。全体として日本の法定実効税率に近い水準で納税が行われており、税務上の健全性は保たれています。

会社の公式開示情報

EDINETの開示情報によれば、収益の柱であるスポーツデポ、ゴルフ5、アルペンに加え、近年はアウトドア専門店へのシフトを強化しています。主なリスク要因として猛暑などの異常気象による季節需要の変動や、ECとの競合による低価格競争の激化が挙げられており、それらに対する収益性確保が重要な経営課題となっています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
過去の中計は未達。新計画での収益性V字回復が達成できるかが最大の焦点。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2027
FY2025~FY2027
売上高: 目標 2,850億円 順調 (2,686.6億円)
94.3%
営業利益: 目標 120億円 順調 (85.16億円)
71%
ROE: 目標 8.0% やや遅れ (4.4%)
55%
旧中期経営計画
〜FY2025
売上高: 目標 2,800億円 未達 (2,686.6億円)
96%
営業利益: 目標 150億円 未達 (85.16億円)
56.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20222,500億円2,323億円-7.1%
FY20232,480億円2,445億円-1.4%
FY20242,650億円2,529億円-4.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2022175億円72億円-59.1%
FY202372億円51億円-29.7%
FY202467億円33億円-50.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

コロナ特需の反動もあり、FY2025を目標としていた旧中期経営計画は売上・利益ともに未達となりました。特に利益目標に対する乖離が大きく、収益性の立て直しが急務であることが分かります。新たに策定された「中期経営計画2027」では、FY2027の営業利益120億円を目標に掲げており、EC事業の再成長や既存店リニューアルによる収益性改善が計画達成の鍵となります。過去3年間の業績予想は大幅な下方修正が続いており、計画の実現性には慎重な見方が必要です。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残100,200株
売り残29,800株
信用倍率3.36倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年5月上旬
2026年6月期 本決算発表2026年8月上旬

業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあります。特にPBRは1倍を大きく割り込んでおり、市場からの成長期待が低い状態を示唆しています。一方で配当利回りは業界平均を上回っており、株価の下支え要因となる可能性があります。信用倍率は3.36倍と買い残が多く、将来の売り圧力には注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 -12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, PR TIMES
業界内ランキング
上位 35%
小売業 1200社中 420位
報道のトーン
35%
好意的
25%
中立
40%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
店舗・リニューアル25%
セール・企画20%
その他10%

最近の出来事

2025年08月通期決算発表

2025年6月期通期にて売上高2686.6億円、営業利益85.16億円を達成。

2025年11月販売促進

ブラックフライデーセールを実施し、季節需要を取り込む戦略を展開。

2026年02月減益発表

2026年6月期上期は、猛暑の影響で定価品販売が苦戦し、純利益が25%減益。

最新ニュース

ネガティブ
アルペン、上期経常が21%減益で着地・10-12月期も20%減益
2/05 · 株探
ネガティブ
アルペンの25年7〜12月期、純利益25%減 猛暑で定価品販売振るわず
2/06 · 日本経済新聞
ポジティブ
24年間愛された「アルペン姫路中地店」がスポーツデポにリニューアル
3/26 · アルペングループ公式
ポジティブ
スポーツ用品・アウトドア用品がお得に「ブラックフライデーセール」開始
11/12 · アルペングループ公式
中立
アルペン(3028)2026年2月度の月次情報を発表
03/05 · 会社四季報オンライン

アルペン まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 58.8%
稼ぐ力
普通
ROE 4.6%
話題性
不評
ポジティブ 35%

「『スポーツデポ』『ゴルフ5』で知られる量販店王者が、コロナ特需の反動から抜け出し、アウトドア業態を武器に収益構造の再構築に挑む正念場」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU