2683スタンダード

魚喜

UOKI CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月30日

ROE2.5%
BPS341.3円
自己資本比率35.8%
FY2025/3 有報データ

創業半世紀、魚のプロが届ける喜びと未来への挑戦

創業から半世紀の伝統を礎に、次の50年も発展し続ける「100年企業」となることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが普段お買い物をするスーパーマーケットの鮮魚コーナー、そのお店はもしかしたら魚喜が運営しているかもしれません。魚喜は、新鮮なお魚を販売するだけでなく、その場で握ったお寿司やお惣菜を「持ち帰り寿司」として提供しています。今日の夕食にもう一品加えたい時や、週末に家族で手軽にお寿司を楽しみたい時、あなたの食卓を支えているのが魚喜のサービスです。同社は回転寿司店も経営しており、外食の場面でも私たちの生活に関わっています。

鮮魚小売や持ち帰り寿司店を首都圏中心に展開する魚喜は、FY2025に売上高99.3億円、営業利益0.89億円を計上しました。FY2023に利益が大幅に落ち込んだ後、コスト削減などで回復基調にありますが、売上は伸び悩んでいます。現在進行中の中期経営計画「魚喜ビジョン2025」では既存店強化と新規出店を掲げていますが、FY2026の会社予想は減収減益を見込んでおり、本格的な成長軌道への回帰が大きな課題です。

小売業スタンダード市場

会社概要

業種
小売業
決算期
2月
本社
神奈川県藤沢市湘南台2丁目10-5
公式
www.uoki.co.jp

社長プロフィール

有吉 美和
代表取締役社長執行役員
挑戦者
創業から半世紀、「さかなでよろこぶ さかながよろこぶ」をスローガンに、お客様に新鮮な魚を提供し続けてまいりました。今後50年も発展し続け100年企業を目指すため、伝統を守りつつも新たな挑戦を続け、すべてのステークホルダーの皆様に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1971
創業

創業者・有吉喜文氏が鮮魚専門店として魚喜を創業。「毛皮のコートを着ていても気軽に入れる魚屋」というコンセプトで、デパートへの出店を開始した。

2000
株式上場

ジャスダック市場に株式を上場。事業拡大と社会的信用の向上に向けた大きな一歩を踏み出した。

2016
新業態への挑戦

水産品等を扱う専門店の新業態を構築するため、子会社「うおや」を設立。新たな顧客層の開拓を目指した。

2018
JA全農との業務提携

JA全農と業務提携し、全国Aコープ協同機構の加盟店舗へ出店。共同仕入れによる基盤強化を図った。

2021
創業50周年とECサイト開設

創業50周年を迎え、公式オンラインショップを開設。全国の顧客へ直接商品を届ける新たなチャネルを確立した。

2023
SDGsへの取り組みと新商品開発

寿司米を原料にしたオリジナル日本酒やカレーを開発・販売開始。食品ロス削減などSDGsへの貢献を目指す新たな挑戦を開始した。

2024
中期経営計画「魚喜ビジョン2025」始動

100年企業を目指し、3カ年の中期経営計画「魚喜ビジョン2025」を策定。持続的な成長に向けた事業戦略を本格的に始動させた。

注目ポイント

伝統と革新の融合

創業半世紀の歴史で培った目利き力と店舗網を強みに、ECサイト開設やSDGsに配慮した新商品開発など、時代の変化に対応する革新的な取り組みに挑戦しています。

魅力的な株主優待

個人投資家にとって魅力的な株主優待制度があります。自社ECサイトで利用できる優待券やオリジナルカレーセットなど、事業内容と連動した優待が受けられます。

100年企業への成長戦略

「魚喜ビジョン2025」という中期経営計画を掲げ、新規出店や既存店の強化を推進しています。安定した経営基盤のもと、持続的な成長を目指す姿勢が明確です。

サービスの実績は?

99.3億円
連結売上高
FY2025実績
+0.8% YoY
0.89億円
連結営業利益
FY2025実績
+23.6% YoY
0.9%
営業利益率
FY2025実績
+0.16pt YoY
10
1株当たり配当金
FY2025実績
12期連続同額
82.0%
配当性向
FY2025実績
+21.2pt YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 10円
安全性
普通
自己資本比率 35.8%
稼ぐ力
普通
ROE 2.5%
話題性
不評
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
10
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/300.0%
FY2017/300.0%
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/31012.8%
FY2022/31011.7%
FY2023/310389.1%
FY2024/31060.8%
FY2025/31081.8%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月8月

配当については長年1株あたり10円の安定配当を維持しています。業績の変動に関わらず配当を継続する方針ですが、利益が減少した期は配当性向が一時的に跳ね上がるケースも見られます。今後は利益成長に伴い、持続可能な還元策を強化することが期待されます。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.5%
業界平均
5.0%
営業利益率下回る
この会社
0.9%
業界平均
5.9%
自己資本比率下回る
この会社
35.8%
業界平均
50.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3110億円
FY2023/399.1億円
FY2024/398.6億円
FY2025/399.3億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/37,200万円
FY2025/38,900万円

当社の売上高は100億円前後で横ばいで推移していますが、営業利益は原材料価格の高騰やコスト負担増により低水準で推移しています。FY2023/3には営業利益が約0.06億円まで急減するなど厳しい環境が続きましたが、事業構造改革により収益性の改善を試みています。今後は店舗の効率化を通じた利益率の回復が成長の鍵となります。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
1.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
0.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/342.6%7.9%-
FY2022/333.0%10.2%-
FY2023/30.7%0.3%-
FY2024/35.6%2.0%0.7%
FY2025/32.5%1.4%0.9%

収益性指標であるROE(自己資本利益率)はFY2021/3の31.0%から大幅に低下し、直近では数%台と低迷している点が課題です。営業利益率も1%前後と非常に低い水準にあり、小売り・外食市場における価格競争の激しさが浮き彫りとなっています。今後は効率的な資産運用と営業コストの圧縮が収益力回復に不可欠です。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率35.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
15.5億円
会社の純資産
8.7億円

自己資本比率は30%台後半で推移しており、一定の財務安定性は維持されています。一方で、FY2024/3以降は有利子負債が大幅に増加しており、事業拡大や設備投資に向けた資金調達の影響が見て取れます。今後も負債による調達を活用しつつ、資産効率をいかに高められるかが健全性維持のポイントとなります。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+8,900万円
営業CF
投資に使ったお金
-3.5億円
投資CF
借入・返済など
+2.0億円
財務CF
手元に残ったお金
-2.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/31.6億円-3,900万円-2.3億円1.2億円
FY2022/32.1億円-1.0億円-3.0億円1.1億円
FY2023/3-1.7億円-6,000万円6,300万円-2.3億円
FY2024/33.3億円-1.3億円-2,400万円2.0億円
FY2025/38,900万円-3.5億円2.0億円-2.6億円

営業キャッシュフローは変動が激しく、本業による稼ぐ力が安定していないことが課題です。投資活動には店舗展開などで年間約1億円から3.5億円の支出を継続しており、成長のための積極的な出店姿勢がうかがえます。フリーキャッシュフローはマイナスとなる年度もあり、外部からの資金調達を含めた柔軟な財務運営を行っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1一般的リスク当社グループは一般消費者を対象とする鮮魚小売業及び飲食業を営んでいるため、国内景気、消費動向、天候等の気象条件、競合他社との店舗間競争の状況等の要因が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります
2法的規制等に関するリスク当社グループは大規模小売店舗立地法、食品衛生法その他食品の安全管理、環境、リサイクルに関する法令等、様々な法的規制を受けております
3自然災害等によるリスク当社グループは鮮魚事業における各店舗において対面販売を行っておりますため、自然災害、事故等が店舗の営業の継続に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/32.2億円2,300万円10.3%
FY2022/33.4億円1.2億円36.3%
FY2023/34,500万円3,800万円84.4%
FY2024/37,500万円3,300万円44.0%
FY2025/31.1億円7,500万円70.8%

実効税率は年によって大きく変動しており、利益が少額な年度には税負担率が相対的に高くなる傾向があります。FY2023/3やFY2025/3のように、税引前利益に対して法人税等の割合が高まる局面が見られます。これは繰延税金資産の取り扱いや税効果会計の影響を受けた結果と考えられます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
440万円
従業員数
318
平均年齢
45歳
平均年収従業員数前年比
当期440万円318-

従業員平均年収は約440万円となっており、鮮魚小売という労働集約的な業種特性を反映した水準で推移しています。コスト削減や事業構造改革による収益性改善が、今後の賃金体系にどのような影響を与えるかが注目されます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主21.5%
浮動株78.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関1.1%
事業法人等20.4%
外国法人等0.1%
個人その他77.9%
証券会社0.4%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

有限会社フォー・エム(405,000株)15.89%
有吉 和枝(392,000株)15.35%
有吉 美和(118,000株)4.66%
UOKI社員持株会(47,000株)1.88%
株式会社ラックランド(35,000株)1.37%
株式会社万城食品(29,000株)1.14%
株式会社横浜銀行(28,000株)1.13%
福田 次起(15,000株)0.6%
有吉 充騎(13,000株)0.53%
有吉 正騎(13,000株)0.53%

同社は創業家である有吉家関連の資産管理会社である有限会社フォー・エムや個人株主の保有比率が高く、経営の安定性が確保される一方、市場流通性の観点からは安定株主の存在感が強い構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

4,300万円
取締役3名の合計

鮮魚販売や寿司・惣菜の小売、外食事業を軸に展開しており、原材料価格の変動や天候による水揚げの影響を受ける事業リスクを抱えています。中期経営計画「魚喜ビジョン2025」の下、新規出店や既存店強化を通じた収益構造の改革を推進中です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 3名(42.9% 男性 4
43%
57%
監査報酬
1,890万円
連結子会社数
1
設備投資額
2.0億円
平均勤続年数(従業員)
16
臨時従業員数
342

女性役員比率が42.9%と極めて高く、多様な視点を取り入れた経営体制を構築しています。監査報酬の適正な支払いと、連結子会社を統括する管理体制を通じて、透明性の高いガバナンスを目指しています。

会社の計画は順調?

D
総合評価
業績予想の精度が低く、特に利益面での大幅な下振れが散見され、計画達成能力に課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(魚喜ビジョン2025)
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 99.5億円 順調 (99.3億円)
99.8%
営業利益: 目標 0.60億円 順調 (0.89億円)
148.3%
純利益: 目標 0.40億円 順調 (0.31億円)
77.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025106億円99億円-6.3%
FY2024102億円99億円-3.4%
FY2023111億円99億円-10.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251億円1億円-11.0%
FY20241億円1億円+10.8%
FY20232億円0億円-97.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

中期経営計画「魚喜ビジョン2025」では、FY2026に営業利益0.60億円を目指しています。直近FY2025実績は0.89億円と目標を上回っていますが、これはFY2026の会社予想が減益を見込んでいるため目標値が低く設定されている可能性があります。一方で、過去の業績予想は売上・利益ともに未達となるケースが多く、特にFY2023は営業利益が期初予想を97%も下回りました。計画達成に向けた実行力と、外部環境の変化に対応した現実的な計画策定が今後の信頼回復の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。安定配当は継続しているものの、株価自体が長期的に横ばい圏で推移しているため、キャピタルゲインが限定的でした。市場全体の成長に比べて、同社の株主価値向上が遅れていることを示唆しており、成長戦略の再構築と投資家へのアピールが急務と言えます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+6.9%
100万円 →106.9万円
6.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021102.6万円+2.6万円2.6%
FY2022116.3万円+16.3万円16.3%
FY2023115.2万円+15.2万円15.2%
FY2024114.2万円+14.2万円14.2%
FY2025106.9万円+6.9万円6.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残19,300株
売り残0株
信用倍率買建のみ
2026年3月20日時点時点
今後の予定
2026年2月期 第1四半期決算発表2025年7月中旬
2026年2月期 第2四半期決算発表2025年10月14日
2026年2月期 第3四半期決算発表2026年1月14日

PERは64.0倍、PBRは2.94倍と、小売業の業界平均(PER 23.5倍, PBR 1.7倍)と比較して割高な水準にあります。これは、直近の利益水準が低いため指標が高く出ている側面が強いと考えられます。信用取引では売り残がなく、買い残のみが積み上がっている状況です。今後の業績回復期待が株価を下支えしていますが、割高感の解消には具体的な増益実績が不可欠です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
42
前月比 -12.5%
メディア数
18
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, 流通ニュース, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 65%
小売業 1,300社中 845位
報道のトーン
30%
好意的
35%
中立
35%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績報告50%
新規事業・EC展開25%
株主優待情報15%
その他IR10%

最近の出来事

2025年6月EC新商品

自社ECサイトにてオリジナル日本酒・カレーセットの販売を開始。

2025年8月新会社設立

新業態構築へ向けた子会社「うおや」の設立を決定。

2026年1月業績発表

第3四半期累計で4100万円の経常赤字を発表。

魚喜 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 10円
安全性
普通
自己資本比率 35.8%
稼ぐ力
普通
ROE 2.5%
話題性
不評
ポジティブ 30%

「首都圏地盤の鮮魚小売老舗、スーパー内店舗で堅実に稼ぐも、利益率改善が長年の課題」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU