アルペン3028
Alpen Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
新しいスニーカーや部活の道具を買いに『スポーツデポ』へ行ったことはありませんか?あるいは、休日にゴルフの打ちっぱなしへ行く前に『ゴルフ5』でクラブを選んでいる家族を見たことがあるかもしれません。アルペンは、こうした身近なスポーツ用品店を全国で運営している会社です。最近では、キャンプブームに合わせて『アルペンアウトドアーズ』という専門店も増やしており、あなたが週末に楽しむアクティビティの裏側で、アルペンの商品やサービスが活躍しているのです。
2025期の業績は売上高2,686.6億円、営業利益85.16億円と、前期の33.30億円から大幅な回復を見込んでいます。コロナ禍のアウトドア・ゴルフ特需の反動で2022期以降収益性が悪化していましたが、底打ちの兆しが見られます。現在は2027年6月期を最終年度とする新中期経営計画を推進中で、既存店リニューアルやプライベートブランド強化、EC事業の再成長を軸に、本格的な収益回復を目指しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 愛知県名古屋市中区丸の内二丁目9番40号 アルペン丸の内タワー
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 2.2% | 1.1% | 1.4% |
| 2017/06期 | 2.6% | 1.4% | 1.9% |
| 2018/06期 | 1.9% | 1.0% | 1.3% |
| 2019/06期 | 0.9% | 0.5% | 0.7% |
| 2020/06期 | 0.0% | 0.0% | 1.9% |
| 2021/06期 | 10.4% | 5.6% | 6.5% |
| 2022/06期 | 4.8% | 2.6% | 3.1% |
| 2023/06期 | 4.8% | 2.9% | 2.1% |
| 2024/06期 | 1.5% | 0.9% | 1.3% |
| 2025/06期 | 4.7% | 2.7% | 3.2% |
| 2Q FY2026/6 | 2.4%(累計) | 1.3%(累計) | 2.7% |
収益性指標であるROE(自己資本利益率)は、売上の拡大と利益率の改善により、足元で再び上向く兆しを見せています。かつては6%台の営業利益率を誇っていましたが、近年の競争激化と販促費の増加により、一時的に1%台まで低下する場面もありました。今後は、店舗のスクラップ・アンド・ビルドや既存店の効率化を通じて、かつての収益力回復が期待されています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/06期 | 2,332億円 | 151億円 | 108億円 | 274.9円 | +7.0% |
| 2022/06期 | 2,323億円 | 71.5億円 | 53.1億円 | 135.7円 | -0.4% |
| 2023/06期 | 2,445億円 | 50.6億円 | 54.7億円 | 141.5円 | +5.3% |
| 2024/06期 | 2,529億円 | 33.3億円 | 17.3億円 | 45.0円 | +3.4% |
| 2025/06期 | 2,687億円 | 85.2億円 | 55.7億円 | 144.6円 | +6.2% |
アルペンの売上高は、スポーツデポやゴルフ5などの旗艦店戦略に加え、アウトドア業態の強化により緩やかな成長基調を維持しています。しかし、営業利益面では、販売競争の激化や猛暑による定価販売の苦戦が影響し、一時的に利益水準が低下する厳しい局面も見られました。2025年3月期以降は、コスト構造改革の推進により営業利益率の改善傾向が鮮明になっており、回復基調にあります。 【2Q 2026/06期実績】売上1372億円(通期予想比49%)、営業利益37億円(同41%)、純利益28億円(同49%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
EDINETの開示情報によれば、収益の柱であるスポーツデポ、ゴルフ5、アルペンに加え、近年はアウトドア専門店へのシフトを強化しています。主なリスク要因として猛暑などの異常気象による季節需要の変動や、ECとの競合による低価格競争の激化が挙げられており、それらに対する収益性確保が重要な経営課題となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 2,500億円 | — | 2,323億円 | -7.1% |
| 2023期 | 2,480億円 | — | 2,445億円 | -1.4% |
| 2024期 | 2,650億円 | — | 2,529億円 | -4.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 175億円 | — | 72億円 | -59.1% |
| 2023期 | 72億円 | — | 51億円 | -29.7% |
| 2024期 | 67億円 | — | 33億円 | -50.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
コロナ特需の反動もあり、2025期を目標としていた旧中期経営計画は売上・利益ともに未達となりました。特に利益目標に対する乖離が大きく、収益性の立て直しが急務であることが分かります。新たに策定された「中期経営計画2027」では、2027期の営業利益120億円を目標に掲げており、EC事業の再成長や既存店リニューアルによる収益性改善が計画達成の鍵となります。過去3年間の業績予想は大幅な下方修正が続いており、計画の実現性には慎重な見方が必要です。
最新ニュース
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メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025年6月期通期にて売上高2686.6億円、営業利益85.16億円を達成。
ブラックフライデーセールを実施し、季節需要を取り込む戦略を展開。
2026年6月期上期は、猛暑の影響で定価品販売が苦戦し、純利益が25%減益。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
アルペンの財務基盤は強固であり、有利子負債ゼロを継続する実質無借金経営を体現しています。自己資本比率は一貫して高い水準を維持しており、盤石な財務体質が不況期においても安定的な事業運営を可能にしています。潤沢な自己資本を背景に、今後は成長投資と株主還元を両立させる柔軟な財務戦略が可能となっています。 【2Q 2026/06期】総資産2179億円、純資産1172億円、自己資本比率52.1%、有利子負債140億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 97.9億円 | 95.5億円 | 14.0億円 | 2.5億円 |
| 2017/06期 | 156億円 | 32.9億円 | 34.9億円 | 123億円 |
| 2018/06期 | 155億円 | 71.4億円 | 42.5億円 | 83.9億円 |
| 2019/06期 | 33.9億円 | 23.1億円 | 66.0億円 | 56.9億円 |
| 2020/06期 | 78.1億円 | 52.6億円 | 54.3億円 | 25.4億円 |
| 2021/06期 | 469億円 | 57.5億円 | 47.6億円 | 411億円 |
| 2022/06期 | 42.6億円 | 79.8億円 | 159億円 | 122億円 |
| 2023/06期 | 57.9億円 | 67.5億円 | 98.7億円 | 9.6億円 |
| 2024/06期 | 57.0億円 | 105億円 | 53.9億円 | 48.0億円 |
| 2025/06期 | 90.8億円 | 85.7億円 | 34.4億円 | 5.1億円 |
営業キャッシュフローは、小売業特有の在庫管理や売上の変動により増減が見られますが、本業でのキャッシュ創出能力は維持されています。投資活動においては、旗艦店の出店や既存店のリニューアルに資金を投じ、競争力維持のための先行投資を継続している点が特徴です。財務キャッシュフローは配当支払いや負債の圧縮に充てられており、キャッシュバランスを考慮した規律ある資金管理が行われています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/06期 | 40円 | - |
| 2017/06期 | 40円 | 59.1% |
| 2018/06期 | 40円 | 81.8% |
| 2019/06期 | 40円 | - |
| 2020/06期 | 40円 | 9302.3% |
| 2021/06期 | 45円 | 16.4% |
| 2022/06期 | 50円 | 36.8% |
| 2023/06期 | 50円 | 35.3% |
| 2024/06期 | 50円 | 111.1% |
| 2025/06期 | 50円 | 34.6% |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
配当方針として、業績に応じた安定的な利益還元を重視しており、年間50円の配当を継続する安定配当を基本姿勢としています。配当性向は年度によって変動しますが、キャッシュフローの状況を勘案しながら、持続可能な株主還元を実施しています。また、優待券の活用による実質利回りの向上も投資家にとって魅力的なポイントとなっています。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあります。特にPBRは1倍を大きく割り込んでおり、市場からの成長期待が低い状態を示唆しています。一方で配当利回りは業界平均を上回っており、株価の下支え要因となる可能性があります。信用倍率は3.36倍と買い残が多く、将来の売り圧力には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 35.0億円 | 57.6億円 | 164.7% |
| 2017/06期 | 62.1億円 | 34.7億円 | 55.8% |
| 2018/06期 | 43.8億円 | 24.0億円 | 54.8% |
| 2019/06期 | 28.9億円 | 38.2億円 | 132.4% |
| 2020/06期 | 57.4億円 | 57.3億円 | 99.7% |
| 2021/06期 | 168億円 | 60.6億円 | 36.0% |
| 2022/06期 | 89.9億円 | 36.8億円 | 40.9% |
| 2023/06期 | 69.3億円 | 14.6億円 | 21.1% |
| 2024/06期 | 53.1億円 | 35.7億円 | 67.3% |
| 2025/06期 | 105億円 | 48.9億円 | 46.7% |
法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に連動する傾向にあります。一部の期において実効税率が変動しているのは、税効果会計の影響や繰延税金資産の取り崩し等が背景にあります。全体として日本の法定実効税率に近い水準で納税が行われており、税務上の健全性は保たれています。
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アルペン まとめ
「『スポーツデポ』『ゴルフ5』で知られる量販店王者が、コロナ特需の反動から抜け出し、アウトドア業態を武器に収益構造の再構築に挑む正念場」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。