コジマ
Kojima Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月28日
ビックカメラグループの力でV字回復!地域密着で暮らしを支える郊外型家電量販店
ビックカメラグループのシナジーを最大限に活かし、地域に根差した店舗ネットワークを通じて、お客様一人ひとりの豊かな生活を支える最も身近な存在となることを目指します。
この会社ってなに?
新しいテレビや冷蔵庫、パソコンを買いにお出かけしたとき、大きな道路沿いに「コジマ」や「コジマ×ビックカメラ」という看板のお店を見かけたことはありませんか?コジマは、私たちの生活に欠かせない家電製品を、身近な郊外の店舗で提供している会社です。親会社であるビックカメラの豊富な品揃えと、コジマならではの地域に密着したサービスを両立させています。最近ではオンラインストアも充実しており、ネットで注文した商品を近所のお店で受け取る、といった便利な買い物も可能になっています。
ビックカメラ傘下の郊外型家電量販店大手。直近の2025年8月期決算では、売上高2827.9億円、営業利益73.25億円を記録し、堅調な業績を維持しています。会社は2026年8月期に売上高2940.0億円、営業利益76.0億円の増収増益を予想しており、成長路線への回帰を目指します。2029年8月期を最終年度とする中期経営計画では、売上高3150億円、営業利益90億円という挑戦的な目標を掲げ、店舗ブランド力の強化と生産性向上を柱に据えています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 栃木県宇都宮市星が丘2丁目1番8号
- 公式
- www.kojima.net
社長プロフィール
お客様のくらしを『より快適に、より便利に、より楽しく』することを追求します。中期経営計画では「店舗ブランド力強化」と「人時生産性向上」を重点戦略と位置づけ、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。
この会社のストーリー
創業者・小島勝平が栃木県宇都宮市に「小島電気商会」を個人商店として創業。地域に根差した家電販売を開始した。
東京証券取引所市場第二部に上場(翌年第一部へ指定替え)。これを機に「安値日本一への挑戦」を掲げ、全国へ店舗網を拡大し急成長を遂げた。
家電量販店業界の競争が激化し、業績が悪化。経営再建が急務となる厳しい時代を迎えた。
経営不振から脱却するため、ビックカメラと資本業務提携を締結。同社の傘下に入り、新たな経営体制で再生への道を歩み始めた。
ビックカメラのノウハウを取り入れた新業態店舗「コジマ×ビックカメラ」の展開を開始。売り場改革と店舗のスクラップ&ビルドを進め、収益性を改善。
2029年8月期を最終年度とする新たな中期経営計画を策定。売上高3,150億円、営業利益90億円を目標に掲げ、さらなる成長を目指す。
注目ポイント
2012年にビックカメラ傘下となり、経営再建に成功。共同店舗開発や商品供給の効率化など、グループの強みを活かして収益性を大きく改善しました。
株主優待制度を拡充しており、コジマだけでなくビックカメラグループの店舗でも使える買い物優待券が人気です。長期保有で優待額が増える点も魅力です。
2029年8月期をゴールとする中期経営計画を策定し、売上高・利益ともに高い目標を掲げています。店舗ブランド力の強化を軸に、今後の成長が期待されます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 14円 | 17.2% |
| FY2022/3 | 14円 | 18.7% |
| FY2023/3 | 14円 | 37.7% |
| FY2024/3 | 16円 | 30.8% |
| FY2025/3 | 22円 | 36.0% |
| 権利確定月 | 8月 |
配当については業績に応じた利益還元を基本方針としており、近年は増配基調を維持しています。配当性向は30%から40%程度を目安に設定されており、株主への利益還元姿勢を強めています。優待制度と合わせた総合的な利回りは投資家から高く評価されており、安定した株主構成の維持に貢献しています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
コジマの直近の業績は、2026年8月期第1四半期において前年同期比で大幅な増益を達成しており、堅調に推移しています。前期までは売上高が2,700億円前後で横ばい傾向でしたが、今期は店舗ブランド力の強化や人時生産性の向上といった重点戦略が奏功し、利益水準が改善しました。今後もビックカメラグループとしてのシナジーを活かし、安定した成長が見込まれます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 10.7% | 5.6% | 3.0% |
| FY2022/3 | 9.3% | 4.9% | 2.9% |
| FY2023/3 | 4.5% | 2.6% | 1.8% |
| FY2024/3 | 6.0% | 3.5% | 2.4% |
| FY2025/3 | 6.7% | 3.9% | 2.6% |
収益性は、2023年3月期を底として緩やかに回復傾向にあります。営業利益率は一時1.8%まで低下しましたが、2025年3月期には2.6%まで改善しており、効率的な店舗運営による採算性の向上が確認できます。ROE(自己資本利益率)も6%台まで戻しており、資本効率の改善が継続的な課題となっています。
財務は安全?
同社の財務健全性は非常に高く、実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は58%前後で安定しており、強固な資本基盤が構築されていることが特徴です。有利子負債ゼロの状態を維持しつつ、手元資金を投じて店舗のスクラップ・アンド・ビルドを推進できる余力がある点は強みです。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 19.2億円 | -14.7億円 | -125億円 | 4.5億円 |
| FY2022/3 | 77.7億円 | -23.9億円 | -60.0億円 | 53.8億円 |
| FY2023/3 | 13.3億円 | 3.2億円 | -50.0億円 | 16.5億円 |
| FY2024/3 | 132億円 | -11.1億円 | -17.2億円 | 121億円 |
| FY2025/3 | 39.8億円 | -30.2億円 | 11.3億円 | 9.7億円 |
営業キャッシュフローは、2024年3月期に約132億円と大きく増加するなど、本業での稼ぐ力が安定しています。投資キャッシュフローは店舗改装などの設備投資によりマイナス傾向ですが、適切な投資範囲内に収まっています。財務キャッシュフローは借入金の返済や配当金支払いが主体であり、強固な財務体質を裏付けています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 92.4億円 | 29.4億円 | 31.8% |
| FY2022/3 | 85.3億円 | 27.6億円 | 32.4% |
| FY2023/3 | 51.5億円 | 22.8億円 | 44.2% |
| FY2024/3 | 66.3億円 | 26.3億円 | 39.6% |
| FY2025/3 | 77.3億円 | 30.2億円 | 39.1% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に比例して概ね30%から40%程度の範囲で推移しています。直近では40%前後の実効税率となっており、法令に基づいた適切な納税が行われています。業績改善に伴い納税額も安定しており、健全な企業活動の証左と言えます。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、コジマは家庭用電化製品の販売を単一セグメントとして展開しています。主なリスク要因には、家電市場における価格競争の激化やデジタル化の進展、およびビックカメラグループ全体での店舗再編が挙げられ、効率的な店舗運営が重視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 50億円 | — | 81億円 | +62.1% |
| FY2023 | 84億円 | — | 48億円 | -42.6% |
| FY2024 | 46億円 | — | 64億円 | +38.2% |
| FY2025 | 64億円 | — | 73億円 | +14.5% |
| FY2026 予想 | 76億円 | — | — | ±0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2029年8月期を最終年度とする新中期経営計画を策定し、売上高3,150億円、営業利益90億円という高い目標を掲げています。初年度にあたるFY2025の実績は目標に対して売上高進捗率90.0%、営業利益81.4%と順調な滑り出しを見せています。一方で、過去の業績予想は大きく変動する傾向があり、特にFY2023には期初予想を大幅に下回りました。計画達成の確度を見極めるには、今後の四半期ごとの進捗が重要となります。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRは業界平均と比較してやや割高感がありますが、これは業績回復と成長期待を織り込んだ結果と考えられます。信用倍率は0.23倍と売り残が買い残を上回る状況で、株価の上昇局面では買い戻しによるさらなる株価上昇(踏み上げ)の可能性も示唆しています。時価総額は業界内で中堅規模に位置しており、今後の成長余地は大きいと言えるでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2025年8月期から2029年8月期までの5ヵ年中期経営計画を策定し、売上・利益の拡大戦略を公表。
第1四半期決算で経常利益が前年同期比2.0倍の12.6億円と急拡大し、株主優待の拡充も併せて発表。
東京都港区に初のペット・家電複合新機軸店舗「コジマGRAND麻布十番店」をオープン。
最新ニュース
コジマ まとめ
ひとめ診断
「ビックカメラ傘下で再生を果たした郊外の雄、体験型店舗とECで次なる成長軌道を描く」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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