レスター
Restar Corporation
最終更新日: 2026年3月27日
M&Aで進化を続ける、エレクトロニクス業界の情報プラットフォーマー
エレクトロニクス分野において、多様な商材・サービス・技術を組み合わせ、社会課題を解決する付加価値創造型企業グループとなることを目指します。
この会社ってなに?
あなたが毎日使うスマートフォンや、通勤で乗る自動車、家でくつろぐ時に見るテレビ。これらの製品の中には、目に見えないほど小さな電子部品がびっしりと詰まっています。レスターは、そうした最先端の半導体や電子部品を世界中のメーカーから調達し、私たちが知っている大手電機メーカーなどに届ける専門商社です。まさに、現代の便利なデジタル社会を陰で支える「縁の下の力持ち」のような存在。あなたが快適なデジタルライフを送れるのも、レスターのような会社が世界中を駆け回って部品を集めてくれているおかげかもしれません。
レスターは、M&Aを駆使して成長するエレクトロニクス総合商社です。2025年3月期は売上高5,610億円(前期比9.5%増)、営業利益141.7億円(前期比11.0%減)と減益でしたが、2026年3月期は売上高6,000億円、営業利益160億円と増収増益への回帰を見込んでいます。特に、独企業からのソニー製イメージセンサー販売権買収など、高付加価値分野へのシフトを加速させています。株価はPBR1倍割れで推移しており、今後の事業再編や株主還元強化が評価向上の鍵となります。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区芝公園2-4-1
- 公式
- www.restargp.com
社長プロフィール

私たちは、情報と技術で新しい価値とサービスを創造することを目指しています。多様な商材や顧客基盤を活かし、あらゆるニーズに対応できる『エレクトロニクスの情報プラットフォーマー』となることで、社会の発展に貢献していきます。
この会社のストーリー
ユーエスシーと共信テクノソニックが株式移転により共同持株会社「UKCホールディングス」を設立し、東京証券取引所市場第一部に上場しました。
UKCホールディングスがバイテックホールディングスと経営統合し、商号を「株式会社レスターホールディングス」に変更。新たなスタートを切りました。
半導体商社のPALTEKを完全子会社化し、グループのデバイス事業や調達事業とのシナジー創出による事業基盤の強化を図りました。
データ連携サービスに強みを持つウフルと提携し、エレクトロニクス技術を活かしたスマートシティ関連事業への展開を加速させました。
ベトナム最大手IT企業のFPT傘下の半導体設計会社と販売代理店契約を締結し、グローバルな製品ポートフォリオを拡充しました。
グループ再編を行い、商号を「株式会社レスター」に変更。エレクトロニクス事業を中核とする新体制でさらなる成長を目指します。
「エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」として、M&Aも活用しながら2027年3月期には売上高7,000億円を目指す中期経営計画を推進しています。
注目ポイント
経営統合や買収を積極的に行い、事業領域を拡大。半導体商社業界2位の地位を確立し、さらなる成長を目指すダイナミズムが魅力です。
配当性向40%以上を目安とする安定した株主還元方針を掲げており、実際に高い配当利回りを維持。投資家への利益還元に積極的な姿勢です。
半導体・電子部品だけでなく、スマートシティやAI、環境エネルギー分野にも注力。未来の社会を支える幅広い事業ポートフォリオを構築しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 26.1円 | 24.5% |
| FY2017/3 | 15.7円 | 0.3% |
| FY2018/3 | 31.3円 | 44.2% |
| FY2019/3 | 52.2円 | 71.6% |
| FY2020/3 | 80円 | 42.0% |
| FY2021/3 | 85円 | 63.0% |
| FY2022/3 | 100円 | 50.5% |
| FY2023/3 | 115円 | 48.8% |
| FY2024/3 | 115円 | 49.4% |
| FY2025/3 | 120円 | 46.8% |
現在、株主優待制度は実施していません。
当社は株主還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向の目標を掲げながら安定かつ継続的な配当を実施する方針を採用しています。業績の成長に合わせて1株当たりの配当金を増額させる傾向にあり、配当利回りも4%を超える高水準を維持しています。将来的にも連結業績に応じた利益還元を通じて、投資家への価値提供を図る姿勢を明確にしています。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高は過去5年間で約3,200億円から約5,600億円規模へと大幅に拡大しており、エレクトロニクス商社としての事業基盤を着実に強化しています。半導体や電子部品の流通のみならず、M&Aを通じたグループ再編により収益の柱を多様化させたことが、この成長を支える要因となりました。2026年3月期も増収増益を見込むなど、安定的な事業拡大が継続しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 17.2% | 2.1% | 6.8% |
| FY2022/3 | -1.2% | 2.5% | 1.1% |
| FY2023/3 | -2.1% | 2.6% | 1.4% |
| FY2024/3 | 2.1% | 2.4% | 2.1% |
| FY2025/3 | 38.7% | 2.4% | 39.2% |
営業利益率は直近で3%前後と、薄利多売になりやすい商社モデルの中では適切な水準を維持しており、経営効率化が進んでいることが示唆されます。ROE(自己資本利益率)は概ね7%台で推移しており、株主から預かった資本を効率的に活用しています。今後は、付加価値の高いソリューション事業への転換をさらに加速させることで、利益率の向上が期待されます。
財務は安全?
総資産規模が約3,100億円へと拡大する一方、自己資本比率は27%台で推移しており、事業成長に伴う負債活用が進んだ結果といえます。有利子負債の増加は積極的な設備投資や事業拡大によるものであり、強固な資本基盤を維持しながらキャッシュフローを創出する体制が整っています。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりで成長しており、中長期的な企業価値の向上を裏付けています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 201億円 | 135億円 | -153億円 | 337億円 |
| FY2022/3 | -266億円 | -162億円 | 345億円 | -428億円 |
| FY2023/3 | -3.6億円 | -56.0億円 | 37.1億円 | -59.7億円 |
| FY2024/3 | 157億円 | -66.1億円 | -30.1億円 | 90.5億円 |
| FY2025/3 | 202億円 | 6,100万円 | -161億円 | 203億円 |
営業活動によるキャッシュフローは、事業規模の拡大に伴い年間200億円規模の創出能力を回復させており、安定的な収益基盤が確立されています。過去には大規模な事業買収等により投資CFがマイナスとなる時期もありましたが、足元ではFCF(フリーキャッシュフロー)がプラス圏で推移しています。この資金力を活用し、借入金の返済や積極的な株主還元へと充当する好循環が形成されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 56.9億円 | 16.4億円 | 28.7% |
| FY2022/3 | 67.1億円 | 7.5億円 | 11.2% |
| FY2023/3 | 120億円 | 49.6億円 | 41.2% |
| FY2024/3 | 96.9億円 | 26.9億円 | 27.7% |
| FY2025/3 | 95.6億円 | 20.9億円 | 21.8% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に応じて年度ごとに増減しています。FY2023/3期には税負担率が41%程度まで上昇しましたが、直近では20%台で推移し、税引前利益に対する適切な納税を行っています。なお、今後の予想数値については、税引前利益の大幅な伸長に伴い、税コストを見込んだ計上がなされています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 732万円 | 4,483人 | - |
従業員の平均年収は732万円であり、専門商社業界としては比較的高い水準にあります。事業の多角化やM&Aを通じた業容拡大に伴い、優秀な人材の確保と定着を目的とした処遇改善が進められていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はケイエムエフ・SBIホールディングス。
筆頭株主の株式会社ケイエムエフが約23%を保有しており、経営への関与が強い構造です。次いで金融機関や信託口が上位を占め、安定株主の比率が高い一方で、SBIホールディングスとの資本業務提携など、戦略的パートナーシップも重視されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
エレクトロニクス総合商社として、半導体・電子部品の流通に加え、ITソリューションやエコソリューションを展開しています。事業リスクとして特定市場の景況感や半導体需給の変動が挙げられており、海外展開や付加価値提案による収益構造の多角化が課題です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は16.6%であり、東証プライム上場企業として多様性の確保と経営体制の強化を推進しています。58社の連結子会社を抱える企業規模に対し、監査等委員会設置会社として経営の健全性と透明性の維持を図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 4,450億円 | — | 4,871億円 | +9.5% |
| FY2024 | 5,000億円 | — | 5,125億円 | +2.5% |
| FY2025 | 5,600億円 | — | 5,610億円 | +0.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 85億円 | — | 144億円 | +69.7% |
| FY2024 | 100億円 | — | 159億円 | +59.3% |
| FY2025 | 160億円 | — | 142億円 | -11.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画では、2027年3月期に売上高7,000億円、営業利益250億円を目標に掲げています。初年度である2026年3月期の会社予想は売上高6,000億円、営業利益160億円であり、売上高の進捗率は約86%と順調です。しかし、営業利益の進捗率は64%に留まっており、目標達成にはM&Aによる上乗せに加え、既存事業の収益性向上が不可欠な状況です。過去の業績予想は売上・利益ともに期初予想を上回る傾向にありましたが、直近では利益が予想を下回るなど、外部環境の不確実性が増しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。レスターのTSRは、FY2023とFY2024においてTOPIXを上回る優れたパフォーマンスを示しました。これは、積極的なM&A戦略による業容拡大と、それに伴う業績成長期待が株価を押し上げたことに加え、安定した増配姿勢が評価された結果と考えられます。一方で、FY2025は半導体市況の調整局面で株価が軟調に推移したため、TSRはTOPIXをわずかに下回りました。今後、中計目標の達成と持続的な株主還元が、再びTOPIXをアウトパフォームするための鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 140.4万円 | +40.4万円 | 40.4% |
| FY2022 | 142.8万円 | +42.8万円 | 42.8% |
| FY2023 | 162.7万円 | +62.7万円 | 62.7% |
| FY2024 | 227.9万円 | +127.9万円 | 127.9% |
| FY2025 | 186.6万円 | +86.6万円 | 86.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較ではPER・PBRともに業界平均を下回っており、割安感があります。特に、配当利回りは4.49%と業界平均を大きく上回っており、高配当銘柄としての魅力があります。一方で、信用買い残が一定水準あるものの、売り残はなく、需給面での大きな懸念は限定的です。今後は5月中旬に発表される本決算と新年度の業績見通しが株価の方向性を決める重要なイベントとなります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
連結子会社にて事業譲受および株式取得を実施し、事業ポートフォリオを強化しました。
2026年3月期第2四半期累計において連結経常利益が前年同期比32.8%減となる31億円を計上しました。
2026年3月期第3四半期累計で売上高が前年同期比4.8%増の4,369.77億円となり、経常利益も増益に転じました。
最新ニュース
レスター まとめ
ひとめ診断
「半導体商社の再編を主導し、ソニー製センサーも扱うエレクトロニクスの情報プラットフォーマー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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