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ワタミ

WATAMI CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE13.0%
BPS63.6円
自己資本比率37.5%
FY2025/3 有報データ

居酒屋から宅食、そしてサブウェイへ。食で社会課題に挑み続ける変革者

「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」というスローガンのもと、世界一のレストラン企業グループ、そして持続可能な社会に貢献する企業グループを目指します。

この会社ってなに?

あなたが仕事帰りに仲間と立ち寄る居酒屋「鳥メロ」や「ミライザカ」。実はこれらはワタミが運営しているお店です。また、ご両親や祖父母の家で、管理栄養士が考えたバランスの良いお弁当が毎日届くサービスを利用していませんか?それこそが、今やワタミの事業の柱となっている「ワタミの宅食」です。最近では、街でよく見かけるサンドイッチの「サブウェイ」もワタミグループの一員になりました。このように、ワタミは居酒屋から健康的な食事の宅配、そしてファストフードまで、私たちの食生活の様々な場面に関わっています。

ワタミはFY2025に売上高887.1億円、営業利益45.68億円を達成し、コロナ禍からのV字回復を鮮明にしています。かつての主力であった国内外食事業が回復基調にある中、安定収益源となった「宅食事業」が業績を下支えしています。さらに、サンドイッチチェーン「サブウェイ」の日本事業買収によりファストフード市場へ本格参入し、新たな成長ドライバーの育成を急いでいます。業績回復に伴いFY2023から配当を再開(FY2025は10円)するなど、株主還元への意識も高まっています。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
東京都大田区羽田一丁目1番3号
公式
www.watami.co.jp

社長プロフィール

渡邉 美樹
渡邉 美樹
代表取締役 会長兼社長CEO
挑戦者
「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」というスローガンのもと、私たちは事業を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。物価高など厳しい環境は続きますが、外食・宅食事業の成長を加速させ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1984
創業。「つぼ八」のフランチャイズ加盟店からスタート

創業者である渡邉美樹氏が、有限会社渡美商事を設立。飲食事業への第一歩を踏み出す。

1996
株式を店頭公開。企業としての成長期へ

着実な店舗展開を経て、株式を店頭公開(現JASDAQ)。社会的な信用を高め、さらなる成長への基盤を築く。

2000
東証一部上場。日本を代表する外食企業へ

創業から16年で東京証券取引所市場第一部(現プライム市場)へ上場。居酒屋「和民」ブランドを全国に拡大していく。

2008
「ワタミの宅食」事業を本格展開。新たな収益の柱へ

高齢化社会を見据え、日替わりの弁当・惣菜を届ける「ワタミの宅食」を開始。外食に次ぐ第二の事業の柱へと成長させる。

2015
経営の試練。居酒屋業態の大量閉店

消費者の嗜好の変化や競争激化を受け、居酒屋「和民」を中心に約100店舗を閉鎖。事業構造の転換を迫られる大きな試練の時期を迎える。

2024
サブウェイ日本法人を買収。ファストフード事業へ本格参入

サンドイッチチェーン「サブウェイ」の日本事業を買収。健康志向のブランドを取り込み、事業ポートフォリオを大きく転換させる。

2024
「タイミー」と提携。新たな店舗運営モデルを構築

スキマバイトアプリ「タイミー」と提携し、サブウェイ店舗での新しい働き方を推進。人材確保と効率的な店舗運営の両立を目指す。

2025
変革と再成長へ。新たなワタミグループの未来

既存事業の収益改善に加え、サブウェイ事業を新たな成長ドライバーとし、国内外で「食」を通じた事業拡大を目指す。

注目ポイント

大胆な事業ポートフォリオ転換

居酒屋チェーンのイメージから脱却し、宅食事業を収益の柱に成長させました。さらに「サブウェイ」買収でファストフード市場へ参入し、時代の変化に対応し続ける変革力が魅力です。

魅力的な株主優待制度

グループ店舗で利用できる食事割引券が株主優待として提供され、優待利回りが高いことで知られています。「ワタミの宅食」でも利用でき、個人投資家にとって嬉しい制度です。

サブウェイ事業による再成長期待

買収した「サブウェイ」は既存店売上が好調に推移しており、ワタミの経営ノウハウと組み合わせることで大きな成長が期待されます。全国3,000店舗という壮大な目標も掲げています。

サービスの実績は?

887.1億円
連結売上高
FY2025実績
+7.4% YoY
10
1株当たり配当金
FY2025実績
+33.3% YoY
45.68億円
連結営業利益
FY2025実績
+21.7% YoY
4.82%
売上高総利益率
FY2025実績
20.75億円
従業員一人当たり売上高(年間)
FY2025実績ベース

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 10円
安全性
普通
自己資本比率 37.5%
稼ぐ力
高い
ROE 13.0%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
10
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/37.518.2%
FY2024/31010.8%
FY2025/31013.2%
2期連続増配
株主優待
あり
グループ店舗・宅食で利用可能な優待食事割引券
必要株数100株以上(約10.2万円)
金額相当4,000円相当〜
権利確定月3月・9月

配当については、業績回復に伴い2023年3月期から復配し、安定した配当の継続を基本方針としています。現在は将来の成長投資を優先しつつも、株主への利益還元として1株あたり10円の配当を実施中です。今後もさらなる成長に合わせて適切な還元水準を検討していく姿勢です。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.0%
業界平均
5.0%
営業利益率下回る
この会社
5.1%
業界平均
5.9%
自己資本比率下回る
この会社
37.5%
業界平均
50.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3644億円
FY2023/3779億円
FY2024/3823億円
FY2025/3887億円
営業利益
FY2022/3-35.8億円
FY2023/314.7億円
FY2024/337.5億円
FY2025/345.7億円

コロナ禍での厳しい赤字期を経て、外食事業の回復および宅食事業の成長により、2023年3月期以降は連続増収増益を達成しました。2025年3月期には売上高が約887億円に達し、居酒屋業態の再編やサブウェイの買収など、事業多角化が収益を押し上げています。今後はこれらの成長投資により、売上高900億円超えの持続的な拡大が見込まれます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
5.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-343.8%-25.8%-16.0%
FY2022/3-12.6%-3.5%-5.6%
FY2023/39.4%2.9%1.9%
FY2024/318.9%6.5%4.6%
FY2025/313.0%4.9%5.1%

コロナ禍の営業赤字から脱却し、コスト管理の徹底と高付加価値業態への転換により、営業利益率は着実に改善し5%台を確保しています。ROE(自己資本利益率)も2024年3月期に18.9%を記録するなど、資本効率の大幅な向上が確認できます。今後は外食と宅食の両輪で、安定的な収益性を維持できるかが焦点となります。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率37.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
656億円
会社の純資産
271億円

2021年3月期には債務超過に近い状態でしたが、経営再建と収益改善により自己資本は着実に蓄積され、自己資本比率は約38%まで回復しました。一方で、事業拡大に向けた積極的な投資により有利子負債は約656億円まで増加しています。今後の成長に伴い、この負債をいかに効率的に返済し、財務の健全性を維持していくかが鍵となります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+68.9億円
営業CF
投資に使ったお金
-65.6億円
投資CF
借入・返済など
-1,300万円
財務CF
手元に残ったお金
+3.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-43.2億円-34.1億円116億円-77.3億円
FY2022/316.4億円-159億円101億円-143億円
FY2023/367.2億円-50.3億円-15.4億円16.9億円
FY2024/348.1億円-31.4億円5,900万円16.8億円
FY2025/368.9億円-65.6億円-1,300万円3.3億円

営業活動によるキャッシュフローが2023年3月期以降安定して黒字化しており、本業による稼ぐ力が着実に回復しています。投資活動にはサブウェイ買収など成長のための資金が充てられており、投資を継続しつつも営業キャッシュフローの範囲内で賄う健全な姿勢が見て取れます。今後も外食事業の拡大と並行し、フリー・キャッシュ・フローの安定的創出が課題となります。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1仕入の変動要因に関するリスク 伝染病の蔓延や天候不順、仕入先の環境変化、外国為替相場の大幅な変動、さらには自然災害の発生等により食材の需給が逼迫し仕入単価が高騰した場合、当社連結業績に影響を及ぼす可能性があります
2戦略」の「(d)人材育成に関する方針」、「(e)ダイバーシティの推進」及び「(f)労働環境の改善に向けた社内環境整備に関する方針」をご参照ください
3差入保証金に関するリスク 当社グループは事業を展開するにあたり、物件オーナーと賃貸借契約を締結し保証金の差入をしております
4TCFD提言に沿った情報開示 「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-82.0億円0円-
FY2022/326.6億円45.1億円169.2%
FY2023/338.8億円22.1億円56.9%
FY2024/359.7億円17.8億円29.9%
FY2025/352.5億円17.2億円32.9%

過去の赤字期には法人税等は発生していませんでしたが、業績回復に伴い納税が再開されました。2022年3月期は特殊要因により税負担率が高まりましたが、直近は法定実効税率に近い水準で推移しています。今後は安定した黒字経営を継続することで、納税を通じた社会貢献が続く見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
543万円
従業員数
1,614
平均年齢
44.2歳
平均年収従業員数前年比
当期543万円1,614-

従業員平均年収は543万円と、外食業界の中では一定水準を確保しています。近年の売上高成長やサブウェイ事業の買収など、多角化による収益構造の改善が、給与原資の安定に寄与していると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主60.6%
浮動株39.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関17%
事業法人等43.5%
外国法人等4.6%
個人その他32.7%
証券会社2%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はサントリー。

有限会社アレーテー(9,760,000株)24.36%
サントリー株式会社(5,421,000株)13.53%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,912,000株)7.26%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,935,000株)4.83%
株式会社横浜銀行(645,000株)1.61%
ワタミ従業員持株会(500,000株)1.24%
損害保険ジャパン株式会社(440,000株)1.09%
極洋商事株式会社(400,000株)0.99%
明治安田生命保険相互会社(384,000株)0.95%
株式会社みずほ銀行(379,000株)0.94%

筆頭株主である有限会社アレーテー(24.36%)は創業者の渡邉美樹氏の資産管理会社であり、同氏による強力なリーダーシップと経営支配力が維持されていることが伺えます。次いでサントリーホールディングス系のサントリー株式会社(13.53%)が安定株主として名を連ねており、創業家と大手事業会社による強固な資本構成が特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億600万円
取締役3名の合計

外食事業を軸に、宅食事業、農業、環境事業と多角的な収益モデルを構築しています。最新の開示資料では、外食の好調とサブウェイ買収による事業拡大が売上を牽引する一方、原材料コストの高騰や市場環境の変化が経営上の重要なリスクとして挙げられています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 6名)
女性 1名(16.7% 男性 5
17%
83%
監査報酬
9,000万円
連結子会社数
26
設備投資額
24.1億円
平均勤続年数(従業員)
11.56
臨時従業員数
3184

女性役員比率は16.7%(1人/5人)であり、取締役会における多様性の確保が今後の課題です。監査等委員会設置会社として監査体制の強化を図っており、子会社26社を統括する連結グループとしてのガバナンス体制を構築しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
直近の業績予想の精度は改善傾向にあるが、過去には未達もあり、計画達成力は平均的。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 業績予想(会社計画)
FY2026
売上高: 目標 910.0億円 順調 (887.1億円)
97.4%
営業利益: 目標 46.0億円 順調 (45.68億円)
99.3%
当期純利益: 目標 40.0億円 順調 (35.22億円)
88%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025910億円887億円-2.5%
FY2024823億円823億円±0.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202546億円46億円-0.7%
FY202417億円38億円+127.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ワタミは現在、明確な中期経営計画を開示していませんが、通期の業績予想を計画目標としています。FY2024は営業利益予想を127.5%と大幅に上回る着地を見せるなど、収益改善が計画を上回るペースで進んでいることが示されました。一方、FY2025は売上・利益ともに期初予想にわずかに届きませんでした。今後は「サブウェイ」事業の貢献度も含め、安定的かつ達成可能な計画を提示できるかが市場からの信頼を得る上で重要となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

ワタミのTSR(株主総利回り)は、分析期間であるFY2021からFY2025まで、5期連続でTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、コロナ禍による外食事業の深刻な業績悪化と、それに伴う長期間の株価低迷、無配期間が続いたことが主な原因です。FY2023から配当を再開しましたが、株価の回復がTOPIXの上昇ペースに追いついていないのが現状です。宅食事業やサブウェイ事業の収益貢献を通じて、持続的な成長と株価上昇を実現できるかが、今後のTSR改善の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+15.1%
100万円 →115.1万円
15.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021107.7万円+7.7万円7.7%
FY2022100.3万円+0.3万円0.3%
FY202397.9万円-2.1万円-2.1%
FY2024107.7万円+7.7万円7.7%
FY2025115.1万円+15.1万円15.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残120,400株
売り残193,400株
信用倍率0.62倍
2026年3月16日時点時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月中旬(予定)
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月中旬(予定)

信用取引残高を見ると、売り残が買い残を上回る「信用倍率0.62倍」となっており、将来の株価下落を見込む投資家が多い状況を示唆しています。これは将来的な買い戻し圧力(踏み上げ)につながる可能性もあります。業界平均比較では、PERは割安ですが、PBRは割高な水準です。これは市場が将来の収益成長よりも、純資産に対してプレミアムを支払っている状態を示しており、事業改革への期待感が株価に織り込まれていると考えられます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
45
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 30%
小売業 1,200社中 360位
報道のトーン
55%
好意的
35%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
事業提携・買収30%
新サービス・キャンペーン20%
人事・ガバナンス10%

最近の出来事

2025年4月業務提携

タイミーと業務提携し、サブウェイ店舗運営におけるスキマバイト活用を本格化

2025年9月新商品

「ワタミの宅食」において、業界最安値となる1食450円の新プランを全国展開。

2025年11月好決算

2026年3月期中間決算にて経常利益17.9%増を達成し、配当予想を修正。

ワタミ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 10円
安全性
普通
自己資本比率 37.5%
稼ぐ力
高い
ROE 13.0%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「居酒屋の雄が、宅食事業と『サブウェイ』買収で復活を賭ける、業態転換のチャレンジャー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU